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1942 / 戦場の狼 / 魔界村 レビュー

1942 モバイル戦場の狼 モバイル魔界村 モバイル1942 / 戦場の狼 / 魔界村
シューティング、アクション
カプコン(日本)
各 360 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2017/4/15
iPhone1942 / 戦場の狼 / 魔界村
Android1942 / 戦場の狼 / 魔界村

カプコンが往年の名作をまとめてスマホに移植

1980 年代にゲームセンターを盛り上げていたカプコンの3つのタイトルが、まとめてスマホアプリになっています。
1942 モバイル」「戦場の狼 モバイル」「魔界村 モバイル」です。

レトロゲームファンなら見逃せないタイトルばかりですが、先に言ってしまいますと… ガッカリ
簡単に遊べるカジュアルモードと、オリジナルを再現したクラシックモードがあるのですが、カジュアルはオリジナルの良さを殺しており、クラシックも操作性などの問題があって原作通りとはいきません。
それにぶっちゃけ、今となっては古いよね…

よってオススメとは言えませんが、気になっている方は多いと思われますので、3つまとめてレビューしておきたいと思います。
価格はどれも 360 円。 買い切りなので課金・スタミナ・広告はありません。

1942 モバイル

1942 モバイル

まずは「1942」から。 1984 年に公開された縦スクロールのシューティングゲームです。
飛び回る敵戦闘機や耐久力のある大型機を撃墜しながら進み、各ステージの最後にいる空母に到着するとクリアになる、シンプルなシューティングです。

たまに出てくる赤い敵編隊を全滅させると「Pow」というパワーアップアイテムが出るのですが、「カジュアルモード」の場合、最初からショットの強化と護衛機が付くパワーアップが備わっています。
また、緊急回避である「宙返り」を各ステージで3回使えるのですが、カジュアルだとこれがオート発動になっていて、3回まで被弾は帳消しになります。
加えて下から敵が出て来る時に、中央にでっかく「↓Warning↓」という警戒表示が出ます。

ただ最大の違いはカジュアル / クラシックを問わず、自機を高速で動かせることでしょう。
操作が相対移動(指の動きに追従)になっていて、指を素早く動かせば、原作ではあり得なかった高速移動での回避を行えます。
よって難易度は大幅に下がっています。

しかし問題は、1942 というゲームは「高難度だからこそ楽しめるゲームだった」ことですね…
ゲーム自体は元々単調です。 すでに述べたようにシンプルなシューティングですから、簡単になったのでは単に敵を撃ち落とすだけのゲームになってしまいます。

1942 は敵の動きが非常にトリッキーで、油断するとすぐやられるのですが、だからこそ何度も繰り返して、病み付きになっていたというのがあります。
なのにカジュアルがあって、かわしやすいうえに3回まで被弾 OK だと、すぐに飽きてしまう…
まあスマホだと指に合わせて動いてくれないとやり辛くて仕方ないので、高速で動けることは、そうでないよりも良いのですが…

操作性は今回発売された3つの中では一番まともなのですが、「今さらこれではなぁ」と言うのを感じるのは否めませんね。

戦場の狼 モバイル

戦場の狼 モバイル

1984 年に公開された縦スクロールのシューティングゲームです。
しかし一般的なシューティングとは違い、進行方向に弾を撃ち、強制スクロールではなく、自機が地形に遮られます。
立ち止まることもできますが、止まっていると危険なため、敵の中を強行突破していく内容ですね。

この作品の「カジュアル」の特徴は、前方に手榴弾の投下位置を示す照準があり、敵が手榴弾を投げた時も着弾地点にマークが付きます。
そして主人公は防弾チョッキを3つ装備しており、これがなくなるまで被弾してもミスにならず、手榴弾を補充するコンテナを取るとチョッキも回復します。
また、敵に直接触れてもミスになりません。

しかしこのゲームの問題は操作性。
指のある方向に移動するAタイプ、指をスライドした方向に動くBタイプ、仮想スティックで操作するレバーがあるのですが、どれもやり辛い。
Aタイプは指で画面が隠れるから問題外だし、Bやレバーだと指の位置がどんどんズレていく。
そしてレバーだと指がズレすぎると反応しなくなる。
比較的マシなのはBですが、これも慣れが必要です。

操作し辛いため「クラシック」では非常に遊びにくい。
しかしカジュアルだと 1942 と同じく「簡単すぎる」という問題が。
防弾チョッキのおかげで耐久力あり過ぎで、4ステージしかないためにすぐクリアでき、後はひたすら周回状態になります。
このゲームも相応に難しいから繰り返し遊べたというのがあるので、簡単だったらすぐ飽きます。

私的には、このアプリが一番残念でしたね…

魔界村 モバイル

魔界村 モバイル
魔界村 モバイル

1985 年に公開された、横スクロールのジャンプアクションゲーム。
日本ではジャンプアクションゲームと言えば「スーパーマリオ」ですが、アタリショックと呼ばれるゲーム機市場崩壊の余波で、家庭用ゲーム機の普及が遅れていた海外では、こちらがジャンプアクションのパイオニア的存在です。
よって日本でも人気ですが、海外で特に評価の高いゲームです。

ジャンプで障害物や穴を飛び越えながら、ボタンで武器を投げて敵を撃退、ボスのいるゴールを目指して進んでいきます。
ステージごとに様々な特徴があり、しかけも豊富、かなり高難度のゲームです。

「カジュアル」だと2段ジャンプできるようになっていて、通常はハシゴで上り下りしなければならない段差も、ラクに飛び移れるようになっています。
穴や敵弾の回避もラクに。

しかし難易度はそれほど下がっておらず、この作品に限ってはカジュアルでも全然ムズいです。
敵の攻撃や出現数が少なめで、全体的な調整も加えられていますが、甘いゲームではありません。

ただ気になったのは、カジュアルだと空中での方向転換が可能なこと。
これのおかげで、魔界村のテクニックの1つ「左にジャンプしながら右に撃つ」というアクションができません。
左にジャンプしても右に撃とうとした時点で右に反転してしまいます。

そのためカジュアルだと一角獣(1~2面のボス)やレッドアリーマー(中ボス)の難易度が逆にアップ。
「なんで余計な変更するかなぁ…」と思ってしまいます。
(クラシックだと原作通り)

それでも、操作は「バーチャルパッド+コンパクト」の設定にすればマシだし、他のアプリのように「簡単すぎてすぐ飽きる」ということはなく、魔界村が好きなら悪くはないと思います。
操作設定がゲームオーバーの度にリセットされるのはどうかと思うけど。

なお、アプリ版はカジュアル / クラシック問わず、取った武器はポーズ中にチェンジ可能です。
これにより「ミスって弱い武器を取って詰む」ということがなくなっています。


この3作品は、どれも到達したステージからのコンティニューが可能。
また、オンラインのハイスコアランキングに対応しています。
ただしハイスコアランキングを利用するには、Google アカウントでログインしなければなりません。

これらのアプリは3月初めに、大魔界村と共に「海外用のアプリとして」発表されました。
その時点では国内販売は未定でした。

結局、国内でもこうして公開された訳ですが、元々海外用の調整で、国内では芳しい評価は得られないだろうと解っていたのかもしれません。
まあ、海外でも評判はよろしくない訳ですが。 

憶測に過ぎませんが、このカジュアルモードは当時を知らない人が作った気がしますね…
上からの指示で原作をできるだけ再現したけど、原作の何がウケていたのか理解していない人が、今の感覚でカジュアルを用意したから、当時「面白い」と思われていた部分を消してしまった。
昔のままが良い人はクラシックでやって下さいということなのでしょうけど、そのまんまでは操作がねぇ。

と言う訳でネガティブな感想になりましたが、原作ファンの方だと「スマホで遊べるだけでも良いんだ!」という人もいるでしょう。
私は 1942 より 1943改、魔界村より大魔界村の人ですから、厳しく見てしまいがちかもしれません。
原作が好きな方は、コレクションしておいても良いかも?

1942 モバイル1942 モバイル(iPhone 版)

戦場の狼 モバイル戦場の狼 モバイル(iPhone 版)

魔界村 モバイル魔界村 モバイル(iPhone 版)

1942 モバイル(Android 版、Google Play)
戦場の狼 モバイル(Android 版、Google Play)
魔界村 モバイル(Android 版、Google Play)

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