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オドマール(Oddmar)レビュー

オドマールオドマール
アクションゲーム
開発:mobge(トルコ)
販売:senri(スウェーデン)
価格 600 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2018/4/26
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スマホのマリオ型アクションの新定番

北欧のヴァイキングに伝わる古の物語…
のようなものを、ディズニーアニメ風に、極めて模範的なアクションゲームで表現した作品が公開されています。
オドマール」(Oddmar)です。

オドマール Oddmar

この作品はスマホのスーパーマリオ型アクションゲームの定番「レオズ・フォーチュン」(Leo's Fortune)の開発チームが作ったものです。
レオズ・フォーチュンは細密に描かれたグラフィックと遊びやすいバランスで高い評価を受け、数々のモバイルゲーム賞を受賞、Apple も 2014 年の iPad ベストゲームに選出していました。

今作もそのレオズ・フォーチュンを思わせる、遊びやすくて表現に優れたアクションゲームで、やや「優等生」過ぎる感もありますが、すでに高い評価を受けています。
物語が重視されているのも特徴で、豊富なストーリーシーンも用意されています。

価格は 600 円。買い切りゲームなので課金・広告・スタミナ等はありません。
開発はトルコの mobge というメーカーです。(mobage ではない)

オドマール Oddmar
オドマール Oddmar イノシシ

画面左側をスライドして移動、右側を上にフリックしてジャンプ、タップで武器を振ります。
オプションで方向キーとボタンの操作に変更することも可能。
どちらも操作性は良好です。

オーソドックスなスーパーマリオ型アクションで、システムに特筆すべき点はありません。
急降下攻撃したり、壁を蹴って三角飛びすることが可能ですが、同様のアクションができるゲームは他にもありますね。

ただ、「完成度の高いオーソドックスなスーパーマリオ型アクション」であることが最大の長所であり、高クオリティなこのタイプのゲームをスマホでも存分に楽しめます。

グラフィックは凄くしっかり書き込まれており、キャラクターのしぐさも細かく、表情豊か。
各ステージの風景やしかけもバラエティーに富んでいます。

難易度はそれほど高くなく、後半になると難しいシーンもありますが、チェックポイントが各所に設置されていて、ミスってもそこから再開可能。
簡単すぎず難しすぎずの、適度なバランスと言えます。

ただ、レオズフォーチュンと比べると難易度は高めで、あまりアクションゲームをしない人だとボスで苦労するかもしれません。

オドマール Oddmar ゴブリン砦
※ゴブリン砦のステージ。見れば見るほど書き込みがすごい。
奥の方ではゴブリンの兵団が移動してたりします。

オドマール Oddmar 三角飛び
※壁に張り付いているところ。この状態でゆっくり降りたり、壁を蹴って反対側にジャンプしたりできます。
スマホでもアクロバチックなアクションを簡単に行えます。

前述したようにステージの合間にはストーリーシーンが出てきます。
絵本のような物語ですが、その絵柄はいかにも欧米的で、良い意味で異国感にあふれたキャラクターデザインです。

物語は全4章で、1つの章に5つのステージ+ボス戦があります。
クリアまでの所要時間は3時間前後。
ストーリー重視のアクションゲームとしてはちょうど良いぐらいでしょう。

それほど長編という訳ではありませんが、各ステージに3つのシークレットメダルと、コインを一定数集めるチャレンジがあり、高難度の「夢の世界」や、タイムアタックがあるステージもあります。

これらも達成してパーフェクトクリアを目指そうとすると、相応のやり込みになります。

オドマール Oddmar ステージマップ
※ステージマップ。クリア必須ではありませんが、各ステージに3つのミッションがあります。
コインチャレンジやシークレットコインは1度のプレイで達成する必要はありません。
2度目以降のプレイでは、未取得の分だけ回収すれば OK です。

オドマール Oddmar クラーケン戦
※エリア2のボス、巨大クラーケン戦。
ボスは無闇に攻撃しても無駄で、チャンスが来るまで逃げ回る必要があります。
このボスは反撃準備が整うと、中央のカタパルトの発射ボタンを踏めるようになります。

オドマール Oddmar ストーリーシーン
※ストーリーシーン。すごく欧米的な物語&絵柄。
朗読のような英語の語り口と雰囲気のある文章も、それらしさを演出しています。

とにかく丁寧に作られているゲームです。
グラフィックや演出はもちろん、レベルデザインをしっかり練り込んでいるのを感じます。
欠点のない、高度にまとめられた作品ですね。

私的にはオーソドックス過ぎる印象もあり、例えばスーパーマリオの3以降のような、特定のアイテムや出口の発見で別ルートや特殊ステージがマップ上に出現するといった、追加要素も欲しかったように思うのですが…
そう思うのはゲーマーだからでしょうか?

ヘビーユーザーからライトユーザーまで、幅広い人を対象にしているゲームだと思うので、あえてそういうものは入れなかったのかもしれません。

スーパーマリオやスーパードンキーコングのようなアクションゲームをスマホでも遊びたいと思っている人には、文句なくオススメです。

オドマールオドマール(iOS 版、App Store)

※Youtube 公式 PV

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