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iPhone / iPad のトラブル対処法
通信関連のトラブルと疑問

 

 

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通信関連のトラブルと疑問

 

モバイルデータ通信急に通信が遅くなった!

 

通信回線の混雑や、電波が通りにくい場所であること、一時的な電波障害が発生していることなどが考えられます。

一般に、障害物の多い地下やビル群、電車や車などの高速で移動する乗り物、電波を発信する「基地局」の少ない田舎などでは、通信し辛くなりやすいです。

 

ホーム画面左上に表示されている「●」の数が電波の強さなので、これを見て状態をチェックしましょう。

 

iPhone の電波の強さ

※Wi-Fi に繋がっていない時は「LTE」や「3G」などの電話回線名が表示されます。
3G よりも LTE(4G)の方が高速です。

 

一時的な回線の混雑や電波障害の場合は、時間が経てば回復するはずです。

 

スマホがうまく電波を掴めていない場合もあり、この時は通信の ON / OFF で直ることがあります。

画面最下部を上にスライドして「コントロールセンター」を表示し、左上にある「機内モード」のボタンを押すと一旦通信が切れます。

その後、再度ボタンを押して繋げ直してみましょう。

 

コントロールセンター 機内モード

 

本体の不調が原因であるなら、再起動で直ります。

 

もし慢性的に通信が遅い場合は、その月のデータ通信量が携帯電話会社と契約している「データ通信プラン」の設定量をオーバーしている可能性があります。

 

データ通信量は、Docomo なら「dメニュー」や「ドコモお客さまサポート」、softbank は「My SoftBank」、au は「au お客さまサポート」で確認できます。

これらは「Safari」のアプリを開き、下部にあるブックマーク(本)のボタンを押せば、リストの最下部にあるはずです。

 

携帯電話会社のデータ通信量確認

 

 

モバイルデータ通信そもそも「データ通信」ってなに?

 

電話ではなく、インターネットに使われる通信です。

メールや写真を送受信したり、インターネットを使ったり、動画を見たり、アプリや音楽をダウンロードしたりすると、この「データの通信量」が増えていきます。

 

携帯電話の契約時に、データ通信の利用量(データプラン)を決めます。

「2GB のプラン」なら月 2GB まで、「5GB のプラン」なら月 5GB まで制限なしで使えますが、それをオーバーすると月末まで通信速度が大幅に遅くなってしまいます。

 

【 各社のデータ通信量プランと料金 】

  docomo au softbank
1GB -- 月2900円 月2900円
2GB 月3500円 月3500円 月3500円

3GB

-- 月4200円 --

5GB

月5000円 月5000円 月5000円

8GB

月6700円 月6700円 --
10GB 月9500円 月8000円 月8000円
13GB -- 月9800円 --
15GB 月12500円 -- 月12500円
20GB 月16000円 -- 月16000円
30GB 月22500円 -- 月22500円

※2016/5 時点の価格。5GB 以上のプランは残ったデータ量を翌月に繰り越し可能。

※2GB のプランは「5分以内なら通話無料」との併用は不可。1GB は可。

 

ただし Wi-Fi で行ったデータ通信は、このデータ通信量には含まれません。

携帯電話会社の「データ通信量プラン」に影響するのは、電話回線を使ってデータ通信を行った場合のみです。

電話回線で行うデータ通信は「モバイルデータ通信」と呼ばれます。

 

実際にどのぐらい通信できるかは・・・

2GB だと、動画(Youtube)はスマホサイズの標準画質で約5時間分、高画質だと約2時間分で 2GB に達します。

よって動画をよく見る人だと、2GB はすぐにオーバーしてしまいます。

音楽のダウンロードだと 300~400 曲分になります。

 

メールの送受信やウェブページを見る程度なら、データ量は気にしなくても大丈夫です。

画像(写真)もメールや LINE などで送る場合、自動でサイズが圧縮されるため、データ通信量はあまり消費されません。

 

アプリの場合、起動後にデータを追加でダウンロードするものがあり、最近は動画広告を表示するものも増えています。

こうしたものはその分だけデータ通信を行うので注意して下さい。

 

 

Wi-Fiデータ通信を Wi-Fi のみに限定したい

 

電話回線でのデータ通信(モバイルデータ通信)を行わないようにしておけば、データ通信量を気にしなくてもよくなります。

 

残りの通信量が少なくなり、不必要な通信で減ってしまうのが心配な時は、オフにしておきましょう。

 

「設定」アプリの「モバイルデータ通信」を選択すれば、一番上にモバイルデータ通信の ON / OFF スイッチがあります。

これをオフにしておけば、データ通信は Wi-Fi のみに限定されます。

 

 

もちろんオフになっていると、Wi-Fi に繋がっていない時はメールを受信したり、ウェブサイトを見ることは出来なくなります。

LINE もデータ通信なので、Wi-Fi がないと利用できず、通知も来なくなります。

状況に合わせて ON / OFF を行って下さい。

 

 

Wi-FiWi-Fi 通信が勝手に切れてしまう・・・

 

まずは Wi-Fi の電波の強さを確認しましょう。

弱いなら Wi-Fi の親機(ルーター)に近い、電波の強い場所に移動して下さい。

 

iPhone の電波の強さ

 

iPhone 側の不調なら、通信の ON / OFF や、本体の再起動で直ります。

画面最下部を上にスライドして「コントロールセンター」を表示し、左上にある「機内モード」のボタンを押して一旦切断、再度押して繋げ直してみましょう。

 

コントロールセンター 機内モード

 

それでも接続が不安定な場合は、iOS9 で追加された「Wi-Fi アシスト機能」が邪魔している可能性があります。

 

これは Wi-Fi の電波が弱く、電話回線の方が早い場合に、Wi-Fi を切って電話回線でデータ通信を行ってくれる機能ですが、Wi-Fi のみで通信をしたい時には大きなお世話になってしまいます。

いつの間にかデータ通信量が増えてしまう原因にもなります。

 

この機能は「設定」アプリの「モバイルデータ通信」を選び、画面を一番下までスクロールさせた所にある「Wi-Fi アシスト」のスイッチでオフにできます。

 

Wi-Fi アシスト スイッチ

 

Wi-Fi の親機(ルーター)に問題が発生している可能性もありますが、この場合は iPhone 側ではどうしようもありません。

ルーター側の問題が解決されないといけませんね。

 

古い iOS では、特定の Wi-Fi ルーターとの相性が悪く、接続が頻繁に切れてしまう問題がありました。

最近はそういう症状は聞かれませんが、iOS アップデートの後、希に iOS の不具合で Wi-Fi に繋がりにくくなる症状が報告されることがあります。

 

※関連する Apple のサポートページは以下です。

Apple サポート:Wi-Fi ネットワークに接続できない場合

 

 

Wi-Fiっていうか「Wi-Fi」ってなに?

 

「Wi-Fi」(ワイファイ)とは、無線でインターネットに繋げる技術です。

無線 LAN」も同じ意味だと思って構いません。

 

Wi-Fi を利用するには、インターネットに繋がっている「Wi-Fi ルーター」が近くになければなりません。

これが Wi-Fi の電波を飛ばしているのですが、どのぐらいの距離まで電波が届くかは、Wi-Fi ルーターの性能と障害物の有無によります。

 

Wi-Fi の電波と電話の電波は別のもので、そのため携帯電話(スマートフォン)では、電話回線の混雑に影響を及ぼさないのが利点です。

電話回線でインターネット(モバイルデータ通信)を行っていると、回線に負荷をかけ、混雑させる原因になります。

携帯電話会社がデータ通信量に上限を設けているのはそのためです。

しかし Wi-Fi なら、それに影響しません。

 

Wi-Fi に接続するには「設定」のアプリで「Wi-Fi」を選び、Wi-Fi の名前(ネットワーク名、SSID)を選択、その後にパスワードを入力します。

パスワードを知らない Wi-Fi の電波には、通常繋げられません。

一度繋げたことがある Wi-Fi には、その Wi-Fi の電波が届く場所に行くだけで、自動的に接続されるようになります。

 

iPhone Wi-Fi 画面

 

駅や町中などに行くと多くの Wi-Fi の名前が出て来ると思いますが、名前が出ているだけで、それら全てに接続されている訳ではありません。

接続される Wi-Fi は常に1つだけで、繋げたことがない Wi-Fi に自動で繋がることはありません。

 

 

Wi-Fi公衆無線 LAN の使い方は?

 

「公衆無線 LAN」とは、駅やレストランなどに設置されている、外出先で使える Wi-Fi 電波のことです。

誰でも無条件で使える訳ではないのですが、ドコモ・au・ソフトバンクの大手携帯会社は、それぞれ契約者向けに独自の公衆無線 LAN サービスを提供しています。

 

ドコモの公衆無線 LAN(docomo Wi-Fi)は、接続に設定は必要ありません。

「SIM 認証」と呼ばれる機能で自動的に端末が判別されるため、設定の「Wi-Fi」を選んで「0001docomo」を選択するだけで OK です。

docomo の公式の案内は こちら をご覧下さい。

 

au の公衆無線 LAN(au Wi-Fi SPOT)は「au Wi-Fi 接続ツール」を使い、接続を行うための設定(プロファイル)を導入しなければなりません。

この案内は au 公式ページの こちら をご覧下さい。

設定完了後は、接続ツールアプリは使わなくても構いません。

 

ソフトバンクの公衆無線 LAN(ソフトバンク Wi-Fi スポット)は、電話回線でソフトバンクのサイトにアクセスし「iPhone 一括設定」を行う必要があります。

手順はやや複雑なので、公式案内ページ の こちら で確認して下さい。

 

Wi-Fi SSID リスト

※docomo の公衆無線 LAN(0001docomo)に接続しているところ。

0001softbank はソフトバンクの公衆無線 LAN。FREE_Wi-Fi_PASSPORT は外国人用。

他にもコンビニ(ファミマ)の Wi-Fi や、無料の無線 LAN サービスの名前が見える。

 

どの電話会社の公衆無線 LAN も、一度接続すれば、以後は電波の届く範囲に行くだけで自動で繋がるようになります。

 

なお、docomo の公衆無線 LAN に繋がらなくなった時は、Wi-Fi の 0001docomo を選んで一番上の「ネットワーク設定を削除」を選択。

その後に改めて 0001docomo に接続して下さい。

 

 

機内モード通信がまったく出来ない!

 

まずは通信をすべて遮断する「機内モード」になっていないか確認を。

機内モードにして、戻し忘れるのはよくある話です。

機内モード中は画面の左上に飛行機マークが表示されています。

 

画面最下部を上にスライドして「コントロールセンター」を表示し、機内モードのボタンが明るくなっていたら、押してオフにして下さい。

 

コントロールセンター 機内モード

 

また、機内モードのオン / オフを行って、回線に繋げ直してみて下さい。

それでもダメなら本体の再起動を行ってみましょう。

ヘンな電波をつかんでいたり、何かの問題で電波をつかみ損なっていた時は、これで直ることがあります。

 

iPhone に入っている「SIM カード」がズレてしまった可能性もあります。

これは SIM カードの入れ直しをすれば直ります。

 

他に、お使いの回線がトラブルを起こしている可能性も考えられます。

利用している電話会社、もしくはインターネットプロバイダの障害情報などを確認して、問題が発生していないかチェックして下さい。

Wi-Fi の場合は、利用している Wi-Fi ルーターのトラブルの場合もあります。

 

iPhone のネットワーク設定がトラブルを起こしている可能性もあります。

この時は「設定」アプリの「一般」を選択、最下部にある「リセット」を選んで、「ネットワーク設定をリセット」を選択します。

ただしこれを選ぶと、iPhone に登録されている Wi-Fi の接続情報とパスワードが消去されるので、最後の手段だと思って下さい。

 

 

BluetoothBluetooth 機器を認識しない

 

まずは Bluetooth がオンになっているか確認を。

「設定」アプリの「Bluetooth」を見ればオンかオフか解ります。

 

画面最下部を上にスライドして「コントロールセンター」を表示しても、上部中央に Bluetooth のボタンがあります。

ボタンが明るくなっているかチェックして下さい。

 

コントロールセンター Bluetooth

 

もちろん接続する相手の機器も Bluetooth が ON になっている必要があります。

また、Bluetooth 機器は同時に2つ接続できません。

すでに何かと接続しているのなら、そちらを切らないと接続できません。

 

それでもうまく接続できない時は、機内モードや Bluetooth のボタンのオンオフを繰り返して、接続を何度も試してみて下さい。

 

 

テザリングテザリング(インターネット共有)がうまくいかない

 

テザリング」とはスマートフォンの通信機能を使って、パソコンなど他の機器をインターネットに接続することです。

Wi-Fi にしか対応していない iPad や iPod touch でも、スマホのテザリングを使えば電話回線を利用したインターネットを行うことが出来ます。

iPhone ではテザリングは「インターネット共有」と呼ばれます。

 

テザリングは Wi-Fi、Bluetooth、USB ケーブルの3つの接続方法があります。

使い方は簡単で、「設定」アプリの「インターネット共有」を選択すれば、テザリングの ON / OFF スイッチがあり、そこに使い方の説明も書かれています。

 

iPhone インターネット共有(テザリング)設定

 

iPhone(親機)と iPad(子機)を接続する場合、両方の「インターネット共有」が ON になっていなければなりません。

Bluetooth で接続するなら、当然 Bluetooth も ON の必要があります。

 

その後、iPad 側(子機)で「設定」アプリの「Wi-Fi」を選べば、鎖マークの付いた iPhone(親機)の名前があるはずなので、それを選択。

成功すれば画面上部が青くなって「インターネット共有:1台接続中」と表示されます。

 

うまくいかない場合は、機内モードや Bluetooth のオンオフを何度か行って、繰り返し接続を試してみましょう。

私の経験上、初めて接続する機器はなかなか繋がらず、何度もオンオフを繰り返す必要がありました。

しかし1度接続できると、以後はスムーズに繋がるようになります。

 

なお、テザリングを利用し、電話回線でパソコンのインターネットをしていると、大量のモバイルデータ通信が行われます。

くれぐれも「データ通信量」に気を付けて利用して下さい。

 

 

iPhone アプリアイコン購入した音楽やアプリが同期しない

 

同じアカウント(Apple ID)で使っている iPhone や iPad は、購入した音楽やアプリなどが自動的に同期されます。

パソコンの iTunes で購入したアプリも iPhone で自動ダウンロードされますが、もし同期がオフになっている場合は反映されません。

 

これは「設定」アプリの「iTunes & App Store」の画面で設定できます。

「自動ダウンロード」の項目に ミュージック・App・ブック・アップデート の4つの項目があるので、同期したいもののスイッチをオンにして下さい。

 

iPhone 自動ダウンロード設定

 

「アップデート」は、アプリのアップデートを自動で行うかどうかの設定です。

その下にある「モバイルデータ通信」がオフなら、同期や自動アップデートは Wi-Fi に繋がっている時のみ行われます。

 

これらの設定は「バックアップから復元」を行っても反映されません。

よって iPhone を初期化したり、新しい iPhone を購入した時は、再設定する必要があるので注意して下さい。

 

もしパソコンの iTunes で購入したアプリが同期されない時は、そのパソコンに iCloud をインストール して下さい。

 

 

iCloud写真が iCloud で同期しない

 

iCloud の「iCloud フォトライブラリ」や「マイフォトストリーム」の機能を使うと、他の機種やパソコンと写真を共有することが出来ます。

ただし特定の状況では、共有(写真のアップロード)が行われません。

 

まず、バッテリーが 20 %を切っていると写真の同期は行われません。

低電力モードの時も iCloud はオフになります。

 

通信が弱いときも行われません。

マイフォトストリームは電話回線では同期されません。Wi-Fi 接続が必要です。

もちろんちゃんと通信できているか、機内モードになっていないかも確認を。

 

また iCloud フォトライブラリ と マイフォトストリーム は、両方同時には使用されません。

マイフォトストリームを使う時は iCloud フォトライブラリはオフにして下さい。

スイッチは「設定」の「iCloud」で「写真」を選べば表示されます。

 

 

マイフォトストリームの送受信のタイミングは iPhone 側で判断されます。

すぐに実行されないこともあるので、早く同期したい時はマイフォトストリームを一旦オフにして、オンにし直しましょう。

オフにする際に「iPhone からフォトストリームの画像が削除されます」と表示されますが、サーバー側の画像が消えることはありません。

 

パソコンの iCloud で写真がうまく共有されない場合は、iCloud を一旦アンインストールし再度ダウンロード してインストールし直してみましょう。

 

 

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