エレメンタルモンスターTD
(Elemenatal Monster)
内容:タワーディフェンス
作成:ハドソン
公開:2009/3 初期バージョン公開
価格:450円
※公開終了
日本の老舗ゲームメーカーであり iPhone に早くから注目をしていた「ハドソン」が、トレーディングカードゲームの要素を取り入れたタワーディフェンスとして 2009 年春に公開したのが、この「エレメンタルモンスターTD」です。
最後の「TD」はタワーディフェンスの略ですが、元々「エレメンタルモンスター」はカードゲームとして、NINTENDO DS で発売されていたものです。
大きな特徴は、登場するモンスターの数でしょう。
トレーディングカードゲームがベースなだけあって、モンスターカードの種類は非常に豊富で、全部で 50 種類存在します。
それらのモンスターは敵として登場するだけでなく、タワーとして集めていく事も可能で、つまり最終的には 50 のタワーが使用可能になる訳です。
と言っても、実際のゲーム中ではその中から 5 枚を選んでデッキ(手札、使用可能なカード)とするので、どれを配置するかタワーがあり過ぎて悩む、といった事はありません。
ゲームバランスも優れていて、最初は簡単にクリア出来ない難易度ですが、何度も繰り返していくうちに新しいカードが登場してお金も貯まり、強いデッキが組めるようになっていくため、「行き詰まる」と言う事のないシステムです。
タワーディフェンスの初心者にもお勧め出来ますね。
- 敵は道に沿ってやってきます。
プレイヤーは道の周囲にモンスターを配置して迎撃します。
- 道の形(マップ)は5種類用意されています。
また、各マップには「Phase 1」「Phase 2」「Phase 3」の3段階があり、次の Phase(フェイズ)に進むには、現在の Phase で全ステージをクリアしなければなりません。
つまり Phase 1 が1週目、Phase 2 が2週目、Phase 3 が3週目と言えます。
- モンスターには「通常のもの」と「飛行するもの」の2種類がいます。
飛行する敵も道の上を通って来ますが、対空攻撃(Attackable flying units)の特性を持たないモンスターは攻撃が出来ません。
対空攻撃が可能かどうかはカードの能力値の下に書いてありますが、字が小さいし英文なので気付きにくいです。
「Attackable flying units」の表記があるか注目しておきましょう。
飛行する敵を攻撃出来るのは主に遠距離攻撃ユニットですが、このゲームの場合は直接殴りにいくモンスターでも対空攻撃が出来たりします。
見た目では判別し辛いので、上記の表示を必ずチェックして下さい。
- 攻撃には物理属性(Physicalattack)と魔法属性(Magicattack)の2種類が存在します。
遠距離の魔法攻撃にはスプラッシュダメージ(巻きぞえダメージ)が存在し、当たった敵だけでなく、周辺の敵も被害を受けます。
(ただしモノリスにスプラッシュダメージはありません)
また、一部の敵は物理攻撃に対して耐性を持ちます。
- 全てのモンスターは「属性(エレメンタル)」を持ちます。
属性には「火」「水」「森」「光」「闇」の5つがあり、火は森に、森は水に、水は火に強くなります。
有利な属性が相手だと与えるダメージが倍増し、逆に不利な属性が相手だと与えるダメージは半減します。
光と闇は相互に有利で、与えるダメージが増えます。
光と闇に苦手属性は存在しません。
- マップ内に障害物がある場合もあります。
障害物のある場所には、キャラクターを配置できません。
また、近接攻撃をするキャラクター(敵に近づくキャラクター)は、障害物によって移動が阻まれます。
- このゲームにはステージ(Wave)間のインターバルがありません。
敵の進攻は強制的に始まりますので、じっくり考えたい時はゲームを一時停止しましょう。
一時停止中でも、自由にモンスターの設置や撤去は行えます。
- ゲーム速度は「通常」「2倍速」「一時停止」が選択可能です。
- 自軍モンスターはマナ(一般的なタワーディフェンスで言うところの資金)を消費して配置します。
マナは敵を倒すと入手できます。
- Wave クリア時には「クリアボーナス」のマナが手に入ります。
クリアボーナスは敵を倒した割合に応じていて、敵を全て倒していれば +10、敵を逃しているとそれに応じて減少します。
- 設置したモンスターをタップすると「レベルアップ」を行う事が出来ます。
所定のマナを消費する事で、キャラクターをレベルアップさせ強化できます。
また、いらなくなったモンスターの売却も行えます。
- モンスターの中には一定レベルに達する事で「Sp Skill(スペシャルスキル)」を発動させるものがいます。
スペシャルスキルには、その場のみで有効なものと、攻撃した敵に対して有効なもの、周辺の味方を継続的に強化するものの3種類があります。
攻撃した敵に対して有効なもの以外は、効果があるのはそのモンスターの行動範囲内のみです。
- Sp Skill はレベルアップで効果が上書きされます。
例えば、レベル3で味方のステータスを +5 する Sp Skill があり、レベル4でステータスが +6 の Sp Skill になるという場合、レベル4にしても +11 になる訳ではありません。
- 味方のステータスを強化する Sp Skill を複数のモンスターが発動している場合、それぞれの効果を相乗して受ける事が出来ます。
また、自分自身に対しても有効です。
例えば、攻撃力 +6 の Sp Skill を発動させたモンスターが3体、近くに集まっている場合、それぞれのモンスターが攻撃力 +18 されます。
- Sp Skill の効果範囲はそのモンスターの行動範囲内ですが、これに Sp Skill で伸びた分は含まれません。
そのモンスターの行動範囲が 100 で、Sp Skill で攻撃範囲が 130 になっていても、Sp Skill の効果を与えられる範囲は 100 のままです。
(これがバグか仕様かは不明です)
- 敵に突破されると耐久値が減少します。
トータルで 20 体の敵に突破されるとゲームオーバーです。
- 決まった Wave 数をクリアすると勝利となります。
Phase 1 で Wave 50、Phase 2 で Wave 75、Phase 3 で Wave 100 クリアで勝利となり、次のステージに進めます。
- モンスターは SHOP でカードを購入して増やす事が出来ます。
SHOP に新しいカードが並ぶ条件は、そのモンスターを一定数倒している事で、この倒した数はずっと蓄積されていきます。
- どんなにカードを持っていても、ステージに持って行けるカードは5枚(つまり使えるモンスターは5種類のみ)です。
持って行くカードの構成を「デッキ」と呼びます。
手持ちのカードとステージの特性に合わせて、デッキを作りましょう。
- これを「攻略」というのもおかしな話ですが・・・
このゲーム最大の攻略は、カードを増やしていく事です。
カードは基本的に、後から手に入るものほど強い傾向があります。
カードがショップに並ぶ条件は「そのモンスターを通算で一定数倒している事」ですが、この倒している数は途中でゲームオーバーになっても加算されます。
よって途中で行き詰まってしまっても、何度も繰り返していればそのうち新しいカードがショップに追加され、それを使ってデッキを強化できます。
なので「とにかく繰り返しプレイする」、これが最大の攻略だったりします。
- ショップでカードを買うにはお金も必要になります。
お金はステージをクリア出来た方が入手量が多いので、お金が少ない時は確実にクリア出来るステージに戻ってプレイした方が、貯めやすくなります。
- 各ステージはそれぞれ「火のステージ」「森のステージ」「水のステージ」「闇のステージ」「光のステージ」となっており、その属性の敵やボスが多く出る傾向にあります。
- このゲームは Phase1、Phase2、Phase3 で攻略がまったく異なります。
以下の攻略は Phase ごとに行います。
【Phase 1】
- まだカードが少ない Phase 1 では、手持ちのカードをいかに活用するかが重要になります。
強力なカードも少ないので、属性にも気を配らなければなりません。
- 初期カードのうち飛行する敵を攻撃出来るのはケンタウロスとモノリスです。
モノリスは攻撃力・攻撃速度・成長力すべて低いので、実質頼りになるのはケンタウロスのみです。
このゲームは飛行する敵の出る割合が多いため、対空攻撃の出来ないユニットは主力に出来ません。
よって序盤はケンタウロスを中心に編成する事になります。
- しかし最初のステージは「火のステージ」です。
森属性のケンタウロスは苦手とするステージで、そのため最初のステージは実は難度が高くなっています。
後述するスライムや、水属性のサファイアナイトも活用していきましょう。
特に飛んでいて速度も速い火属性の「フェニックス」は、ゲーム初期の強敵となります。
- スライムはバカに出来ません。
スライム Lv2 の強さはコストパフォーマンスの面で言えば最強と言えます。
マナが少ない時に手っ取り早く戦力を強化したい場合は、スライム Lv2 を置きまくるのが近道です。
ただし飛行する敵を攻撃出来ないので、対空攻撃用のモンスターと併用して下さい。
- サファイアナイトを始めとする各属性の4枚目のカードは、総じて Lv3 から Lv4 にした時の攻撃力の上昇値が低めで、逆に Lv4 から Lv5 にした時の攻撃力の上昇値は多めです。
使うなら Lv5 を目指してレベルアップするか、Lv3 で止めましょう。
- ゲーム序盤の攻略の鍵になるのが「ペイントマン」です。
このモンスターはレベル2・4・6にアップする時に、範囲内の敵を自分の属性と同じにする Sp Skill を持っています。
火属性のフェニックスが登場し、森属性のケンタウロスでは迎撃が難しい場合でも、水属性のペイントマンがいれば、フェニックスの属性を水にムリヤリ変化させケンタウロスで有利に戦う事が出来ます。
ただし、ペイントマンのレベルが3と5になる時は、ペイントマンが強くなるだけで Sp Skill は発動しません。
ペイントマンは常に Sp Skill を発動させられる状態で待機させておきたいので、レベル2か4にしたら早く3か5まで上げてしまうか、売却して配置し直しましょう。
レベル7にする時も Sp Skill が発動しますが、マナが大量に必要なため、置き直した方がいいケースの方が多いです。
- 火・水・森の5枚目「○○の巨人兵」は対空攻撃が可能ですが、攻撃速度が遅くレベルアップ時の成長力もありません。
見た目ほど強くないので、使うならそれを承知で使いましょう。
ただ闇の5枚目のゴーレムは費用の割に攻撃力が高く、光の5枚目の剛燕は攻撃速度が速いので強いです。
この2枚は機械系モンスターですが有用です。
【Phase 2】
- Phase 2 からはステージ属性とは異なる属性の敵も多く出てきます。
例えば「火のステージ」だからと言って水属性のモンスターのみで挑んだりすると、苦手な森属性の敵が連続で出てきて突破されたりします。
この辺りからはステージの属性より、自分が強いと思うモンスターをメインにして、汎用性のあるデッキを組んだ方が対応しやすくなります。
- 光属性と闇属性には、苦手属性が存在しません。
光と闇の強力なモンスターは、どんな状況でも安定して戦えるというのを覚えておきましょう。
- 前述したようにステージの属性とは異なる敵が出てくるため、ドラゴンなどのボスクラスの敵も、ステージとは無関係の属性のものが出てきます。
しかし森のステージで火属性をメインにしていて、苦手な水属性のボスが出てきた時でも、森属性のペイントマンがいれば敵の属性を変えて対処出来ます。
Phase 2 はペイントマンが有用な場面がさらに多くなるので、出来ればデッキに含めておくのをお勧めします。
- Phase 2 の攻略の最大のポイントは、Sp Skill にあります。
Phase 2 からは、周囲の攻撃力を大きく上げられるフェニックス、攻撃速度を上げられ配置もしやすいレプラコーン、射程を伸ばせるケルピーなど、有用な Sp Skill を持つモンスターを多数入手できます。
能力アップの Sp Skill の効果は複数のモンスターから受けられ、効果は相乗していくため、モンスターは出来るだけ固めて置いて、それぞれの Sp Skill で全員の能力を強化していくのがクリアへの近道です。
- Sp Skill がないモンスターはレベルアップによるステータスの伸びが良い傾向があるので、Sp Skill がないからと言って使えない訳ではありません。
特に闇属性のガーゴイルは、攻撃力が高く飛行する敵も攻撃でき、苦手属性もないため、最後まで主力になれます。
- Phase 2 から敵の速度を大きく落とせるモンスターも使用可能になります。
「極楽鳥」は攻撃力はほとんどありませんが、Lv2 にすると敵の速度を攻撃時に大きく落とすようになるので、攻略のポイントになります。
ただし速度低下効果は、フェニックス、キメラ、修羅の騎士、剛燕、聖天使テレサ には効果がありません。(火属性と光属性の一部の敵)
また、レプラコーンは元々の速度が速いため、あまり遅くなりません。
【Phase 3】
- Phase 3 はぶっちゃけ・・・ 強力なモンスターの「ごり押し」で進めてしまうので、ここまで来たプレイヤーなら苦戦しないでしょう。
ただ、Phase 3 になったばかりの時は、強力なカードがないうちは苦戦する事になります。
とりあえず数回プレイしながら、ドラゴンなどの強力なカードが入手できるのを待ちましょう。
Phase 3 では今まで少ししか出なかった強敵も数多く出てくるようになるので、強力なカードを入手しやすくなります。
- ドラゴン系(レジェンドカード)はデッキに1枚しか含められません。
そのぶん非常に強力で、特に敵の速度をほとんど止めてしまうグリーンドラゴンがいると、ゲームは急に楽になります。
ただドラゴンは光属性のもの以外、攻撃速度は遅いので、レプラコーンの Sp Skill などで補っておきましょう。
- ただし「聖天使テレサ」には注意して下さい。
このモンスターは Phase 3 の後半 Wave に多数登場し、飛行していて、速度低下が効かず、かなり速度が速く、高い耐久力も持ち、速度低下に頼った戦いをしていると大量突破される危険があります。
闇属性のガーゴイルを並べ、Sp Skill で強化して対抗しましょう。
【エレメンタルモンスターTD 攻略データページ】
火属性モンスターデータ一覧
水属性モンスターデータ一覧
森属性モンスターデータ一覧
光属性モンスターデータ一覧
闇属性モンスターデータ一覧
EXTRA フェイズ攻略
エレメンタルモンスターTD 1/7
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