Keltis(ケルト)
内容:ドイツボードゲーム
作成:United Soft Media / Dr.Reiner Knizia
公開:2010/7
対応:iPhone / iPod touch
価格:200円(+追加課金あり)
アプリ詳細を表示(iTunes が起動します)
2008 年度の「ドイツ年間ゲーム大賞」で大賞を受賞した、世界的に有名なボードゲームが「Keltis(ケルト)」です。(ドイツゲーム賞では8位)
制作者は Reiner Knizia(ライナークニツィア氏)で、無冠の帝王と呼ばれていたクニツィア氏にようやく大賞をもたらしたゲームでもあります。
スゴロクのようにコマを進めていくゲームですが、サイコロ等は使わず、手持ちのカードを一定の条件に従って出していく事で、コマを1マスずつ進めていきます。

iPhone / iPod touch の Keltis は演出が控えめで、やや淡々とした印象です。
AI のキャラクターや性格、戦績の記録などもありません。
しかし素朴な画面とケルト民謡風の BGM が良い雰囲気を出していて、これはこれでゲームのイメージには合っていますね。
通常の Keltis の他に、1人で遊べる「Campaign」、新しいマップでプレイ出来る「New Challenges」もありますが、これらを遊ぶには追加課金が必要です。
1プレイにかかる時間はそんなに長くなく、運と戦略のバランスの良いゲームで、簡単に勝てない難易度は何度もプレイしようという気にさせてくれます。
中毒性の高いドイツゲームと言えるでしょう。
【 通常ゲームのルール 】
- 2~4人で行うゲームです。
ゲーム開始時、プレイヤーにはカードが8枚配られます。
カードは5色で、さらに 0~10 の数字が書かれています。
- ボード上のスタート地点に、各プレイヤーのコマが5つ置かれます。
コマは通常のコマが4つ、大きいコマが1つです。
- ボードのスタート地点からは、5色の道が延びています。
プレイヤーはカードを1枚出すことで、そのカードの色の道にコマを1つ進めることが出来ます。

- 同じ色のカードは、数字が高い順か低い順に出していく必要があります。
例えば、最初に赤の4を出した場合、次以降は赤の 5→7→8 と言った順番に出していくか、赤の 3→2→0 と言った感じで出していく必要があります。
ただし、同じ数字は出す事が可能です。

- カードが出せないか、出したくない時は、画面左の捨て札の枠に任意のカードを1枚捨てることが出来ます。
捨てたカードは色ごとに積み重ねられていきます。
- カードを出した後は山札から1枚補充します。
この時、捨て札から補充することも可能です。
ただし補充できる捨て札は、各色の一番上にあるカードのみです。
- マスの横列の左側には -4~10 の数字が書かれています。
これはその列までコマを進めた時に獲得できる点数です。
最初の3マス目までは数値がマイナスなので、そこまでしか進めずにゲームが
終わってしまうと減点という事になります。
(よって場合によってはコマを進めない方が良い事もあります)
- 進んだマスによって得られる点数は、大きなコマだと2倍になります。
- 一部のマスにはマークや数字が描かれています。
数字のマス
書かれている数字の分だけ点数が増えます。
クローバーのマス
任意のコマをもう1マス進めることが出来ます。
緑色の石(願いの石、Wishing Stone)
集めるほど点数が増えていきます。
0個だと -4、1個だと -3、2個だと +2、3個だと +3、4個だと +6、5個だと +10 の点数が加算されます。
取ったらボード上から取り除かれるので、早い者勝ちです。
- 5つのコマが、それぞれの道の最後の3マス以内(6~10点のエリア内)に入るとその時点でゲーム終了となります。
もしくは、山札がなくなるとゲーム終了です。

- ゲーム終了時に獲得している点数がもっとも多い人が勝利です。
【 拡張ゲーム・New Challenges のルール 】
「New Challenges」は Keltis の拡張マップです。
基本的なルールは通常版と同じですが、以下の点が異なります。
- 5色の道が延びているのではなく、マスごとに色が異なっています。
赤いマスにコマを進めたい場合は、赤いカードを出します。
- 灰色のマスはどの色のカードでも進むことができます。
- New Challenges には道に分岐があり、どちらに進むか選択可能です。

- 「願いの石」も5色に分かれています。
異なる色の願いの石を集める事で、ポイントが加算されていきます。
また、同じ色の石を3つ集めても 10 点が加算されます。
- 新しいマスの効果は以下の通りです。
カードのマス
場に出したカードを1枚、捨て札に移すことが出来ます。
(移す場合は discard のボタンを押して下さい)
移せるのはその色の一番上のカードのみです。
願いの石
New Challenges には数字の付いた願いの石があります。
これはその数だけ石が置かれており、取ってもすぐにはなくなりません。
- ゲームの終了条件、勝利条件は通常と同じです。
(道の最後の3マス以内(7・6・10 の範囲)に5つのコマが入るか、山札がなくなると終了です)
【 1人用ゲーム・Campaign のルール 】
Campaign(キャンペーン)は1人用のゲーム(ソリティア)です。
対戦相手はなく、スコアを稼ぎながら各ステージをクリアして行きます。
基本ルールは通常の Keltis に準じていますが、以下の点が異なります。
- 山札の中にある出せなくなったカードは、自動的に捨て札に移されます。
- 捨て札からの補充はありません。
- マップの構成はステージごとに異なります。
願いの石やコマを進めた時の点数、クリア条件もステージごとに違います。
- 画面上の白い数字の左側が現在のクリアポイント、右側がクリア条件です。
ポイントがクリア条件を上回れば、その瞬間にクリアとなります。

- 赤い数字はトータルスコアです。 クリア条件とは無関係です。
- キャンペーンでは、コマが最上部まで到達した色のカードをさらに出すことで、好きな道のコマを進める事ができます。
- キャンペーン用のマスの効果は以下の通りです。
カードのマス
描かれているカードの枚数だけ、山札が増えます。
この時に追加されるカードは、「その時点で出せるカード」です。
ただし各ステージで同じカードの枚数には上限があり(2~3枚)、それを超えるカードしか出せるものが残っていない場合、補充されません。
コインのマス
集めておくと、マップのチェックポイント到達時にスコアが増えます。
(各ステージのクリア条件には無関係です)
ガイコツのマス
取ってしまうとコマが2マス分後退してしまいますが・・・
その道を進むには取るしかありません。 トータルスコアは 250 増えます。
- カードを順番に出す、同じカードを3枚出す、道の終点に到達、願いの石を全部集めるなどでもスコアが加算されますが、これはクリアのポイントとは無関係なので注意して下さい。
- キャンペーンではマップのチェックポイント到達時に結果の集計が行われ、それに応じてボーナススコアとアイテムを獲得できます。
集計時に未使用アイテム、クリア時の残りカード数、コインを集めた数が多いとボーナスが増えます。
- アイテムの種類は以下の通りです。
大きなコマ
通常の Keltis の大きなコマと同様です。
進んだマスの点数が2倍になります。
星マークのコマ
数字が書かれたマスから得られる得点が2倍になるコマです。
クローバーのチップ
その場で好きなコマを1つ進めることができます。
数字のチップ
その数字の分だけポイントが増えます。
- アイテムは使わなければ、チェックポイントでの集計後もずっと残ります。
【 Keltis(ケルト)基本攻略 】
- まずは 0、1、10、9 などを配置しつつ、手持ちのカードを見て、どれを伸ばしていけば良いのかを考えましょう。
平均的にコマを進めるより、1つを集中して進めた方が良いです。
- 基本戦略はポイント2倍の大きなコマを一気に進めて、早めにリードを確保することです。
ケルトは道の最終エリアに5つのコマが入るとゲーム終了です。
つまりプレイヤーが任意のタイミングでゲームを終了させられるゲームです。
リードを奪われているとその人が「勝ち逃げ」してしまいますが、自分が1位なら他の人はゲームを終わらせられません。
- 他の人が1位の時は、最終エリア(最後の3マス)以内には入らないように。
手前で止まって、何とかポイントを稼ぐ方法を考えましょう。

- 捨てる札には注意を。 0 や 10 を不用意に捨てると相手を助ける事になります。
自分が必要なく、相手も必要としていないカードから捨てるのが基本です。
- キャンペーンモードは序盤は簡単ですが、終盤は難しくなります。
アイテムはできるだけとっておいた方が後々ラクになります。
カードを使い切るとアイテムの使用を促されますが、使いたくない時は?ボタンを押してタイトルに戻り、リトライしましょう。
Keltis(iTunes が起動します)
Reiner Knizia's Keltis Oracle
内容:ドイツボードゲーム
作成:Tribeflame / Dr.Reiner Knizia
公開:2010/4
対応:iPhone / iPod touch & iPad 両対応
価格:600円
アプリ詳細を表示(iTunes が起動します)
「Keltis Oracle(ケルティス・オラクル)」は、ケルトの拡張バージョンです。
iPhone / iPad 用のアプリとしてはこちらの方が先に登場しました。
Keltis との違いは、道が渦巻き状の一本道となり、1マスずつではなくコマを一気に進めることも可能になった事。
同じ道を進んでいくので、より「競っている」感じが出ています。
また、ボーナスを与えてくれる「神託の巫女」のコマも存在します。

BGM がなく、戦績や AI の性格などもないため、アプリとしてはシンプルです。
そのため1人で遊ぶアプリとしてはあまりオススメ出来ませんが、ボードゲームとしては面白く、また本体の向きを変えることなく、集まったプレイヤーの中央にこれを置いて、「疑似ゲームボード」として使えるレイアウトになっています。
Retina ディスプレイや iPad の高解像度にも対応しました。
「ゲームボードをそのまま電子化した」と言える点がユニークで、1人でも遊べますが、家族や多人数で遊びたい方に特に向いていますね。
【 ケルティス・オラクルのルール 】
- 2~4人で行うゲームです。
ゲーム開始前に四隅に色の付いた柄があり、ここをタップすると「顔」→ EASY → MEDIUM → HARD の順に切り替わっていきます。
「顔」は人間のプレイヤー、EASY や HARD は AI が担当します。
参加プレイヤーを選んで「PLAY」のボタンを押す事でゲームを開始されます。

- ゲーム開始時に各プレイヤーには数字の書かれた「石」が8つ配られます。
石は5色に分かれていて、数字は 0~ 10 まであります。
また、スタート地点には各プレイヤーのコマが3つ置かれます。
- プレイヤーは「石」を1つ出すことで、その石の色のマスまでコマを進めることが出来ます。(キャンセルはタップした石を再タップして下さい)
例えば緑の石を出して、次の緑のマスが4マス先なら、コマは4つ進みます。

- 同じ色の石は、数字が高い順か低い順に出していく必要があります。
例えば、最初に赤の4を出した場合、次以降は赤の 5→7→8 と言った順番に出していくか、赤の 3→2→0 と言った感じで出していく必要があります。
ただし、同じ数字は出す事が可能です。
- 石が出せないか、出したくない時は、「捨て石の枠」に任意の石を1枚捨てることが出来ます。
(捨て石の枠は iPhone / iPod touch と iPad でレイアウトが異なります)
捨てた石は色ごとに積み重ねられていきます。

- 石を出した後は山札をタップし、石を補充します。(自動で補充はされません)
この時、捨て石から補充することも可能です。
ただし補充できる捨て石は、各色の一番上にある石のみです。
- メニューを表示したい時はゴールをタップして下さい。
- マスの横には -4~10 の数字が書かれています。
これはゲーム終了時にコマがそこにあった時に獲得できる点数です。
13マス目までは数値がマイナスなので、そこまでしか進めずにゲームが
終わってしまうと減点という事になります。
(よって場合によってはコマを進めない方が良い事もあります)
- マスにはマークや数字が描かれています。
それぞれのマスの意味は以下の通りです。
数字のマス
その数字の分だけ得点が入ります。
クローバーのマス
そのクローバーの色のマスまで好きなコマを進められます。
渦巻きのマス
バックすることが出来ます。(バックしない事も可能です)
何マスでも戻る事が可能で、戻った後にそのマスの効果を受けます。
ただし移動してくる前にいた位置には戻れません。
顔(レプラコーン、妖精)マス
場に出した石を1つ、捨て札の位置に移すことが出来ます。
移せるのはその色の一番上にある石のみです。
緑色の石(願いの石、Wishing Stone)
集めるほど点数が増えていきます。
0個だと -4、1個だと -3、2個だと +2、3個だと +3、4個だと +6、5個だと +10 の点数が加算されます。(オリジナルの Keltis と同じです)
取ったらボード上から取り除かれるので、早い者勝ちです。
鏡(細長い楕円形)
願いの石による加点や減点を倍にします。 2つあれば3倍です。
これも取るとボードから取り除かれます。
- プレイヤーのコマとは別に、オラクル・プリエステス(神託の巫女)のコマがあります。
これはプレイヤーが石を出した際、自分のコマの代わりに進める事が出来ます。
ただし進められるマスの数は石の下に書かれている「点」の数だけです。
例えば点が3つある石を出したら、巫女を1~3マス進めることが出来ます。
- 神託の巫女を自分のコマがあるマスに止めると、5点が加算されます。
この時、そのマスに別のプレイヤーのコマがあっても、その人に点数は加算されません。
巫女の点数を受けられるのは、巫女を動かした人のみです。

- 道の終点付近にある、マスの点数が赤い表示になっている範囲(6~10 の範囲)に5つのコマが入った時点で、ゲームは終了となります。
もしくは、山札がなくなるとゲーム終了です。

- Keltis Oracle ではマスの点数や願いの石はゲーム終了時に集計されます。
集計後に獲得している点数がもっとも多い人が勝利です。
【 Keltis Oracle 基本攻略 】
- どういう戦略で点を稼いでいくのか、最初に手札とボードのマスの配置を見て、大まかな計画を立てましょう。
大きく分けて、願いの石と鏡を取って最後のボーナスで稼ぐ方法と、神託の巫女と進みながら細かく稼いでいく方法の2通りが考えられます。
- 願いの石のボーナスは「鏡」が取れないと大きくありませんが、鏡は限られた数しかないので、急いで狙っていく必要があります。
また、願いの石があるマスは止まりにくい配置になっているので、これをどうやって回収していくかも重要です。
渦巻きのマス(バック)を活用して取った方が良いことも多いです。
- 細かく稼いでいく場合は、巫女をマークしつつ、「3」や「4」のマスを逃さないように止まっていきましょう。
焦って進む必要はないので、着実に稼いでいく事が重要ですが、願いの石もチャンスがあれば回収しておいた方が他プレイヤーの妨害になりますね。
- 鏡と願いの石を狙うのは、速攻が必要になる戦法です。
一方、巫女で稼ぐ方法は巫女も進めなければならないので、どうしても歩みが
遅くなります。
つまり、両者の戦法は相反していて両立は困難です。
中途半端が一番ダメなので、計画性が重要なゲームと言えますね。

Reiner Knizia's Keltis Oracle(iTunes 起動)