Lux Touch / Lux DLX(ルクス)
内容:戦略シミュレーション
作成:Sillysoft Games
公開:2008/10 無料版公開、2008/12 有料版公開
対応:iPhone / iPod touch と iPad の双方に対応
価格:無料 / 500円
詳細を表示する(Lux DLX)
無料体験版あり(Lux Touch)
1950年代、「Risk(リスク)」という名のボードゲームが発売されました。
このボードゲームの目的はズバリ「世界征服」。
このゲームはその後、ボードゲームの名作として世界中で発売され、現代においても多くの派生型が楽しまれています。
そしてその Risk を、1人でも気軽に遊べるようにしたコンピューターゲームが、この「Lux」です。
ゲームのルールは非常にシンプルです。
自分の領土に配置された戦力のあるマスを選択し、他のプレイヤーの領土に攻め込みます。 戦闘は自動で処理され、双方の戦力が減少します。
相手の戦力がなくなり、さらに進攻戦に勝つとその領土が自分のものになります。
全ての領土を自分のものにしたら勝利ですね。
自分のターン開始時には、占領している領土の数や地域に応じて戦力の補充を受けられます。
さらに領土を占領するとカードを得られ、それを使った戦力の補充も行えます。
カードによる戦力の補充量はゲーム後半になるほど増えていくので、各プレイヤーの戦力はどんどん増加していき、一発逆転も多発します。
このダイナミックな展開も Lux の醍醐味の1つです。
このゲームは iPhone / iPod touch のタッチ操作と非常に相性が良く、とても快適にプレイすることが出来ます。
ゲーム自体もサクサク進み、早い時は数分で決着が付きますから、空いた時間にちょっとプレイする事も可能で、携帯電話にとてもマッチした内容です。
気軽に世界征服ができる、戦略シミュレーションゲームが好きな方にはオススメのアプリです。
基本システム / ルール補足 (Lux touch) |
iPhone の Lux には 無料版の Lux touch と 有料版の Lux DLX(Lux Delux) の2種類があります。(リンクは iTunes が起動します)
多くの人は無料版からプレイされると思いますし、基本ルールはどちらも変わりませんから、ここではまず Lux touch(無料版)をベースに解説を行います。
- ゲームが始まるとマップ上が自動的に塗り分けられ、戦力がランダムに配置されます。(つまりプレイごとに配置は変わります)
このうち、青が自分の領土です。
- 自分の順番(自分のターン)が来たら、次の順番で行動します。
「カードの使用→補充戦力の配置→他国への進攻→戦力の移動」
この各行動順を一般に「フェイズ」と呼びます。
- ただし、カードは使用できる状態でなければ表示されません。
また、進攻の時(進攻フェイズ)で「END」を選ぶと、戦力の移動シーン(移動フェイズ)にならずにターンは終了します。
- 自分のターンが来たら、まずは戦力の補充を行います。
補充したい自国の領土をタップすると、そこに戦力が1つずつ配置されます。
押しっぱなしにするとまとめて配置されます。
全て配置したら、補充フェイズは自動的に終了します。
- 補充が終わったら、進攻を開始します。
出撃したい国をタップで選ぶと、赤い矢印で進攻可能な土地が表示されます。
進攻先をタップすると、効果音や爆発と共に戦闘が行われ、双方の戦力が減少します。
戦力が 0 になるとコマがなくなり、さらにコマがない土地に進攻して勝利すると領土を占領する事が出来ます。
- 剣マークの「1-Attack」が表示されている時は、進攻先をタップすることで1回だけ攻撃を行います。
何度もタップすれば、その回数だけ連続して攻撃を行います。
押しっぱなしにすると継続して攻撃を行います。
- 爆弾マークの「All-Attack」に切り替えると、どちらかが全滅するか、進攻先を占領するまで攻撃が行われます。
表面上は1回しか爆発が発生しませんが、内部的には決着が付くまで戦闘が繰り返されています。
- 戦闘に勝って土地を占領したら、戦力の配分を行います。
占領した土地には自動的に一定数の戦力が置かれます。
- 兵士のアイコンが「Manual」の場合、残りの戦力を、占領した土地と進攻元の土地にタップで配置します。
均等に振り分けて置いてもいいですし、進攻した土地に全戦力を置いて進攻元を 0 にしても構いません。
- 兵士アイコンが「Auto」の場合、占領と同時に全戦力が占領地に置かれます。
進攻元の領土には戦力は置かれません。
- 進攻は自分で終了するまで、継続して行い続ける事が出来ます。
つまり、進攻して占領し、そこからまた進攻して占領し、そこからさらに・・・ という具合に攻め続ける事が出来ます。
よって戦力さえあれば、領土が1つしかない国が、1ターンで大陸を制覇してしまうことも可能です。
あっという間に戦略図が変わるのもこのゲームの特徴です。
- 進攻時(進攻フェイズ)の時は画面右下に3つのボタンが表示されます。
☆マークの「Bonus」は地域(ボーナスエリア)の確認です。
ここで表示される地域を全て占領していると、補充数が増加します。
城マークの「Fortify」は移動フェイズに移行します。
これを選ぶと進攻は終了です。
END ボタンはターン終了で、移動フェイズを行わずにターンを終えます。
- 移動フェイズでは、自国の戦力の移動・合流・分散が行えます。
任意の戦力をタップすると、移動可能先が緑色の矢印で表示されます。
矢印のある領土をタップして、任意の数だけ戦力を再配置して下さい。
移動できるのは隣の領土のみです。
離れた場所に戦力を移動させることは出来ません。
移動が全て終わったら、END でターンを終了させましょう。
- そのターンで1ヵ所でも領土を占領していると、ターン終了時にカードが1枚貰えます。
(2ヵ所以上占領していても、貰えるカードは1枚だけです)
カードには、歩兵・戦車・空軍の3種類があります。
ただし使用可能になるまで、どのカードを取ったかは解りません。
- カードは同じものが3枚そろうか、違うものが3枚そろうと使用する事ができ、ターン開始時に実際に使うかどうかの選択が表示されます。
カードを使用すると、そのターンの戦力補充数を増やすことが出来ます。
増える補充数は最初は4ですが、誰かが使うごとに 6 → 8 → 10 → 15 → 20… と増加していきます。(10 以後は 5 ずつ増加)
そのため後で使うほど有利になります。
ただし、カードは5枚以上貯められないので、5枚になったら強制的に使う事になります。(5枚になると必ず使用可能な組み合わせが出来ます)
- カードには対応した土地があり、使用画面でその上に置かれます。
カードを使った時にその土地が自国領なら、その土地の戦力が2増加します。
- 他国を滅ぼすと(他プレイヤーの国の領土を全てなくすと)トドメを刺したプレイヤーは、その国が持っていたカードをすべて入手することが出来ます。
もしこの時、カードの所持枚数が5枚を越えた場合、その場でカードを使用して戦力を補充することになります。(引き続き進攻は可能です)
- 全ての国を滅ぼせば、勝利です!
- 基本は「漁夫の利」です。
他国が争っている間に自分は戦力を温存し、疲弊した相手を貯めた戦力で一気に攻めるのがコツです。
ですのでゲーム序盤は無駄な進攻は行わず、出来るだけ戦力を維持しましょう。
- 領土を占領するとターン終了時にカードが1枚貰えます。
このカードは毎ターン、欠かさず貰うようにする必要があります。
ですので大きく動きたくない時でも、簡単に攻め取れる兵力の少ない(もしくは兵がいない)領土を最低1つは取って、ターン終了するようにしましょう。
- カードは後から使うほど有利ですので、最初は温存するようにしましょう。
でも5枚になったら強制使用ですし、チャンスに使わなくて負けてしまったという事もあるので、使い時を誤らないように。
- 1つの地域を占領すると、毎ターンの補充数にボーナスが付きます。
ボーナスが大きいのはアジアですが、ここは守るのが困難で、12ヵ所も占領し、さらにそれを維持しないとボーナスが得られません。
オーストラリアはボーナスが2ですが、非常に守りやすいため、もし制圧できるならぜひ狙いましょう。 次いで南米が守りやすいです。
守りやすく、ボーナスが得られる土地を占領し、敵の侵入口となる部分に戦力を固めて守る、これが基本です。
- アラスカとシベリアは繋がっています。ご注意を。
- もし北米と南米の双方が取れれば、ボーナスが大きい上に接点となる場所が3ヵ所しかないので、非常に有利になります。
- もしオーストラリアも南米も取れないようなら、アフリカの南部に逃げ込むか、日本とその接点で守るか、比較的安全な北米で守るかです。
とにかく中央でドンパチしていては勝てないので、比較的守りやすい土地を探しましょう。
- 有利な場所で守るのも大切ですが、1ターンに1ヵ所はどこかを占領しないとカードが得られません。
もし飛び地があって、そこを守れるようなら、放置するより守っておいた方が、進攻先がなくなった時にそこから他の領土を取りに行けるので有利です。
また複数の出撃箇所があった方が、他プレイヤーにトドメを刺しに行く時に動きやすくなります。
- コンピューターは、戦力の低い土地を優先して狙います。
よって「敵に接している領土の兵力を相手より増やす」のが、攻め込まれて疲弊しないための一番の方法となります。
- また、コンピューターは地域の全占領を狙って動き、他プレイヤーが1つの地域を占領している時はそれを崩しにかかります。
基本的に地域は全て占領した方が良く、相手の全占領は阻止した方がいいのですが、それをやったために進攻を受ける時もあるので、狙われそうならワザと手を引くのも手です。
- 敵の領土は進攻でき、そして勝利したらそのまま継続して動けます。
しかし自国領土は1マスずつしか動けません。
よって一筆書きの要領で進攻していかないと、動きが止まってしまいます。
- 相手のカードの枚数に注目しましょう。
相手のカードが0枚か1枚なら、そのプレイヤーは次のターンでカードがそろうことはありませんから、攻め込んでもカウンターを受ける事はなく、比較的安心できます。
逆にカードが多い相手に攻め込むと、直後にカードを使われてその戦力で反撃を受けることがあります。
- 他国にトドメを刺したら、その相手が持っているカードを全部入手できます。
そしてその際にカードが5枚以上になると、その場でカードを使って戦力を補充して、進攻を継続できます。
これは非常に重要で、敵にトドメが刺せるようなら積極的に狙いましょう!
- 他国を滅ぼしてカードを奪い、カードを5枚以上にするというのを連続で繰り返すと、一気に勝負を決めることも出来ます。
逆に他国を滅ぼしても合計枚数が4枚以下にしかならない場合は、その場で使えないのですぐに補充する事は出来ません。
この違いは覚えておきましょう。
Lux はうまく動くと、1ターンで全ての敵を倒してしまえる「詰め将棋」のような状態になることがあります。
これを見切るのが勝利のコツとなります。
ここでは、その一例をご紹介しましょう。
①プレイヤーは青。 ここでカードがそろって 57 の戦力が手に入った。
もうかなり有利なのですが、ここから1ターンで確実に勝利するにはどうすればいいでしょうか?
黄色は瀕死の状態ですが遠く、黒 20 が中東にいます。
そして赤はなんとカードを5枚も所持しています!
と言う訳で、ここでは赤を狙います。
②赤を狙って戦力は以下のように配分しました。
これで水色の矢印のように攻め込みます。
赤は滅亡、これで赤のカード5枚ゲットです!
③その場でカードを使用して戦力を補充。
他国を滅ぼしてカードが5枚を越えると、その場で使用できます。
通常、カードはターンの開始時にしか使えないのですが、この時は例外的に進行中でも戦力補充をできます。
④補充した戦力を使って黒を突破し、そのまま黄色へ。
黄色が持っているカードを狙うため、オーストラリアに向かいます。
オーストラリアは袋小路になっているため、進行後にその部隊がすぐ帰ってこれなくなります。
なので上の例は、ちょっと戦力を配分しすぎているかもしれません。
まあ今回は余裕がありますし、これで黄色も滅亡です。
黄色のカードをゲットして、合計7枚になるので再びその場でカードを使用して戦力の補充が出来ます。
⑤黒を滅亡させて再びカードをゲット、また戦力補充。
うまく一筆書き出来るように、黒に進攻していきます。
誰もいない土地でも、占領時に必ず戦力1を消耗します。
また、負けて占領失敗することもあるので、敵兵力がなくても意外とダメージは受けてしまいます。
でもこれで黒は滅亡、黒のカードをゲットして、再び所持カードが5枚を越えるので、その場で戦力補充が出来ます!
⑥緑のいる北米に進攻して占領、ゲームクリア!
カードは後から使うほど、補充戦力が増えていきます。
その戦力でシベリアからアラスカに抜け、例によって一筆書きで北米に進攻。
このまま一気に突破して勝利です!
これはかなりラッキーなパターンなので(他の国がいいタイミングでカードを溜め込んでた)、実際はここまでうまく行くことは希です。
しかし戦力さえあれば、1ターンでどこまででも進めてしまうのがこのゲーム。
一発大逆転のダイナミックな展開が頻発します!
もちろん、ダイナミックな進攻をされて負けてしまうこともあります。
手軽に短時間で、本格的な戦略シミュレーションが楽しめる Lux。
負けてもすぐに再挑戦できますし、Lux touch なら無料なので、ぜひ挑戦してみて下さい。
【Lux touch / Lux DLX 攻略データページ】
Lux 有料版と無料版の違い / 対人戦 / 詳細データ
iPhone / iPod touch Lux Page 1/2
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