Reiner Knizia's Ra（ラー）攻略

 

 

　Reiner Knizia's Ra

　内容：競りゲーム（ドイツボードゲーム）

　作成：Codito Development / Dr.Reiner Knizia

　公開：2010/11

　対応：iPhone / iPod touch & iPad 用（両対応）

　価格：250円

　　　　アプリ詳細を表示（iTunes が起動します）

 

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近年作られたボードゲームやカードゲームを「ドイツゲーム」と呼びます。

このドイツゲームの有名な創作者「Reiner Knizia（ライナー・クニツィア氏）」の代表作の１つが「Ra（ラー）」です。

 

1999 年に公開されたゲームで、ユーザーの投票で決まる「ドイツゲーム賞」という表彰でその年の２位に選ばれました。

「競りゲーム」と呼ばれる、プレイヤーが場のカードなどを互いに競り落とすことで進行するジャンルのゲームで、「ラー」はこうした競りゲームの中では「定番」と言われています。

 

 

プレイヤーは順番にタイルをめくっていき、場に置いていきます。

場のタイルが欲しい人は競りの開始を宣言、各プレイヤーは順番に手持ちのチップを出してタイル競り落とすか、それとも降りるかを選択。

１巡してもっとも価値の高いチップを出した人が場のタイルを全て取得します。

 

１ラウンドで使えるチップは３～４つ。

チップには数字が書かれており、大きいほど競りの時に強いのですが、誰がどのチップを持っているかは常に公開されています。

そのため自分がチップを出した時に、他のプレイヤーがチップを使ってくるかどうか、その「読み」や「駆け引き」がゲームのポイントとなります。

チップが無くなるとそのラウンドには参加できなくなるため、欲しいタイルを早く競り落としていくか、出来るだけ待つかも重要になります。

 

iPhone / iPad 両対応のアプリで、高解像度の Retina ディスプレイにも対応。

エジプトの雰囲気が良く出ているグラフィックとサウンドで、競りの開始時に砂嵐が舞うなど、演出も優れています。

１プレイの時間がそんなにかからないため、気軽にプレイする事も出来ますね。

 

日本では馴染みのない「競りゲーム」の楽しさを、十分に体験できるアプリです。

 

※ iTunes の説明文には「ラ」と書かれていますが、一般にこのゲーム（およびエジプトの太陽神）は「ラー」と訳されるため、ここでは「ラー」と表記します。

 

 

• プレイヤーは２～５人です。
  ゲーム開始時にはまず、「太陽チップ」が２～３人なら４枚、４～５人なら３枚ずつ配られます。
• 太陽のチップには １～16 の数字が書かれています。
  これは「競り」の時の強さとなり、誰がどの数字の太陽チップを持っているか、ボード上で常に開示されています。
• ゲーム開始時、太陽のチップは数字が平均的になるように配られます。
  また、開始時には場に「１」の太陽チップが置かれます。

 

• 各プレイヤーは順番に山からタイルを１枚引いて、場に置いていきます。
• 各タイルの意味は、以下の様になっています。
• 　ファラオ（王）
  一番多く持っているプレイヤーは５点加算されます。
  一番少ないプレイヤーは -2 点減点されます。
  対象のプレイヤーが複数いても、それぞれに加点/減点が行われます。
  このタイルは時代（Epoch、ラウンド）が終わっても、そのまま保持します。
• 　ナイル ＆ 洪水
  ナイルと洪水を両方持っていると、両方の枚数の合計の点数が入ります。
  ナイルのタイルは時代（Epoch、ラウンド）が終わっても、そのまま保持する事ができますが、洪水のタイルは山に戻されます。
• 　文明
  ５種類のタイル（農耕・芸術・天文・宗教・文学）があります。
  このうち３種類持っていると５点、４種類持っていると 10 点、５種類持っていると 15 点が加算されます。
  時代（Epoch、ラウンド）の終了時に１枚もない場合 -5 点減点されます。
  このタイルは時代の終了時にすべて山に戻されます。
• 　モニュメント
  ８種類のタイルがあります。
  このタイルが加点されるのは３つ目の時代（ゲーム終了時）のみです。
  １～６種類を持っている時は、持っている種類の分だけ加点されます。
  ７種類持っている時は 10 点、８種類持っている時は 15 点加算されます。
  さらに、同じタイルを３つ持っていると５点、４つ持っていると 10 点、５つ持っていると 15 点加算されます。
  このタイルは時代が終わっても、そのまま保持し続ける事が出来ます。
• 　災害
  「葬儀」「干ばつ」「暴動」「地震」の４種類があります。
  葬儀は持っているファラオのタイルが２つ破棄されます。
  干ばつは持っているナイルと洪水のタイルが２つ破棄され、洪水がある時は先に洪水のタイルが無くなります。
  暴動は文明タイルを２枚破棄します。どれを破棄するか選択が可能です。
  地震はモニュメントを２枚破棄します。 これも破棄の選択が可能です。
  該当のタイルを持っていない時は影響はありません。
• 　金
  持っていると１枚あたり３点が加算されます。
  時代（Epoch、ラウンド）が終わると、山に戻されます。
• 　神
  ８種類ありますが、どれも効果は同じです。
  （セベク、ウヌト、セト、バステト、ホルス、トート、クヌム、アヌビス）
  このタイルを持っていると、自分の番に使用して、場にあるタイルを１枚取得する事が出来ます。 使用時には「Take」のボタンをタップします。
  使用すると神タイルは山に戻されます。
  使わずに時代（Epoch、ラウンド）の終了を迎えた場合、１枚２点に換算され山に戻されます。
• 　ラー
  このタイルが出ると、強制的に「競り」に入ります。
  さらに Epoch（時代）の針が１つ進みます。
  Epoch の針が最後まで進むとラウンド終了となり点数が集計されます。
  ３ラウンド目が終わるとゲームは終了です。

 

• 「ラー」のタイルが出るか、プレイヤーが自分の番にタイルを引く代わりに競りの開始の宣言を行う事により、「競り」が開始されます。
  競りの宣言は画面右の「ラー」のタイルをタップして行います。
  プレイヤーの宣言による競りでは、Epoch の針は進みません。
  
  • 「競り」では各プレイヤーが順番に、場に置かれているタイルに入札するかどうかを決めます。
    入札する場合は手持ちの「太陽チップ」を出します。
    太陽チップは１枚しか出せません。
    
  • 競りは１巡しか行われません。
    つまり入札をキャンセルした場合、その競りには不参加となります。
    入札する場合は出すチップをタップして緑のチェックボタンをタップ。
    キャンセルは赤い × ボタンをタップします。
  • １巡して、もっとも大きい数字の太陽チップを出している人が、場のタイルをすべて取得します。
    （他のプレイヤーが出しているチップより低い数字のチップは出せません。 また、他のプレイヤーが出したチップより高いチップを持っていない場合は、強制的にパスになります）
  • 競り落とした場合、使った太陽チップは、場に置かれている太陽チップと交換されます。
    このチップは使用不可能ですが、次の時代（Epoch、ラウンド）に再び使えるようになります。
    
  • 太陽チップを出しても落札できなかった場合、出した太陽チップは手元に戻ります。
  • 「競り」は開始を宣言した人か、ラーのタイルを引いた人の、次の番の人から開始されます。
    （つまり開始を宣言したか、ラーを引いた人は、最後に入札します）
    競りは１巡しかしないので、最後に入札する人は全員が出した太陽チップを確認した上でどのチップを出すか判断でき、その分有利になります。
    
  • ただし競りの開始を宣言して誰も入札しなかった場合、競りを開始させた人は必ず入札しなければなりません。
    ラーのタイルを引いて始まった競りは、全員が入札しなかった場合はタイルはそのままでゲーム続行します。
  • 場にタイルが１枚もなくても競りは行われます。
    この時は場にある太陽チップのみが競りの対象となります。
  • 手持ちの太陽チップを全て使った場合、もうその時代（Epoch、ラウンド）には参加できません。
    これは競りに参加できないだけでなく、順番自体が回ってこなくなります。
    もし３人でプレイしていて、２人がチップを使い果たした場合、そのラウンドの残りは１人でプレイする事になります。
    
  • 場に８枚のタイルが出た場合、自動的に競りが始まります。
    （この時、最後にタイルを出した人に杖のマークが表示されますが、その人は必ず入札しなければならない訳ではありません）
    ここで誰も入札しなかった場合、タイルは全て破棄されます。

 

• ゲーム中、各プレイヤーをタップすると、所持タイルの詳細が表示されます。
  さらにその画面にあるボタンで山に残っているパネルの数も確認できます。
• 「ラー」のタイルが出て Epoch（時代）の針が進み、針が最後に達した状態でさらにラーのタイルが出ると、そのラウンドは終了です。
  この時、場のタイルは破棄されます。（競りはありません）
  持っているタイルに応じて得点が集計され、ラウンド終了時に引き継げないタイルは全て山に戻され、次の Epoch が始まります。
• ゲームは３ラウンド（Epoch 3）の終わりで終了です。
  ３ラウンド目の最後のみ、持っている「太陽チップ」の数字の合計が一番高い人は +5 点、一番低い人は -5 点されます。
  そして最終的に得点が一番高い人が勝利です。
  

 

 

 

• ゲーム開始時の初期設定は以下の様になっています。
  
• 枠をタップするとキャラクターの選択画面が表示されます。
  キャラクター（AI）は８人分用意されていて、左右にドラッグ（もしくは画面下の手のボタンをタップ）することでスクロールさせることが出来ます。
  各キャラクターには「Rating（レート）」が付けられていて、これが強さの目安になりますが、このレートはゲームの勝敗結果により変動します。
  人間が担当する場合、キャラの選択は見た目を決めるのみです。
• キャラクター選択後、横のアイコンをタップすることで、それを AI が担当するか人間が担当するかを選べます。
• プレイヤーは最大５人まで参加できます。
  画面下の緑のチェックボタンをタップするとゲームスタートです。
• 前回のゲームが中断状態の場合、起動時に「Would you like to resume your last game?」と表示されます。
  ここで緑のチェックボタンを押すと前回の続きを再開できます。
  赤い × ボタンで新しくゲームを始めます。

 

• Options では以下の設定が可能です。
• Status Msg
  ゲームのガイドメッセージが表示されます。
  慣れてきたら OFF にした方が進行が早くなります。
• Ra Msg
  競りの開始を知らせるメッセージの表示です。
  これも画面の効果で解るので、慣れたら OFF にした方が進行が早まります。
• AI Msg
  （ON / OFF しても何かが変わっているようには見えません･･･）
• FFwd AI
  プレイヤーが太陽チップを使い切り、残っているのが AI だけになった場合、ゲームの進行が少し早まります。
• Animation Speed / AI Speed
  画面の演出時間や AI の行動時間を調整できます。
  慣れてきたら少し早めるとゲームのテンポが上がります。

 

 

 

• 他のプレイヤーが持っている太陽チップを見ながら、自分がどのチップを出すか判断していきましょう。
  例えば、競りに参加する他のプレイヤーが 1 と 2 のチップしか持っていない場合は、3 以上のチップを出せば確実に落札できます。
  また、場のタイルが少ない場合で、相手が 11 や 12 のチップしか持っていない時も、そんなに強いチップで少ないタイルを落札するのは勿体ないので、それがどうしても必要なタイルでない限り、出してこないと考えられます。
• 数字が少ないチップでも、自分から競りをスタートさせれば、他の人が参加しなかった時に落札できる可能性があります。
  場のタイルが１枚や２枚の時なら他の人は参加してこない確率が高いので、数字が１でも落札できますね。
  ただしこれは AI も狙ってきますから、相手がそれを狙って競りをスタートさせていると考えられる時は、あえて妨害に出る手もあります。
  
• 場にある太陽チップも競りの対象であることを忘れないように。
  数字が高い太陽チップは出来れば取りに行きたいものです。
  最終ラウンドの場合、太陽チップの数字が一番低い人は -5 点されるので、それが勝敗に関わりそうな時は注意しましょう。
• 他のプレイヤーが先に終わり、自分一人だけになる「ひとりラー」を狙うのは、ラータイルがいつ出るか解らないためリスクがあります。
  無理に狙わない方が良いとは思いますが、しかし出来るだけ後に入札するようにした方が、ライバルが減るということは意識しておきましょう。
• Epoch の針が進んでいるペースも考慮しましょう。
  早く進んでいる時は、早めに動いた方がいいですね。
• ナイルのタイルはラウンドごとの加点を狙っていくもの、モニュメントのタイルは最後にドーンと点数を追加して逆転を狙うものと言えます。
  どちらもラウンド後に引き継げるタイルなので、最初のラウンドでどちらを多く取れたかで方針を決めると良いでしょう。
  ただ、計画通りに行きにくいゲームなので、当初の計画に固執しすぎると敗因になることも多いです。
  
• ナイルは洪水が手に入らないと加点されない事と、干ばつは先に洪水が消える事に注意して下さい。
  モニュメントは同じタイルをたくさん集めるか、各種類をそろえていくかで狙いが異なってきます。
• ファラオのタイルは少ないと減点ですが、プレイヤー数が多いと加点を狙うのはやや難しくなります。
  ラウンド後にも引き継げるので早いうちに手に入れておくと助かりますが、多く集めるかどうかは他のプレイヤー次第です。
• 文明のタイルは持っていないとラウンドごとに -5 点です。
  この減点は結構大きいので、どのラウンドでも１つは確保しましょう。
  ３種類以上そろえると大きな加点を得られますが、ラウンドごとに破棄されるタイルなので、前半ラウンドだと他を集めた方が良いことも多いです。
  ３種類集まるようなら、さらに４種類目、５種類目を狙いましょう。
• 神のタイルは自分の順番が来ないと使えないので、最後の太陽チップで取っても意味がないので注意。

 

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