Splitter Critters
パズルゲーム
RAC7 Games(カナダ)
360 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2017/3/9
世界をビリッと破って繋げるハイセンスなパズル
ビリっと破いたページをズラし、繋がっていない道を繋げていく、タッチパネルを生かしたセンスの良いパズルゲームが登場しています。
「Splitter Critters」です。
公開と同時に iTunes の「今週のアプリ」や「スタッフのオススメ」に選ばれていた、いかにも Apple 好みな作品。
パズルとしては簡単で、Snakebird のような「試行錯誤の楽しさ」「解けた時の開放感」はありませんが、手軽に遊ぶことができ、パズルが苦手な方でも楽しめます。
見た目も絵本のようですし、子供もターゲットにした作品のようですね。
価格は 360 円。買い切りアプリであり、課金・広告・スタミナ等はありません。
開発はカナダのメーカーで、過去に Dark Echo(iTunes 起動)を作っていたところです。
画面を指でサッとなぞると、それに沿って紙を破くように、風景がビリッと破けます。
破いた紙の一方を押しっぱなしにしてスライドさせると、位置をズラすことができます。
ステージ内には宇宙人がいて、ウロウロしています。
破ってズラして、道を繋げ、宇宙人を UFO のところまで導いてあげるとステージクリア。
基本ルールはこれだけです。
ゲームが進むと、宇宙人を襲ってしまうカイブツや、そのカイブツを退治できる赤い宇宙人、段差を飛び降りる黄色い宇宙人なども登場します。
カイブツの場所に赤い宇宙人を誘導したり、黄色の宇宙人が落ちないよう壁を作るなど、空間破りを利用してトラップを回避することも必要になります。
破いた紙をさらに破ることも出来ますが、連続で破けるのは3回まで。
ただ、破いた地形はボタンで元に戻すことができ、そうすれば再び破くことができます。
前述したように難しいゲームではありません。
中盤からは難易度が上がってくるので、小さい子供だと厳しくなるかもしれませんが、全体的に老若男女が楽しめる、ライトユーザー向けのバランスです。
ただそのため、パズルに慣れた人だと物足りないでしょう。
正直私も、パズルとしての歯応えを感じたのは最終面ぐらい。
本編のステージ数は約 40 で、少ないという程ではありませんが、ゲーム慣れしている人だと1時間ほどで終わってしまうはず。
簡単なのは良いとして、もうちょっとボリュームがあれば・・・ と思うのは否めませんね。
一応、本編終了後には追加ステージが登場します。
※ステージマップ。 1つの惑星に7つのステージがあり、最後の惑星は多め。
惑星ごとに特色のあるしかけがあります。
どちらかと言うと、「世界を破る」ことを楽しむインタラクティブアプリ(参加型アート)と言えるかもしれません。
スマホやタブレットの良さを感じられる、アイデアに富む作品なのは確かです。
ハイセンスなパズルを楽しみたい方や、iPad を使って親子で楽しむアプリを探している方にお勧めです。
Splitter Critters(iPhone 版、iTunes 起動)
・Splitter Critters(Android 版、Google Play へ)
※Youtube 公式 PV
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