in:dark - インダーク
縦スクロール アクションゲーム
RYOJI OZU / ozumikan games(日本)
360 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2017/7/31
魂とカラダが沈んでいくハード鬱ゲーアクション
彼女は生きているのか、死んでいるのか。
魂が体を引っ張りながら、ほの暗く深い海の底へと潜っていく、鬱な雰囲気ながら非常にハードなアクションゲームが公開されています。
「in:dark - インダーク」です。
Downwell の影響を強く受けた思われる、長い縦穴をひたすら落ちていくアクションゲームで、Downwell と同じくかなりの高難度。
そのシビアなゲーム性は、もはやライトゲーマーお断りの領域です。
一方で世界観が重視されていて、主人公は魂。
死体のようなカラダと共に、無数のゴーストとトラップが守る海の奥底を目指す、謎に満ちた物語には不思議な魅力を感じます。
もっとも、あまりに難しすぎて、その結末を見られる人はごく限られている訳ですが…
価格は 360 円。買い切りゲームなので課金・広告・スタミナ等はありません。
少女の体と、それにくっついている魂が、深い水の中へと沈んでいきます。
プレイヤーが操作するのは魂の方で、魂と体はクサリで繋がっており、体は魂に引っ張られて動きます。
魂は無敵で、敵に体当たりでダメージを与えられ、倒した敵を食べてしまうことも可能。
さらに画面をタップすると、周囲に炎を出して攻撃することができます。
一方、食らい判定は体の方にあり、これが敵やトラップに触れてしまうと HP が減少します。
やってみると解りますが、「操作キャラには攻撃判定しかなく、食らい判定のある部分(体)がやや遅れて動く」というのは、最初はかなり違和感があります。
まずはこれに慣れることが必要ですね。
敵を食べると「いぶくろ」が増えていき、最大になるとスキルを習得できます。
スキルは3つ提示される中から1つを選べる、Downwell や Missileman と同じ形式。
いぶくろが貯まりやすくなったり、炎が大きくなったり、倒した敵から火の玉が出るなどの効果を得られます。
一方、炎で敵を倒すといぶくろは貯まらず、代わりに「カルマ」が出て来ます。
これはお金で、ショップで買い物をしたり、基本能力を強化するのに使えます。
フリックするとその方向にダッシュタックルしますが、これで倒した場合も同様にカルマが出ます。
敵には体当たりが有効なものや、炎やタックルに弱いものがいて、攻撃を使い分けることが重要。
ただし炎やタックルを使うとブレイズゲージと呼ばれるエネルギーが減少し、尽きるとしばらく使えなくなります。
ステージ構成はランダムで、プレイするごとに異なります。
運が悪いと陰険なトラップが連発されるため、先に進めるかは運も絡みますが、毎回違うパターンのゲームを楽しめるのは良いですね。
※炎攻撃をすると画面右のゲージが減っていきます。
ゲージが尽きると一度全快するまで炎を出せなくなるので要注意。
ゲージは高速で下降していると速く貯まり、ゆっくり降りていると貯まりません。
右はトラップの1つ、プレス機。トラップは正直、かなり意地悪なものが多いです。
このプレストラップは自由落下していれば当たりません。
※スキルには回復やゲージアップなどの「おまけ効果」が付いていて、スキル名の下に書かれているのがそうです。
スキル効果だけでなく、おまけも確認して選びましょう。特に ATK アップは重要。
敵は生物系、ゴースト系、機械系の3つに大別でき、生物系は食べればいぶくろゲージを多く得られます。
ゴースト系は炎で倒した方が無難で、機械系は食べられません。
ライフが尽きるとゲームオーバーですが、持ち帰ったカルマ(お金)でパワーアップできます。
強化項目は HP、スキル習得の早さ、エネルギーチャージ速度、炎の大きさ、そして攻撃タイプの5つ。
攻撃は最初は「炎」ですが、他にも敵を凍結させる「氷」や、特定の方向に長射程攻撃ができる「電撃」があります。
それぞれ使い勝手が違い、どれが良いかは好み。
後に出たものが強いとは限りません。
また、強化するごとに主人公の記憶の断片が手に入ります。
具体的にストーリーが語られる訳ではありませんが、この断片画像によって、何となくゲームの背景を察することが出来ます。
※強化画面。まずは胃袋を上げてスキル習得を速めたいところ。
HP も重要ですが、強化費が高いです…
右は強化によって得られる記憶の断片。日常の思い出が多いようですが…
※ソウルカラーは攻撃タイプの習得と変更。
右画像は氷攻撃で、敵を凍らせて無力化できます。
便利ですが、これを使っているとカルマ(お金)がぜんぜん貯まりません。
私的には2つ目の氷か、5つ目のナナメ電撃が強い印象。
難点は、最初はかなり解りにくいこと。
そこまで複雑なゲームではないのですが、いきなり「ソウルたべでいぶくろを貯めるとスキルを得られ、炎で敵を倒すとカルマが手に入るがブレイズを消費する」と言われても、初めは何のことやら解らないでしょう。
これが「体当たり攻撃で経験値を貯めるとスキルを得られ、炎で敵を倒すとお金が手に入るがエネルギーを消費する」と言われれば、すぐに解ります。
でも、そういう風になっていません。
スキルも用語が解りにくいから最初はピンと来ない。
解り辛すぎるという程ではありませんが、非常に難しいゲームなので、解り辛くて難しかったら「もういいや」となってしまいがちですね。
と言うか、私は1度そうなりました。
また、ゲーム中のショップで使うお金(カルマ)と、ゲーム後のステータス強化に使うお金が同じなので、ショップを利用していると強化が出来ません。
十分に強化しなければクリアはおぼつかないゲームなので、強化が完了するまではショップを一切使わない制限プレイを行う必要があります。
もちろんショップも使えないとクリアは困難なので、ハイスコアを目指せるのは強化が終わって、さらにショップを気兼ねなく使えるようになってから。
正直、この形態は厳しいと思います。
※神棚のショップは十分に強化するまで利用してはダメ!
カルマを捧げる鏡も同じで、そういうので無駄遣いしていると強化が進みません。
右はエリア3。この辺りから本当に激ムズで、トラップも凶悪になってきます。
ここは後方から暗闇が迫ってきて、追い付かれると即ゲームオーバー。
ただ途中のロウソクに火を灯すと暗闇が後退します。
私的には、かなり面白いアクションゲームだと思います。
しかしここまで難易度が高いと、あまり話題になっていないのも仕方ないよなぁ、とも思いますね。
日本高難度縦スクロールインディーズゲーム三部作(勝手に命名)の Downwell、Missileman、in:dark の中では、これが一番難しく、他の2つで挫折した人だと話にならないレベルの気が。
1面だけなら他の2つよりラクなんですけどね…
しかしその分、コアゲーマーにとってはチャレンジングな、長く楽しめるゲームでもあるでしょう。
解り辛い部分は解ってしまえば問題なくなるし、全体としてはとてもしっかり作られているゲームです。
死にゲーではない「テクニカルなムズゲー」が好きなゲーマーと、鬱ゲー好きにオススメです。
・in:dark - インダーク (Android、Google Play)
※Youtube 公式 PV
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