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ぼくとネコ レビュー

ぼくとネコぼくとネコ
横スクロール RTS
イグニッション・エム(日本)
アプリ本体無料、課金・ガチャ・スタミナあり
レビュー公開:2018/3/16
iPhoneAndroid

にゃんこ大戦争2(実質)

ユニークなネコのキャラが自動で戦う兵士を召喚し、次々とやってくる敵を撃退していく、横スクロールの RTS が公開されました。
「にゃんこだい…
じゃなくて「ぼくとネコ」です。

ぼくとネコ

公式サイト には「本作品は『にゃんこ大戦争』(配信元:ポノス株式会社)とは別作品であり、本作品および弊社は、上記作品・配信元とは何ら関係ありません」と書かれています。

が、このゲームを開発した IGNITION M(イグニッション・エム)というメーカーは、ポノスで にゃんこ大戦争 や Mr. シリーズなどを開発してきた方が独立して起こした会社なので、まったく無関係な訳がない。

そもそも公式サイトに「新しいにゃんこゲー!!!!」とか書いてあります。
じゃあ古いにゃんこゲーは何だよ。

ともあれ、にゃんこ大戦争に似たスタイルの横スクロール RTS です。
ただ、フィールドの両サイドに砦があった にゃんこ大戦争 とは違い、敵を倒しながらひたすら突き進んでいく内容に変化しています。

にゃんこと同様、ソーシャルゲーム型なので、アプリ本体は無料ですが、課金・ガチャ・スタミナなどがあります。
しかし課金圧力は低く、ガチャの他に課金アイテムなどもありますが、無課金でも問題なく遊べます。

ぼくとネコ
ぼくとネコ

バトルがスタートするとネコが一匹、フィールドを走り始めます。
前方から敵がやってきますが、ネコは指揮官のようなもので、殴られると負けますが攻撃力はありません。

しかし徐々に貯まっていく CP(キャットパワー)を使って兵士を召喚でき、守ってもらうことができます。
兵士は自動で戦い、命令を出す事はできません。
よってプレイヤーができるのは、どの兵士をいつ召喚するかの判断のみです。

兵士は戦士タイプ、弓兵タイプ、魔術師タイプの3つに分かれていて、戦士はひたすら敵に突撃していきます。言わば盾役。
弓兵は放物線を描く矢で、敵の後方を狙えます。攻撃の手数が最も多いキャラでもありますが、近くの敵には当たりません。
魔術師は範囲攻撃が可能な魔法弾を放ち、弾がまっすぐ飛んでいくためムダ撃ちも少ないのですが、発射まで時間がかかります。

まずは戦士を何人か召喚して守りを固め、それから魔術師と弓兵で攻撃力を増やしていくのが基本ですね。

また、CP が十分にあれば「ブースト」を行って、CP の増加量を増やすことができます。
最初は CP がなかなか貯まらず、そのままでは戦力不足になります。
最低限の兵力で守りながら CP を貯め、ブーストを何度か行い、それから兵士を増員するのが攻略となります。

何度も言いますが、基本的なシステムは にゃんこ大戦争 を踏襲しています。
そちらを経験済みの方は、同じように戦うゲームだと思えば良いでしょう。
インターフェイスなどもよく似ています。

ぼくとネコ まずはブースト
※最初は少なめに兵を出してブーストするのがコツ。
また必要 CP の少ないキャラほど、出撃に必要な待機時間も短いので、序盤の敵をあしらうのに有用。
レアキャラは強いけど CP が高く、低レアキャラも必要なシステムです。

ぼくとネコ ボス戦で大ダメージ
※ボスの範囲攻撃を食らって前衛全滅!
こんなこともあるので、すぐリカバリーできる CP がないとピンチになります。
そのためにもボスまでに十分なブーストを。
にゃんこ砲… 的なスペシャル攻撃を放つとボスの攻撃をキャンセルできるので、それもうまく活用しましょう。

バトルに勝利すればゴールドや装備、素材アイテムなどを得られます。
ゴールドは兵士のレベルアップや、チームの強化(CP 増加量の上昇など)に使えます。
ここは にゃんこ大戦争 と同じ。

にゃんこと大きく違うのは、キャラに装備させる「武器」があること。
武器には攻撃力だけでなく、属性と追加特性があり、属性は「水は火に強く、火は木に強い」といったおなじみのもの。
キャラの強さ、バトルの有利不利は、この武器にも大きく左右されます。

キャラクターや属性武器の多くは、ガチャでなければ手に入りません。
ただ、ゲームの進行やミッションの達成で、かなり頻繁に課金通貨を得られるので、無課金でも割とガチャを行えます。

加えて特定のステージでドロップアイテムを集めることでも、キャラクターやレア武器を得ることができます。
ガチャを全くしなくても進めるバランスにもなっていて、それでいて簡単すぎる訳でもなく、その辺の調整が良いため無課金でも十分楽しめますね。

ぼくとネコ 編成画面
※編成画面。相変わらずヘンなヤツばっかり…w
「七英雄」というキャラは特定のステージで仲間にすることができ、ガチャをしなくても手に入ります。
七英雄だけでも十分な戦力になるので、当面はガチャをするなら武器ガチャがお勧め。
どのキャラも Lv が 20 になると進化できますが、必要な CP も増えるので注意。
進化素材の入手はそこまで大変ではありません。

ぼくとネコ マップ画面
※マップ画面。何というか、にゃんこ的。
たまにステージクリア時に「お宝」が手に入り、それを集めるとチームを強化する「秘宝」を貰えますが、その辺もにゃんこ的。

やや難点… と言うか にゃんこ と比較して気になるのは、戦略性の低さ

にゃんこ大戦争 は両サイドにある砦から兵士を出していたため、進軍するほど出撃地点が遠くなり、援軍を送り辛くなっていました。
それが「敵を引き付けてから反撃」「速度の速いキャラで増援」といった戦略を生み出していたのですが、今作は大将が常に最前線にいるので、そういう戦略はありません。

また攻撃されたキャラが大きく後方に吹っ飛ぶため、多数の兵士でフルボッコにすることも難しくなっています。
おかげで「資金を貯めて兵士を一気に雇って数で押す」といった戦略もありません。

そのため CP 増加量をある程度ブーストしたら、後はひたすら召喚しまくる、シンプルな展開になっています。
戦略と言えるのは前述した「最初は召喚を控えてブーストを優先する」ぐらい。

ただこの辺は、ライトユーザー向けに、あえてそうしているのかもしれません。
こういう表現をすると怒る人もいると思いますが、戦略を知らなくても力押しできるゲームの方が、自分のヘタさに気付かずに文句を言う人を抑えられますからね。

それでも属性やチーム編成の戦略はあるし、どのキャラを優先して呼ぶか、どの辺までブーストするかの判断も重要。
ちゃんと大量の兵士が戦うワラワラ感、矢と魔法が飛び交う派手さといった、RTS としての面白さも備わっています。
全体のクオリティも高く、BGM も妙に素晴らしく、さすがは にゃんこ大戦争 の続… 新しいにゃんこゲーだと感じられます。

もう1つ気になったのは、スタミナが少ないこと。
スタミナが尽きても動画広告の視聴で回復できたりするのですが、「動画を見せるために少なめなのかな」とか思ってしまいます…
まあ、課金の必要性が低いので、そのぐらいは許容したい気もしますが…

ぼくとネコ メニュー画面
※メニュー画面はいくつか種類があり、設定画面の右にある「ホーム背景変更」のボタンで変えられます。
これは和風画面。ネコをタップすると色々反応が…

ぼくとネコ メタル系との戦闘
※文鎮のような「メタル系」という敵に要注意!
クリティカル攻撃しか通用しないのですが、このゲームは普段、クリティカルは出ません。
10-3 で「ファルシオン Type-C」という近接用クリティカル武器が手に入るので、メタルの出るクエストはそれを取ってから挑戦しましょう。
11-6 でもクリティカルを持つキャラが手に入ります。

ぼくとネコ お手伝いとかめっちゃする画面
※これは笑った。良い子のみんな! ガチャしたいなら懇願してお願いし尽くしてお手伝いとかめっちゃしよう!

元々 RTS 系が好きなのもあり、私は最近、このゲームをメインに遊んでいました。
ソシャゲ系には珍しく、テンポ良くパワーアップでき、強化具合も実感できる「パワーアップが楽しい系」のゲームで、ボリュームも十分。
一度始めるとかなりハマれる内容です。

このゲームを作ったイグニッションエムは過去に ゲス野郎と拳 を公開していますが、目立った作品がそれしかないので、とりあえず にゃんこ で資金調達を、ということかなと思ったりしますが…
ともあれ、オススメできる作品。

にゃんこの二番煎じ感があり、名前も地味なためか、スルーされている感がありますが、もっと注目されても良いゲームだと思います。

ぼくとネコぼくとネコ(iPhone 版、App Store)

ぼくとネコ(Android 版、Google Play へ)

※Youtube 公式 PV

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