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One Deck Dungeon レビュー

One Deck DungeonOne Deck Dungeon
ダイスゲーム RPG ローグライク
原作:Asmadi Games (アメリカ)
開発:Handelabra Studio (アメリカ)
価格 1200 円、iPad 専用
レビュー公開:2018/7/14
iPhoneAndroidSteam

戦士の運命は一天地六の賽の目次第

トラップとモンスターに満ちたダンジョンの冒険をサイコロを振って行う、コンピューターゲームのハクスラ RPG をアナログゲーム化したような作品が、コンピューターゲーム化されています。
One Deck Dungeon」です。

One Deck Dungeon

このゲーム、アナログのダイスゲームをデジタル化したものなのですが、当初はそれに全く気付いていませんでした。
コンピューターゲーム風のダイスゲームをコンピューターゲームに戻しているため、単なるボードゲーム風のコンピューターゲームのようで、ドイツゲーム系アプリの感じがありません。

戦闘やトラップの処理にサイコロを使いますが、ソリティア(1人用)で、ダンジョンを探索しながらモンスターを倒し、経験値を貯めてレベルアップ、アイテムを得ながらボスの打倒を目指すという、王道的な展開です。

スマホゲームとしては「ダイスゲーム+ローグライク RPG」と言えるでしょうか。
ダイスゲームなので運に左右されますが、キャラクターの強化とスキルで「期待値」を高めていくことができます。
戦闘ルールはクトゥルフのダイスゲーム Elder Sign: Omens によく似ています。

オリジナルは 2016 年に公開されていたようで、大きな受賞歴はありませんが、アメリカで今年のカードゲームの表彰にノミネートされています。
このアプリだとカードゲーム感は全くないですが。

価格は 1200 円。iOS 版は iPad 専用なのでご注意下さい。
ドイツゲーム系のアプリとしては最高値クラスですが・・・ ボードゲーム感がないし、Steam 版が同じぐらいの値段なので、タブレット版だけ下げることはしなかったようです。
買い切りなのでスタミナや広告はありませんが、追加のヒーローやダンジョンを購入する課金があります。

One Deck Dungeon
One Deck Dungeon

ルールが解り辛い英語のゲームなので、ルール説明を中心にレビューいたします。
そこから内容を察して頂ければと思います。

ゲーム開始時には挑むダンジョンと、使用するヒーローを選択します。
ヒーローはアーチャー、メイジ、パラディン、ローグ、ウォーリアの5人。
それぞれスキルとステータスが異なります。
(詳細は文末に掲載しています)

1人か2人を選択でき、2人だと個々のステータスが低くなりますが、2人分のスキルを使えます。
基本、2人パーティーで挑む方が良いでしょう。

One Deck Dungeon 初期画面

スタートすると4つの扉が現れます。
どれかを選択すると、モンスターかトラップが出現。
そして「ENTER」と「FLEE」のボタンが現れます。

ENTER で挑み、FLEE で逃げますが、逃げてばかりでは強くなれないので、できるだけ ENTER しましょう。
ただ逃げた場合でも、そのモンスターやトラップに後から挑むことができます。

One Deck Dungeon 探索画面
※探索画面。扉を開けば敵か罠が現れます。
松明を選ぶと新しい扉を探しますが、ターン数を消費します。

挑んだ場合、固有技(Heroic Feat)の使用 → 黒ダイスを振る人の選択 → ダイスを振る、という順でゲームが進行しますが、技や黒ダイスについては後述します。

キャラクターには腕力(黄)、素早さ(紫)、魔力(青)の3つのステータスがあり、その数だけダイスが振られます。

モンスターやトラップには「チャレンジボックス」と呼ばれる四角い枠がたくさん付いています。
ボックスは 黄・紫・青 の3つに色分けされていて、さらにマークと数字が描かれています。

One Deck Dungeon モンスターのチャレンジボックス

小さなボックスは、同じ色で、数値以上のダイスを1つドラッグすることで「達成」できます。
青の4のボックスなら、4~6の青ダイスをドラッグすれば OK です。

大きなボックスは、同じ色の、複数のダイスをドラッグして達成します。
黄色の 11 の大ボックスなら、6と5の黄ダイスでも良いし、4と4と3の黄ダイスでも構いません。

ただしボックスに盾のマークが描かれている場合、そのボックスから達成しなければなりません。
盾以外のボックスは、全ての盾マークのあるボックスを達成した後で処理できます。

ボックスにはハートと砂時計のマークも描かれています。
全てのボックスを達成できなかった場合、ハートの分だけダメージを受け、砂時計の分だけ残りターン数が減少します。

One Deck Dungeon トラップのチャレンジボックス
※トラップの場合、対処方法が2つ提示され、どちらか達成できそうな方を選べます。

黒いダイスはオールマイティーで、どの色のボックスにもセットできます。

また、いらないダイスを2つ合成して、黒いダイスに変えることが出来ます。
右にある黒い星マークのある枠に、素材にする2つのダイスをドラッグして下さい。

ただしダイスの目は、合成させたダイスの低い方に合わせられてしまいます。
5と2のダイスを合成すると、黒2のダイス1つになります。

One Deck Dungeon 合成による黒ダイス作成
※黒ダイスへの変換合成。この場合は黒3に。

One Deck Dungeon ダイスを振り分けたシーン
※すべてのダイスを振り分けたところ。
これならノーダメージです。
UNDYING というのはスケルトンの特性で、空いている枠があるとターン数が余分に経過。
モンスター特性は文末に掲載しています。

ボックスへのダイスの振り分けが終わったら、画面下の「END ENCOUNTER」を押します。
敵を倒した、もしくはトラップを切り抜けたことになりますが、ダメージを受けた場合はキャラクターにその分だけハートマーク(ダメージトークン)が付いていきます。

これがキャラのヘルス(最大HP)を超えると、そのキャラはダウン、ゲームオーバーになります。
ハートマークだから体力に思えますが、逆なので注意して下さい。
2人パーティーでも、どちらかがダウンした時点でゲームオーバーです。

ダウンする状態になってもポーションがあれば、自動でそれを使って回復してくれます。
ただしポーションは安全な時に自分で使った方が、回復力は高いです。

One Deck Dungeon ポーション
※ポーションは無駄使い厳禁。ボス戦のために貯めておきたいところ。
ヒールポーションは戦闘時は2、平時は3回復。

戦闘やトラップの処理が終わると、報酬画面になります。
報酬にはアイテム、スキル or ポーション、経験値(XP)の3種類があって、どれか1つを選びます。

アイテムはアイテムというか、ステータス強化装備で、黄色マークのアイテムなら黄色のステータス、つまり腕力が1つ上がります。

スキルには様々な効果があり、長押しすると詳細が表示されます。
表記は英文ですが、アイコンで効果が示されているため、それほど解り辛くはないでしょう。
スキルがポーションになっている場合があり、この時は新しいポーションを使えるようになって、さらにポーションの数が1つ増えます。

経験値は最大になるとレベルアップし、アイテムとスキルの所持数が増えます。
初期の難易度(NOVICE)だとレベルは2からで、初期のアイテムとスキルの所持数は2つ。(2人パーティーの場合)
これがレベル3になると3つずつ持てるようになり、レベル4になれば4つずつに加えて黒ダイスの数も1つ増えます。
また、レベルアップごとにポーションも1つ貰えます。

なお、上限を超えてアイテムやスキルを得ようとした場合は、古いものを経験値に変換することになります。

One Deck Dungeon お宝画面
※楽しいお宝タイム。得られるものは三者択一。
各キャラが持っているアイテムも表示され、その下にある経験値マークをタップすると売却(経験値に変換)されます。
まずはアイテムを取ってダイスを増やすのが定石。

One Deck Dungeon スキルの一例
※スキルの一例。左上から効果を表記しておきます。
・Support Aura:仲間の1のダイスを振り直す
・True Strike:黄色のダイスを捨てて、好きな種類の4のダイスを得る
・Cleave:黄色のダイスを捨てて、4つの好きなダイスの目を +1 する
・Dexterity:紫ダイスを捨てて、紫の6を得る
・Guile:黄色ダイスを紫ダイスに変換
・Shimmerblast:青を合計3捨てると、黒ダイスを1つ得られる
・Power Transfer:仲間に黄1か紫1を与える
・Static Burst:青を合計4捨てれば、黄4、紫4、さらにダイスの目 +1 を得られる
なお、捨てるダイスは黒でも代用可能です。

探索を行うごとに、画面右上にある砂時計マークの上側の数字が減っていきます。
これは残りターン数を表わしていて、0になると階段が現れ、「DESCEND」のボタンで下に降りることができます。
降りずにウロウロしていると3ターンごとにダメージを受けるので、さっさと降りた方が無難です。

下の階に行くほど、モンスターやトラップにボックスが追加されて手強くなり、黒ダイスの目が1つ減るといったデメリットが課せられることもあります。

そして3階からさらに降りると・・・ ボスが登場します!

One Deck Dungeon ボスドラゴン

ボスは体力を持っていて、ドクロマークのあるボックスを達成することでダメージを与えられます。
また、ボスごとに特性があり、最初のダンジョンのドラゴンはドクロマークのボックスに黒ダイスをセットできません。

他は通常のモンスター戦と変わりませんが、どちらかが倒れるまでバトルは続きます。
ボックスの達成条件、達成できなかった時のダメージ、共に厳しいので、キャラクターが相応に育っていないと太刀打ちできないでしょう。

見事打倒できれば・・・ ゲームクリア!
キャラクターの特性(タレント)を獲得できるポイントを、多めに貰えます。

One Deck Dungeon 勝利画面
※勝利画面。EARNED のボタンでポイントの振り分けを行えるので忘れずに。
難易度が高いほど得られるポイントは高まりますが、Standard 以上だとレベルが1からで、最初は黒ダイスがなく、アイテムやスキルの所持数も1からです。
ボスと相打ちの場合は負けになるので注意。

もし志半ばで倒れても、戦果に応じたタレントポイントを得られるので、無駄にはなりません。
クリアできなくても繰り返していれば、キャラが徐々に強くなり、勝利に近付いていけるでしょう。

タレントは BASIC、HEALING、COMBAT、DUNGEON の4種類に分かれていますが、BASIC 以外は1種類しか使用できません。
これは冒険開始前にキャラクターの下に現れるボタンで選択でき、COMBAT を選んでいる場合、HEALING のタレントは習得していても使えません。

よって BASIC と、メインに使う1種類に絞って習得していきましょう。

One Deck Dungeon タレントの習得
※タレントは全員共通です。
コンバット系は戦闘でしか、ダンジョン系はボス戦用をのぞきトラップでしか効果がありません。
茶色のポイントは★2、赤は★3のダンジョンでなければ得られません。

ゲームのルールは以上です。

チャレンジボックスのシステムがやや解り辛いですが、それさえ解ればスキルの効果がアイコンで描かれているため、英語が読めなくてもプレイできるでしょう。
ボックスのルールも Elder Sign: Omens をプレイしていた人なら、ほぼ同じなのですぐ解るはず。

繰り返し遊べ、長期的な育成要素もあり、「ダイスを使うローグライク」として楽しめます。
変わり種の RPG として、ドイツゲーム系やローグライク系が好きな方にはオススメです。

One Deck DungeonOne Deck Dungeon(iPad 版)

One Deck Dungeon(Android 版)
One Deck Dungeon(PC版、Steam)

※Youtube 公式告知動画


【 ちょこっと攻略 】

キャラクターの固有技と初期スキル、ダンジョンやモンスターの特性を掲載しておくので、プレイ時の参考にして頂ければと思います。
タレントは本文中の画像に効果を記入しています。
なお、固有技はボス戦では使用できません。

= ARCHER =

・固有技(Heroic Feat):EAGLE EYE
2ターン消費して黒ダイスを2つ振り、どちらか一方を破棄する。
1人の場合、4ターン消費して黒ダイスを3つ振り、1つだけ破棄する、も選べる。

・1人時の初期スキル:KITING
戦闘で1のダメージを受けた時、代わりに1ターン消費で済む。また、ボス戦でラウンドごとに1ダメージを防ぐ。
・2人時の初期スキル:COMBINED SHOT
仲間の1つの黄色ダイスの目を +1。戦闘時のみ。

= MAGE =

・固有技(Heroic Feat):MANA CHARGE
松明による探索か、逃走を行った時、黒ダイスが1つストックされ、戦闘/罠解除の前に振ることができる。
1人の場合、黒ダイスを2つストックできる。

・1人時の初期スキル:SHIELD AURA
トラップで受けるダメージを1つ減らす。
・2人時の初期スキル:POWER TRANSFER
戦闘時、仲間に黄色1か紫1のダイスを1つ与える。

= PALADIN =

・固有技(Heroic Feat):VALIANT
経験値が4のモンスターかトラップに遭遇すると、黒ダイスが1つストックされ、戦闘/罠解除の前に振ることができる。
1人の場合、黒ダイスを2つストックできる。

・1人時の初期スキル:ARMOR
戦闘で受けるダメージが半分になる。端数切り上げ。
・2人時の初期スキル:SUPPORT AURA
戦闘時、仲間が出した1のダイスを振り直すことができる。

= ROGUE =

・固有技(Heroic Feat):DARING GAMBLE
黒ダイスを振ることができる。ただし1が出てしまった場合、1ダメージと3ターン消費を受けてしまう。
1人の場合、2つ振ることができる。どちらかが1だと前述のペナルティだが、両方1でも2重に受けることはない。

・1人時の初期スキル:STEALTH
逃走時、スペースがあるなら扉が現れる。
・2人時の初期スキル:DUNGEONEERING
罠解除時、仲間が出した1のダイスを振り直すことができる。

= WARRIOR =

・固有技(Heroic Feat):FRENZY
ダメージを受けると黒ダイスが1つストックされ、戦闘/罠解除の前に振ることができる。
1人の場合、黒ダイスを2つストックできる。

・1人時の初期スキル:SECOND WIND
階段を降りるとダメージが2つ回復。
・2人時の初期スキル:FEARLESS CHARGE
戦闘時、受けるターン消費を1つ減らす。

○ Veteran のタレントで所持できるスキル

True Strike:戦闘時、黄色か黒のダイスを1つ捨て、目が4の好きな色のダイスを得る
Ingenuity:トラップ解除時、好きなダイスの目を1つ増やせる
Precision:戦闘時、紫か黒のダイスを捨て、その目の数だけ他のダイスの目を増やせる
Force Bolt:戦闘時、青か黒のダイスを捨て、その目の数の黄色か紫のダイスを得る。複数のダイスを捨てた場合、合計の目のダイスを得る

○ モンスターの特性

ゴブリン、大ネズミ:最初のボックスの数値は開けたままの扉の数 x4
スケルトン:埋められなかったボックスの数 x2 だけターン経過
スライム:ダイスを振るたびにターン経過
盗賊:黒ダイスの合成にダイスが3つ必要
ビートル:盾のボックスを全部埋められなかったら逃げられる
シャドウ:スキルを使うたびにターン経過
レイス:戦闘開始時にアイテムを1つ経験値に変換しないといけない
ファイアエレメンタル:戦闘開始時に無条件で1ダメージ
アイスエレメンタル:戦闘開始時に無条件で3ターン経過
オーガ:なし(でも強い)
ファントム:1と3のダイスは破棄される

○ ダンジョンの特性

Dragon's Cave
全階:最初の探索時に5ターンを消費する
ボス:ドクロのボックスには黒ダイスをセットできない

Hydra's Reef
全階:ターンごとの時間消費 +1
3階:黒ダイスの目が -1
ボス:達成できなかったドクロのボックスの数だけボスのダメージ回復

Lich's Tomb
2階以降:2のダイスは破棄される
3階:ダメージを受けると追加で1ダメージ
ボス:それぞれのドクロのボックスに置いた1つ目のダイスは破棄される。

Minotaur's Maze
全階:ドアは3つまで
2階以降:松明による探索時に時間経過 +1
ボス:大ボックスの数値はボスのダメージ x4、最低 12。

Yeti's Cavern
全階:戦闘やトラップ解除で3以上の時間消費があった場合、ダメージ +1
3階:すべての黄色ボックスに盾が付く
ボス:1のダイスは破棄される

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