Reiner Knizia's Samurai（ライナー・クニツィアサムライ）攻略

　Reiner Knizia's Samurai

　内容：ボードゲーム（ドイツボードゲーム）

　作成：Conian Rios / Dr.Reiner Knizia

　公開：2010/10

　対応：iPhone / iPod touch & iPad 用（両対応）

　価格：450円

　　　　アプリ詳細を表示（iTunes が起動します）

近年作られたボードゲームやカードゲームは「ドイツゲーム」とも呼ばれます。

このドイツゲームのもっとも有名な創作者の１人が、イギリス在住ドイツ人の「Reiner Knizia（ライナー・クニツィア）」氏。

このクニツィア氏が 1999 年に発売したボードゲームが「Samurai」です。

受賞歴はユーザー投票で決まる「ドイツゲーム賞」でその年の４位になったのみとそれほど奮っていないのですが、気軽に楽しめるゲーム内容と、ぁゃしぃ日本観でロングセラーとなり、クニツィア氏の代表作の１つとなっています。

Reiner Knizia's Samurai

プレイヤーは順番に手持ちのパネルを、日本列島を模した形のボード上に置いていきます。

ボードには「兜（武力）、農民（経済）、仏（寺社）」のコマが配置されており、コマの周囲がプレイヤーのパネルで埋まると、周囲のパネルのポイントがもっとも高い人がそのコマを得ることができます。

ただし設置するパネルにも「兜・農民・仏」などの種類があって、対応したコマしか得るためのポイントを得られません。

コマの位置を入れ替えるパネルや、海に設置する軍船パネルもあって、それらを使い他の人が狙っているコマを横取る事も可能です。

誰も狙っていない地域のコマを回収して地道に勝利を狙うなど、色々な戦術が考えられるゲームです。

iPhone / iPad 両対応のアプリ（ユニバーサルアプリ）で、和風の BGM とサウンドが良く、優れた演出や操作性も合わせ持つ完成度の高いアプリです。

「外国人から見たニッポン」な感じも、独特の雰囲気を出していますね。

戦略性があり、短時間で気軽に楽しめる、プレイしやすいボードゲームです。

プレイヤーは２～４人です。
各プレイヤーは自分のパネルの山（パネルを入れた袋の中）から５枚のパネルを引き、ゲームをスタートします。
順番に各プレイヤーが手札のパネルをボード上に置いていきます。
置けるのは特殊なパネルを除き、１度に１枚のみです。
パネルを置いた後、画面右下の「侍 Done」と書かれているボタンを押すと次のプレイヤーに回ります。
各パネル（トークン）の意味は以下の様になっています。
- 兜パネル
  書かれている数字の分だけ、隣接したマスにある「兜のコマ」の取得ポイントを得られます。２～４の数値があります。
- 農民パネル
  書かれている数字の分だけ、隣接したマスにある「農民のコマ」の取得ポイントを得られます。２～４の数値があります。
- 仏パネル
  書かれている数字の分だけ、隣接したマスにある「仏のコマ」の取得ポイントを得られます。２～４の数値があります。
- 武士パネル
  オールマイティーのパネルです。書かれている数字の分だけ、隣接したマスにある全てのコマの取得ポイントを得ます。１～３の数値があります。
- 軍船パネル
  海にのみ設置できるパネルです。書かれている数字の分だけ、隣接したマスにある全てのコマの取得ポイントを得ます。１～２の数値があります。
  このパネルは設置しても、さらに他のパネルを置く事が可能です。
- 騎馬パネル
  １枚しかないパネルです。数値は１のみで、隣接したマスにある全てのコマの取得ポイントを得ます。
  このパネルは設置しても、さらに他のパネルを置く事が可能です。
- 移動パネル
  設置済みのパネルを別の場所に移動させることが出来ます。
  移動させたいパネルの上に置くと、置かれていたパネルが画面上部に一時的に移され、そこから他の場所に置き直すことが出来ます。
  １枚しかないパネルで、騎馬や軍船には使えません。
- 入れ替えパネル
  ボード上のコマの位置を入れ替えることが出来るパネルです。
  コマの上に設置するとコマが一時的に画面上部に移され、そこから他のコマの上に移すことで双方の位置を入れ替えられます。
  １枚しかないパネルで、使用後もさらに他のパネルを置く事が可能です。
  １つのマスに複数のコマがある場合、動かせるのは１つだけで、どれを動かすか選ぶことになります。
  ただし１つのマスにコマが３つある場所には使用できません。
パネルをいくつ置いても、手札は必ずターン終了時に５枚まで補充されます。
ただし自分の山のパネルがなくなった時は補充されません。
ボード上には「兜・農民・仏」の３種類のコマがあります。
このコマの周囲（海は除く）がすべてプレイヤーのパネルで埋まると、そのコマは周囲のパネルのポイントがもっとも高いプレイヤーのものになります。

兜のパネルは兜のコマに、農民のパネルは農民のコマに、仏のパネルは仏のコマにしかポイントがありません。
例えば、兜のコマの横に仏４のパネルがあっても、兜のコマに対するポイントは０です。
武士、騎馬、軍船のパネルは全てのコマに対してポイントがあります。
１つのコマに対するもっとも高いポイントが、複数のプレイヤーで同数だった場合、「引き分け」となってコマは取り除かれます。
取り除かれたコマはボードの隅にある引き分け用の置き場に移されます。

プレイ中に画面上部にある各プレイヤーの取得コマ数の部分をタップすると、そのプレイヤーの使用済みパネルと、まだ持っている or 山に残っているパネルの一覧が表示されます。
プレイ中に画面をダブルタップするとズームアウトして全体図が表示されます。

ゲームは以下のどれかの条件になった時に終了します。

４つのコマが「引き分け」になった。
すべての兜のコマが回収された。
すべての農民のコマが回収された。
すべての仏のコマが回収された。

つまり、ボード上の全てのコマが回収されていないくてもゲームは終了する場合があります。
「そのコマを置いたらゲームが終了する」という場合で、それがプレイヤーのターンであった場合、画面にその旨が通知されます。
勝敗は以下の条件で判定されます。

兜のコマをもっとも多く持っている人は、勝利点を得ます。
※「勝利点」は説明しやすくするためにこちらで便宜上付けたものです。
ただし、兜のコマをもっとも多く持っている人が複数いる場合（例えば、兜を４つ持っている人が２人いる、と言った場合）誰も勝利点は得られません。
農民のコマ、仏のコマも、上記と同じ要領で単独で一番多く持っている人がいれば勝利点を得ます。
勝利点がもっとも多い人が勝利者です。
勝利点が同じ人が複数いる場合、双方の勝利点に関係していないコマの総数を比べて、多い方が勝者です。
だれも勝利点を得ていない（各コマを単独で一番多く持っている人がいなかった場合）は、単純にコマの総数が多い人が勝利です。
コマの総数が同じだった場合は「引き分け」となります。

ゲーム開始時の初期設定は以下の様になっています。
プレイヤーの参加人数によって、マップの大きさが変わります。
２人なら本州のみ、３人なら九州と四国を追加、４人ならさらに北海道も追加されます。
プレイヤー名をタップすると名前を変更できます。
プレイヤー名の横にチェックを入れると、そのプレイヤーは CPU の担当になります。（つまりチェックを入れなければ多人数プレイが可能です）
チェックを入れていないプレイヤーが２人以上いる場合、プレイヤーのターンに「デバイスを手渡して下さい」の画面が表示されます。
「RANDOM HANDS」のチェックを外すと、最初の手札のパネルを選択出来るようになります。
画面左に「CHOOSE TOKENS」と書かれた部分が表示されるので、そこをタップして手札５枚を選んで下さい。
「HIDDEN CAPTURES」にチェックを入れると、他プレイヤーが取得したコマの総数が見えなくなります。

このゲームはネットワーク対戦にも対応しています。
ただ、このゲームのネットワーク対戦はリアルタイムで対戦するのがメインではなく、１手進めたらゲームを終了し、しばらく後で相手が進めていたら再びゲームを起動して１手進めて、またしばらく放置する･･･
そんな感じで非常に長い時間をかけてノンビリとプレイするものです。
そのため１手の制限時間も、５分・１時間・12時間・１日・３日と非常に長いスパンになっています。
このため「手軽なオンライン対戦」は出来ませんが･･･
ただ、双方がゲームを起動している状態であれば、ほぼリアルタイムでの対戦は可能です。（１手ごとのラグが 5～10 秒ほどあるようです）
よって知人と対戦する場合なら、連絡を付けておけば離れていても遊ぶ事は出来ますね。

オンライゲームのメニューは以下の様になっています。
ログイン時には「CREATE ACCOUNT」でユーザーネームとパスワードを入力しアカウントを作成できますが、「PLAY AS GUEST」を選べばゲストアカウントでのプレイも可能です。
「CREATE GAME」でゲームを用意します。
プレイ人数や制限時間などを設定可能です。
ただ、ゲームを用意してそこに誰かが参加してきても、このアプリを起動している間は特に通知はありません。
「MY GAMES」を選んで確認する必要があります。
アプリを起動していない時は、誰かが参加してきた場合は通知が表示されます。
参加者がそろっている場合、ゲームを用意した人は「MY GAMES」のメニューからゲームをスタート可能です。
「JOIN GAMES」で誰かが用意したゲームに参加できます。
ただし、これも相手がゲームをスタートしないとすぐには始まりません。
参加後、相手がゲームをスタートさせて、このアプリを起動していない時は通知が表示されます。
ゲームがスタートして１手進めると、その情報が相手に送信されます。
相手もゲームを起動していてすぐに次の手を打ってくれば、それが反映され次のターンになりますが、基本的には１手打ったら一旦終了という形になります。
対戦相手にはこちらのターンが終わったことが（アプリ起動中でなければ）通知されます。

手札のパネルはターン終了後に最大まで補充されますから、騎馬や軍船などの続けて配置できるパネルが早い段階で来た時は、早めに使用して早期に有利な状況を確保しつつ、強いパネルが早く手札に来るようにするのが基本です。
軍船が初期の手札に来た時は、２つのコマに影響を及ぼせる場所に配置するのが基本です。
こうした「置くと有利な場所」は早い者勝ちでもあるので、置ける時は置いておきましょう。
１つのマスに２つ以上のコマがある場所の近くには武士のパネルを置き、どちらもゲットするのを狙ってみましょう。
ただし、３つのコマがある本州中央のマスは周囲６マスが全て埋まらないと回収できないので、あえて無視するのも戦略です。
東北地方にある２つのコマがあるマスは２個所の海に接しているため、軍船があるなら狙い目です。
騎馬、パネル移動、コマ交換の３つは山札の中に１つしかありません。
軍船は２のものが１枚、１のものが２枚です。武士の３も１枚のみです。
この辺りは使ったかどうか覚えておきましょう。
状況に合わせて使用済みパネルもチェックしておきたいですね。
中盤以降は勝利条件を気にしながら進めていきましょう。
他のプレイヤーよりも多いコマが１種類はないと、勝つのは難しくなります。
手札も見つつ、どの種類を狙うか決めて動く方が良いでしょう。
１つの種類のコマが全部取られるとそこでゲーム終了なので、勝っているならこれを利用して「勝ち逃げ」を狙う事が出来ます。

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