iphone

カオスセンチュリオン レビュー

Chaos Centurions(カオスセンチュリオン)Chaos Centurions (カオスセンチュリオン)
横スクロール RTS
オリフラム(日本)
本体無料、課金・スタミナあり
レビュー公開:2017/4/23
iPhone

重量感のある戦いが特徴のハードコア RTS

第四次世界大戦の荒廃により文明が退行した世界。それでも人類は生存圏を巡り争いを続けていた…
そんなポストアポカリプス(文明崩壊後の未来を描いた作品)の横スクロール RTS が公開されています。
Chaos Centurions」(カオスセンチュリオン)です。

スクエニで「キングダムハーツ」や「ディシディア ファイナルファンタジー」などを開発していた方が、元スクエニやカプコンの開発者を集めて設立した会社「オリフラム」の作品です。
海外展開を強く考えて作られていて、2016 年の 11 月、欧米などで先行公開されました。
その作品が半年を経て、ようやく日本でもスタートしています。

パワードスーツや大型装甲車、歩行戦車などが出て来る未来の戦争で、重々しいリアルな兵器の動きが特徴です。
全体的に渋いデザインで、美少女が華麗に戦うようなゲームとは対極にある硬派な内容ですね。

戦略性も高く、ゲーム自体は良いのですが、問題は海外のソーシャルゲームにありがちな待ち時間の多い課金システムになっていることです・・・

Chaos Centurions(カオスセンチュリオン)
Chaos Centurions(カオスセンチュリオン)

にゃんこ大戦争」のような、横スクロールの RTS(リアルタイム制の戦術シミュレーション)です。
ただし、戦闘中にユニットを追加出撃させることはできません。
開戦前に部隊を編成し、その部隊だけで戦います。

部隊は Centurion(センチュリオン)と呼ばれるリーダーと、Squad(スカッド)と呼ばれる兵士 or 兵器で構成されます。
最初の兵士は銃を持った「ライフルマン」のみですが、重装甲で槍斧を持った「ハルバーダー」、遠くから曲射の矢を撃つ「アーチャー」、前方にマシンガンを撃つ「ガトリング」、野砲を撃ち込む「キャノニア」などがゲーム進行に合わせて登場します。

ハルバーダーはガトリングに狙われると蜂の巣にされますが、ガトリングは脆いのでアーチャーに遠くから矢を撃たれるとあっさり壊されます。
しかしアーチャーはハルバーダーの突進に弱いので、これらは3すくみの状態にあります。
開戦前に敵の編成を「偵察」できるので、必ず確認し、相手に合わせた兵士を使うことが大切です。

もし相手が複数の兵士の混合である時は、戦い方を考えなければなりません。
遠くから矢を撃ってガトリングや野砲を壊し、それからハルバーダーで突撃するといった具合。
各ユニットには前進や後退の命令を個別に出せるので、相手を待ち構える戦法も取れます。

また、各兵士やリーダーは CP と呼ばれるエネルギーを消費して特殊技を繰り出すことが出来ます。
ライフル兵は範囲攻撃のグレネードを投げ、野砲やガトリングは対戦車弾を使うことができ、ハルバーダーなら防御体勢で味方を守れます。
これらの使い方も攻略のポイントになります。

勝敗はリーダーを倒した時点で付きます。
よって敵リーダー集中攻撃して無理やり勝ちを狙うことも可能。
こちらもリーダーがやられたら撤退です。
制限時間がありますが、十分なダメージを与えているなら時間切れでも勝利になります。

Chaos Centurions(カオスセンチュリオン) 市街地戦シーン
※矛兵のハルバーダーを盾にして、後ろからガトリングを撃って敵を撃退しているシーン。
敵がハルバーダーやライフル兵だけならこの方法で楽勝。
相手にガトリングがいる時は弓か野砲を使いましょう。

Chaos Centurions(カオスセンチュリオン) 野砲発射シーン
※敵装甲車両に野砲を撃ち込んでいるところ。 ガトリングは貫通徹甲弾、野砲は吸着榴弾で装甲兵器にも有効打を与えられますが、CP(イナズママーク)が必要です。
装甲車の上にはユニットを置けますが、敵センチュリオンがそこにいる時は、装甲車を無理に倒そうとせず、多数の弓兵でセンチュリオンを狙い撃ちするのが良いです。

戦略マップがあり、勝利すれば進攻先を支配下に出来ます。
領地には税収が得られる町や、食糧を得られる農場、鉄鋼を得られる鉱山などがあり、部隊の補充に必要になります。
これらは一定時間ごとに生み出され、タップで回収します。

そして各エリアごとに「要塞」が存在し、これを攻略するとエリアクリア。
次の地域に進軍することが出来るようになります。

もちろん要塞は手強いです。
城壁で守られていて、戦闘ロボや大型車両がいることも。

ただ、与えたダメージはしばらく残り、ゲームが進めば複数の部隊を使えるようになるため、波状攻撃をかけることで強敵も撃破できるかもしれません。
戦利品の勲章を集めればリーダー(センチュリオン)のレベルや指揮ランクを上げられ、それで戦力をアップさせることもできます。

Chaos Centurions(カオスセンチュリオン) 戦略マップ
※戦略マップ。 2つ目の軍団はストーリーの進行により自動で増えます。
3つ目を増やすには左下の軍団選択ボタンの横にある「+」を押して下さい。
ただし課金通貨が必要です。
ゲームが進むと本編とは異なる、島のマップに行くことが出来ます。
本編で敵が強くて進めなくなったら、島のマップで鍛えましょう。

ただ、大きな問題が。 それはスタミナのシステム。
戦闘でダメージを受けると、回復にしばらく時間がかかります。
部隊が壊滅して補充し直しになると時間はさらに増大。

「傷付いた部隊は無傷の部隊と入れ替えればいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、ダメージを受けている部隊は編成から外せないという残念仕様。
除隊して作り直す手もありますが、部隊の新設(募兵)には資源が必要で、ある程度の時間もかかります。

キャラバン(ショップ)で傭兵を雇用する手もあるのですが、こちらは資金が必要ですし、欲しい部隊が買えるとは限りません。

結果、戦うたびに回復待ちをしなければなりません。
日本の一般的なソーシャルゲームはスタミナが 50 あって、戦闘で 10 消費する場合、5回戦ったら 50 分ほど待つ形になります。
それに対しこのゲームは、1回戦うたびに 10 分待つシステムです。
待ち時間の合計は同じですが、どちらが面倒かは説明するまでもないでしょう。

複数の部隊を使えるようになると、一方が回復中にもう一方で戦うということも出来るのですが、機械兵や装甲車などは回復や生産にかかる時間が長いため、ゲームが進むほど待ち時間は増大。
複数の部隊でローテーションしてもやはり追い付きません。

また、リーダーのレベルアップや指揮ランクのアップには、海外の悪しき伝統「強化待ち時間」があります。
このゲームは強化中でも出撃可能なのですが、強化は1つずつ行う必要があるので、条件がそろっていても時間をかけて少しずつ強くすることしかできません。
よって行き詰まって強化で何とかしたいときも、やっぱりしばらく待つしかありません。

えぇ、もちろん課金通貨を使えば、待ち時間は短縮できます。
でも重課金しない場合は1戦ごとに待つのを繰り返すしかなく、それは日本人には耐え難いでしょう。

Chaos Centurions(カオスセンチュリオン) 編成画面と待ち時間
※前線の矛兵が大ダメージを受けて回復に 21 分必要… 1回の戦いでコレ。
ノーダメージで勝てれば待ち時間は要りませんが、毎回それは無理。
パワードスーツや大型装甲車になると、さらに時間は増えます…

Chaos Centurions(カオスセンチュリオン) 強化画面
※パワーアップにも待ち時間が必要。 1つずつしか上げられないのが辛い。
しかも完了にかかる時間が割と早い段階で5時間待ちとかになる…

課金システムは欧米・中国・日本、それぞれ異なります。

中国で一般的な、合計課金額が多くなるほどゲームが有利になる VIP システムは、Pay to Win(課金=勝利)の形をより強くする底なし沼のように日本人には思えますが、日本で一般的なガチャも、中国では重課金してもガチャ運が良くないと強くなれない底なし沼のように思われています。
これらを嫌っている欧米ではスタミナや動画広告をてんこ盛りする手法が一般的ですが、それは日本人や中国人にはあまりにも面倒くさいです。

そうした課金の文化の違いを無視して、欧米的なシステムをそのまま日本に持って来たりすると、そりゃ批判は免れないよなぁ、というのが本音ですね。
無論、ガチャが良いという訳でもありませんが。

ただ、この作品はゲーム自体は面白いです。
だからこそ「あぁ、これが基本無料じゃなければ良かったのに…」と思ってしまうのですが、それは「ゲームが面白くない」よりはよっぽどマシです。
私的には、このミリタリー感の強い重厚なマシン兵士の戦いぶりも好みですね。

個人的には続けたくなる作品です。
ただ、多くの人はこの待ち時間のシステムでは早期に見限るでしょうね…
今後の運営で化けることを期待したいですが…

Chaos Centurions(カオスセンチュリオン)Chaos Centurions (カオスセンチュリオン)

※Youtube 公式 PV

このエントリーをはてなブックマークに追加

同種のアプリのリンク他の横スクロール RTS

記事ランキング
管理人 Tweet
最新コメント
SITE PV