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はねろ!コイキング レビュー

はねろ!コイキングはねろ!コイキング
たまごっち系 育成ゲーム
SELECT BUTTON(日本)
アプリ無料、課金あり
レビュー公開:2017/6/16
iPhoneAndroid

最弱ポケモンを育てるカジュアル育成ゲーム

主人公はコイキング!? ポケモンの最弱キャラ「コイキング」を育て、コイキングの「飛び跳ね大会」に出場させる、ユニークな育成ゲームが公開され話題になっています。
はねろ!コイキング」です。

はねろ!コイキング

その内容を一言で言うと「たまごっち系」です。
エサをあげて、ちょっとお世話をすると、コイキング(鯉のモンスター)が徐々に育っていく…
シンプルにそれを楽しむものですね。

よってゲーム性を期待するようなものではありません。
元祖たまごっちのようなデジタル玩具のスマホアプリ版といった感じで、効率的な育成とかを考える要素はほぼ皆無です。

しかしたまごっちは、シンプルで手軽な内容だからこそライトユーザーにウケたというのもあり、このゲームもそうした形でヒットする雰囲気は満々です。
とても丁寧に作られていて、絵柄もかわいらしく、インターフェイスはさすが。
「面白い」というものではありませんが、「愛される」アプリであることは確かでしょう。

販売はポケモン系のライセンス管理を行う株式会社ポケモン(The Pokemon Company)ですが、開発は「生きろ!マンボウ!」や「ハントクック」などを制作した SELECT BUTTON。
この作品はまさに「マンボウ+ハントクック+ポケモン」という感じですね。

はねろ!コイキング メイン画面と試合画面

まずは釣り竿でコイキングを釣り上げます。
これは見ているだけで OK。
コイキングには色や模様の違いと、若干の個体差がありますが、それほど気にすることはありません。

釣れたらさっそく育成開始。
と言っても、基本的には画面に出てくるエサをタップするだけです。
コイキングがエサをパクパク食べると「CP」というポイントが増え、成長していきます。
エサは時間の経過で補充されます。

また、画面下に「とっくん」というボタンがあり、これを押すと「サンドバッグ」「風船ふくらまし」などのランダムな特訓が行われ、CP が大きくアップします。
ただし特訓に必要なポイントは 30 分に1つしか回復せず、最大3回分しか貯まりません。

エサがなくなり、特訓ポイントも尽きたら、しばらく放置して回復を待つ、いわゆる「放置系」ですね。
ただ、エサは割と頻繁に補充されます。

ゲームの目標はコイキングの跳ねる高さを競う大会で勝ち抜くこと。
「リーグ」のボタンを押すといつでも大会に参加でき、1回戦から順に勝ち抜いていきます。

とは言え、大会も見ているだけで進行します。
対戦相手が出てきて、「はねろ!コイキング!」のセリフと共に互いのコイキングがピョーンと飛び、高かった方が勝利。
すぐに決着が付きます。

勝利できればコインとブリーダー(プレイヤー)の経験値をゲット。
コインは特訓やエサの入手、強化に使用します。

はねろ!コイキング コイキング釣りとカープ町長
※まずはいけすでコイキングを釣ります。 養殖されているのか…?
ゲームの進行はアウトドア派な「カープ町長」が案内してくれます。
キャラデザインはハントクックと同じくドロー系で、親しみある絵柄ですね。

はねろ!コイキング 背景の変更と特訓シーン
※ゲームが進むと背景や飾りを変えられ、お助けポケモンなども登場します。
右は特訓シーン。これは跳ねてボタンを押す「はねるカウンター」。
課金要素はお助けポケモンや飾りの購入、特訓ポイントの即時回復など。

CP が高まるとコイキングのレベルが上がり、成長していくのですが、最大まで高まると最後の大会出場の後に「引退」することになります。
つまり、同じコイキングをずっと育てる訳ではありません。

次はまた CP 0 からの育成となりますが、引退時に「世代交代」が発生し「やる気ポイント」が増加、CP が増えやすくなるため、後のコイキングほど早く育成できます。

また、引退時に多くのブリーダー経験値も入手でき、ランクが上がると新たな特訓やエサがアンロックされ、コイキングの最大レベルもアップします。
よって長く続けるほど、自然と強いコイキングが育つようになります。

たまーに特訓後、イベントでコイキングが不慮の事故に遭って「強制引退」することがあり、この時はやる気ポイントは増えず経験値もあまり貰えません。
ただ、事故に遭うケースは滅多になく、例のマンボウの如く死にまくる訳ではありません。

難点なのは世代交代が起こった後、大会がまた1回戦からのスタートになることですね…

試合を最後まで勝ち抜いて優勝すると上位の「リーグ」に進むことができ、世代交代してもそのリーグから再開することができます。
しかし上位リーグは優勝まで 15 試合とか 20 試合とか必要で、20 試合目まで進んでいても世代交代が起こるとまた1試合目から。

それでもサクサク進めば良いのですが、また1つ1つ試合結果を見ていかなければなりません。
一応、すでに勝った試合は「スキップ」できるのですが、結果表示はカットできず全部終わるまで 30 秒ほどかかります。
それを 15 回とか 20 回とか繰り返さないといけない。これが面倒くさい。

私的には、1度戦った相手の CP がハッキリ確認できる点も興醒め感があります。
「CP=強さ」なので、戦う前から結果が解るのです。

お助けポケモンの効果により CP がアップし、格上に勝てることもありますが、基本的には単純な数値比べでしかなく、これがますます試合の作業感を増しています…

はねろ!コイキング イベントで連れ去られシーン
※ >> 突然の死 << うちのドウバヤシがー!
この辺はマンボウそのまま。こうしたイベントを集める要素も健在です。

はねろ!コイキング リーグマップと対戦相手
※リーグ(大会)シーン。初めて戦う試合だと相手の強さは???ですが、一度戦うと正確に表示され、それよりこちらの数値が高いか低いかで勝負は決まります。
つまり試合と言うより、数値目標ですね。

改めてになりますが、ゲームとしての面白さを語るようなアプリではありません。
しかしとても模範的な「嫌味のない」作りで、たまごっち系の楽しさをポケモンキャラで表現するという、そのコンセプトをしっかり達成しているアプリであることは確かです。

私はゲーマーなので物足りないのが本音ですが、それでも手軽に試せるし、煩わしい広告もなく、前述の世代交代後の大会以外はテンポ良く進むので、なんとなく続けてしまいますね。

ポケモンらしさのある、たまごっち系が好きなライトユーザーには、とてもマッチするカジュアルアプリでしょう。

はねろ!コイキングはねろ!コイキング(iPhone 版)

はねろ!コイキング(Android 版、Google Play)

※Youtube 公式 PV

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