FTL: Faster Than Light |
内容:アドベンチャー+シミュレーション
作成:Subset Games
公開:オリジナル 2012/9、iPad 版 2014/4
対応:iPad 専用
価格:1000 円
2012 年に発売されて以後、数々のゲーム賞を受賞し、多くのコアゲーマーを虜にした、宇宙戦争サバイバルゲームがこの「FTL」です。
プレイするごとに展開が変わるローグライク RPG(不思議のダンジョン系)のようなゲーム性を持ち、難易度は非常に高いのですが、その難しさが何度もチャレンジする意欲を沸き立たせてくれます。
宇宙船を指揮し、各宙域の出口を目指して進んで行きますが、海賊や敵対勢力からの攻撃を頻繁に受けることになります。
こちらも武器を搭載していますが、相手の砲撃を受ければ火災が発生し、亀裂が生じれば酸素が抜けていき、設備が故障すれば船が動かなくなります。
乗り込まれて白兵戦になることもあり、とにかく「死にパターン」がてんこ盛りで様々な障害に対処しなければなりません。
しかし武器や追加装備が豊富に用意されており、戦闘で得られるパーツで宇宙船をどんどん強化していくことが出来ます。
作戦の達成は困難ですが、プレイヤーの経験と戦略で、徐々に勝利に近づいていくことが出来るでしょう。
説明すべき項目の多い本格派でやや複雑なゲームなので、少しでも解りやすくなるよう「会話風の文章」で解説しています。
ようこそ、新任艦長。 まずは私が今回の作戦の概要について説明しよう。
多種属からなる我らが連邦国(Federation)は、現在 Human(人間)至上主義者の反乱軍(Rebel)と内戦状態になっている。
残念ながら戦局は思わしくない。
だが我々は、反乱軍を混乱させ、連邦に勝利をもたらす極秘情報を入手した。
貴官はその情報を得た宇宙船の指揮を採り、敵の勢力圏を突破し、追っ手を振り切り、無事に連邦軍の前線基地まで到着して欲しい。
無論、途中の宙域では反乱軍が警戒を行っている。
また交戦区域は治安が悪化しており、宇宙海賊も出没している。
敵に遭遇したら戦闘指揮を採り、速やかに撃破するか、離脱しなければならない。
撃破した敵船からは幾分かの資源やエネルギー、弾薬などを得られるはずだ。
途中には連邦に友好的な基地や惑星もあり、そこで資源と引き替えに修理や補給を行うことが出来るだろう。
新しい武器を入手できる機会もあるはずだ。
道中で何が起こるか解らない、不確定要素の多い危険な任務だが、貴官の知恵と経験で作戦を成功させて欲しい。
幸運を祈る。
ここからは私が操船と指揮に関する基本的な解説を行います。
まずは船体の外観とインターフェイスをご覧下さい。
画面下に並んでいるアイコンにはパワーゲージが付いています。
このゲージを指で上下にスライドすることで、パワーの供給量を調整することが出来ます。
各システムはパワーが供給されていないと稼動しませんが、医務室はケガ人が出ない限り使用しないため、その分のパワーを下げて他に回すということも可能です。
任務が始まったら、画面上部にある「JUMP」のボタンを押して下さい。
宙域マップが表示され、点線で繋がっている先に移動を行えます。
移動できるポイントは Beacon(ビーコン)と呼ばれ、宙域マップは Beacon Map と呼称されます。
また、この1つの宙域を Sector(セクター)と呼びます。
移動先を指定し、右下の「JUMP」のボタンを押すと、FTL 航法、いわゆるワープを行います。 ワープにはエネルギーを1つ消費します。
移動した先に何があるかは、広域レーダーでもない限り、普通は解りません。
もし反乱軍や海賊船がいた場合、そのまま戦闘になります。
戦闘が始まったら左下の弾薬アイコンをタップし、装備している武器のアイコンを表示させて下さい。
もし武器システムにパワーが供給されていない場合はすぐに供給して下さい。
パワーが供給されていれば、各武器のアイコンに付いている準備ゲージが貯まっていきます。
最大になるとアイコンが緑になるので、タップして敵船の射撃位置を指定します。
どこを狙うかは重要です。
武器システムを狙ってダメージを与えれば相手の攻撃を止められますし、シールドシステムを破壊すればシールドの展開を妨害できます。
操舵室や機関室を破壊すれば回避率を下げられます。
狙いを付けている時は進行が一時的に止まるため、焦って選ぶ必要はありません。
右下にある PAUSE ボタンを押せば任意に一時停止することも可能です。
停止中でも指示は自由に出すことが出来ます。
もし自船のシステムが敵の攻撃で故障した時は、そこに船員を派遣して下さい。
到着次第、修理が行われます。 修理は1人より多人数で行った方が早く進みます。
攻撃が命中すると船体の耐久力も減っていきます。
耐久力は左上に緑色のメーターで表示されており、なくなれば船は破壊されます。
破壊した敵船からは、燃料、ミサイル、ドローンパーツ、そして歯車マークのスクラップパーツを得られます。
燃料は FTL(ワープ)に必要、ミサイルは実弾兵器の使用で消費されます。
ドローンパーツは無人機(Drone)の使用に使いますが、最初の船「The Kestrel」にはドローンは搭載されていません。
使用したいなら道中のショップでドローンシステムを購入して下さい。
歯車マークのスクラップパーツは「資金」に相当します。
これを使って船体の強化を行ったり、買い物や修理、補給などを行います。
移動した際に、以下のように選択肢が表示される事もあります。
どの選択を選ぶとどんな結果になるのか、それは試してみないと解りません。
選択によっては戦闘になることもあります。
たまに青色の選択が現れることがありますが、これは特定の条件を満たしている時のみ表示されるものです。
文章は英文ですが、調査できたものについては こちら にまとめております。
宙域マップで、移動先に「STORE」「DISTRESS」「QUEST」の札が付いている場合もあります。
STORE はショップです。 ここで戦闘が起こることはありません。
武器の売買や船員の雇用、物資の補給や船体の修理などはここで行って下さい。
DISTRESS は救難信号です。 助けを求めていますが、何があるかは解りません。
漂流者がいたり、事故を起こした宇宙ステーションがある場合もあれば、反乱軍の罠であったり、海賊に襲われている船からの信号である場合もあります。
QUEST は何らかのイベントの目的地になっているものです。
その前段階のイベントが起こっていないと現れません。
マップに常に表示されている「EXIT」は次のセクターへの出口です。
当面はここを目指すことになります。
後方からは反乱軍の警戒範囲が迫っており、この中に入ってしまうと強力な敵主力戦艦に襲われます。
この範囲に捕まる前に EXIT に到達し、次のセクターへと脱出して下さい。
雲のような宙域は星雲(Nebula)です。
この中は磁気嵐によりセンサーが作動せず、船内の把握が困難になります。
特にひどい場所では出力(船の総パワー)が半減するので注意して下さい。
ただ星雲の中は見つかりにくいため、反乱軍の警戒範囲の接近も遅くなります。
無事に EXIT から次のセクターに脱出できれば、セクター全体図が表示されます。
ここで次に向かうセクターを選択して下さい。
緑は比較的安全な宙域で、赤は危険な宙域です。 紫は巨大な星雲です。
最初は一番左の SECTOR 1 にいて、目的地となる連邦軍の前線基地は右端にある SECTOR 8 に存在します。
無事に最終セクターに到達できることをお祈りしております。
なお極秘情報ですが、最終セクターに敵旗艦が率いる反乱軍主力艦隊が向かっているとの報告があります。 くれぐれもご注意下さい・・・
ようこそ。 私は Zoltan の機関士です。
ここでは船内の設備と運用についてご説明しましょう。
船内の設備はオートメーション化されており、操舵以外は船員がいなくても稼動します。 ただ、一部の施設は船員がいた方が効率が上がります。
敵の攻撃でダメージを受けるとシステムの色がオレンジになり、供給できるパワーの最大値が下がります。
全くパワーを供給できない状態までダメージを受けると赤になります。
ダメージを受けたシステムは船員を派遣して修理して下さい。
航行中、左上には船員のリストが表示されていますが、その下には船員をまとめてコントロールする白いボタンが付いています。
左のボタンはその時の船員の位置を記録します。
右のボタンは記録した位置に船員全員を移動させます。
船員の持ち場を設定したい時は、これを活用して下さい。
武器管制室(ウェポンコントロール) Weapon Control |
搭載されている武器は全てこの部屋で制御されます。
武器ごとに必要なパワーがあり、供給できるパワーが足りない時は強化を行わなければなりません。
部屋に船員がいて、そのスキルが高いほど、武器の装填時間が短縮されます。
ダメージを受けて供給できるパワーが減り、武器が使用できなくなると敗北に直結するため、戦闘時には優先して修理しなければなりません。
武器については砲撃戦の講義で詳しく説明されるでしょう。
シールドシステム Shield System |
シールドはレーザー、ビーム、隕石などを防ぐことが出来ます。
ミサイルとボムは防げないのでご注意下さい。
敵の攻撃を1つ防ぐごとに1枚破れますが、シールドエネルギーが自動でチャージされ、新たに張り直されます。
部屋に船員がいて、そのスキルが高いほど、チャージ時間が短縮されます。
船の強化を行ってシールドのパワーを4にすると、シールドが二重に張られます。
6にすれば三重になり、ここまで来ればビームとレーザーに対しては鉄壁です。
シールドの強化は2段階ずつ上げないとあまり意味がないのでご注意下さい。
機関室(エンジン) Engine |
エンジンは回避率に影響します。
回避率は画面上部の EVADE の欄に表記されています。
また FTL(ワープ)のチャージ時間にも影響します。
機関室に船員がいて、そのスキルが高いほど回避率にはボーナスが付きます。
回避率は軽視しがちですが、例えば 20 %の回避が 25 %になれば、5発に1発しかかわせない敵弾を4発に1発かわせるようになります。
後になるほど重要なので、きちんと強化を行って下さい。
医務室(メディベイ) Medbay |
ダメージを受けた船員の治療を行う施設です。
ここにパワーを供給していれば、入った船員を自動的に回復します。
強化すると治療速度が上がります。
この部屋の中にいればたとえ戦闘中でも回復できるので、敵船員に乗り込まれてもここで迎撃できれば有利に戦えます。
酸素供給室 Oxygen |
船内に酸素を供給する施設です。
酸素は一部の種族を除き、生きていくのに必須になるものです。
ここがダメージを受けて酸素がなくなると全滅に直結するため、もし故障した時は優先して修理して下さい。
強化すると酸素の供給速度が上がりますが、普段はそこまで必要ありません。
ただ強化しておけば耐久力が上がり、1発の攻撃では全壊しなくなります。
無人機制御室(ドローンコントロール) Drone Control |
無人機(ドローン、Drone)の制御に必要なシステムです。
最初の船「The Kestrel」には、初期状態では搭載されていません。
搭載するとドローンを装備できるようになりますが、武器と同じく、ドローンごとに必要な分だけパワーを供給しなければなりません。
最大パワーが足りない時はドローンシステムの強化が必要です。
船内型のドローンは、ダメージを受けてもここにいると回復します。
詳しくはドローンについての講義で説明いたします。
テレポーター Teleporter |
敵船に船員を送り込む施設です。
最初の船「The Kestrel」には、初期状態では搭載されていません。
敵船からの帰還にも使用します。
使用後はクールダウン時間(待機時間)が必要で、しばらく再使用できません。
強化することでクールダウン時間が短縮されます。
詳しくは白兵戦の講義で説明されるでしょう。
クローキング(光学迷彩) Cloaking |
船体を不可視化する装置です。
最初の船「The Kestrel」には、初期状態では搭載されていません。
使用すると一定時間、敵の攻撃から身を隠します。
使用中は相手の武器のチャージが止まり、ドローンも攻撃してきません。
さらに弾を撃たれた後に使用した場合、その弾の回避率は 60 %向上します。
(基本回避率が 40 %の場合、40+60 で 100 %になります)
使用後はクールダウン時間(待機時間)が必要で、しばらく再使用できません。
強化することで隠れていられる時間が長くなります。
ただし隠れている時に射撃を行うと、効果時間が短縮されます。
以下のシステムは「サブシステム」で、パワーの供給は必要ありません。
アップグレードすればすぐにその効果が発揮されます。
操舵室(コクピット) Piloting |
操舵室にいる船員のスキルが高いほど、回避率が高まります。
逆に操舵室に誰もない場合、回避率は 0 になってしまいます。
ただしパイロット(自動操縦)を強化すると、誰もいなくても Lv2 で通常の半分、Lv3 で通常の 80 %の回避率を得られます。
ただ操舵室に誰かがいれば無関係なので、強化の優先度は低めです。
操舵室が壊れた場合も回避率は 0 %になります。
1発で壊れないようにするという目的で強化しておくのは有効です。
また FTL(ワープ)を行うには誰かがここにいなければなりません。
これは強化とは無関係で、FTL チャージは操縦者がいないと行われません。
センサー Sensors |
センサーが Lv1 だと、自分の船の中のみ視認できます。
Lv2 だと、敵船の中の様子も視認できます。
Lv3 だと、敵の武器のチャージ状態を確認できるようになります。
センサールームに船員がいると、センサーのレベルが1つ上がります。
センサーLv3+船員だと、相手の各システムのパワー配分も判明します。
センサーの使用に船員のスキルは関係ありません。
船によってはセンサーがない場合もあります。(センサー Lv0)
この場合、自船の中の様子も確認できません。
星雲(Nebula)の中に入るとセンサーは Lv0 になります。
このシステムは多くのイベントの正否判定にも関わっています。
ドアシステム Door System |
ドアシステムを強化すると、ドアの耐久力がアップします。
これにより敵兵に乗り込まれてもなかなか破壊されなくなり、さらに火災の延焼も広がりにくくなります。
強化されたドアは Blast Door(ブラストドア)と呼ばれます。
ドアコントロールルームに船員がいると、システムのレベルが1つアップします。
レベルは最大3ですが、船員がいれば Lv3+1(4)になります。
ドアシステムが生きていれば、ドアのアイコンから各ドアの開閉を行えます。
ドアシステムが故障するとドアの遠隔開閉を行えなくなります。
船の各システムは画面上部の「SHIP」のボタンで表示されるステータス画面で強化することが出来ます。
ただし必要な分だけスクラップパーツを消費します。
強化したいシステムを選び、右側の「UPGRADE」のボタンを押すと能力が仮上昇します。
それで良ければ下にある「ACCEPT」をタップして実行して下さい。
メインシステムをアップグレードしても、それで上昇するのはパワーの「最大値」です。
実際にはそこにパワーを振り分けなければ効果は発揮されません。
船の総パワーはリアクター(REACTOR)の強化によって上昇します。
つまりメインシステムをパワーアップさせるには、そのシステムとリアクターの双方を強化していかなければなりません。
サブシステムにはパワーは必要ありません。
敵の攻撃や事故で、船内に「火災」か「亀裂」が発生する場合があります。
火災(Fire)は徐々に広まっていき、その部屋のシステムにダメージを与えます。
また部屋にいる船員の HP も減っていきます。
船員がいれば消火できますが、火災が広がると1人では対処できなくなります。
複数の船員を向かわせて消火活動を行った方が良いでしょう。
火災が発生している部屋では徐々に酸素が減っていきますが、酸素が完全になくなると火は消えます。
よって船外に通じるドアを開け、部屋の酸素を急速になくし(減圧)、それで消火するのも場所によっては有効です。
減圧は酸素供給を一時的に OFF にすると早く行われます。
亀裂(Breach)は部屋の酸素が急速になくなっていきます。
酸素のない部屋にいるとほとんどの種族は HP が減り続けます。
火災のように広がることはありませんが、酸素がなくなった部屋は修理が難しくなり、減圧でも対処できないので厄介です。
複数の船員で急いで補修し、その後に部屋から出て酸素が充満するのを待ち、その後に改めて入ってシステムの修理を行って下さい。
戦闘中だと他に気を取られがちですが、うっかりして被害者を出さないように。
ダメージを受けるレベルまで酸素が低下している部屋は、赤の縞模様が付きます。
縞模様がなくなれば、部屋が少し赤くてもダメージは受けません。
よく来たな。 ここでは戦いの基本となる砲撃戦の講義を行う。
生き残りたければ聞き漏らさないことだ。
砲撃の方法はすでに聞いていると思うが、改めて説明しておこう。
画面下の弾薬アイコンをタップし、武器のアイコンを表示させる。
武器の準備ゲージが貯まったらアイコンをタップし、狙う位置を指定だ。
武器にパワーを充填しておくのを忘れないように。
狙いを付ける際は、準備ゲージが貯まるのを待つ必要はない。
ゲージが貯まる前からアイコンをタップして、射撃位置を指定しておけば、そこに赤い照準が付き、ゲージが貯まると同時に発砲してくれる。
またアイコンをダブルタップして指定すると、射撃位置に黄色の照準が付く。
こうしておくと発砲後も照準が付いたままになり、以後そこに自動的に攻撃を繰り返す。 他の指揮が忙しい時に有効だ。
アイコンを三度タップすると照準は消える。つまりキャンセルだな。
武器アイコンの下にある「AUTO FIRE」のボタンを押しておくと、1度のタップで照準が黄色になり、指定位置に攻撃を継続するようになる。
武器は大きく5種類に分かれる。
主力兵器のレーザー、実弾のミサイル、光線兵器のビーム、妨害武器のイオン、転送武器のボムだ。
その特徴に応じた使い方をすることが重要だ。
レーザー
エネルギー弾を発射する兵器。 パワーさえ供給していればいくらでも撃てる。
気兼ねなく撃ちまくれるが、敵のシールドに遮られるのが欠点だ。
発砲数の多いレーザーなら多重シールドも一気に削ることが出来る。
複数のレーザーを装備している時は一斉発射するのが基本だな。
ミサイル
実弾を発射する兵器。 撃つごとにミサイルを1つ消費する。
相手のシールドを無視できるのが最大の利点だ。
しかしディフェンスドローンに迎撃されやすい欠点もある。
残弾数に気を配らなければならないが、シールドの厚い敵に有効だ。
相手のシールドをミサイルで破壊し、その後にレーザーを打ち込むのは最初の船である「The Kestrel」の基本戦術となる。
ビーム
光線を発射して敵船を焼き切る兵器だ。
この武器はシールドに遮られるうえに、相手のシールドを削れない。
しかしシールドが薄い敵には絶大な破壊力を持つ。
この武器のみ、攻撃する場所は「線」で指定する。
攻撃を開始する位置をタップし、そのまま指をスライドさせると直線が引かれる。
与えるダメージはこの線が通っている部屋の数によって決まる。
与えるダメージが2で、3つの部屋を通せば、2x3 で6のダメージを与えられる。
この武器は威力が2以上であれば、シールドを貫通できる。
ただし与えるダメージは貫通したシールドの枚数分だけ減少する。
ダメージが1部屋あたり2のビームを撃ち、相手のシールドが1枚の場合、2-1 で1部屋あたりのダメージは1になる。
そして相手のシールドが2枚だと全くダメージを与えられない。
発火や敵船員への攻撃判定はビームの真下のマスのみ行われる。
基本的な使い方は、レーザーでシールドを削り、そこに発射する形だろう。
敵の回避率の影響を受けず、確実にヒットするが、準備時間の長いものが多い。
イオン
相手のシステムに障害を与えるための兵器で、物理的な被害は与えられない。
当たったシステムをスタンさせ、一時的に使用不能にするものだ。
シールドに防がれてもシールドを削り、さらにそのチャージをしばらく止める。
あくまで補助武器であり、これだけでは戦えないが、チャージ時間が短く、撃ちまくれば相手のシステムを継続的にマヒさせることが出来る。
使いやすくて有用な兵器だ。
ボム
敵の船内に爆弾を直接転送する、ワープ時代ならではの兵器だ。
実弾武器であるため、使うごとにミサイルを1つ消費する。
敵のシールドに防がれず、ディフェンスドローンにも迎撃されないが、狙いが外れて船外に転送されてしまう場合もある。
送り込んだ部屋に火災を起こすファイアボムや、亀裂を生じさせるブリーチボム、システムをマヒさせるイオンボムなど、補助効果がメインだ。
主に敵船員とシステムに被害を与えるもので、敵船体へのダメージはない。
ミサイルを消費する事もあり、切り札的な使い方をする武器だ。
各武器の説明でも少し述べたが、どのように撃つかが砲撃戦のカギを握る。
オートファイアでただ発砲を繰り返しているだけでは勝ちきれない。
レーザーはシールドに防がれるので、各武器のチャージが貯まるまで待ち、それから一斉に撃ち込むのが基本だ。
ビームはレーザーを撃って、まずシールドを消し、それから撃つこと。
ミサイルやボムでシールドを狙うなら、レーザーやビームの発射はその後になる。
一斉発射や、ビームで精密な狙いを付ける時は、必ず PAUSE して行うこと。
狙いを付ける際は自動的に一時停止になるが、複数の武器を同時に撃ち込む場合は止めてからでないとズレるし、ビームは停止してから撃った方が狙いの付け直しが出来る。
名称に「Hull」と付いている武器はいわゆる徹甲弾で、システムがない場所に撃ち込むと装甲を貫通し、2倍のダメージを与えられる。
準備時間は長めだが、システム障害重視かダメージ重視かの使い分けができる。
もし敵が緑色のシールドを展開した時は注意して欲しい。
それは Zoltan Shield と呼ばれる強化シールドで、ミサイルやボムも含め、あらゆる攻撃を防ぐ。
ただ耐久力制であり、攻撃で打ち破れば、戦闘中に再使用されることは普通ない。
イオン武器なら Zoltan Shield に通常の2倍のダメージを与えられるはずだ。
狩リノ時間ダ! ここでは白兵戦の講義を行う! 戦いの基本は格闘だ!
白兵戦は敵の船に乗り込み、船員を全滅させて敵船を拿捕する戦い方だ。
敵船に乗り込むには船に「テレポーター」がなければならない。
最初の船「The Kestrel」にはテレポーターがないため、最初は乗り込みは行えないが、敵兵が乗り込んで来ることもあるので準備は怠るな。
白兵戦は敵と味方が同じ部屋にいれば自動的に発生する。
特に指令を出す必要はないが、徐々に HP が減っていくため、死にそうになったら医務室に逃げ込むのだ。
医務室にパワーを供給しておくのを忘れるな。
当然だが戦いは数の多い方が有利だ。 常に敵と同数以上で戦え。
種族も大きな影響がある。 俺たち Mantis(カマキリ)は白兵の攻撃力が 1.5 倍なので戦闘員に向いている。 逃げ足も速い。
Rockman(岩男)も体力が他種族の 1.5 倍なので強力だ。しかも火に強いため、火災の中での戦闘だと俺たち Mantis も手に追えない。 足は遅いがな。
向いていないのは Engi(灰色)と Zoltan(緑色)だ。
Engi は白兵攻撃力が他の半分。 Zoltan は体力が他の 70 %しかない。
ただ Zoltan は死んだ時に爆発するから相手にする時は気を付けろ。
乗り込まれた場合は「減圧」で対抗する手もある。
船外への扉と敵のいる部屋の扉を開け、酸素をなくして窒息させろ。
敵もバカではないから酸素のある部屋に逃げ込もうとするが、それを利用してこちらの医務室におびき寄せる方法もある。
扉を十分に強化しておけば減圧だけで撃退することも出来る。
殴り合いに自信がないならドアルームを強くして引きこもれ。
そしてテレポーターを導入した後のこちらからの斬り込みだが、まずテレポーターのある部屋に乗り込む船員を配置する。
そしてテレポーターのアイコンをタップして転送ボタンを押し、敵船の部屋を指定しろ。 その場所に一瞬でワープする。
大型テレポーターのある特殊な船が手に入れば別だが、普通は同時に転送できるのは2人だ。
だから相手が3人以上いるなら、転送先は2人までしか入れない部屋にしろ。
テレポーターは一度使うとしばらく再使用できない。
その間は帰還は無理だ。
テレポーターを強化すればクールダウン時間は短くなるが、もし再使用できる前にピンチになった時はひたすら逃げ回れ。
早めに逃げ回っていれば帰還できるまでの時間は十分に稼げるはずだ。
危ない時こそ一時停止して慎重に行動するのを忘れるな。
帰還はテレポーターのアイコンをタップして帰還ボタンを押し、部屋を指定する。
その部屋にいる味方兵士は即座に自船に戻って来る。
ダメージを受けているならすぐ医務室に向かわせろ。
乗り込む前には、相手の船の装備も必ず確認しておけ。
医務室がある場合、先にそこを止めておかないと制圧は困難になる。
ドアシステムがある場合、ピンチになっても逃げ回ることは出来ない。
これらがある時は、その対策が出来るまで乗り込みは控えておけ。
敵船員を全滅させれば、船を拿捕して物資を持ち帰れる。
その際に得られる物資は、砲撃で破壊した時よりも多くなる。
だから乗り込んで戦える時は、積極的に拿捕を狙うのだ。
乗り込みは初心者向けの戦法ではない。
撤退するタイミングを誤って戦死することや、乗り込み中の船を砲撃で破壊してしまうこと、乗り込んだ船が離脱してしまうことなどは茶飯事だ。
だが慣れれば強固なシールドを持つ敵も容易に撃ち破れるし、何より戦利品が多くなり、最終的には砲撃に強い船も作れる。
戦いに勝つには、時に肉弾戦も必要であることを忘れるな。
なお、無人機は敵船員がいないので、当然拿捕はできない。 酸素もない。
だがテレポーターを Lv2 にしておければ、乗り込んでシステムを破壊し、窒息死する前にギリギリ戻ってこれる。
そんな危険を冒す必要は普通ないが、もし乗り込みでしか戦えないような船を使うのであれば、覚えておくことだ。
お疲れさまです。
ここでは AI によって自動行動するロボット兵器「ドローン」(Drone)についてご説明します。
最初の船「The Kestrel」にはドローンシステムがないため、旅の途中で導入しなければ利用できません。
しかしドローンを使う船は多く、敵として目にする機会は多々あるはずです。
ドローンには船外で活動する無人攻撃機型と、船内で活動するロボット型がありますが、どちらも「ドローンコントロール」の部屋で制御されます。
武器と同じく、ドローンごとに必要となるパワーがあり、それが供給されていなければ活動させられません。
パワーの最大値が足りない場合はシステムとリアクターの強化が必要です。
ドローンを使うには「ドローンパーツ」も必要で、使うごとに1つ消費します。
ただ船内型のドローンの場合、それが壊れない限り、パーツは初回起動時しか使いません。
一度パワーを OFF にしても、パーツ消費なしで再び ON にできます。
船外型ドローンは通常、使うたびにパーツを消費します。
その場所から移動していなければパーツ消費なしで ON/OFF できますが、ワープ時に置き去りになるので、別の場所で使う際にまたパーツを消費します。
ただ特殊装備の「Drone Recovery Arm」があれば、船外のドローンをパーツとして回収可能です。
ドローンを多用するのであれば欲しい装備です。
船外のドローンには、敵船を自動で攻撃する Combat Drone や、敵の実弾兵器を迎撃する Defense Drone などがあります。
ミサイルはシールドを貫通するため、このディフェンスドローンを使わないと防御は困難です。 これは重要なことなので忘れないで下さい。
船内のドローンには、修理を行う Repair Drone、敵兵と戦う Anti-Personnel Drone などがいます。
船外のドローンより有用性は低いのですが、リペアドローンは火や酸素不足をものともせず、高速で修理を行うため、使ってみると便利さが解るはずです。
敵船に撃ち込んで白兵戦を行う Boarding Drone という特殊なタイプもあります。
初期船の「The Kestrel」でドローンを使うには多額の出費が必要なため、後回しにしがちなのですが、これ無しでの任務の達成は難しいとお考え下さい。
なお、新たにドローンシステムを購入する際、ドローンが1体「おまけ」で付いてきます。
全ての講義は終えたかい?
任務に出発する前に、ここで少し補足の説明をしてやろう。 聞いて損はないぜ。
まず種族についてだ。 この宇宙には色々なタイプの異星人がいる。
もちろん得手不得手があり、簡潔にまとめると以下の通りだ。
俺たち Slug の特性は、センサーの効かない時に活用できるものだ。
詳しくはデータのページを見るんだな。
船員は「スキル」も持っており、経験値が貯まってスキルアップすると、シールドのチャージや射撃準備が早くなったり、回避率が上がったりする。
射撃は撃つたびに、シールドはチャージする度に、回避率は回避する度に経験値が貯まっていくぜ。
だから発射間隔の短い武器を撃ちまくれば早く上がるし、弱い敵を放置して攻撃を受け続け、経験を高める手もある。
まあ後半に雇用した船員は最初からスキルレベルが高かったりするがな。
回避率に関わる経験値は回避しないと上がらないから、回避率が低いとスキルも上がらないという悪循環になるので注意した方が良いぜ。
あと、船には武器とシステム、ドローン以外に「AUGMENTATIONS」と呼ばれる追加装備も搭載可能だ。
これには様々な種類と効果がある。 詳細はデータページを見てくれ。
いくつか便利なものを挙げると以下になるだろうな。
もし航行中に燃料が尽きた時は救難信号を出せる。 すぐ遭難することはないぜ。
JUMP のボタンを押せば右下に「DISTRESS BEACON」というスイッチがあるから ON にして、WAIT を押して待つんだな。
助けが来れば燃料を分けて貰えるはずだ。足元を見られるかもしれんがな。
海賊や反乱軍が来るかもしれんが、その時は倒せば燃料を奪えるぜ。
待ってる間に警戒範囲に捉まったらどうするんだって? その時は年貢の納め時だ。
最後に「Advanced Edition」について説明しておこう。 通称「AE」だ。
これはアップデートで追加された拡張モードで、様々なシステム、武器、船、種族が加えられる。
適用するかどうかは開始画面の右にある AE 切り替えボタンで選択できる。
DISABLED なら無効(通常ゲーム)、ENABLED なら有効(拡張ゲーム)だ。
この AE は戦いに慣れた指揮官のためのモードで、ハッキングやマインドコントロール、クローン装置などの変わったシステムが追加されている。
そのため初心者が手を出すのは勧められない。
特に、ややネタバレになるが「最後のアレ」がかなりパワーアップしているため、明らかにクリアは難しくなっている。
通常モードをクリアできない奴が AE に挑んでも無駄だぜ。
なお、このページは新任艦長のための講義だから、AE の項目は含んでいない。
それについては別途解説が行われるだろう。
あとやや余談だが、このアプリはたまにサウンドがなくなってしまう。
そうなったら iPad 本体を再起動しないと治らない。
アプリをタスクから消して、再び起動してもダメだから注意してくれ。
音量も小さめなので、音が無くなったと思ったらボリュームもチェックだな。
【 FTL 攻略ページ 】
FTL:Advanced Edition 解説
FTL: Faster Than Light 攻略 1/4
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