2009年6月のアップデート(OS 3.0)により、MMS や着信音が導入され、メール機能が大幅に使いやすくなった(というか、ようやく普通に携帯メールができるようになった)iPhone。
2008年末には「絵文字」も導入されており、2009年6月現在、Docomo や au などの他社携帯も iPhone の絵文字に対応しています。
ただ、携帯電話の絵文字というものは会社ごとに、さらに携帯機種ごとに、それぞれ異なります。
よって表示される絵文字はまったく同じものではなく、「それぞれの機種に対応した絵」となっています。
この絵文字の絵、日本の携帯電話の場合はほぼ同じような絵が表示されるようそろえられているのですが…
iPhone の場合、絵をデザインした人が海外の人であるためか、絵のニュアンスやセンスが異なります。
また、iPhone の絵文字はフルカラー+高解像度で描かれているため、絵柄がまったく異なるものもあります。
ここではその iPhone の絵文字の種類と対応について記載しています。
Docomo 絵文字 から iPhone 絵文字への対応表 |
Docomo の携帯の絵文字を iPhone に送った場合の対応は以下の通りです。
(絵文字の並び順は機種ごとに異なります。 この表は Docomo の絵文字のコード番号順に並んでいます)
途中に入っているラインから下は「拡張絵文字」です。
これらは古い携帯電話では表示できません。
しかし 2002 年以降に発売された携帯なら対応しているので、よほど古くない限り大丈夫です。
一部の絵文字は、iPhone 側では文字になってしまいます。
また、!? や !! の絵文字も、iPhone 側では !? と !! の「文字」になります。
文字は全て全角です。
なお、iPhone 側で[砂時計]と入れて Docomo の携帯に送っても、Docomo 側で絵文字が表示されるということはありません。 念のため。
以下の文字は iPhone では「=」(ソフトバンクマーク)になってしまいます。
使用頻度が高い絵文字も含まれていますので注意してください。
iPhone 絵文字 から Docomo 絵文字への対応表 |
iPhone の絵文字を Docomo 携帯に送った場合の対応は以下の通りです。
iPhone の絵文字のうち と は2つの絵文字になります。
ソフトバンクのマーク(=)になってしまうものも多いので注意して下さい。
文字になる場合、Docomo 側は全角だけでなく半角文字も使われます。
なお、絵文字は MMS でも使用可能です。
iPhone の絵文字の使用方法については「iPhone の基本操作(キーボード編)」でも解説していますが、ここでも簡単に説明すると・・・
ホーム画面にある「設定」の「一般」を選び、「キーボード」の項目を選んだ後、「各国のキーボード」を選択すると、使用したいキーボードの追加や削除が行えます。
ここで「日本語」を選び、「絵文字」を「オン」にすると、絵文字のキーボードが使用可能になります。
(最近の iPhone だと最初からオンになっているようです)
絵文字キーボードの詳細は以下の通りです。
カテゴリの一番左の時計のアイコンは「履歴」で、最近使った絵文字が並べられていきます。
iPhone の絵文字には au 用に作られたと思われる絵文字も多数あります。
iPhone オリジナルの絵文字も多く用意されていますね。
携帯電話の絵文字を、他社のどの絵文字に対応させるかという作業は、それぞれの会社側で行われる必要があります。
(つまり iPhone の絵文字を作る作業は iPhone 側で行われますが、その絵文字をどの絵文字に対応させるかという作業は Docomo 側、au 側で行われます)
よって今後、絵文字が増えたり機種間での対応が変わったりする事もあると思いますが、違う会社の携帯間での絵文字の対応は相手会社での作業が必要になるため、そう簡単に変更・追加はされないと思います。
なお、余談ですが・・・
「メールに絵文字を付ける」という行為はもともと、メール機能が高度に発達した日本でのみ行われていたものです。
海外では携帯でのやり取りに「SMS」が使われていましたが、SMS は文字しか送れないので絵文字も普及しませんでした。
(初期 iPhone に絵文字がなかったのはそのためです)
しかし iPhone に絵文字が導入され、それを日本語環境以外でも使えるようにするアプリが公開されたことで、海外でも絵文字が急速に普及しつつあります。
iPhone で MMS が使用可能になったため、さらにその傾向が強まりそうですね。
ちなみに海外でも、絵文字の呼び方は「emoji」のようです。
なお、顔文字については海外にも以前からありますが、日本の顔文字と海外の顔文字は異なります。
日本のものは (^^) とか (^o^) (-_-) のように正面向きで表現されますが、
欧米では :-) や :-p :-( など、横向きで表現されます。
また、(^^;) という「冷や汗」の表現は日本独特の表情で欧米にはありません。
逆に欧米には }:-) で悪魔、O:-) で天使というキリスト教的な顔文字があります。
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