Great Big War Game
内容:ターン制 戦術シミュレーション
作成:Rubicon Mobile
公開:2012/7 公開
対応:iPhone / iPod touch と iPad の両対応
価格:840 円
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「大戦略」や「ファミコンウォーズ」のような、ターン制の戦術シミュレーションゲーム(SLG)の秀作が「Great Big War Game」です。
iPhone や iPad でプレイできる戦術 SLG の中では、最も本格的で完成度の高いゲームだと言えるでしょう。
コミカルなグラフィックも綺麗で、戦闘の演出も派手、見た目にも優れています。
ファミコンウォーズをベースにオリジナルのルールを取り入れたような内容で、歩兵やバズーカ兵、戦車や自走砲、戦闘ヘリや対空機銃など、このタイプのゲームに登場するユニットは一通りそろっています。
生産や占領、輸送などはもちろん、土地の高低や施設の破壊など、様々なシステムが取り入れられています。
ユニットの強さや役割が解りにくく、取っ付き辛い難点もありますが、解ってしまえば長く楽しめる本格的なゲームです。
意外とスマートフォンにはこのタイプの良作は少ないのですが、このゲームはコアな戦術 SLG ファンも納得できる、十分に作り込まれたゲームです。
このゲームは「大戦略」のようなターン制の戦術シミュレーションゲームで、外観は 3D 化されたファミコンウォーズのような感じです。
しかし攻撃後の移動が可能など、オリジナルのルールも多いため、全く同じように考えていると戸惑う部分もあるので注意して下さい。
特に移動と占領のルールについては、他のゲームとはかなり異なります。
以下ではこのゲームのルールを項目別に分けて解説しています。
- 移動可能なユニットには緑色の枠が付いています。
ユニットをタップすると移動可能な場所には緑色の「○」が付きます。
- 移動後の攻撃も、攻撃後の移動も可能です。
移動力が残っていれば、移動 → 攻撃 → 移動 という行動も可能です。
- 移動や攻撃を行っても、まだ移動力が残っている(もしくは攻撃していない)なら「行動終了」にはなりません。
後で再び選択して、移動や行動を行うことが出来ます。
例えば、Aのユニットを動かした後、Bのユニットを動かし、その後に再びAのユニットを動かすことも可能です。
ただし攻撃や占領などの行動は、1ターンに1回しか出来ません。
- 道の上は通常より遠くまで移動できます。
また、最初に道の上にいて、道路上を移動する場合、より遠くまで移動することが出来ます。
(例えば、移動力3の兵士は平地を3マス動けますが、ルート上に道があれば4マス動けます。さらに道の上から道に沿って移動すると5マス動けます)
- 段差を登ることは移動力を余分に消費します。
(例えば、移動力4のユニットが段差を登ると、合計3マスしか動けなくなります。 段差を降りることは移動力に影響しません)
- 他のユニットを通り抜けることは出来ません。
味方のユニットも、前にいると移動の邪魔になります。
- このゲームに ZOC はありません。
(ZOC は攻撃力を持つ敵に接すると移動が妨害されるルールです。しかしこのゲームには存在しないため、敵の真横をすり抜けていくことが可能です)
- 飛行ユニットと地上ユニットは、同じマスに混在可能です。
- ピンチ操作でズームイン / ズームアウトが出来ます。
飛行ユニットの裏側にあるユニットを選択し辛い場合は、ピンチ操作でズームインしてタップしましょう。
- 車両、船舶、飛行ユニットは「燃料」を持っています。
移動によって消費され、なくなると動けなくなります。
- 飛行ユニットが飛んだままでターン終了すると、次のターン開始時に燃料を最大値の 10 %消費します。
さらに飛行中に燃料切れになると「墜落」してしまいます。
- このゲームの飛行ユニットは全部「ヘリコプター」なので、タップすることで「着陸」することが出来ます。
着陸していると燃料は消費しません。
しかし地上ユニットからの攻撃を受けてしまいます。
- 全てのユニットの行動が終わったら、画面右上の▲ボタンを押して下さい。
ターンが終了し、敵のターンに変わります。
- 敵の行動中、画面右上の二重の▲ボタンを押すと倍速で動きます。
- 攻撃可能なユニットにはオレンジ色の枠が付いています。
タップすると攻撃可能な敵(射程内にいる敵)が赤色で表示されます。
また、与えられるダメージも表示されます。
(与えるダメージがランダムに増減することはありません)
- 各ユニットは「射程」を持っています。
攻撃できるのは射程範囲にいる敵のみです。
また、以下の時は攻撃することが出来ません。
- 相手が見えていない(索敵範囲外にいる)
- 間に壁や崖、木などの障害物がある(射線が通っていない)
- 2段高い所にいる場合、射程が1増加します。
4段高い場所がある場合、そこでは射程が2増加します。
- 敵ユニットを押しっぱなしにすると、緑の ○ で移動範囲、赤い ○ で射程範囲が表示されます。
- キャンペーンで、移動可能なユニットなのに、移動範囲と射程を確認すると射程のみしか表示されない場合があります。
これはそのユニットは移動しない、固定されているユニットであることを表しています。
- 攻撃後、相手がまだ残っていて、攻撃したユニットが相手の射程内にいる場合、相手は反撃してきます。
- 射程内であるなら、遠距離砲撃に対しても反撃します。
- ダメージを受けていると、その割合に応じて攻撃力が減少します。
例えば 50 %のダメージを受けている場合、攻撃力も 50 %になります。
- よってこちらの攻撃で敵に 50 %のダメージを与えた場合、その後に反撃されても受けるダメージは通常の半分になります。
つまり先に攻撃した側が有利です。
- グレネード兵、自走砲、MLRS などの砲撃ユニットの攻撃は、着弾地点の周囲のマスにもダメージを与えます。
この「巻き込みダメージ」は通常の 45 %の威力で、敵味方関係なく発生し、索敵範囲外にも影響します。
- ただし建物を攻撃した時は「巻き込みダメージ」は発生しません。
- 砲撃ユニットは障害物(射線)を無視して攻撃可能です。
間に壁などがあっても、それを越えて攻撃できます。
- 攻撃すると「弾薬」が1つ減ります。
残弾数はユニットをタップする事で確認でき、無くなると攻撃できません。
弾薬は施設や補給車などから補給することが出来ます。
弾薬が少なくなるとユニットに黄色の弾薬マークが表示され、無くなると赤い弾薬マークが付きます。
- 敵を倒すと Promotion(昇進)が発生する場合があります。
昇進すると攻撃力・防御力の双方が増加し、ダメージや弾薬も回復します。
昇進は2回まで発生します。
- 敵を3ユニット倒すと1度目の昇進が発生します。
昇進1回目で攻撃力は 1.5 倍、非ダメージは 2/3(66%)になります。
- 一度目の昇進後、敵を5ユニット倒すと2度目の昇進が発生します。
昇進2回目で攻撃力は 2.5 倍、非ダメージは 2/5(40%)になります。
- Turret(砲塔)や Pounder(砲台)などの固定されている兵器は、ターン開始時に射程内の全ての敵に自動的に攻撃を行います。
この自動射撃は反撃を受けません。
ただしこれらの固定砲台は、任意の射撃や移動は行えません。
- 「ジープ」や「フェリー」といった輸送ユニットは、他のユニットを搭載して運ぶことが出来ます。
- ジープ(Jeep)が運べるのは兵士ユニットだけです。
- 兵士がジープに移動し Embark(積込)を選ぶと乗り込めます。
- 兵士を乗せたジープをタップすると周囲のマスに降車させる事ができます。
- 乗っている時はジープの防御力が適用されます。
乗車中にダメージを受けても中の兵士はダメージを受けませんが、ジープがやられると乗車中の兵士もやられてしまいます。
- フェリー(Ferry)は全ての陸上ユニットを運べます。
- 乗車や降車は海岸のマスで行う必要があります。
- それ以外はジープと同じルールです。
- 輸送ヘリ(Sky hook)も全ての陸上ユニットを運べます。
- 搭載する方法は、ヘリを他のユニットの上に移動させて Pick up を選ぶか、陸上ユニットをヘリの下に移動させ Embark を選びます。
(戦車や自走砲なども空輸できます)
- 降車させる方法は、移動後に真下のマスをタップするだけです。
- 搭載しているユニットは、乗車・降車を行っても行動終了になりません。
つまり、降車直後にさらに移動する事が可能です。
移動力の範囲であれば、乗車 → 乗って移動 → 降車 → さらに移動 ということも可能です。
降車してすぐに占領や攻撃をすることも可能です。
- 全てのユニットは索敵範囲を持っています。
索敵範囲外は霧がかかったようになっていて見えません。
- 見えていない(索敵範囲外)の敵は攻撃できません。
- 索敵範囲は高さによって変化します。
2段低い場所に対しては索敵範囲が1つ広がります。
2段高い場所に対しては索敵範囲が1つ狭まります。
(つまり低い場所は見やすく、高い場所は見にくくなります)
(4段違えば、索敵範囲は±2されます)
- ユニット以外に、兵舎・工場・空港などは2の索敵範囲を持っています。
- 油田のような小さい施設は1の索敵範囲を持ちます。
- レーダー施設は4の索敵範囲を持っています。
- 例外として、キャンペーンマップの勝利条件(敵司令部や将軍など)の位置と、焚き火の位置は最初から見えています。
- 生産は自軍の兵舎・工場・空港をタップすると行えます。
生産したユニットは施設に付いている丸い部分に現れ、生産直後から行動することが可能です。
- 1つの施設で(資金がある限り)ユニットをいくつでも生産可能です。
- このゲームは敵の生産場所をこちらのユニットで塞いで、生産させないようにすることは出来ません。
敵施設の生産場所にユニットを置くと、そのユニットは敵のターン開始時に削除されてしまいます。
- このルールは飛行ユニットにも適用されます。
兵舎や工場の生産場所の上空に飛行ユニットがいると、高さが違っていてもユニットの生産の邪魔になり、削除の対象にもなります。
- 自軍の施設の生産場所に、自軍のユニットを置いておくと、次の自分のターン開始時に耐久力の回復と弾薬・燃料の補給を行えます。
施設やユニットの種類は無関係で、例えば兵舎でも戦車や着陸したヘリコプターが補給と回復を行えます。
耐久力は1度の回復で全快します。
- ただし港は生産場所が海の上の扱いなので、陸上ユニットは入れず、ヘリの着陸も行えません。
- 弾薬と燃料の補給は、補給車(Supply Truck)や給油艦(Fleet Oiler)からも行えます。
補給車や給油艦に隣接させれば、その時点で自動的に補給が行われます。
ヘリコプターも着陸すれば補給車や給油艦からの補給を受けられます。
- エンジニア(Engineer)のユニットで、施設の占領が行えます。
(このゲームで占領が行えるのはエンジニアだけです)
- 占領は施設の横に移動した後、施設をタップすれば行えます。
生産施設は生産場所でなくても、周囲のどこからでも占領を行えます。
占領に成功したエンジニアはその場で消滅します。
- 占領を行ったエンジニアは消えるので、占領したい施設の数だけエンジニアを生産する必要があります。
- 油田などの小さな施設は1回で占領できます。
- 兵舎・工場・空港などの生産施設は2回占領する必要があります。
占領行動を行うと、そのエンジニアは行動終了になります。
しかしエンジニアが2人いれば1ターンで施設を占領する事も可能です。
- 自軍の生産施設が敵に1回占領され、相手のスパナが付いている時は、味方のエンジニアでその施設を占領することでスパナを取り除くことが出来ます。
- マップによっては中立のユニットが存在する場合もあります。
この中立ユニットの取得もエンジニアで行います。
- 高さが違う場合は占領できません。
- 全ての施設は破壊も可能です。
ユニットは敵や中立の施設にも攻撃を行え、攻撃し続けて施設の耐久力を 0 にすれば破壊されます。
敵の司令部を破壊した場合はそのまま勝利となります。
- 施設の耐久力は少しずつ自然回復していきます。
- 耐久力の減った施設で生産を行うと、最初からユニットの HP が少し減っている状態になります。
- 破壊された施設を修復することは出来ません。
- 司令部は占領できません。
司令部に占領行動を行った場合、司令部の耐久力が 10 減少します。
実行後、そのエンジニアは消滅します。
- 通常は敵の司令部(HQ)を破壊する事で勝利となります。
こちらの司令部が破壊されると敗北です。
- 味方司令部が複数あるマップもあります。
この場合、どれか1つでも破壊されると敗北となります。
- このゲームの司令部に生産能力などはありません。
- 将軍がいるマップは、その将軍(General)を倒す事で勝利となります。
また、こちらの将軍が倒されると負けになります。
- 将軍はマップによって、移動できる場合と固定されている場合があります。
- マップによっては資金を一定量貯めたり、一定ターン耐えたり、将軍を特定の場所に移動させることが勝利条件のステージもあります。
- ステージをクリアすると、評価に応じて「★」を1~3つ獲得できます。
この★はポーズメニューの「Battle Points」でユニットの強化に使えます。
- Cost が必要な★の数です。
一番上の「Launch SpySat」は、そのステージのみマップの全ての場所を索敵することが出来ます。
- キャンペーンでは、敵がユニットの強化を実行する場合もあります。
その時は強化されたユニットとその内容が画面に表示されます。
- キャンペーンマップには「木箱」や「焚き火」があるステージもあります。
- 銀色の木箱は取得すると資金が増えます。
希に昇進したり、弾薬や燃料の補給を行う木箱も存在します。
- 金色の木箱は取得すると「★」が増えます。
- 焚き火はイベントが発生します。
大抵は援軍が現れます。
- これらは陸上ユニットしか取得できません。ヘリの着陸では取れません。
- 緑色の焚き火は将軍が脱出するマップで、その脱出地点を表しています。
ゲームモードは以下の通りです。
- Campaign(キャンペーン)
このゲームのメインモードです。
全 50 ステージに及ぶ戦いを勝ち抜いていきます。
- Fight On でオートセーブされているゲームを再開します。
オートセーブは行動するごとに自動で行われています。
- New Campaign はゲームを新たにスタートします。
- 最初に難易度設定を行います。「Basic」が基準の難易度です。
- 「Medium」と「Hard」は敵の攻撃力にハンデが付きます。
具体的には、50 %のダメージを受ける攻撃は、Medium だと 60 %のダメージになり、Hard だと 80 %のダメージになります。
- Replay はクリア済みのステージを改めてプレイできます。
- Skirmish(スカーミッシュ)はマルチプレイ用のマップでコンピューターと対戦します。
マップは全てキャンペーンとは異なるものです。
- Pass & Play は2人対戦が行えるモードです。
本体をターンごとに手渡ししてプレイします。
- Play Online はオンライン対戦のモードですが、このゲームのオンライン対戦はリアルタイムに行うものではありません。
1ターン終わったらその内容がサーバーに送信され、相手が適当な時間にその続きを行ったら、それを受信してまた1ターンプレイする・・・
というのを繰り返し、何日もかけてプレイするメール形式の対戦です。
また、サーバーにログインするにはアカウント登録が必要です。
- オートセーブの他に、ポーズメニューで「Save Game」を選ぶことで、手動でセーブすることも可能です。
セーブスロットは8つ用意されており、タイトル画面の「Load Game」を選ぶことで任意のセーブデータからの再開が可能です。
【 Great Big War Game 攻略ページ 】
GBWG ユニット解説&詳細データ一覧
GBWG キャンペーン攻略・前半ステージ
GBWG キャンペーン攻略・後半ステージ
Great Big War Game 攻略 1/4
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