Beat da Beat
シューティングゲーム
開発:Nekki / 2 PLAYERS
販売:Caliburnus Limited(キプロス共和国)
120 円の買い切り版 / 課金+広告付き無料版
レビュー公開:2017/5/24
サウンドに合わせて展開される弾幕を潜りぬけ
弾幕シューティング+リズムゲーム。
ユーロビートのサウンドと共に敵が現れ、リズムに合わせて弾幕を展開する、ノリの良いサウンドトラック的シューティングゲームが公開されています。
「Beat da Beat」です。
2015 年に公開されていたゲームで、新作という訳ではないのですが、先日試してみて面白かったのでご紹介しておきたいと思います。
リズムゲームと言っても、曲に合わせてボタンを押したりする必要はありません。
敵の動きや攻撃が BGM に合わせられているだけで、ゲーム自体は普通の縦スクロールシューティングです。
ただ、曲に合わせてステージが作られていて、サウンドとゲームのシンクロに力が入れられています。
インディーズらしいユニークな演出も、ゲームの楽しさになってますね。
アプリは 120 円の買い切り版と、課金・広告・待ち時間のある本体無料版があります。
無料版で課金を行うと有料版より高く付いてしまうので注意して下さい。
また、このゲームは結構画面がフラッシュするので、てんかん症状にご注意を…
縦スクロールなのに横画面のシューティングです。
操作方法は相対移動(指の位置に関わらず、指の動きに追従する形式)で、操作性自体は良好なのですが、横に広いおかげで親指で操作していると、画面の反対側まで行きたいときに指が届かなくなって、置き直しが必要になります。
自機の位置に合わせて右手と左手の指を使い分ける必要があり、慣れるまでやり辛さがあるかもしれません。
タブレットだと指がますます届かないので、スマホでのプレイをオススメです。
幸い、画面から指を離すと全体がスローになるので、指の置き直しはしやすいです。
左右の指を使い分ければ、自機の周囲が指で隠れてしまうことはありません。
ショットは自動で連射されます。
ゲームはなかなかハードで、4つの難易度がありますが、ノーマルでも結構な弾幕が飛んで来ます。
ただ、画面が広くて逃げ場所が多く、自機の当たり判定も小さいので、割と避けやすいです。
ライフ制のため1発でやられることはなく、弾速もそんなに速くないので、低難度の「カジュアル」ならあまりシューティングをしない人でも楽しめるでしょう。
しかし敵の耐久力が高く、なかなか倒せないので、爽快感は少なめ。
敵を倒すのではなく、弾をかわす方を楽しむシューティングです。
特に初期の機体は攻撃力が乏しく、最初は強化もないので、ちょっと辛い状態。
2つ目の機体を購入し、ライフと攻撃力を強化すればラクになりますが…
※元は Steam のゲーム。タッチパネルで遊ぶにはちょっと横幅が広すぎる。
でも細かい操作は意外にしやすく、弾をかわしにくいことはないです。
ちなみにこのページの画像は難易度ノーマルのものです。
※機体選択画面。なぜか古いノートパソコン風。
最初の機体は弱いので、お金を貯めて2つ目の機体を買いましょう。
敵が硬いですが、倒さないとコインを稼げないので、まずは武器から強化を。
コインの価値はカジュアルを基準にすると、ノーマルは2倍、ハードは3倍、バッドアスは4倍になります。
このゲームの特徴はサウンドに合わせて出現し、動いて、攻撃してくる敵。
BGM は BGM と言うより1つの楽曲で、弾を撃つ間隔、攻撃の種類など、細かいところまでサウンドにシンクロしています。
曲はゲームの BGM としてはちょっと長く、そのため1ステージもシューティングとしては長め。
ボス戦も1つのステージになっていて、曲が終わるまで戦うのを想定しているためか、ボスの耐久力が高すぎる印象があります。
しかし単なるシューティングよりリズムにノレるし、やっていて楽しいですね。
オープニングもユニークで、「どこにでもいる人工知能ちゃん」が案内するチュートリアルもヘン。
全体に漂う、ハイセンスにシュールな雰囲気もゲームの見所でしょう。
※迫り来る敵をパンチで倒し、ペアルックの彼女を守れ!
え? シューティングゲームじゃなかったのかって? うん、そういう時もあるね。
※巨大ボスが現れてビビる主人公。 演出がユニークで良いです。
※ちゅどーん! あえなくやられたシーン。
吹っ飛んできた主人公がスマホの画面にぶち当たります。
とてもインディーズらしい、ゲーマー向けのコメディとゲーム性にあふれた内容。
それでいてスマートに作られている作品です。
シューティングとしては、後方から何の前触れもなく弾が飛んできたり、画面がフラッシュして弾が見にくくなる点が気になりますが、全体としては高いクオリティの弾幕シューティングです。
回復アイテムが多めに出るので、強化すれば耐久力を頼りに進むこともできますが、被弾しながら無理やり突き進む欧米的なゴリ押しシューティングという程ではありません。
ちゃんと弾よけのテクニックが必要です。
シューティング好きに、特に勧めたいアプリですね。
・Beat da Beat Free(無料版。広告/待ち時間あり)
・Beat da Beat(Android 有料版)
・Beat da Beat Free(Android 無料版)
・Beat da Beat(PC 版。Steam へ)
※Youtube 公式 PV
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