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Realpolitiks Mobile 追加プレイレビュー
北海道 AAR

Realpolitiks MobileRealpolitiks Mobile
戦略シミュレーション ハーツオブアイアン系
Jujubee(ポーランド)
価格 720 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2017/8/6
iPhoneSteam

2つ目の Realpolitiks レビューをこっそり公開

現代の世界情勢を再現したハーツオブアイアン系(HoI 系)の国際政治シミュレーションゲーム「Realpolitiks」。

Realpolitiks

どんなゲームかはメインのレビューである「北朝鮮 AAR」をご覧下さい。

ただ、そちらはゲームの概要を伝えるのを重視していたので、あまり実戦的なレビューではありませんでした。
そもそも現代のシナリオの北朝鮮でやってる時点で実践的ではない。

と言う訳で、何を研究すべきか、どうすれば戦争に勝てるのかなどを解説したプレイレポートを、改めて公開したいと思います。
基本的な操作や画面の見方はメインのレビューで説明しているので省きます。

選んだのは 2222 年の架空シナリオ「New World Order」。
このシナリオは世界が多数の小国に分裂していて、すべての土地の経済力と、すべての国の政治体制&軍事力が同じ状態でスタートします。

そして今回選んだ国は…
イクラ丼とジャガイモの国、北海道です。

Realpolitiks Mobile 北海道


【 日本は北海道になりました。 ~北海道 AAR~ 】

新世界秩序 World New Order。
このシナリオでは日本は3つに分裂している。

西日本の「アニメランド」、東日本の「ゴジリアン」、そして北海道の「ホッカイドー」だ。

何という未来ニッポンポン。
もはや北の大地をのぞき、すべてが秋葉原化してしまったらしい。
ここは北海道が全土を征服し、有るべき日本の姿を取り戻さなければならない。

と言う訳で、今回は北海道でスタートする。

さて、最初にすべきことは… 戦争である!!

Realpolitiks Mobile Godzillian へ

「いきなり!?」と思われそうだが、このシナリオは全ての国の軍事力が同じ状態で始まるので、最初はどこも兵力が少ない。
つまり、うまくやれば短時間で完勝できる。

とは言え、政治体制が全体主義(Totalitarianism)でない場合、戦争をしかけるには友好度が低くなければならない。
このシナリオは最初はどの国も権威主義(Authoritarianism)なので、友好度が 35 以下になっていないと攻められない。

と言う訳で、ゴジリアンをダブルタップ、ノーグッドのアイコン(Decrease relations)を選んで侮辱的な外交を行い、友好度を下げる。
しかしこれでも足りないので、さらにスパイを派遣。
他国との友好度を下げる信頼ダメージ工作(Damage reputation)を行う。
やりたい放題であるが、ここはそういうシナリオだ。

また、スパイ工作の完了まで間があるので、部隊を雇用しておく。
歩兵1、装甲車両1、航空機1を増産。
たった1でも、最初は歩兵3・車両1・航空機1なので、車両と航空機は2倍になる。これは結構大きい。

最初は貧乏なので購入資金がないが、借金(Take loan)してまかなう。
借金と言うと聞こえは悪いが、国家運用のための国債の発行は基本だ。
月々の利息(Debt costs)の支払いが必要になるが、領土が増えれば収入は増すので、あとで返済すれば良い。

一方、プロジェクト(政策)だが…
国力アップの基本となるのは、グラフマークの GDP をアップする政策だ。
これをしておかないと逆に経済力が下がったりする。
ただ、赤ちゃんマークの人口増加率アップも含め、長い目で見ないと効果は実感できない…

Realpolitiks Mobile プロジェクト概要

そして何より、政策の施行には費用と維持費がかかる…
今は借金して兵士を買っているぐらいなので、あまり余裕はない。

しかし、タダで、維持費もかからずに研究できる制度がある。
Economy(経済)の Economy modernization(経済改革)と、Internal politics(国家)の Internal politics advancement(政治改革)だ。

これは I~V まであって、研究に長い時間がかかるが、費用も AP もいらない。
他にやるものがない場合は、これを進めておくのが良い。

さて、しばらくしてスパイ工作の成果が出た。
結果は… 失敗!

だが、それでも良い。スパイが見つかれば友好度は下がる。
それを下げるのが目的なので問題はない。

さあ、さっそく北海道の力を見せてやろうではないか!

Realpolitiks Mobile 開戦画面

戦力はこちらが歩兵4・装甲車両2・航空機1
航空機の生産は間に合っていない。
相手は歩兵6・装甲車両1・航空機1
歩兵を増産したようだ。

さて、戦争になると数多くの作戦が提示されるが、重要なのは次の2つ。

装甲車両空爆の Airstrike(Armor destruction)と、
航空攻撃の Clear Skies(Aircraft destruction)だ。

Realpolitiks Mobile Airstrike と Clear Skies

この2つは成功させても War スコアは増えない。
しかし空爆は相手の装甲車両が、航空攻撃は相手の航空機が1つ減る。
成功させることで、相手の戦力を確実に削っていける。

どちらも攻撃時には航空機を3つ出撃させるが、今は敵も味方も航空機が1つしかないので、その分しか出撃できない。

だが、相手の戦力が少ない時に使える有効な戦い方がある。

作戦実行時、出撃させた戦力は防衛には使えない。
例えば、相手が歩兵と戦車を使う作戦を実行して、残りの戦車がない場合、カウンターで戦車で防衛をする作戦を実行すれば、相手は戦車なしで守るハメになるので有利に戦える。

Realpolitiks Mobile 戦略の一例

そして、相手が航空機を使う作戦を実行した時に、残りの航空機がない場合…

こちらがカウンターで Clear Skies(航空攻撃)を実行すると、この作戦は航空機で防衛するので、航空機がない場合は対処できず、すぐに作戦成功となる。
そしてこの作戦に成功すると、航空機が減る。

今回は相手の航空機が1なので、これが決まると… 0になる。
敵空軍壊滅。
こうなると装甲車両空爆も簡単に成功する。 これによって戦車も0になる。
敵装甲部隊壊滅。

もうあとは歩兵だけ。
どの作戦も複数の兵科で攻撃や防御を行うため、歩兵だけになると戦力激減。
以後は蹂躙し放題である。

Realpolitiks Mobile 空爆に対空攻撃を合わせる
※相手の空爆に航空攻撃を合わせたところ。
先に空爆が着弾するが、空爆は装甲車両だけでも少しは耐えられる。

あとは War スコアを稼いでいけば良いのだが、あまり悠長にはしてられない。
適当な作戦でスコアを +15 %にしたら、すぐに電撃戦(Unorganized Fast Offensive)を実行する。

この作戦は攻撃側と防御側、共に歩兵2・装甲車両1で戦闘する。
成功すれば War スコアは一気に 85 %も動くが、防御側に強力な補正(+5)が付くので、普段は成功しない。
しかし相手の装甲車両が 0 ならば、半々ぐらいの戦力差になる。

すでに相手は歩兵3しかないので、思い切って実行。
こちらの歩兵にも被害が出たが、この戦闘で敵の歩兵は全滅し…
完勝だ。

Realpolitiks Mobile 終戦交渉

戦争後は終戦交渉を行う。
交渉アイコンをタップし、条件を選択する。

相手の政治体制を変えて同盟も解体する Political victory(政治的勝利)、軍縮を強制する Demilitarization(武装解除)などがあるが、ここで行うのは領土要求の Acquire province だ。

ゴジリアンの領土は本州東部のみ。
これを併合すれば、地図からゴジリアンは消滅する。

こうして、東日本は北海道となった。
今日から東京も仙台も群馬も、北海道である。北海道万歳。

東日本の所有権を主張しないまま侵略したので、ならずもの度(Warmonger)が激増しているが、それを気にしていたらスタート直後の速攻はかけられない。

Realpolitiks Mobile 東日本は北海道になりました。

さて、ゴジリアンが片付いたので… 次はアニメの国、アニメランドである。
奴らに三次元の強さを教えてやろう。

すかさず休むことなくケンカを売る。
前述したようにこのシナリオは、各国の戦力の少ない序盤こそチャンスである。

そしてもう1つ、急がなければならない理由がある。
アニメランドは西日本と韓国が合わさったような国になっていて、双方の文化を持ち、領土は本州西部・四国・九州・朝鮮南部の4地域に及ぶ。

全ての土地の人口・経済・資源が同じこのシナリオでは、領土の数が国力なので、4つもあるのはかなり強い。
実は世界最強クラスなので、急いで叩かないとジリ貧になるのだ。

Realpolitiks Mobile アニメランド
※日本、朝鮮に加え、中華(Sinic)の文化も含まれていて、領土も多いアニメランドは、意図的に初心者向けに作られている印象。異文化による独立運動が起きにくい。
アニメ人気は万国共通?

と言う訳でさっそく開戦。
すでに超ならずもの認定されているので、他国との友好度は低く、開戦の障害になるものはない。

さて、この戦いは早々に優勢になることができた。

航空機の生産が終わり、戦力は歩兵2・車両2・航空機2になっている。
歩兵は生産中なので戦争中に補充できる。
相手は歩兵6・車両1・航空機1。

航空機が2つあるため、航空攻撃(Clear Skies)をすると2対1になる。
これなら普通に成功させることができる。
これで相手の航空機は0に。
航空機が0なら空爆も問題なく成功するので、それで相手の車両も0。
後はもう楽勝だ。

Realpolitiks Mobile アニメランド兵力

まあ、実はここから時間がかかった。
電撃戦で一気に勝負を決めようとしたが、その矢先に相手が車両を追加。
これでは電撃戦は決まらないので、中断して先に車両を爆撃。
しかしその最中に今度は相手が航空機を追加し、そうこうしている間に歩兵に被害が出て、その増産をしなければならなくなり…

とは言え、すでに車両と空軍で優勢なので、敵の増援を確実に叩いていけば問題はない。
「多少の援軍は何とかなる!」と無理をするのは良くない。

再び敵装甲車両を壊滅させ… 電撃戦成功。
War スコア 100 %で完勝だ。

そして、いつもの戦後交渉。
領土要求(Acquire province)は複数の領土を指定できる。
今回は本州西部と四国を要求する。
War スコアが 90 %以上必要になるようだが、100 %なので問題はない。

こうして、本州と四国も北海道になった。
大阪も、広島も、うどん県も北海道である。北海道すばらしい。

ならずもの度が 200 近くになり、イスラム国も真っ青の極悪人状態だが。

Realpolitiks Mobile 本州と四国は北海道になりました。

さて… これで進攻は一旦中断となる。

停戦をすると、その国とは2年半ほど再戦できなくなる。
よってアニメランドとの戦いはしばらく行えない。

また、北海道の北にはサハリン国があるのだが、海の向こうの扱いになっていて、輸送ユニットがないと進攻を行えない。

輸送ユニットを得るにはかなり上位の軍事研究が必要で、今の時点では無理だ。

Realpolitiks Mobile 輸送ユニットが必要かどうかの確認
※進攻先が海の向こうの扱いの場合、戦力表示に輸送ユニットが出てくる。
ここが 0 だと防衛用の作戦しか実行できない。

よって、しばらくは内政。足場固めを行う。

さて、序盤の内政で目指すべきもの。
それは「証券市場の設立」である。

Economy(経済)にある Local Financial Centre(金融センター)のプロジェクトを完了させると、証券市場を作って収入を大きく増やすことができる。
ただしそのためには、頭脳マークの HDI(知的生産)が 50 必要で、先に Internal Politics(国家運営)の学術系プロジェクトを進めておかなければならない。

と言う訳で、教育機関の設立や、芸術の補助(Art tax relief)などを行う。
独裁者は得てして芸術を愛するものだ。

Realpolitiks Mobile Local Ficancial Centre

もちろん部隊も増強しておく。
歩兵を 10、装甲車両を5、航空機も5まで増やす。
これでさらに有利に戦えるだろう。
実は、あとで航空機を6にしておくべきだったと後悔することになるのだが…

こうして、借金も返済し、次の戦いに備えてノンビリと内政を進めていたのだが、それは突然起こった。
いや、そろそろ来るだろうとは思っていたが…

国連による「おしおき」である。

国連(UN)は12の国で構成されていて、そのメンバーは国力上位の国家が勝手に選ばれていく。
よって多くの領土を得た我らが北海道も、すでに国連のメンバーである。
さすがは北海道。

Realpolitiks Mobile 国連画面

国連のメンバーは様々な議案を提出(Propose)することができる。
その中には GDP を大きく上げたり、国民不満度を下げるものもあるので、有用ではあるのだが、全体主義国家やならずもの国家へのお仕置き提案もある。

で、一応メンバーなので、もしそういうものが提案されても反対票を投じれば何とかなるかなと思っていたのだが…

どうも今回のおしおきは、ならずもの度があまりに高すぎる国家に対して強制的に発生する、一種の「イベント」であるようだ。
議題が提出されることなく始まってしまった…

国連の介入が起こると、一定期間後に政治体制が強制的に変更され、軍事力も大幅に制限されてしまう。
一応戦うこともできるが、セーブして試してみると…

Realpolitiks Mobile 対国連戦

うん、無理。
多国籍軍にフルボッコにされたイラク並みに無理。

仕方ないので、ここは大人しく国連の査察を受け入れることにする。
これにより、国家体制は大幅に変えられてしまった。

まず、政治体制に関わる政治介入(Interventionism)、国民監視(Personal control)、軍国主義(Militarism)が最低の1になる。
これにより、政治体制は極めて民主主義になる。
さらに軍事力の最大値が半減、戦力にペナルティも付き、軍事同盟があるなら解体される。
また、勝利点が 500 も下がる。
異文化の領土があるなら、それも没収されるらしい。

ただ、悪いことばかりではない。
ならずもの度は 0 になる。

まあ、これは開始直後に急進する戦法を採った場合は避けられない。
占領地はすべて日本文化だったので、領土は没収されておらず、軍事ペナルティはそのうち解消されるので、待っていれば復活できる。
どうせ内政も必要だし、しばらく大人しくしていれば良いだろう。

とか思っていたら、事態は予想外の展開に…
翌年、アニメランドが急襲してきた!

Realpolitiks Mobile 進攻された

そっちから来るのかよ!

いや、それならそれでいい。ならずもの度が上がらずに済む。

ともあれ戦闘を始める。
さすがに数年が経っているため、相手も戦力を増強している。
以前のような「航空機と戦車を0にして、ハイすぐ勝利」とはいかない。

Realpolitiks Mobile アニメランド第二戦

しかし戦車が 20 とか 30 とかある訳ではないので、基本は変わらない。
まずは空爆と航空攻撃で相手の戦力を削っていく。

だが、作戦が全然成功しない…
よく見ると、国連によるペナルティで戦力に大きなマイナス修正が付いている。

この状況で国連制裁がそのまんまっておかしいだろ!
監視中の国が攻められてても、国連的には良いのか!?

と、文句を言っても、そういう仕様なのは仕方がない…
国連のペナルティが解除されるまで約1年。
ここは兵力を補充しながら、伏兵(Ambush actions)で耐えるしかない。

今さらだが、プロジェクトの軍事研究も進めて、少しでも戦力の減少修正を緩和させておく。

軍事技術には、自前で兵器を作るアメリカのような生産系と、主に購入してまかなう日本のような輸入系がある。

Realpolitiks Mobile 軍事研究画面

これはどちらか択一なので、輸入系を研究しても、後で生産系に切り替える場合は輸入系の技術は破棄することになってしまう。

生産系でないと輸送ユニットを作れないので、何とかお金を貯めてそちらに進みたいと思っていたのだが、もうそんなこと言っていられない。

安く研究できる輸入系を進めて、少しでも車両と航空機の戦力を底上げする。
今さらだが歩兵のトレーニング技術も開発する。

そして1年後… なんとか国連ペナルティは解除された。
これで挽回できるだろう… と思っていたら、甘かった。

双方の戦力が相応にある場合、装甲車両空爆の Airstrike(Armor destruction)が有効になる。
この作戦は双方が最大戦力(攻撃側は航空機3、防御側は航空機2・車両1)を投入している場合、攻撃側の方が若干有利で、普通に押し切ることができる。
成功すれば相手の車両が1つ減るので、繰り返せば有利になる。

しかし今回は空爆を進めようとすると、相手が航空攻撃(Clear Skies)をしかけてきた。
こちらの航空機は5しかなく、空爆で3つ使うと、残りは2。
航空攻撃は攻撃側と防御側、共に航空機を3つ出すので、残りが2だと勝てない。

空爆を中断すれば航空攻撃は撃退できるのだが、追い返しただけでは相手にダメージは出にくい。
そしてまた空爆を実行しても、再び航空攻撃で返されて… その繰り返し。

航空機が6つあれば、空爆しながら航空攻撃を迎撃できたのだが、今さら遅い。
伏兵には歩兵と戦車しか使わないので、伏兵で耐えている間はその補充しかしていなかった。
すぐに航空機の生産を行うが、完成まで 270 日。また時間が…

Realpolitiks Mobile 空爆と制空戦闘

たまに戦闘で被害を与えられるので、それで有利になることもあるが、相手もちびちびと増員するので、それで埋められてしまう。

結局、この一進一退の状態は半年以上続いた。
戦況が動いたのは、増産した航空機が完成し、空爆を中断することなく相手の航空攻撃を迎撃できるようになってから。

その後は相手の装甲車両を徐々に減らすことができ、ようやく押し切れたのは翌年になって。
たった1つの航空機の差で、こんなに長引くことになろうとは…

翌年、車両が0になったアニメランド軍に電撃戦をしかけ、なんとか撃退。
足かけ2年以上の長期戦は、ようやく終結した。

Realpolitiks Mobile アニメランドと終戦

そして終戦交渉。
「手こずらせやがって! でもこれで九州ゲットだ! 日本統一だ!」と思ったのだが、領土要求ができない。
九州はアニメランドの首都で、どうやら他の領土がなくなっていないと要求できないようだ。

じゃあ朝鮮南部を… と思ったら、こちらも要求できない。
Core province(所有権のある土地)じゃないからダメと言われる。
そうだった、民主主義になったから領土問題のない土地は取れないんだ…

仕方ないので、朝鮮南部の Liveration(解放)を選択する。
すると、South Korea に「South Korea」という国家が誕生。
まさかの韓国復活。国旗が違うけど。

Realpolitiks Mobile 韓国解放

内容を確認してみると、こちらとの仲が良い。
これは HoI 系おなじみの「傀儡政権」というやつか?

それはそれで都合は良い。
軍事同盟(Bloc)を結べば、そこを通過して北朝鮮方面に進軍できる。
日本は島国なので、本土を統一した後は輸送ユニットを用意するか、大陸に同盟国を作らないと動けなくなる。

さっそく外交で関係を向上させ、新韓国と同盟を締結。
同盟国の兵士は戦争時に自軍にプラスされるので、戦力アップにもなる。

ともあれ、アニメランドと停戦したため、また2年半は戦えない。
損害も大きかったので、しばらくは回復に努めることとしよう…

Realpolitiks Mobile 軍事同盟画面
※同盟を締結すると、同盟国内でのルールを定めることができる。
経済交流や移動の自由化で GDP や人口増加率を高められるが、ルールを増やすほど同盟を維持するための必要友好度も上がっていく。

さて、一段落したが、やらなければならないことはたくさんある。
まず民主主義になった政治体制をどうにかしないといけない。

民主主義でも軍拡は可能だ。
進攻先の土地の所有権をスパイ工作の「Gain Core」で主張しておけば、悪評は抑えられ、戦後交渉で領土の要求もできる。

工作の成功率は 40 %なので失敗も多いが、邪道ではあるが、結果が出る前にセーブしておけば成功するまでやり直せる…
また、民主主義でも友好度 25 以下の国には進攻が可能だ。

とは言え、軍拡プレイは権威主義や全体主義の方がやりやすい。
プロジェクトで舵マークの政治介入(Interventionism)、目のマークの国民監視(Personal control)、兵士マークの軍国主義(Militarism)が上がる制度を優先して採用していく。
イベントもそれらがアップする選択を選んでおく。

政治体制はすぐに変化する訳ではないが、4年に1度の選挙で、採用制度に合った体制に近付いていく。

Realpolitiks Mobile 選挙画面

所有権の主張(Gain Core)は、政治体制にも影響する。
「うちの領土だ!」と主張している土地が敵国のものだと、国民監視と軍国主義が上昇するのだ。

つまり、国内の独裁体制を維持するために領土問題をぶち上げて、国民の目をそちらに逸らすという某国みたいなことができる。
さっそく九州にスパイを派遣し「この島は俺たちのものだ」と言い張っておく。

なお、戦争中だとさらに大きな影響がある。
4年に1度の大統領選挙の時に戦争を起こし、国民の関心を引き付けるという某国みたいな事もできる。

Local Financial Centre(金融センター)の研究を完了させ、株式市場を設立し、経済ブロックも作っておきたい。
経済ブロックには他の国を誘うことができ、その国の経済規模が大きく、距離が近く、友好的なほど収入が増える。

Realpolitiks Mobile 証券市場
※3つのバーグラフのうち、上は友好・距離・同盟・文化による評価、真ん中は GDP。
下は競争力で、AP を使ってその国のレーティングを上げると増える。

そうこうしていると、投資イベント(Funding)が発生した。
なにやら太古の海底都市を見つけたとのことだが… いきなりファンタジー?
いや、2222 年シナリオだから、現代から見ると未来都市なのか。

投資イベントには他にも「共同研究所の設立」「オリンピックの誘致」「小惑星への移民」などがあり、各国がお金と AP を出資、投資額が上位の国にはご褒美が与えられる。

Realpolitiks Mobile 海底都市イベント

ただ、多くの投資イベントは上位3つの国にしか報酬がない。
オリンピックの誘致に至っては1位にしか利益がない。

多額の資金を費やしても4位だったら無駄になるので、投資するならしっかり投資し、投資しないならキッパリあきらめる方が良い。

今回は状況が安定していて収入もあるので、投資していくことにした。
安くない金額を繰り返し出資し、その結果… 1位を獲得!

したのはいいけど、ナニコレ?

Realpolitiks Mobile Deeponia

太平洋の南部、南米の沖合いに丸いドームが。
どうやらこれが海底都市らしい。

このシナリオだからか、人口・経済・資源は他の領土の初期値と同じ。
1位で入植したからか、日本文化になっている。

どうやら新領土の取り合いの投資だったようだ。
金で領土が買えたのは、とりあえず嬉しい。

さて、しばらく平穏な日々が続き、アニメランドとの停戦の期限が過ぎた。
もはや敵は九州しか領土のない小国。そろそろ退場して貰おう。

戦闘の内容について、もはや語ることはない。
同盟した新韓国の分も含め、総兵力は 40 近くになっていた。
相手も戦車3、航空機4ぐらいの兵力は貯めていたが、焼け石に水だ。
普通に攻勢をかけ、そのまま完勝。

九州を要求し、ついに日本統一。
日本は北海道、北海道は日本になった。ビバ北海道。

Realpolitiks Mobile 九州は北海道になりました。

さて、この後は大陸に北海道を作るべく進出していく。

だが、最初の1手目でいきなり問題が発生。
北朝鮮(このシナリオではドリームランド)の領土を Gain Core(所有権主張)できない。

どうやら離れている土地には領土問題を起こせないらしい。
考えてみれば当然か…
となりには同盟を結んでいる新韓国があるが、その領土としての要求、みたいなのは無理なようだ。

こうなると民主主義の間は攻められない。
政治体制が変わったとしても、領土問題のない状態で侵攻するしかないので、またならずものと非難されてしまう。

でも、これはしょうがない。
権威主義になってから無理やり攻め込むしかなさそうだ…

Realpolitiks Mobile 北朝鮮に Gain Core できない

数年後、選挙やイベントによって北海道は権威主義に復帰。
さっそく北朝鮮… もといドリームランドに侵攻開始。
まだ車両2・航空機3程度だった地上の楽園の守護兵は我が軍の敵ではなく、あっという間に制圧は完了。
我らが北海道の一部となる。

だが、当然のようにならずもの度は激増。
このままでは2度目の国連制裁を受けてしまう…

ならずもの度は時間と共に減っていく。
外交の政策によって、現在は月3ずつ低下する。
しかし 100 もあるため、安全と思われる 45 以下になるには1年半はかかる。
かなり危険だ…

と言う訳で、ここは一旦、朝鮮北部は解放することにする。
まず、その北方の Jilin(吉林省)にスパイを送り、「ここは元満洲だ! だから俺らのものだ!」とかいう領土問題をぶち上げておく。

それが成功したら国家情報の握手タブを選択、そこにある「Release province」(領土の解放)ボタンを押して、朝鮮北部を選ぶ。

すると North Korea に「North Korea」の国家が誕生した。北朝鮮復活。
これにより、北海道のならずもの度は大きく低下する。

誕生した国とは友好度が高いので(解放元との友好に永久ボーナスが付く)、軍事同盟を結んで事実上の配下とする。
この辺はもう、ハーツオブアイアンでおなじみの傀儡国家の流れだ。

これで朝鮮北部の税収はなくなるが、ならずもの度を下げ、同盟国を増やし、大陸の土地の所有権も主張できた。
後はならずもの度が完全になくなってから、吉林省に攻め込むだけだ。

Realpolitiks Mobile Jilin を Gain Gore

こうして… 大陸に橋頭堡を得た北海道は、シベリア方面を席巻していった。

中国ではなくシベリア方面に進んだのは、北方領土、北海道の目と鼻の先にあるサハリンをどうにかしたかったからだ。
サハリンはウラジオストックからなら陸路で攻められる。

そしていつしか北太平洋は、北海道とその仲間たちになっていった…

Realpolitiks Mobile 北太平洋地域は北海道になりました。

しかし、ここでまた新たな課題が噴出。
「文化問題」である。

各土地には文化があり、日本は Japanese だが、朝鮮は Korean で Sinic(中華影響圏)、吉林省は Han(中国)で Sinic、シベリアは Russian の Orthodox(社会主義圏)。

そして異文化に支配されていると、国民不満度に関わらず独立運動が起こる。
これはお金ですぐ解決できるのだが、頻発するので結構な出費に。
もちろんお金を出さずにほっとくとヤバいことになるだろう。

文化転向させることも出来るのだが、多くの資金・AP・時間がかかる。

Realpolitiks Mobile 分離独立運動

とりあえず、大陸に拠点となる領土が必要なので、吉林省とウラジオストックでは北海道フェアを開催、文化の振興を行う。

だが、ならずもの度といい文化といい、簡単に他国領土を支配できるゲームではないようだ。
そこはやはり HoI 系、傀儡政権などで何とかする方が良いように作られているのだろう。

ともあれここまで来れば、あとはもう突き進んでいくのみである。
中国に行くか、ヨーロッパを目指すか、アメリカに向かってみるか…
北海道拡大の夢は広がる。

このゲームの一応の目標である勝利点も、もはやダントツだ。
小国乱立のシナリオなので、同じぐらいの勢力を持つ国は他に存在していない。

ちょっとぶっちぎり過ぎたかな…
北海道が世界の盟主になる日は、もう近そうだ。

Realpolitiks Mobile 北海道は世界一


と言う訳で、北朝鮮 AAR と合わせて見て頂ければ、このゲームの一通りの仕様と戦い方は理解できると思います。

まあ、北海道でプレイして思ったのですが、やはり架空シナリオは初心者や天下統一を目指したい人向けで、AAR としては史実シナリオで、強国を相手に四苦八苦しないと面白味がありませんね。

ともあれ、玄人向け過ぎて一般の人に勧められるゲームではないのですが、HoI 系、いわゆるパラドゲーが好きな人なら、楽しめる作品だと思います。

Realpolitiks MobileRealpolitiks Mobile(App Store へ)

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※Youtube 公式 PV

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