Darkest Dungeon: Tablet Edition
RPG ローグライク
Red Hook Studios(カナダ)
価格 600 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2017/9/5
ダンジョンは本当は、恐ろしいはずである…
ダンジョン。
最近それは美少女を引き連れて、出会いを求めたり、サークル活動したり、飯を食ったりする場になっていますが… さにあらず。
恐ろしい怪物や盗賊と生死を賭けて戦い、極限の状況でストレスやトラウマを抱える、ダンジョンが本来持つべき恐怖を表現したダークファンタジー RPG が公開されています。
「Darkest Dungeon: Tablet Edition」(ダーケストダンジョン)です。
「Tablet Edition」と付いていることから解るように、iOS 版は iPad 専用ですのでご注意を。
元はパソコン(Steam)で 2016 年に公開されていたゲームで、その年のインディーズゲームの表彰(IGF)で大賞候補になるなど、高い評価を受けていた作品です。
ゲームシステムは割と古風で、ダンジョンの構造はシンプル、戦闘もターン制のコマンドバトル。
ダンジョンがランダム生成なので、一応ローグライクと言えますが、あまりローグ感はありません。
いわゆる JRPG に近く、遊びやすいシステムではありますね。
ただ、取っ付きやすくはありません。
メッセージはすべて英語ですし、何よりストレスとトラウマがテーマの暗鬱でシビアな内容は、そこいらのライトユーザーを拒絶する雰囲気を漂わせています。
しかし慣れてしまえば、長く楽しめる RPG でもあります。
価格は 600 円。買い切りゲームなので課金・広告・スタミナ等はありません。
開発はカナダにあるスタジオです。
まずゲーム開始時の注意点を。
最初にセーブスロットを選択して難易度を選ぶのですが、一番上のスロットを選ぶと、指の位置の影響で「Stygian」の難易度が選択された状態になります。
しかしこの難易度はハードモードです!
それでなくても難しいゲームなので、いきなりハードでやったら大変なことに。
「最初に選ばれてるから、これが初心者向けだろう」と思ったら大間違いなので気を付けて下さい。
難易度は Radiant がイージー、Darkest がノーマル、Stygian がハードです。
※セーブデータ名の入力でキーボードが出て来た時、画面の位置がズレてしまうバグがあります。これはアプリをタスクから消して再起動すれば直ります。
ゲームが始まるとオープニングムービーの後、いきなりダンジョンに放り込まれます。
最初のダンジョンはチュートリアルですが、死んだら「死亡」ですから気を抜かないように。
え? 蘇生? そんな非常識で甘っちょろいものはこの世界にはありません。
ダンジョン内ではまず、右下のミニマップで移動先を決めます。
アイテム表示になっている場合は、横のタブをタップして切り替えて下さい。
ダンジョンは部屋と通路で構成されていて、となりの部屋を指定します。
行き先を決めた後、前方を押し続けると歩いて行きます。
たまに箱やキャンプ跡などが見つかり、近付いてタップすると調べられますが、罠がしかけられていることも。
調べる前には調査を行うキャラをタップで指定しておきましょう。
扉や入口が見つかったら、タップで入ります。
端まで行っても次の部屋に移る訳ではないので注意して下さい。
通路上や部屋に敵がいた場合、戦闘に入ります。
前述したようにターン制のコマンドバトルで、順番が来たキャラクターの行動アイコンを選択、さらに対象とする相手をタップします。
このゲームで重要なのは「隊列」。
全てのコマンドには、実行可能な位置と、対象にできる相手の位置が決められています。
例えば、クルセイダー(騎士)の通常攻撃である Smite は、最前列か2番目にいる時のみ使え、敵の最前列か2番目を狙えます。
ハイウェイマン(追いはぎ)の Pistol Shot は、最前列に「いない」時に使え、2列目以降を狙います。
位置が悪いと攻撃できなくなりますが、後ろに吹っ飛んだり、手前に引っ張られたり、奇襲されたりして隊列がバラバラになることも。
後ろに下がって自分を強化したり、前に出ると同時に攻撃するといったスキルもあり、隊列に気を配りながら戦う必要があります。
倒した敵の死体が邪魔で、その後ろを狙えないといったことも起こります。
※スキルの使用可能位置と攻撃位置は白丸と赤丸で示されています。
この攻撃 Grapeshot Blast(拡散弾)は、2番目か3番目の位置で使用でき、敵の1~3番目をターゲット可能。
また、ターゲットに「+」の表示がある場合は範囲攻撃になります。
ACC base は命中率、DMG mod は攻撃力修正、CRIT mod はクリティカル発生率修正。
この攻撃は DMG mod -60% なので、範囲攻撃だけど威力は低めです。
右下に見えているのがミニマップ。移動先はここで指定。
※タコ足攻撃発動! この攻撃は敵を手前に引っ張る。
サポート系の敵を手前に寄せると、攻撃しやすくなるのに加え、相手はスキルを使えなくなったりします。
他に「マーク」を付けるスキルがあり、マークした敵に大ダメージを与えられる攻撃が存在します。
ダメージを受けると「ストレス」も貯まります。
体液や叫び声を出すなど、体力よりも心理的ダメージが大きい行動を敵が行う場合もあり、クリティカルを食らって全員がショックを受けることもあります。
もちろん仲間が死んでもショック。
そしてストレスが 100 に達すると…
「ウギャー!」となります!
引き起こされる症状は Afflicted(苦悩)、Hopeless(絶望)、Selfish(恐慌)など複数あり、勝手な行動を起こしたり、後ろに下がって保身に走るといった症状が出始め、能力も低下します。
さらに「もうダメだーイヤだー死ぬー」とか喚きちらして、仲間のストレスがさらに増大。
たまに Courageous(勇敢)や Powerful(強化)などの英雄的行動(Virtue)が発生してパワーアップ、仲間も励まされることがありますが、大抵はロクなことになりません。
この状態はストレスが蓄積されている限り、帰還するまで継続します。
クエストは「90 %以上を調査する」「部屋にいる敵をすべて倒す」「ボスを打倒」などの条件を満たすとクリアとなり、達成すればその場で帰還できます。
また、白旗のボタンを押せば中断して帰ることもできます。
(戦闘中に白旗ボタンで逃走を試みることも可能)
中断しても見つけたものは持ち帰れるので、誰かがウギャーになったらウボァーになる前に戻った方が良いでしょう。
※ヒィーー! あんまりだァァ!!
ストレスが 100 を越えると絶望した!モードに。
そこからストレスを 100 以下に下げても回復しない。
症状は深刻なこともあれば、能力は下がるけど普通に戦えることも。
ブツブツ言い出して他のキャラの迷惑になるのも問題。
※クエスト完了時の画面はちょっと解り辛い。
左のアイコンは町にすぐ戻り、右は探索を続ける。
探索を続けた場合でも、左上にある紋章アイコンをタップすれば帰還できます。
中断して帰る白旗ボタンも左上にあります。
クエストを終えると、入手したアイテムや経験値を確認する画面になりますが、その後に身に付いた特性が表示されます。
これにはポジティブなものとネガティブなものがあり、例えば獣から攻撃を受けて獣系が恐くなる、洞窟でピンチに陥って洞窟に行くのが嫌になる、といったトラウマを抱え、ストレスが貯まりやすくなったりします。
マイナス特性はランダムで付くこともあるため、避けることはできません。
クエストから帰還すると、ダンジョンに挑む者が集まる村の画面になります。
村には酒場、教会、療養所などの施設があり、多くは冒険者の心のケアを行うものです。
酒場には バー・賭博場・売春宿、教会には 修道院・礼拝堂・懺悔室 があり、どれも冒険者の貯まったストレスを癒やしてくれます。
ただ、キャラクターの特性により利用できない場合があり、例えば酒飲み(Tippler)はバーしか、信心深い人(God Fearing)は礼拝しか利用できません。
特性は療養所で除去できますが、相応の額がかかります。
マイナス特性は長く保持していると重症になり、治療費がさらに高額に。
ストレス回復も安くはありません…
とにかく資金繰りの厳しいゲームですが、このゲームは冒険者の雇用に費用がかからず、新人がどんどんやって来ます。
それを集めて冒険に出し、ストレスやトラウマが貯まったら解雇、というブラック企業的な方法でお金を貯めることも必要かもしれません…
なお、村の施設は冒険で得られる紋章(Crest)、権利書(Deed)、絵画(Portrait)、Bust(胸像)で強化していくことができます。
例えば鍛冶屋は、強化しないと作れる物が何もありません。
中に入り、お店のアイコンをタップすると強化画面が出てくるのですが、解りにくいので注意して下さい。
※村の施設は最初からすべて利用できる訳ではなく、ゲームの進行によってアンロックされていきます。
商人はアミュレットの購入のみ可能。
冒険で見つけたアミュレットは宝箱アイコンで確認でき、長押しで詳細を表示、その後に×ボタンで売却します。
※酒場画面。施設強化は左上の店アイコンをタップ。
利用はキャラクターを枠にドラッグして、チェックボタンで決定。ドラッグしただけでは利用しないので注意。
一方、ギルドのスキル習得や鍛冶屋の装備強化は、ボタンを押したら即実行されます。
内容を確認したいだけの時は長押しすること。
スキルや装備の強化には、強化ランクに応じたキャラレベルも必要になります。
※療養所でマイナス特性を治療できますが、高額な上に、どうせまた付いてしまう…
どうしても困るものだけ治療するようにしましょう。
私的には Kleptomaniac(盗み癖)が厄介な印象。
得られるはずのアイテムを着服してしまう。
特性の和訳は文末に掲載しています。
2度目以降は、ダンジョンに入る前にショップで消費アイテムを買うことになります。
松明、包帯、毒消しなど、冒険に必要なものを準備できますが、使わなかった分は無駄になるため、買いすぎに注意しなければなりません。
もちろんケチってピンチに陥ることもありますが。
冒険の行き先には Ruins(遺跡)、Cove(洞窟)、Warrens(地下道)、Weald(森)と、最終目標である Darkest Dungeon があり、その場所のクエストをクリアすることでダンジョンレベルが上昇、上位のクエストが現れるようになります。
上位のクエストをクリアするには相応にレベルが必要ですが、ストレスやトラウマのケアには休息が必要なため、予備のメンバーも要ります。
2パーティー+α ぐらいの人数がいないと攻略していくのは難しいですね。
レベルアップは早くないので、各メンバーをじっくり育てていく必要があります。
所有できる冒険者は、施設(幌馬車)の強化によって 25 人以上まで増やせます。
ゲームが進めば、ギルドやサバイバルキャンプといった施設を利用できるようになり、スキルの習得や強化も行えるでしょう。
ただ、それにも費用がかかり、とにかくお金が入り用です。
しっかり稼ぎ、出費は抑えなければなりません。 その点でもシビアなゲームです。
※出発前に道具の準備。でも買い過ぎると赤字になる。
アイテムの効果は以下の通り。
Food:食糧。キャンプや Hunger(空腹)の時に使う。
Shovel:邪魔な瓦礫をラクに撤去できる。
Antivenom:毒消し。毒、酸、薬害(Blight)を治療。
Bandage:包帯。出血を治療。
Medicinal Herbs:薬草。デバフを撤去。病気も治療。
Skeleton Key:万能鍵。宝箱の罠を外す。
Holy Water:聖水。レジスト(抵抗)アップ。
Laudanum:アヘン。ホラーを治療。
Torch:松明。明るさを +25 回復。
明るさはストレス、マップ探知、回避、クリティカル率、奇襲などに影響。
※鍵は調査時にウィンドウにドラッグして使用。
箱は鍵を使えばトラップを発動させずに開けられます。
祭壇や彫像は聖水で良い結果になり、危険物などは薬草、墓はシャベルを使えば安全にアイテムを得られます。
※キャラ詳細画面は長押しで表示します。
スキルはタップすると内容が表示されますが、その際に装備から外れてしまうので注意。
外しているスキルは当然使えません。
詳細を見る時は長押しし、外れていないか確認すること。
スキルは4つ装備でき、3つ以下しか装備していない場合は出発前に警告してくれます。
スキルは2段ありますが、上側がコンバットスキル。
下側はキャンプ時に使うスキルですが、Short のクエストではキャンプは行いません。
キャンプは部屋で薪を使って実行。ボス戦前に行って回復と強化をするのが吉。
※クエスト選択画面。長さと Lv をよく確認すること。
下の枠にキャラをドラッグしてパーティーを編成。
高レベルクエストに低レベルで挑むとストレスが貯まりやすくなります。
逆に高レベルキャラは低レベルクエストに行けません。
キャラレベルは抵抗力や罠解除成功率にも影響します。
全体の展開がスローテンポなため、サクサク進むようなゲームではありません。
しかし1回ごとの戦闘が重要で、ザコ戦が単なる作業でしかないゲームとは一線を画しています。
死と隣り合わせのダンジョンに挑み、慎重に事を進めていく、旧時代の RPG の雰囲気が残っています。
死んだら復活なしというのが厳しそうですが、すぐ帰還できるし逃走も可能なので、そこまで辛い訳ではありません。
HP が 0 になると死亡の可能性がある瀕死状態(Death's Door)になりますが、即死ではないので、いわゆる大破進撃しなければまず大丈夫です。
「行くか戻るか」のジレンマのゲームとも言えるでしょうか。
Steam で世界的な高評価を受けているだけあって、クオリティは高いです。
独特の世界観と、アメコミ劇画風のグラフィックデザイン&演出も良いですね。
洋ゲーやダークな雰囲気が嫌いではない、相応にゲーマーな、iPad をお持ちの方には、じっくり楽しめる RPG として勧められる作品です。
Darkest Dungeon: Tablet Edition(iPad)
※Youtube 公式 PV
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【 ちょこっと攻略 】
マイナス特性の和訳を掲載しています。
アルファベット順で、紫は戦闘、茶は施設利用、緑は探索に関係するものです。
Ablutomania:潔癖症:噴水を見ると 40 %で勝手に調査。
Anemic:貧血:流血抵抗 -10%
Automatonophobia:人型恐怖症:対人でストレス +20%
Bad Gambler:カモ:ギャンブルに弱い。
Bloodthirsty:残酷愛好家:拷問具を見ると 35 %で勝手に調査。
Calm:穏やか:1ターン目は攻撃力 -15%
Claustrophobia:閉所恐怖症:廊下でストレス +20%
Clumsy:不器用:回避 -5%
Compulsive:強迫観念:何か見つけたら 20 %で勝手に調査。
Cove Phobe:洞窟への恐怖:洞窟(Cove)でストレス +20%
Curious:好奇心旺盛:何か見つけたら 20 %で勝手に調査。
Dacnomania:殺人狂:拷問具を見ると 40 %で勝手に調査。
Dark Temptation:中二病:邪悪なものを見ると 40 %で勝手に調査。
Demonomania:悪魔憑依妄想:邪悪なものを見ると 40 %で勝手に調査。
Dipsomania:アルコール中毒:飲み物を見ると 40 %で勝手に調査。
Deviant Tastes:変質者:売春宿(Brothel)は利用できない。
Diurnal:昼型:明るさ 25 以下でスピード -2
Dud Hitter:凡打:HP 50 %以下でクリティカル率 -3%
Egomania:自己中心:光り物を見ると 40 %で勝手に調査して着服する。
Enlightened:自己啓発:修道院(Cloister)でしかストレス回復できない。
Faithless:無信心:礼拝(Transept)と懺悔(Penance Hall)は利用できない。
Fear of Beasts:獣への恐れ:獣(Beast)との戦闘でストレス +15% と命中 -10%
Fear of Eldritch:異形への恐れ:異形(Eldritch)との戦闘でストレス +15% と命中 -10%
Fear of Mankind:人への恐れ:対人(Human)戦闘でストレス +15% と命中 -10%
Fear of Unholy:邪悪への恐れ:邪悪(Unholy)との戦闘でストレス +15% と命中 -10%
Flagellant:苦行者:懺悔(Penance Hall)でしかストレス回復できない。
Flawed Release:投射がヘタ:遠距離スキルのクリティカル率 -3%
Fragile:もろい:最大 HP -10%
Gambler:ギャンブラー:ギャンブル(Gambling Hall)でしかストレス回復できない。
God Fearing:信心深い:礼拝(Transept)でしかストレス回復できない。
Guilty Conscience:罪悪感:崇拝物を見ると 35 %で勝手に調査。
Hagiomania:狂信者:崇拝物を見ると 40 %で勝手に調査。
Hieromania:宗教狂:崇拝物を見ると 35 %で勝手に調査。
Hylomania:物欲:お宝を見ると 40 %で勝手に調査。
Kleptomaniac:盗み癖:お宝を見ると 35 %で勝手に調査して着服する。
Known Cheat:インチキを知る者:ギャンブル(Gambling Hall)は利用できない。
Lazy Eye:目が悪い:遠距離(Range)の命中 -5
Love Interest:恋愛依存症:売春宿(Brothel)でしかストレス回復できない。
Light Sensitive:光過敏症:明るさ 75 以上で攻撃力 -10%
Lygophobia:暗所恐怖症:明るさ 25 以下でストレス +20%
Mercurial:移り気:ストレス 100 でバッド効果発生 +5%
Misses the Spot:ドジ:クリティカル率 -1%
Necromania:死体愛好家:死体を見ると 40 %で勝手に調査。
Nervous:ナーバス:ストレス上昇 +10%
Night Blindness:夜盲症:明るさ 25 以下で攻撃力 -10%
Nocturnal:夜型:明るさ 75 以上でスピード -2
Off Guard:油断:1ターン目はスピード -4、回避 -5
Paranormania:超常現象愛好家:奇妙な物を見ると 40 %で勝手に調査。
Phengophobia:日光恐怖症:明るさ 75 以上でストレス +20%
Plutomania:長者妄想:お宝を見ると 40 %で勝手に調査。
Resolution:禁酒:バー(Bar)は利用できない。
Ruins Phobe:遺跡への恐怖:遺跡(Ruins)でストレス +20%
Ruminator:悩みがち:ストレス回復 -10%
Satanophobia:悪魔恐怖症:邪悪との戦いでストレス +20%
Scattering:へたくそ:遠距離スキルの攻撃力 -5%
Shocker:ビビり:スタン抵抗 -10%
Sickly:病弱:病気(Disease)抵抗 -10%
Sitiomania:味見狂:食べ物を見ると 40 %で勝手に調査。
Slow Reflexes:反射神経が悪い:スピード -1
Slowdraw:スロースターター:1ターン目はスピード -4
Soft:柔らかい:最大 HP -5%
Stress Eater:やけ食い:ストレス 50 以上で空腹が2倍
Thanatophobia:死への異常恐怖:HP 50 %以下でストレス +20%
The Yips:イップス:命中 -5
Thin Blooded:血が薄い:薬害(Blight)抵抗 -10%
Tippler:大酒飲み:バー(Bar)でしかストレス回復できない。
Torn Rotator:肩が回らない:格闘(Melee)攻撃力 -5%
Tuckered Out:疲れやすい:HP 50 %以下で攻撃力 -10%
Unquiet Mind:落ち着かない:修道院(Cloister)は利用できない。
Warrens Phobe:地下道への恐怖:地下道(Warrens)でストレス +20%
Weak Grip:低握力:格闘(Melee)クリティカル率 -3%
Weak Grip on Life:薄命:瀕死時の致命傷(デスブロウ)抵抗 -10%
Weald Phobe:森への恐怖:森(Weald)でストレス +20%
Winded:息切れする:HP 50 %以下でスピード -1
Witness:内部を知る者:礼拝(Transept)は利用できない。
Zoophobia:動物恐怖症:獣との戦闘でストレス +20%
【 ちょこっと攻略 2 】
各職業についての個人的な感想です。
プレイ時の参考にして頂ければと思います。
Adomination:半分人間、半分怪物のデビルマン。Transform のスキルで形態を切り替える。人間の時はスタンや回復、怪物時は攻撃を行い、強力ではあるが、切り替え時に仲間がストレスを受けるのが難点。また宗教系職業の Crusader、Leper、Flagellant、Vestal とはパーティーを組めない。
Antiquarian:骨董商。商人キャラ。このゲーム的には遺跡荒らしか。お金の所持量を1枠あたり 750 増やす。さらに 500 で売れる骨董(Minor Antique)を追加で見つける。戦闘はからっきしだが、Protect Me で味方を強化しつつ、自分への攻撃をその味方に肩代わりして貰え、パーティーのダメージを減らすことができる。
Arbalest:石弩兵。まんま遠距離攻撃キャラ。包帯所持。マークした敵に大ダメージを与えるタイプ。敵後衛全体の命中率を下げる Suppressing Fire も有用。そこそこの回復スキルも持ち、前衛2体を後ろに下げる Bola も状況次第で使える。
Bounty Hunter:鎖斧を使う賞金稼ぎ。マークした敵に大ダメージを与えるのに加え、後方の敵を引っ張ったり、手前の敵を吹っ飛ばしたり、スタンや3番目を狙う攻撃があり、便利なスキルが多くてどれを装備するか悩む。ただ、攻撃力や耐久力はクルセイダーやリーパーには劣る。
Crusader:十字軍の騎士。重鈍だが体力と攻撃力があるザ・戦士。聖水所持。殴りはもちろん、前列2体を攻撃する Zealous Accusation も便利。隊列が乱れた時も Holy Lance で前に出ながら攻撃できる。
Flagellant:苦行者。血が大好き。元は拡張パックのキャラだった。流血抵抗が高い。格闘攻撃は全てダメージの大きい流血を伴う。また最大 HP の半分までだが Redeem で自分と味方の回復が可能。ただ前衛キャラの割に耐久力が低く、ヘタするとすぐピンチになる。素の攻撃力も低い。また、他の宗教系キャラ(Crusader、Vestal、Leper、Flagellant)とはパーティーを組めない。
Grave Robber:墓荒らし。職業的にはシーフ。罠解除成功率が高い。シャベル所持。2番目と3番目を範囲攻撃する Flashing Daggers が便利。それと顔面ツルハシ攻撃で普通に戦うか、前に出る奇襲攻撃 Lunge を使った後、Shadow Fade でスタンさせながら後ろに戻るかの戦い方になる。
Hellion:ヤンキー。職業的にはバーサーカー。最前列から最後尾を狙う Iron Swan が便利。流血を伴う If It Bleeds は3番目も狙える。ただ、使用後に攻撃力と回避力が落ちてしまう使い辛いスキルが多い。
Highwayman:追いはぎ。片手にナイフ、片手にピストルの格好いいキャラ。Grave Robber 程ではないが罠解除成功率が高め。ナイフ攻撃とピストル攻撃で遠近両方を狙え、Grapeshot Blast で範囲攻撃もできる万能攻撃キャラ。Duelist's Advance はカウンター状態になり、攻撃してきた敵に反撃する。
Houndmaster:犬使い。犬を一時的に強化するエサを2つ持つ。後方から犬をけしかける遠距離キャラで、若干の流血を伴う。マークした敵に大ダメージを与える系。自己回復技や味方をガードする技も持つ。スタン攻撃もあるが前にいなければならない。ともあれワンちゃんがいるのが良い。
Jester:道化師。職業的にはバード。Solo で後方に下がりつつ相手の命中率を下げ、Finale の攻撃力もアップ、そして Finale で一気に前に出て敵に大ダメージを与える。これを繰り返すのが基本だが、位置が変わりまくるので対応できるパーティーにする必要がある。Inspiring Tune の演奏で味方のストレスを下げられるのも特徴。
Leper:ハンセン病患者。病気のせいでのけ者にされ、己の腕っぷしのみで生きている戦士。教会の保護を受けているため宗教系。流血抵抗が低い。薬草所持。基本ステータスは高いが命中率に難がある。Solemnity で自己回復+抵抗をアップでき、骨董商の Protect Me と相性が良い。敵を最後尾まで吹っ飛ばす Purge も特徴。
Man-at-Arms:老戦士だが、キャラとしては軍曹。近接攻撃がどれも3番目まで届く。味方全体を強化したり、敵全体を弱体化させるスキルがあり、これらを1ターン目に使うのが定石か。カウンター状態になる Retribution も持つ。
Occultist:オカルトマニア。魔術師系。後方の敵を前に引っ張ったり、後方2体にダメージを与えるスキルを持ち、後ろの厄介な敵を処理しやすい。また Wyrd Reconstruction は味方を大きく回復させる(0~13)。流血を伴うため実際の回復量は -3~10 だが、流血は抵抗することもある。
Plague Doctor:疫病医師。職業としてはアルケミスト。毒消しを所持。デバフと病気への抵抗力が高い。後方2体をスタンさせる Blinding Gas は初期ダメージを大きく減らせる。ターン毎に4ダメージの薬害攻撃(Blight)を持ち、スタン+移動の Disorienting Blast も有用。いると便利なキャラ。
Vestal:シスター。回復キャラ。よってメインパーティーには必須。魔法攻撃+自己回復の Judgement も持ち、Dazzling Light でスタンさせることも可能。この職業は複数用意しておいた方が無難。