Minecraft
サンドボックス(マイクラ系)
Mojang AB(スウェーデン)
840 円、課金コンテンツあり
レビュー公開:2017/9/23
スマホ版のマイクラがリニューアル
ランダム生成される広大な世界を自由に探険し、ブロックを積み重ねて好きな建物を作り出すことができる、サンドボックスゲームの元祖「マインクラフト」。
そのスマホ / タブレット版が刷新され、タイトルも変更されました。
「Minecraft」です。
これまでのスマホ版マインクラフトは「Minecraft PE」と呼ばれる縮小版でした。
PE は「ポケット エディション」の略です。
しかし先日 9月20日、「Better Together Update」と呼ばれる統合アップデートが行われ、スマホ版、Windows 10 版、Xbox One 版が共通のシステムとなり、名前も「Minecraft」に改められました。
これに合わせ、旧来の PC 版は「Minecraft:Java Edition」になっています。
これによりスマホ版は、メインバージョンの1つに昇格しています。
インターフェイスはタッチパネル用に作られた PE のものを踏襲していて、他機種版とは異なりますが、ゲームパッドにも対応しました。
世界でもっともプレイされているゲームの1つであり、iOS 版もアプリランキングの常連ですね。
ただ、スマホ版はコンシューマー版(家庭用ゲーム機版)と違いチュートリアルがないので、どうすれば良いのか悩んでいる方も多いと思います。
今回はプレイ日記風のレビューで、ゲーム内容と共に、序盤の進め方をご紹介したいと思います。
ちなみに開発した Mojang はスウェーデンのメーカーですが、2014 年にマイクロソフトに 25 億ドル(約 2500 億円)で買収されました。
現在はマイクロソフトの子会社で、その買収劇でも話題となりました。
【 マイクラ的サバイバル生活:初日~2日目 】
ついに私のサバイバル生活は、原点にして頂点、このマインクラフトの地へと辿り着いた。
私がこの地を訪れるのは初めてではない。
だが、これまでのマイクラ PE の地は、私の冒険心を満たすに十分ではなかった。
しかし先日の大型アップデートによって iOS 版マイクラは、ようやく PE の枷から解き放たれた。
改めて、サバイバルの旅に出発するとしよう。
アップデートに伴って、固有の世界に入ったり、多様な追加要素(アドオン)を導入できるようになったが、今回は何も加えていない状態でスタートする。
いわゆる「バニラ」だ。
ゲームモードはもちろん「サバイバル」にする。
※プレイヤー権限は「メンバー」が普通。ビジターにすると物を壊せなくなる。
特殊コマンドを使えるオペレーターにしたり、チート可能にすると実績を獲得できなくなる。
さて、今回降り立った世界は… どうやらジャングルの中らしい。
所狭しと木々が生い茂っており、見通しが利かず、移動の妨げにもなるが、木材に困ることはなさそうだ。
そして初期設定で「開始時の地図所持」と「ボーナス チェスト」を ON にしておいたため、目の前には宝箱がある。
チェスト(箱)の中身は、食糧、木材、種、木製の道具…
序盤の初心者救済用アイテムといったところか。
地図は周辺の地形を確認できるものだが、最初は白紙に近い。
移動することで到達した地形が書き込まれていく。
チェストの中身を回収したら、忘れずにチェスト自体も持っていく。
画面を長押しするとマイクラ百裂拳を繰り出し、中央にあるものを破壊できる。
箱などの設置物は壊せば回収可能だ。
さて、この手のサバイバル生活で最初に必要になるものは、作業台、道具、そして安全を確保できる空間だ。
次に拠点となる家と、そして夜を過ごすベッドが目標となる。
だが、今回はボーナスチェストのおかげで木の斧がすでに手に入っている。
下部のスロットの右にある「…」を押すと所持品画面が表示されるので、斧を選択。
画面下のスロットをタップしてセットし、さらにタップで手に持つ。
今作はアイテムの移動や装備にドラッグは使わない。
タップで選択し、移動先をタップで移す。
スタックされている(重なっている)アイテムは、タップで1つ、長押しですべて選択できる。
アイテムを捨てたい時は所持品画面で選んだあと、右下か左下のスペースをタップする。
斧を持ったら周囲の木に照準を合わせ、画面を長押し。
斧の連打でガンガン伐採していく。
押しっぱなしのまま照準を動かせば連続で木を伐ることができ、操作は快適だ。
マイクラは木の一部を切っても、上部はそのまま浮いている。
この辺はマイクラ系おなじみの光景なので、今さらツッ込まない。
木をいくつか伐ったら制作作業を行う。
「…」ボタンで所持品画面に入り、左側のタブで生産品目を切り替える。
まずは左上のレンガのタブをタップし、木を選ぶ。
原木は木材にしないと材料にできない。
1つの原木で4つの木材を作れる。
その後、家具か虫眼鏡のタブを選び、サバイバル系でおなじみの「作業台」を作る。
これがないと簡単な道具しか作れない。
斧、ツルハシ、剣などの作成には必須だ。
マイクラの制作は本来、「クラフト」の枠内に材料を設計図通りに並べて行うのだが、この過程はスマホ / タブレット版では省略されている。
作りたいものを選択すると、材料がクラフトの枠内に自動で並べられるので、後は完成品をタップするだけで良い。
手軽に作れるのはタッチパネルではありがたい。
作業台を作ったらスロットにセットして、タップで手に持ち、地面に照準を合わせてタップすると、作業台が設置される。
壊せば回収できるので、とりあえずどこに置いても良い。
やや注意すべきは、タップした場所に置くのではなく、照準が合っている場所に置くことだ。
その後、設置した作業台をタップすれば、高度な道具を作れる拡張された作成画面が出てくる。
斧やツルハシなどの道具は使っていると耐久度が減り、いずれ壊れる。
多めに作っておくのがサバイバルの基本だ。
そうこうしていると… あたりが暗くなってきた。
この手のゲームの夜はデンジャラス。マイクラは特にそうだ。
四角いブロックで構成された、一見ユニークなキャラクターのゲームだが、世界観はさにあらず。
夜はゾンビが跋扈するアメリカンなゲームに変貌する。
不用意に出歩くのは南アフリカのスラム街より危険だ。
森を歩いていると、洞穴が見つかった。
最新のマインクラフトは洞窟が非常に多く、こうした穴は各所で見つかる。
とりあえずこの中に避難するとしよう。
中に入ったら入口を手持ちの木材で塞ぐ。
わずかな隙間からでも矢が飛んでくる可能性があるので、きっちり塞いでおく。
中が真っ暗になってしまうが、ボーナスチェストの周囲にあった松明を拾ってきているので、これを壁に付けて灯りとした。
ちなみに松明は、作るのに木炭か石炭が要る。
必需品だが序盤は作り辛いので、初心者のネックになるものの1つだ。
さて、これでこの場所はとりあえず安全だろう。
アイテムを確認しながら、このまま朝を
ブス!!
いてーー!
洞穴の奥に弓兵のスケルトンが!
段差があるので登ってこれないようだが、ブスブス撃たれる!
とりあえず物陰に避難。
体力は満腹度が最大なら自然に回復していく。
満腹度が減っている時は、食糧を手に持って右上の満腹度マークを長押しすれば、ガシュガシュというすごい音を出しながら食事を行える。
回復したのを確認したら、斧を構えて突っ込み、タップで攻撃!
ダメージを受けたらまた隠れるのを繰り返す。
攻撃はタップで行い、長押しではないので注意だ。
何度か殴っていると、スケルトンはガラガラと崩れ落ちた。
せっかくなので、そのまま洞窟の奥を目指してみる。
するとそこには… 地下渓谷が。
溶岩が谷底へと流れ込んでいる…
落ちたらひとたまりもないだろう。
十字キーの中央にある「◇」をダブルタップすると「スニークモード」になる。
この間は動きがゆっくりになり、そして崖の端まで行っても落ちなくなる。
こんな状況で下をのぞき込むのに便利だ。
いずれ、この奥底を冒険することになるのかもしれないが…
今はまだ、その時ではない。
入口まで戻ってバリケードを壊してみると、青空が見えた。
すでに夜は明けていたようだ。
もう外に出ても安全だろう。
さっそく地上の探索を再開
あっ
ドガーーーーーー!!
いきなりかよ!!
今のは泣く子も黙る「クリーパー」!
音もなく忍び寄り、プレイヤーの側で大爆発する。
爆発すると周囲のブロックが吹っ飛び、プレイヤーが丹精込めて作った家であろうと何だろうと無慈悲にボコボコにする。
サンドボックス系ゲームにあり得ない非道さである。
とにかく、死んだ。
「復活」を選ぶと、そこは最初のスタート地点。
アイテムはすべて失っている。
地図も、ボーナスチェストの中身もだ。初心者殺しにもほどがある。
しかし死んでも5分以内に現場に戻れば、アイテムの大半は回収できる。
やはりグズグズしてはいられない。
早く家を作って安全を確保すべきだ。
散らばったアイテムを拾い集め、拠点とするのに良さそうな場所を探す。
復活地点からあまり離れていない方が良いだろう。
すると、滝の流れる風光明媚な場所が。
あの滝の横なんか良さそうだ。
洞穴を掘って、仮の住居としよう。
木のツルハシを持ち、さっそく穴掘り開始。
適当に掘ったら松明で照明を確保。
作業台を設置し、ドアを作成して入口に取り付ける。
ドアは木材で簡単に作れ、タップで開閉できる。
閉めておけばモンスターは入れないので、とりあえず安全だ。
当面、ここを中心に活動するとしよう。
【 マイクラ的サバイバル生活:3日目 】
さて、ここを当面の家とするならば、設備を整えなければならない。
まずは中を掘って相応の広さを確保した。
次に、保管箱「チェスト」を作る。
これは木材が8つあれば良い。
地面に設置すれば、アイテムを入れておくことができる。
ちなみに横に2つ並べると大きなチェストになり、保管数が増える。
見た目も良い。
※上開きの箱なので、上が開いていないと使えない。
次に「かまど」を作る。
調理や金属の精製など、用途は幅広く、サバイバル生活には必須だ。
これは石が8つあれば作成できる。
置いたかまどをタップすると、「入力」と「燃料」という枠が出てくる。
入力の枠に原木を、燃料にも木材を入れておくと、焼成が行われて木炭ができる。
石炭が手に入るまでは、松明を作るのにこの木炭が必要だ。
肉を焼きたい時は、入力に生肉を入れれば良い。
さて、作業台で石のツルハシを作り、松明もそれなりに用意したので、外の探険は後回しにして、採掘を行うことにした。
希少な鉱石は地底深くにあるので、階段状に下層へと掘り進んでいく。
暗くなったら壁に松明を付けて、また掘る。
暗いままだとモンスターが沸くことがあるので、それを避けるためにも灯りは必要だ。
しばらく掘っていると、黒いツブツブの混じった石炭ブロックを発見した。
石炭は割と見つかるので、本格的に採掘を始めればすぐに貯まっていく。
なお、鉱石を掘ると光る玉も出てくる。
これは経験値アップの玉で、取ると緑のゲージが増え、最大になると経験値レベルが上昇する。
しかしレベルアップしても強くなる訳ではなく、後で修理や装備の強化に使用するものだ。
当面は意味がないので、気にしなくて良い。
ちなみに死ぬと下がってしまう。
そして、さらに掘り進んでいくと… 茶色のツブツブのあるブロックが。
これは… 鉄鉱石!
これで鉄製品を作れる!
鉄の精製方法は木炭と変わらない。
鉄鉱石のブロックをかまどの「入力」に置き、「燃料」に可燃物を置く。
石炭に余裕があるなら、それを使うのが燃焼時間が長くて良い。
精製には時間がかかるが、ずっと見ている必要はない。
材料を放り込んだら、他の作業でもしていよう。
再び見た時には出来ているはずだ。
材料がなくなったら火は自動で消えるので、燃料がムダになることはない。
【 マイクラ的サバイバル生活:4日目 】
今の拠点は大滝の流れる、山の麓に作っている。
そこで、ちょっと山に登ってみることにした。
近いうちに、もっとこの世界を見物しに行きたいところだ。
降りるときは滝に入って、流れ落ちた。
高所から落ちても、下が水面ならダメージはない。
ちなみにジャンプして真下にブロックを置くと、そのままどんどん登っていくことができる。
高い壁を越える時などに有用だ。
降りるのに困ったりするが。
ついでに近くを散策していると、「めぇ~」という声が聞こえてきた。
これは… ベッド! の元となるヒツジ!
倒してもベッド材料のウールは手に入るのだが、ここは毛だけ刈ることにしよう。
ちょうど鉄を手に入れたところなので、それを使ってハサミを作成する。
ハサミを持った状態でヒツジに近付くと、下部に「刈る」のボタンが現れる。
間違ってボタン以外の場所をタップするとハサミで殴るので注意だ。
チョキチョキと切って、ウールをゲット。
ヒツジはシュールな姿になった。
時間が立てば、また毛が生えるはずだ。
ベッドにはウールが3つ必要なので、その時を待とう。
さらにヒツジがいないか探していると、お犬様が。
たしか、ホネをあげればペットになるはずだが…
スケルトンを倒して手に入れたホネを見せてみると、こちらに寄ってきた。
さっそく「手なずける」のボタンをプッシュ。
例によって普通にタップすると殴ってしまうので注意。
2つや3つではダメだったが…
保管していた分を持ってきて、さらにあげてみると、4つ目でハートマークが。
そして首輪のようなものが付く。
めでたくお供誕生!
移動すると後を付いてくるのがかわいい。
戦闘の時には助けになってくれるだろう。
近付くと「座る」のボタンが出てきて、お座りさせることができる。
座らせればその場から動かない。
とりあえず、家の前で番犬をしてもらおう。
まだまだ冒険は続きますが…
長くなるので、続きは 後編 でお届けいたします。
・Minecraft(Android 版、Google Play へ)
・Minecraft(Windows 10 版、MS ストアへ)
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