Minecraft
サンドボックス(マイクラ系)
Mojang AB(スウェーデン)
840 円、課金コンテンツあり
レビュー公開:2017/9/23
新生スマホ版マイクラ、プレイ日記 後編
ランダム生成の広大な世界を旅し、自由に建物を建てられる、世界的ヒット作「マインクラフト」。
このページは新しくなったスマホ / タブレット版「Minecraft」の日記風レビューの後編です。
前編は こちら をご覧下さい。
【 マイクラ的サバイバル生活:5日目 】
仮の家はできた。
しかし、まだ足りない必需品がある。
ベッドだ。
これがなければ拠点とは言えない。
そこでウールを… じゃなくてヒツジを探しに遠出してみることにした。
もっと新しい景色も見てみたい。
家を出て、うっそうとしたジャングルを抜け、雪原を越えた先にあったのは、大河、そして巨大なキノコの森。
この世界は本当に変化に富んでいる。
だが、やらかした…
迷子になった…
自宅の方向が解らない…
来た道を引き返したつもりだったのだが、なぜか見知らぬ森にたどり着いてしまう。
そして当然のように日が暮れて、モンスターが忍び寄る。
ゾンビが、ガイコツが、クモが…
深夜、以前に切った木を確認。
ならば家は近いはずだ。
周囲を走り続け… ようやく自宅を発見!
家に入ろうとした、その時だった…
ドガーーーーーー!!
あぁー! 家が! うちの玄関がぁー!!
移動中、クリーパーが付いてきていたらしい。
全然気付かず、ドアの前で爆発してしまった!
死んで復活後、あわててアイテムを回収しに戻る。
しかし玄関がフルオープンなので、さらに集まってきたゾンビ&スケルトン軍団に襲われる!
アイテムは5分以内に回収する必要があるため、朝をじっと待つ訳にはいかない。
間に合わせの木の剣で突撃し、アイテム回収、適当に戦ってまた死ぬの繰り返す。
いわゆる「ゾンビアタック」で、ゾンビ軍団と自宅で死闘を繰り広げる。
あぁ、状況が最悪すぎる…
だが、天の助け、夜明けが来た!
朝日が昇り始める。
アンデッドは柱の男のように、太陽の光に弱い。
急に発火し始め、そのまま燃え尽きていく。
ふう、助かった…
しかし水に浸かっているゾンビやスケルトンは、昼間でも燃えない。
しかもスケルトンは昼になると水の中に避難し、そこから矢をバシバシ飛ばしてくる。
家が池の側にあるのは、ちょっとマズかったかな…
【 マイクラ的サバイバル生活:6~7日目 】
なんとかモンスターは撃退できた。
だが、我が家の玄関はハデにぶっ壊れている。
結局この日は、家の補修に費やされた。
崩れた地面を埋め、壁を作り直す。
また、中から外の様子が見えないと不安なので、砂を焼成してガラスを作り、壁にはめ込んだ。
これで玄関開けたら2秒でクリーパーということはないだろう。
ちなみにクリーパーはこのようにリフォームを強制するため、一部で「匠」と呼ばれているらしい。
家の前はフェンスで囲って防備を整え、手前には掘となる穴を掘っておいた。
これで玄関への接近は防げるはずだ。
フェンスの1つは開閉できるゲートにしておく。
その後、リフォームしたついでに畑を作っておくことにした。
今のところ、作物が必要なほど空腹になったことはない。
…死んでるので。
だが、最初のボーナスチェストの中に種があったし、湖の側なので水源もある。
せっかくなので耕作しておこう。
作業台でクワを作り、土地を耕す。
耕された土地は畑になり、水が近くにあれば「湿った畑」になっていく。
ここにタネを植えれば、作物が育つはずだ。
タネは草を刈っていればたまに手に入る。
ニンジンやビートルートといった根菜は、作物をそのまま植えれば良い。
遠出した時に見つけたサトウキビも植えておく。
これは畑ではなく、水辺にある普通の土や草地に植える。
植えられないところでタップしても反応しない。
灯りがあれば夜でも生育するらしいので、近くに松明も付けておく。
さて、後は育つのを待つだけだ。
骨粉を肥料にすれば早く成長するようだが、そんなにホネは持っていない。
採掘でもしながら、ゆっくり待つとしよう。
【 マイクラ的サバイバル生活:8日目 】
この日は再び遠出することにした。
しかし今回は、ちゃんと地図を片手に家を出る。
地図は無くしたら困るので、これまで箱に入れていたのだが、先日の迷子で懲りたので、出歩く時は持って行くことにした。
これを手にして進めば、通った地域はもちろん、向いている方向も解るため、迷うことはない。
そうして旅を続けていると…
建物の並ぶ風景が。
見つけた… 村だ。
中には村人がいて、取引をしてくれる。
家々が立ち並ぶ風景は賑やかで、畑なども用意されている。
いずれはこの近くに移り住むのが良さそうだ。
ちなみにこの村の畑は、中心に小川を作り、その横2マスを耕して作物を植えていた。
うちは湖が近くにあったが、自然の水源がない場合はこの作り方が一般的だろうか。
小川や池はバケツで水を汲んでくれば、自力で作ることができる。
村の中で一晩過ごし、自宅へと戻る。
今回は地図のおかげでスムーズに帰れた。
飼い慣らした番犬が玄関で出迎えてくれる。
道中でヒツジを何体か狩り、ようやくベッドの材料がそろったので、満を持して設置する。
いやー、ここまで長かった…
使用すると画面が暗転していき、「ベッドから出る」「チャットを開く」のボタンが現れる。
しかしこれを押さずに待っていると、眠りに落ち…
そのまま朝に。
※ボタンが出るけど押したらキャンセル、というのがちょっと解り辛いので注意。
これで夜に外出したい時、夜明けを待つ必要はなくなった。
また、死んだ時の復活ポイントも、寝ればこのベッドに設定される。
これでようやく、この家は拠点になったと言えるだろうか。
その後、村で見た家に影響されて、部屋の中を飾ってみることにした。
ベッドの横に長イスとテーブルを設置してみる。
とは言え、マインクラフトに装飾用の家具は、驚くほど少ない。
絵と本棚ぐらいだ。
この長イスとテーブルも、テーブルの足はフェンス、台は圧力板、イスは木の階段である。
家具や装飾も工夫して、自力で作り出すのがこのゲームだ。
【 マイクラ的サバイバル生活:9日目 】
この日は採掘を続けることにした。
次の段階に進むには、もっと上位の装備が欲しいところだ。
そのためには金やダイヤなどの上位素材が要る。
上位の鉱石は深層にしかないので、階段状にどんどん下へと掘り進む。
すると… 赤い鉱石を発見!
ルビー? いや、マイクラにルビーはないな。
これは… レッドストーン!
レッドストーンは電気回路のような仕組みを作ることができる。
これでようやく、我が家にも文明の利器が訪れる。
後で電化リフォーム開始だ。
そしてさらに掘り進んで行くと、溶岩の滝が流れる、天然の洞窟へと繋がった。
これは、いつか見た地下渓谷?
そして奥の方をよーく見ると… 金が!
待望の上位素材。
渓谷の対岸にあるが、落ちないようにスニークモードにして足下にブロックを置き、橋を作って近付いていく。
真下を眺めながらの作業は結構恐いが、スニークモードにしている限り落ちることはない。
なんとか金の場所にたどり着き、いざ採掘!
で… 何も手に入らなかった…
実は金やダイヤなどの上位の鉱石は、鉄以上のツルハシで掘らなければ得られないのだ。
少し前に鉄のツルハシがバキッと折れ、石のツルハシを使っていた。
せっかく橋まで作って掘ったのに…
そろそろ最低でも鉄製が必要なことを痛感したので、それを補充するべく、一旦地上に戻る。
そして鉄には余裕があったので、ツルハシを修理できるよう、金床を作っておくことにした。
金床の材料は鉄のブロック3つと、鉄の延べ棒4つ。
だが鉄のブロックを作るには9つの鉄の延べ棒が必要なので、合計で 31 も鉄が要る。
かなり高コストだが、修理できるようになればその後はラクになるはずだ。
大量の鉄を精製し、金床を完成させる。
いよいよ修理開始。
金床をタップし、痛んだ鉄のツルハシと、修理材料の鉄の延べ棒1つを枠にセットする。
修理時には「経験値レベル」も消費するが、死んだら下がるし、他に使い道もない。
「エンチャント」と呼ばれる装備強化にも使うようだが、それができるのはまだ先だ。
レベルは低いうちはすぐ上がるので、多少の無駄遣いは構わないだろう。
だが… 修理には意味がなかった。
耐久度が 1/4 ほどしか回復しないのだ。
鉄のツルハシは鉄の延べ棒が3つあれば作れる。
だったら新たに作った方が良いじゃん!
経験値が減るだけ損!
おまけに修理したツルハシをさらに修理しようとしたら、必要経験値が2に上がった。次は4。
メチャメチャ非効率…
これはつまり、強力なレア装備が痛んだ時に活用するものなのだろう。
普通のアイテムは作り直した方が良いらしい。
うーん、単なる鉄の無駄遣いで終わってしまった…
【 マイクラ的サバイバル生活:10日目 】
朝、家を出たらゾンビが池をウロウロしていた。
前述したように池の中にいるゾンビは昼間でも燃えない。
何とかしたいので、ボートを作って退治しに行くことにした。
木のボートは木のシャベルと木材で作れるので、作成は簡単だ。
さっそく池に浮かべて乗り込んでみる。
だが、思うように操作できない!
画面の左右にボタンが出て、これでオールをコントロールするのだが、どうしてもクルクル回ってしまう。
滝の水流も影響しているようで、すぐに流されてしまう。
おまけに左右のオールで手が塞がっているので、攻撃することができない。
意味ねぇ!
結局散々グルグルしたあげく、池に飛び込み、泳いだ方が早いという結論に。
そしてなぜか、舟はヒツジに占領されてしまった…
ヒツジが乗り込んでいるのは、直前に麦を収穫していたからかもしれない。
麦を手に持っていると、ヒツジやウシが寄ってくる。
ニワトリはタネ、ブタやウサギはニンジンを好む。
フェンスで囲った中に誘導すれば、そのまま牧場を作ることができる。
2体以上飼って麦をエサとしてあげれば、繁殖させることも可能なようだ。
ともあれ、ヒツジ船長のボートはそのまま岸に係留しておく。
逃げないようなので、ウールの供給源になるだろう。
ちなみにニワトリはタマゴを産み、ウシはバケツを使えばミルクを搾れる。
これらも家畜として有用だ。
なお、ゾンビは陸に上がって、勝手に燃えた。
【 マイクラ的サバイバル生活:最終日 】
そろそろ生活も安定してきただろうか。
外を見れば麦とニンジンも良い感じに育っている。
レッドストーンが手に入ったので、これを使って機械的な装置を作り、拠点構築の仕上げとしよう。
まずは踏むと作動する感圧板を使って、自動ドアを作ることにする。
手で扉を開けるなど原始人のやることだ。
感圧板は木材で簡単に作成できる。
で、感圧板をレッドストーンで扉に繋げ… とかやっていたのだが、予想外の事実が。
実はドアの横に感圧板を置くだけで、踏むとドアが開閉する…
レッドストーンなんか不要。
感圧板はそれ単体で、周囲に信号を発信できる。
しかも数秒後に自動で OFF になるので、ドアが自動で閉まる便利機能付き。
簡単すぎて拍子抜け。
モンスターが踏んだ時にも開いてしまうが、外にはフェンスを作っているので、扉の周囲は安全だろう。
なにより実際に使ってみると、便利すぎて手で開ける気にならなくなる。
しかしこれでは話のタネにならないので、外のフェンスのゲートをレバーで開閉するようにしてみる。
ブロックの上にレバーを置き、ゲートまでレッドストーンの電線を繋げた。
だが、これはイマイチだった。
レバーは一度入れると入りっぱなしになるので、ずっと開いたままになってしまう。
レバーをボタンにしてみたが、1秒ほどですぐ効果が切れるので、開いている時間が短かすぎる。
某番組のショットガンタッチのように、ボタンを押したら猛ダッシュしなければならない。
で、考えた結果、作ったのがコレ。
ボタンはちょっと離れていても押せるので、ゲートの前で、正面を向いて押せるようにすれば、1秒程度でも通過できる。
また、裏側に音ブロックを置き、ボタンを押すと呼び鈴のように「ポーン」と音が鳴るようにしてみた。
内側から出るときは普通に感圧板を踏んで開く。
え? ボタンを押すんだったら、ゲートを手で押して開けば良いじゃないか?
いや、使いたいんですよ。文明の利器。
さらに照明に繋げて、ボタンを押すとライトが点くというのも良いかもしれ
ドガーーーーーーー!!
(背後から忍び寄ってきたクリーパーが爆発)
・・・・・・・・・・・・。
以上、プレイ日記風レビューでした。
私が最初にスマホ版のマインクラフトをプレイしたのは、まだ公開されたばかりの 2012 年頃でした。
しかし当時はサバイバルモードはもちろん、動物もモンスターもいない β 版以下の内容で、取り上げる気にはなりませんでした。
2013 年にはサバイバルモードが追加されましたが、まだ世界は狭く、内容も不十分。
当時は Survivalcraft や Block Story の方が完成度が高かったため、そちらを取り上げ、マイクラ PE はスルーしました。
さらに 2014 年には テラリア が、2015 年には Craft the World が登場。
私的にはますます注目しなくなってしまいます。
そうした経緯があったたため、こうして PE が取れ、スマホ / タブレット版が「Minecraft」になったというのは、感慨深いものがありますね。
もはや1つのジャンルと言える、サンドボックス系の元祖にして世界的な定番ゲーム。
今回の統合整備計画により、iOS 版もさらに拡張されていくことでしょう。
・Minecraft(Android 版、Google Play へ)
・Minecraft(Windows 10 版、MS ストアへ)
※Youtube 公式 PV
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