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the Sequence [2] レビュー

the Sequence [2]the Sequence [2]
パズル
Maxim Urusov(個人、ロシア圏)
価格 240 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2018/9/15
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論理的思考が試される回路パズル

動作パネルを設置して、リソースが正常に運搬される装置を作る、硬派で論理的な回路作成パズルゲームが公開されています。
the Sequence [2]」です。

the Sequence [2]

Snakebird のようなシンプルかつ高難度の、じっくり考えながら解き明かしていく思考パズルです。
Snakebird のように序盤から激ムズということはないのですが、30 面辺りからかなり考えないとクリアできない難易度になり、だからこそ解けた時には達成感を得られます。

限られた命令しか行えない装置を並べ、流れ作業の回路を作っていく様子は、機械設計やコンピューター・プログラミングに通じるものがありますね。
ピタゴラ系と言うより、ロジック系・回路系という方が相応しい内容です。

価格は 240 円。買い切りゲームであり、課金や広告は一切ありません。
個人制作のゲームで、1作目は先に PC で公開されたのですが、今回は iPhone 版が最初です。

the Sequence [2]

六角形のマスで区切られたボード上に、押す・引く・回転などの動作を行う装置を並べ、ドーナツ型をした「リソース」が、「C1」や「C2」と書かれたゴールまで運ばれる「回路」(シークエンス)を作ります。
(このゲームの装置等に固有名はないため、呼び名は便宜上付けたものです)

最初に使える装置は、目の前にあるものを「押す」もののみ。
ただ、この装置は切り替えボタンで、2マス先にあるものを手前に「引く」こともできます。
向きは自由に回転可能。

ボード上にはリソースの供給ポイントとゴール(運搬先)があり、装置を使ってリソースがゴールまで運ばれるようにします。
1つ運ぶだけではダメで、継続して、トラブルなく、永続的にリソースがゴールに運ばれる回路を作らなければなりません。

設置を終えて再生ボタンを押すと、装置が順番に作動して作業が行われます。
動作順もプレイヤーが設定できます。

もしリソースが正常に運ばれず、何かにぶつかったりすると「エラー」になりますが、特にペナルティはありません。
再調整し、トライ&エラーを繰り返しながら正しい回路を作っていきましょう。

リソースがゴールに継続して運ばれる装置が完成したらステージクリア。
装置の設置可能数の「あまり」がスコアに加算され、次のステージがアンロックされます。

設置可能数には余裕があり、最小限の設置数でないとクリアできないというステージは見られません。
スコアはやり込み要素ですね。

the Sequence [2] 序盤ステージ
※シブい色使いで見た目も硬派。
文字が出ないゲームなので言語の心配はありません。
ゴールが2つある場合、両方に運ばれるようにしなければなりません。
「1ターンおきに稼働」という設定があるので、これを使ってリソースを振り分けましょう。

序盤のステージはチュートリアルを兼ねていて、指示通りに操作することでクリアできます。
当面は「押す」と「引く」の装置しかないこともあり、サクサク進めていけるでしょう。

しかし直線上のすべてのものを動かしたり、つかんだものを回転させる装置が出て来ると、急に難易度が上がります。

すべての装置はリソースだけでなく、他の装置も動かせるので、直線上のすべてのものを動かす装置は、置き方が悪いと他の装置を画面外に押し出してしまいます。
一方で、装置も動かすようにしないとクリアできないステージが出て来ます。

回転装置が登場すると、リソースとゴールに「向き」が加わり、これを合わせてゴールに入れないとエラーが生じるようになります。
位置だけでなく向きも加味されると、慣れるまで頭が混乱します。

しかし多くのステージは小さめで、配置する装置の数もそんなに多くありません。
装置の種類も少なく、ゲーム自体は複雑ではありません。
複雑ではないのに難しい… そこにパズルとしての完成度の高さを感じられます。

the Sequence [2] 回転装置
※回転が出ると難易度アップ。
リソースとゴールのランプの向きを合わせなければなりません。
1手ずつ進むボタンがあるので、これを使って向きがどのように回るか確認しながら置いていきましょう。

the Sequence [2] ステージセレクト
※左はステージマップ。ちょっとオシャレ。
右は遠距離まで運べる装置の説明。
「引く」場合、2マス以上先にあるものが対象で、となりのマスには影響がありません。
これが重要になるステージも多いです。

悩むのが楽しい、本当に硬派なパズル。
脱出ゲームのような探索系ではなく、論理的思考と試行錯誤、そして閃きで解いていく、頭脳派の作品です。
答えが見えない時に考え方を変える柔軟さも必要ですね。

気になるのは、ヒントがなく、ステージのパスや分岐もないため、行き詰まったらそのまま進めなくなってしまうこと。
ただ、このゲームにヒントがあったら魅力半減な気もします。

冒頭でも述べましたが、難題解明のカタルシスを得られるパズルゲームは Snakebird 以来、久々です。
人を選ぶゲームだと思いますが、世界的に評価されている、パズル好きならやっておきたい作品です。

the Sequence [2]the Sequence [2](App Store)

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