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Noblemen: 1896 レビュー

Noblemen: 1896Noblemen: 1896
FPS / TPS(3D ガンシューティング)
Foursaken Media(アメリカ)
本体無料、課金・ガチャ・待ち時間・広告あり
レビュー公開:2017/9/8
iPhoneAndroid

友軍を指揮して自らも戦う 3D 銃撃戦争

玄人好みのスマホゲームを出し続けている、ゲーマー御用達のメーカー Foursaken Media。
その Foursaken が長い開発期間とベータテストの末に、第一次世界大戦前のアメリカを舞台とする FPS / TPS(3D ガンシューティング)を公開しています。
Noblemen: 1896」です。

Noblemen: 1896

やられても何度でも復活でき、一定時間経過後に優勢な方が勝利となる、オンライン対戦の FPS のシステムを、1人用のゲームに改めたような内容です。

対戦ではないので初心者が上級者にフルボッコにされることはなく、戦場には一般の兵士もたくさんいて、1回のバトルは3分ほど。 ソロでも気楽に遊べます。
また、コマを動かして敵部隊に接すると戦闘シーンに移行する、ボードゲームのようなモードも用意されています。

しかし今作は「アメリカの基本無料アプリ」としての性質も強く、タダで遊べる反面、待ち時間と動画広告がてんこ盛り。
課金要素も多く、面倒なゲームになっていることは否めません。
英語のゲームですし、Foursaken ゲームの取っ付きの悪さも相変わらずですね。

なお、南北戦争と言われることが多いようですが、実際には架空の内戦です。
第一次大戦前の設定なので、登場兵器や服装はちょっとレトロ。
ちなみにタイトル名は「ノーブルマン」ではなく「ノーブルメン」です。

Noblemen: 1896
Noblemen: 1896

画面左側をスライドして移動、右側をスライドして視点と照準を動かします。
射撃ボタンは押しっぱなしで連射し、リロードは自動ですが、弾が切れた時に短時間だけ出てくるリロードボタンを素早く押せば、リロード時間が短縮されます。
射撃中に指を動かすことで、照準の調整が可能です。

遮蔽物に身を隠せる「カバーシューティング」で、戦場にある土嚢や瓦礫の裏に行くと、自動でしゃがんで敵の銃弾を避けます。
一人で無双するゲームではなく、無闇に突っ込んだら蜂の巣にされるだけ。
隠れてから精密射撃ボタンを押すと頭だけ出し、身を隠しながら銃撃できるので、それを使って慎重に戦うのが基本ですね。

ダメージはやられないようにしていれば回復していきます。
ピンチの時は攻撃を控え、安全な体勢でじっとしていましょう。

ただ、このゲームは近くの敵に剣で斬りかかることもできます。
敵が近いのにじっとしていると、いきなり斬り合いに持ち込まれることも。

斬り合い中は無防備なので、他の敵に撃たれるとやられてしまいます。
自分から斬りかかるのは、孤立している弱った敵を狙う時ぐらいでしょうか。

Noblemen: 1896 カバーシューター
※こんな風に、まず身を隠す。戦場のど真ん中で棒立ちしていては的になるだけ。
この体勢で銃撃ボタンの上にある照準のボタンを押すと、比較的正確かつ安全に敵を狙い撃ちすることができます。

Noblemen: 1896 リロードボタン
※弾倉が尽きて、光るリロードボタンが現れたところ。
このボタンを素早く押せばリロード時間が半分になりますが、すぐ消えてしまうので意識していないと押せません。
回数を数えながら撃ち、弾が尽きるタイミングですぐボタンの位置に指を動かしましょう。

Noblemen: 1896 シールド防御
※アーマーにシールドが付いていれば、盾ボタンを押すことで、こんな風に何もない場所でも盾の裏に身を隠すことができます。短射程の武器で戦う時には必須。
ただしシールドには耐久力があるため、集中攻撃される場所だと危険。

画面左上の紋章ボタンを押すと「指揮画面」になります。
この時、ゲームの進行は止まります。
進行が一時止まるというのはソロの FPS ならではですね。

指揮画面では戦場を上から見下ろした図が表示され、味方部隊に命令を出すことができます。
命令にはターゲットやムーブなどがあり、ストップのボタンを ON にしておくと移動後にその場で待機します。
(もしストップボタンが OFF だと、ムーブ命令を出しても目的地に到着後、そこから AI の判断で動いてしまいます)

そして重要なのがフォローとプロテクトの命令。
このボタンを押した後、味方部隊を指定すると、その味方を追従、もしくは援護するように動きます。
単独で突っ込んでいってもやられるだけなので、2部隊1組にしたり、自分を援護させて攻撃が集中しないようにするのが基本ですね。

指揮画面で左上の再生ボタンを押すと、指揮画面のままで戦闘が進行します。
自分でプレイせず、指揮モードで戦うことも可能です。

Noblemen: 1896 指揮画面
※指揮画面にはいつでも入れ、敵と味方の位置、障害物の位置を知ることができます。
始まったらすぐこの画面を開き、どこで戦うのか考え、そこにダッシュするのが基本。
敵を見失った時もこの画面で確認しましょう。
一回転している矢印は主人公のオートの ON/OFF。これを ON にすると主人公が勝手に動くので、指揮画面で1人の兵士として扱えます。
敵がどの方向にいるのか解らない時も、ON にするとそちらに走ってくれるので便利。

ノーブル(指揮官)はやられても一定時間で復活しますが、敵や味方が倒れることで★マークの「士気」が増減します。
時間制のバトルで、一方が全滅するか、終了時に士気の多い方が勝利。
士気に大差がなかった場合は1度だけ延長戦になります。
制限時間は両者の兵士数によって変わり、2~3分+延長1分ほど。

ゲームモードには「スカーミッシュ」と「キャンペーン」があり、スカーミッシュはランダムバトルを繰り返すのみですが、キャンペーンではボードゲームのような戦場マップが現れます。

ここでは敵と味方が交互に部隊のコマを動かし、カードを使って占領や妨害を行いながら、敵要塞の破壊を目指します。
敵部隊に戦闘をしかけると FPS の戦闘シーンに移行します。

Noblemen: 1896 キャンペーンの戦場マップ
※キャンペーンの戦場マップ。そんなに広い訳ではありません。
補給(Resupply)には補給ポイントが5、回復(HEAL)には 15、新部隊投入(NEW ARMY)には 20 以上が必要になります。

戦場には丸いマークの補給拠点(Supply Depot)と、大砲を発射する戦略地点(Strategic Point)があります。
敵要塞を歩兵で攻めても大ダメージを受けるため、戦略地点を占領して、そこから大砲で要塞を攻撃するのが攻略の基本です。

補給拠点の占領は、画面下にある CAPTURE(占領)のカードで行います。
これを使うには戦略ポイント(緑の雷マークのポイント)が必要ですが、最初からいくらかの戦略ポイントは保持しています。

部隊の行動には弾薬が必要ですが、補給拠点を占領すると、その周辺で補給やダメージの回復を実行できます。
補給や回復には補給ポイント(青の★ポイント)が必要ですが、この青ポイントの回復量も補給拠点を取れば増えていきます。
また、自軍の補給拠点と要塞の間にラインが引かれ、そこに BUNKER(トーチカ)を築いて守ることができます。

敵が占領した補給拠点はこちらの部隊を置いてしばらく待機させるか、DECAP のカードを使うことで解除可能。
もちろん解除すれば、こちらが占領できます。

ただし BUNKER や DECAP などのカードを使うには、緑ポイントに加えて、そのカードが手札にないといけません。

カードは他にも、敵にダメージを与える MORTAR BLAST や BLIND FIRE、弱った敵が崩壊する DISPERSE、敵拠点がそのターン反撃できない HIDDEN PATH、近くに補給拠点がなくても補給や回復を行える AIR DROP や CAMP などがありますが、使いたいものがなかった時は緑ポイントを1つ使ってカードを「シャッフル」しなければなりません。

そして重要なのは戦略拠点(Strategic Point)。
ここはカードでは取れないので、しばらく部隊を置いて占領します。
占領後はエネルギーがチャージされていき、最大になると巨大砲アースシェイカーキャノンが発動!
どんなに離れていようとも、敵要塞に大きなダメージを与えます。

要塞や BUNKER は縦横3マス以内に強力な砲撃(BOMBERD)を行えます。
よって不用意に近付くと壊滅は必至。
前述したように戦略拠点を取り、それを維持するのが勝利への近道ですね。
戦略拠点や町を占領すると緑ポイントの回復量も増加します。

Noblemen: 1896 アースシェイカーキャノン
※やたらご大層な名前のアースシェイカーキャノン発砲!
戦略拠点に部隊をずっと駐留させる必要はありませんが、敵に近いなら取られるのを防ぐため、守備部隊がいた方が良いでしょう。

Noblemen: 1896 戦略カード
※手札は5枚ありますが、うち2枚は必ず CAPTURE(占領)とシャッフルなので、実質手札は3枚です。
占領に必要な緑ポイントは補給拠点までの距離によって変わります。
右にあるバーグラフはアースシェイカーキャノンのエネルギー充填量。
補給ポイントが 30 以上あると、上位の兵士が含まれる強力な部隊を呼べます。
また、部隊は戦闘に勝利すると HP が上昇します。

キャンペーンに勝利すると課金通貨でもある「ゴールド」を貰え、これでボックスを引けます。
これは要するに… ガチャですね。
スカーミッシュも勝利することで、スカーミッシュ報酬のガチャを引けます。

ガチャからはコイン、兵士、カード、経験値、武器、アーマー、強力な弾(俗に言う課金弾)などを得られ、新兵士や新カードはこれで増やしていきます。

ただし、このゲームは出てくる兵士やカードの種類は、司令部のレベルによって決められています。
よって序盤のレベルが低い時に課金してガチャしまくっても、上位の兵士は出てきません。
ガチャをやって SR を取ったら強くなるゲームではなく、まずは戦闘を繰り返してレベルを上げ、それと平行してガチャをしないと強くなることはできません。

また、このゲームはガチャに時間の制約があります。
少量のゴールドで引ける DAILY SUPPLIES は3回ひいたら、数時間待たないと引けなくなります。
キャンペーンクリアで引ける CAMPAIGN SUPPLIES も1日1回しか引けません。

これらのおかげで、集中してやるより、毎日少しずつプレイした方が効率的な作りになっています。
私としては、待ち時間によるプレイスタイルの強制は好きではありませんが。

Noblemen: 1896 ガチャ
※戦闘報酬ガチャは SPECIAL OFFERS に含まれます。
でもキャンペーン勝利ガチャは1日1回のみ…
スカーミッシュ報酬ガチャは、引かずにスカーミッシュでの勝利を重ねていけば価値が高まっていきます。どの段階で引くかがポイント。
そして引く前に iCloud セーブして、結果が悪かったらロードすれば…
BATTLE PACKS に含まれるデイリーガチャはゴールドが 10 必要ですが、その程度なら課金しなくてもキャンペーンで勝利すれば得られます。

Noblemen: 1896 ユニット
※新兵士の入手はガチャ次第… の前に、まずレベル上げが必要。
司令部画面で BARRACKS を選べば、アンロックに必要な司令部ランクが解ります。
つまりいきなり重課金してガチャしても無駄。
新兵士は
WAR SHOP で直接買うこともできます。

他にもこのゲームは、待ち時間や動画広告が目に付きます。
強化待ち時間はないのですが、副官である「オフィサー」はやられたら回復するまで数時間待ち。
動画広告の視聴で回復できるので、つまり使い続けたかったらやられる度に広告を見る必要があります。

また、主人公のレベルが上がるとスナイパー型の「レンジャー」や、アサルト型の「サポート」といった強力な戦闘タイプを選べるのですが、この状態でやられると再度そのタイプを選ぶのに、1時間待ちか広告視聴が必要です。

そしてこのゲーム、待ち時間の必要ないスタンダードタイプは弱く、ある程度ゲームが進むと厳しくなってきます。
しかしレンジャーしかない段階でレンジャーで復活しようと思ったら、その度に動画広告を見なければなりません。

思い浮かべてみて下さい。
リスポーン(復活)のたびに動画広告を見せられる FPS というものを…

ゲームバランスも今ひとつな印象で、序盤は簡単ですが、ステージが進むと数発くらうだけで死ぬようになります。
これを何とかするには遠距離で戦えるレンジャータイプか、上位のアーマーが必要ですが、アーマーの入手はガチャ次第…

よってスカーミッシュを繰り返しての経験値稼ぎが必要ですが、レンジャーをアンロックできると一転してすごくラクに。
落差がありすぎる…

Noblemen: 1896 主人公画面
※耐久力を増やすにはアーマーの入手が、攻撃力を上げるには上位の戦闘タイプのアンロックが必要。
厳しくなってきたらスカーミッシュを繰り返し、主人公のレベルを3まで上げてレンジャーを使えるようにするのが先決。
武器はガチャで同じものを手に入れると強化されますが、まずその武器を使えるようにしておかないと、ガチャからも出てきません。

Noblemen: 1896 ショックトルーパー
※鎧を着た兵士 SHOCK TROOPER に斬りかかられてピンチになってる図。
この鎧兵は序盤の強敵。無難にやるなら貫通課金弾の AP K-ROUNDS を使うのが良いですが、なくなったら課金通貨が必要に…
通常弾でも足下を狙えば当たりますが、ダメージは低い。腰の辺りを狙えば、相手が射撃中ならヒットします。
理想は対装甲兵に任せるか、うまく味方を使って後ろから狙うかですが…

これは カオスセンチュリオン の時にも感じたのですが、欧米型の基本無料ゲームはどうにも面倒に感じます。
もちろん課金とガチャ運で強さが決まってしまう日本のガチャゲーが良いとは言いませんが、待ち時間と動画広告をてんこ盛りにする向こうのやり方は、スタミナ制が減っている日本とは逆の傾向で、両極端になっている気がしますね。

ゲームに全くお金を払いたくない、しかし待ち時間と動画広告はそこまで気にしない人なら、タダで遊べて無課金のままでも進められるゲームなので、こちらの方が良いでしょう。

逆に多少お金を払っても快適にやりたい人だと、どんなに課金しても待ち時間と動画広告をカットできないこの方式は、面倒だと思います。
待ち時間カットや課金弾にお金を使うと、延々と必要になるのもあります。

もちろんゲーム開発はボランティアではないので、メーカーも収益を上げる方法が必要なのですが…

ともあれ、対戦型 FPS のルールを1人用のゲームに持ち込んでいるのは良いですね。
海外では対戦が全盛ですが、ソロでやりたい人だっている訳で、そういう人でも楽しめる FPS 系として悪くないと思います。

昨今の FPS のように短い対戦を繰り返す内容で、長期的な拡張や奥深い育成といったものは期待しないで下さい。
キャンペーンのボードゲーム風バトルも、そんなに戦略性はありません。
ディフェンス戦術ゲームでもあった Heroes and Castles よりもカジュアルな作りです。

FPS が好きな人、やってみたかったけど対戦は嫌だった人、Foursaken のファンの人なら、試しておきたいアプリでしょう。

Noblemen: 1896Noblemen: 1896(iOS、App Storeへ)

Noblemen: 1896(Android、Google Play へ)

※Youtube 公式 PV

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