Trick Shot 2
カジュアルパズル
jonathan topf(個人 / イギリス)
価格 360 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2018/4/11
英国的ボール投げゲームがさらにお洒落に
日本での知名度は低いのですが、世界的には有名で、Apple も Best of 2015 にノミネートしていたカジュアルなボール投げ入れゲーム「Trick Shot」。
シンプルながら手軽に楽しめたこのゲームが、英国らしい完全で瀟洒なスタイルになって帰って来ました。
「Trick Shot 2」です。
「ボールを箱に投げ入れる」という誰でもわかるシンプルなルールと、早いときは1ステージが数秒で終わるテンポの良さで人気だったアプリ。
開発者の Jonathan topf 氏が Monument Valley 2 の開発に携わっていたことから、Florence のように「モニュメントバレー関連者のゲーム」としても話題になっています。
前作はいかにも個人作成な、オシャレながらも質素な見た目だったのですが、今作は日用品などが登場するリアル調の絵になっています。
しかしあえてゴチャゴチャさせていない、必要最低限なミニマルデザインは維持されており、イギリス的なお洒落さはさらに強まっている印象です。
価格は 360 円。買い切りゲームなので課金やスタミナ等はありません。
クリアできないステージをパスできる課金がありますが、必須ではありません。
点線で囲われた四角いスペースをスライドして指を離すと、その反対方向にボールが投げられます。
いわゆる「引っぱり操作」で、スライドする距離によって強さも変わります。
これでボールを箱の中に入れればクリアというシンプルな内容で、うまく1発で入れば1ステージが3秒ほどで終わります。
ただ、ボールはスーパーボール(ゴムボール)であり、何かにぶつかると跳ねまくります。
箱の縁に当たって予想外な方向に跳ね返り、画面中を跳び回った挙げ句、結局入らなかったりします。
一方で、跳ねまくった末に箱に飛び込むこともあって、その物理系らしい偶然性も面白さですね。
最初は簡単なステージが続きますが、そのうち壁に当てて反射させないと入れられないステージや、スイッチで箱の向きを変えるステージなども登場します。
しかし常に1発で入れる必要があり、2発目を発射すると初期状態に戻るため、「1発目でスイッチを押し、2発目で狙う」みたいな複雑なケースはありません。
難易度も、そこまでシビアなステージは少ないです。
ボールが入れば次のステージに進めますが、箱の縁やフタにぶつかって入った場合はノーマル(OK)クリア、箱に当たらず直接スポっと入った場合はパーフェクトクリアになります。
ただ、「パーフェクトを一定数取らないと次のステージに進めない」みたいなことはありません。
※ステージ選択画面は流行りのフラットデザイン。
Apple が愛して止まなさそう。
※左右に動く鉛筆の上を転がしていくステージ。
カメラのシャッターに触れるとフラッシュが光ります。
左下のボタンはお助けロボットのボタンですが、利用には課金通貨が必要。
サクサク進むゲームですが、ステージ数は現時点で 90 もあり、今後も増えていくようです。
よってボリュームは相応にあります。
クリアしたステージは「自作モード」に切り替えられ、ステージ内のオブジェを動かしたり、新たに追加することができます。
ただ、ステージを作ってもサーバーにアップロードして公開する、みたいなことはできず、主に SNS を通して公開/共有する形となっています。
見た目、内容、BGM やインターフェイス、そのすべてでお洒落を表現しているかのような、いかにも英国好みなアプリ。
簡単ルールで手軽なため、子供にやらせたり、普段ゲームをしない人に勧めても良さそうな作品。
サクサクと短時間で遊べるため、通勤・通学時のアプリとしても良さそうですね。
※Youtube 公式 PV
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