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Card Quest レビュー

Card Quest - Card Combat GameCard Quest - Card Combat Game
ローグライク カード RPG
WinterSpring Games(ヨーロッパ)
価格 600 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2018/7/4
iPhoneAndroidSteam

手強く奥深いカードバトル RPG の極地

多様な効果のカードを駆使し、クセのあるモンスターがひしめくダンジョンを突破していく、洋ゲーらしい思考性と難易度の高さを持つ、やり込み系のローグライク・カード RPG が公開されています。
Card Quest - Card Combat Game」です。

Card Quest - Card Combat Game

日本にはカード RPG があふれていますが、これはそこいらのソシャゲカードバトルとは全く違います。
難易度が高く、ライトユーザーだと最初のステージがクリアできないまま、挫折してしまいかねない難易度。
しかしカードの効果が練り込まれていて、それを駆使して難関を突破していく楽しさがあり、一度解ると延々とハマってしまいます。

一方で TCG とは違い、カードの効果はそこまで複雑ではないため、メッセージは英語ですが、それほど英語が堪能でなくても遊べる内容。

またステージをクリアすると装備を得られ、これでカードの一部を変更できます。
この装備の組合わせによってプレイスタイルは大きく変化。
装備の種類はかなり豊富で、プレイヤーキャラ(職業)も複数用意されており、多様なスタイルで遊び続けることができます。

価格は 600 円。買い切りゲームなので課金・スタミナ・広告等はありません。
元は Steam(PC)のゲームで、そちらでかなり好評だった作品ですが、スマホやタブレットにもマッチした内容ですね。

Card Quest
Card Quest 戦闘

ゲームはバトルの繰り返しのみで進行します。
ターン制のバトルで、プレイヤーにはデッキ(山札)から5枚のカードが配られます。

カードには攻撃用、防御用、特殊の3種類があり、自分のターンで使えるのは攻撃か特殊のカード。
カードの効果は英文で書かれていますが、ダメージは武器マーク、防御は盾マーク、回避は疾走マーク、スタン(麻痺)はうずまきマークと、効果がマークで示されているため、英語があまり読めなくてもおよそ理解することができます。

カードには雷マークのスタミナコストがあり、使用するとその分だけスタミナが減少します。
カードは1ターンに何枚でも使えますが、スタミナがなくなったら使用不可。
もちろん使える手札がなくなっても終わりです。

カードを1つ使うと Chain(チェイン)の状態となり、ほとんどのカードには「チェイン効果」が付いていて、連続で出すことで発揮されます。

ただ、それが常に良い効果とは限りません。
Rogue(盗賊)はチェイン効果でダメージが上がるカードが多く、連続攻撃を叩き込むのが強いのですが、Hunter(弓使い)は強力なカードを持つ反面、チェイン効果でダメージが半減するものが多いです。
チェインで威力が上がるけどコストも増えるといった、メリットとデメリットが混在するカードもあります。

カードの中には「チェインを切る」ものがあり、その使い方が重要になります。

Card Quest ローグのカードの一例
※ローグの初期カードの一部。
「Deal(武器マーク)3」なら3ダメージを与えます。
Chain 以後の表記がチェイン時の効果で、最初に CHAINBREAKER とあると、そのカードの使用後にチェインが途切れます。

Card Quest 助けを呼んでいる人
画像の中央にいる、屈んでるような敵「Desperate Priest」は、僧侶を襲おうとしているゾンビ。
急いで倒すと僧侶を救い出せ、お礼を貰えます。
ただ対象が市民(Citizen)の場合、すでに感染していることがあり…

自分のターンが終了すると敵のターンに。
モンスターが攻撃してきて、その攻撃力分だけダメージを受けます。

しかし主人公の HP はそれほど高くなく、連続で攻撃を受けると1ターンでダウンしかねません。
よって攻撃は極力受けないようにしなければなりません。

攻撃されそうになっても手札に防御カードがあれば、それを出してダメージを防げます。
ブロック系と回避系のカードがあり、ブロックはダメージを軽減するのみですが、相手の攻撃力以上のブロックなら被ダメージは0になります。
Rogue(盗賊)は回避に優れ、「かわして他の敵をスタンさせる」「かわして同士討ちさせる」といったカードも存在します。

ただし、防御カードにもコストがあります。
攻撃でスタミナを使いすぎると防御カードのコストが払えなくなり、あっという間にピンチに。
防御の分のスタミナを計算しながら行動しなければなりません。

職業によってはカウンター攻撃できる防御カードがあり、それを頼りに戦う手もあります。
また、敵をスタンさせたり、こちらを見失わせれば、攻撃を受けません。
これらも防御手段と言えますね。

Card Quest 破棄とマリガン
※いらないカードは DISCARD の枠にドラッグで廃棄。
右下の DECK をタップするとスタミナを消費してカードを引けます。
また、最初のターンに右下に出る Mulligan のボタンを押すと、スタミナを使ってカードを配り直せます。
先制攻撃を受けたけど防御カードがない、といった時は迷わずマリガンを。

Card Quest 遠距離での戦い
※魔術師や弓使いは敵から離れることができます。
離れた敵は遠距離攻撃を持っていない場合、接近してくるまで攻撃できなくなります。
魔法や矢は遠くからでも撃てるので、かなり有利に。
ただし突進で一気に距離を詰める敵もいるので注意。

Card Quest ボス戦
※ゴリラライダーなゴブリンのボス。
ボスは全員スタン耐性を持ち、複数回攻撃(Fury)を持つ場合も多く、どれも非常に手強いです。
ただ、隠れてこちらを見失わせるカード(?マーク)はボスにも有効な場合が多いです。

各ステージの最後にはボスが登場。
打倒することができれば次のステージに進め、その職業での初めてのクリアの場合は新しい装備もゲットできます。

前述したように装備はデッキの一部を変化させる効果があり、例えば盗賊の初期装備の短剣には連続攻撃用のカードが含まれますが、これを最初のステージで得られるダガーに変えると、連続攻撃のカードがなくなる代わりに、無防備な相手に大ダメージを与える奇襲カードが加わります。

さらにレベルを上げることで「スタイル」も習得可能。
これも装備の1つと言え、例えば魔法使いなら稲妻スタイルから火炎魔法スタイルに、戦士なら重装スタイルからバーサーカースタイルに変えられ、それに合わせたカードを使えます。

任意のタイミングで使えるアイテムもあり、これも戦いに大きく影響します。
アイテムには回数制限がありますが、戦闘後に回復するため、使い捨てではありません。
装備やアイテムの中にはステータスを変えたり、パッシブ(常時)効果を持つものもあります。

このゲームには死の町、ドワーフの山、深い森の3つのエリアがあり、それぞれに 13 のステージが用意されていて、各ステージで個別の装備かアイテムが手に入ります。
それが4つの職業ごとに用意されているため、3x13x4 で装備&アイテムの数は実に 156!

一部、イベントで手に入るアイテムもあるため、実数はそれ以上。
装備を1つ変えるだけでもプレイスタイルが大きく変わるこのゲームで、これだけの数があると、もう戦略は無数と言えますね。

ただ、前述したように簡単なゲームではないので、そうそう装備は集められません…
冒頭で述べたように、ライトユーザーだと最初のステージの突破さえ困難な程なので、そうするとこの無数のプレイスタイルも見ることなく終わってしまいます。

「すぐ死んでも経験値を得られ、少しずつ強くなれるので、いずれは突破できる」みたいな甘いゲームではなく、プレイヤー自身の経験と実力で勝負するゲームなので、洋ゲーらしく、かつローグライクらしくはありますが、コアゲーマー向けであるのは否めません。

また、非常に思考性が高いゲームで、それが良さですが、そのぶんバトルにかかる時間は長めです。
慣れれば相応に速く進められますが、あまりテンポの良いゲームではないですね。

Card Quest 新装備
※装備を変えればカードが変わる。前の装備のカードはなくなるので選択で悩みます。
もちろん他の装備との組合わせも重要。
装備やアイテムは一度手に入れれば、開始時に自由に選べます。

Card Quest ステージマップ
※ステージマップ。一本道ではなく分岐があり、6つのステージをクリアすると End に進めます。
?が付いている、アイテム未入手のステージを優先して選びましょう。
まあ、最初は1つ目や2つ目で苦戦しますが…

Card Quest エリア選択画面
※エリア選択。職業によっては死の町より山の方が簡単かも。
あと、一番上の「TRAINING」に注目。
ここにはチュートリアルの他に、各職業用のパズルのようなトレーニングステージが用意されていて、クリアするとご褒美のアイテムを貰えます。
それは他にアイテムがないうちは、かなり有用。
一撃食らったらアウトなので簡単ではないですが、少しゲームに慣れたら挑戦しておきましょう。

かなりゲーマー向けですが、だからこそゲーマーが多い Steam で熱い支持を受けている作品。
それでいて「英語できない奴はお断り」みたいな感じではないのが良いです。
グラフィックはちょっとチープですが、わざと古いパソコンゲームを模しているのだと思われ、その点でもマニア向け。

日本にも DeckDeFantasyDeckDeDungeon2 などの秀作ローグライク・カード RPG がありますが、割と遊びやすく、サクサク進む日本らしい作り。
一方 Card Quest は、最初から高い難易度と思考性を持ち、初心者をはね付けるような作りですが、挑戦的で、奥深い作り込みを持ちます。

私的にはかなり好きなゲームで、FTLDeath Road to Canada といった高難度の洋ゲーを厭わない、むしろそれらを好むコアなゲーマーの方には、イチ押ししたい作品です。

アプリ名Card Quest(iOS 版、App Store)

Card Quest (Android 版、Google Play)
Card Quest (PC版、Steam へ)

※Youtube 公式 PV


【 ちょこっと攻略 】

そんなに難しい英文が出てくるゲームではありませんが、参考として序盤に出てくるカード効果の日本語訳を掲載しておきますので、プレイの参考にして頂ければと思います。
序盤のカードが解れば、中盤以降のカードも察しが付くと思います。

なお、魔法や弓矢などの飛び道具は遠距離攻撃可能で、反撃バリアの効果を無視します。
ドクロマークはその反撃バリアを示し、近接攻撃で触れるとダメージを受けます。
内向きの矢印+ドクロマークは弱点の付与で、受けるダメージが増加します。

= Rogue =

*Style:Street School

*Primary:Rusty Short Sword

*Primary:Dagger(死の町、Stage 1 報酬)

*Secondary:Bare Rogue

*Trinket:Garrotte(トレーニング報酬)

= Wizard =

*Style:Arcane School

*Primary:Book of Lightning

*Secondary:Shield Scrolls

*Secondary:Scrolls of the Dead(死の町、Stage 1 報酬)

*Trinket:Mana Pearl(トレーニング報酬)

= Fighter =

*Style:Guardian School

*Primary:Rusty Sword

*Secondary:Old Shield(Heater Shield を入手すると使えなくなる)

*Secondary:Heater Shield(死の町、Stage 1 報酬)

*Trinket:Sausage(トレーニング報酬)

= Hunter =

*Style:Ranger School

*Primary:Simple Bow

*Primary:Composite Bow(死の町、Stage 1 報酬)

*Secondary:Rustic Quiver

*Trinket:Manticore Arrow(トレーニング報酬)

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