iphone

シヴィライゼーション6 攻略 勝利と拡張

Sid Meier's Civilization VI

ここでは「Sid Meier's Civilization VI」の勝利条件と、その達成について解説しています。
また、拡張パック「文明の興亡」「嵐の訪れ」で変更点がある場合、それも合わせて記載しています。

ゲームの流れを説明した基本編は こちら を。
内政の研究や土地については こちら、遺産や偉人は こちら をご覧下さい。
戦争やユニット、スパイの解説については「戦争編」で行っています。

【 Civ 6 攻略 勝利編 】

※データは iOS 版準拠です。
パソコン版の 2019 年 冬アップデートに相当し、バーション 1.0.0.341 です。

Civilization VI:「制覇勝利」

軍事力で世界を制覇する勝利。
もっとも解りやすい勝利条件です。

他の全ての文明の(本来の)首都を占領すれば達成。
首都には都市のラベルに小さな ★ マークが付いています。

Civilization 6 首都のマーク

ただし本来の首都が占領されると、首都は移転します。
よって ★ の付いている都市が「本来の」首都ではないケースもあります。

首都移転
※左から首都、占領された元首都、移転した首都

あと少しで滅亡させられるのなら、滅ぼしてしまった方が良いでしょう。
残しておくと、都市国家に代表団を派遣し続けるからです。
和平後に友好を結ぶことも、まず無理です。

Civilization 6 滅亡シーン
※それでは、ごきげんよう。
世界史なので、従属化はありません。和平しない場合、滅ぼすか滅ぼされるかです…

戦争を進めるには科学を発展をさせ、最新の装備を導入することが重要になりますが、多くの軍事ユニットは維持費を必要とするため、それを賄える経済力も必要になります。

軍団や大軍団を作るには文化を高めて社会制度を進める必要もありますし、もちろんユニットを作るには生産力も必要。
結果的にはすべての要素が、バランス良く必要になる勝利です。

宗教は必須ではありませんが、自宗教を信奉している友好国で戦闘力がアップする「信仰の守護者」は、戦闘では大きな助けとなります。

戦争の進め方については、基本編の「軍備と戦争、攻城戦」と、戦争編 のページをご覧下さい。

○「文明の興亡」での変更(都市の忠誠)

「文明の興亡」を導入していると都市に忠誠度があるため、遠方の都市を占領しても維持することができません。

忠誠度は都市の人口によって得られ、周囲の都市からも影響を受けます。
周囲が他の文明の都市だらけだと瞬く間に減少していくため、自文明の影響が及ぶ範囲から攻め落としていく必要があります。

反乱の危機
※忠誠の増減値は都市ラベルの国マークの部分をタップすると表示される。
忠誠が危険な水準にある都市はゲンコツマークが出てくる。

占領した都市が敵の大都市に近く、忠誠の維持が難しい場合は、以下を考慮してみましょう。

「パンとサーカス」の効果がわかり辛いですが、その都市の人口による忠誠度影響が増加します。
普段は人口1あたり通常時代は+1、暗黒時代は+0.5、黄金時代は+1.5の忠誠上昇効果があるのですが、実行中はこれがさらに+1されます。
この影響は1マス離れるごとに10%減少し、10マス先は0になります。

つまり暗黒時代でも近隣都市で「パンとサーカス」を実行すれば、その都市からの忠誠度影響は黄金時代並みになります。
占領した都市に総合娯楽施設かウォーターパークがあれば、「パンとサーカス」の実行で忠誠はかなり補填できます。
攻める都市に娯楽施設があるかどうかも考慮しておくと良いでしょう。

「パンとサーカス」は忠誠が低下中の近隣都市を追い込むのにも使えます。
なお、忠誠心は幸福度からの影響も受けます。
占領中の都市から部隊が離れるとマイナスが付きます。

○「嵐の訪れ」での変更(不平と滅亡)

「嵐の訪れ」導入後は、好戦性のルールが変わります。
基本ルールの"好戦性"は「ならずもの度」のようなもので、戦争や占領で上がっていきましたが、嵐の訪れからは"不平"となり、各国がそれぞれの国に個別に与えている「迷惑度」のようなものになります。

宣戦布告や占領はもちろん、約束を破ったり、相手と交流のある都市国家を攻めたりしても上がります。
そして、これにはプラスとマイナスがあり、宣戦布告した場合はこちらが相手に100の不平を与え、占領によって更に100増えると合計200の不平になりますが、相手が宣戦布告してきた場合は相手がこちらに100の不平を与えてきている状態となり、その後に相手の都市を占領して不平を100与えても、-100+100で不平は0となります。

自分が相手に与えている不平が高まりすぎると、好戦性の時と同じように他国から"やり過ぎだ"と思われて友好が下がり、占領都市の忠誠にも悪影響が出ます。
理想は相手から宣戦されるか奇襲を受ける、もしくは不平の高まらない方法で宣戦して、いくつか都市を占領したら、不平が高まりすぎていないうちに一旦矛を収める、という形です。

なお「嵐の訪れ」以降、文明を滅ぼすと、その文明と関係のあった他の文明の不平が激増、友好は大きく減ります。
かなり大きなペナルティなので、敵だらけにしたくないなら滅ぼさない方が良いでしょう。

追い詰めた文明の最後の都市が忠誠度の低下による反乱で消滅した場合はペナルティはないので、これを利用するのが良いです。

Civilization VI:「科学勝利」

今回の科学勝利は、ただ科学を発展させるだけでは達成できません。
宇宙船基地を建造した後、宇宙開発に関連した「プロジェクト」を何度も実行する必要があります。

そして基地の建造とプロジェクトの実行には高い生産力が必要で、十分な生産力のある都市を確保できていない場合、実行に長い時間がかかってしまいます。
科学と生産を両立させなければならない「内政勝利」だと思いましょう。

Civilization 6 ロケットの打ち上げ

まずは原子力時代まで進み、「ロケット工学」を研究して「宇宙船基地」の区域を作ります。
この区域は1つ、最大でも3つあれば十分ですが、できるだけ生産力が多い都市を選んで下さい。
都市が持てる区域の総数に含まれないので、どの都市でも作れます。

建造が終わったら「人工衛星の打ち上げ」のプロジェクトを実行します。
実行できる都市は1つだけなので、この時点では宇宙船基地は1つで構いません。

Civilization 6 宇宙開発プロジェクト

それが終わると、勝利条件画面の「科学勝利」の段階が1つアップします。
また、マップが全て明らかになるオマケもあります。

次に「人工衛星」の技術を研究し、「月面着陸船の打ち上げ」のプロジェクトを実行します。
これも実行できる都市は1つだけです。
これが完了すると進行が2段階目になります。
オマケで文化も得られます。

Civilization 6 科学勝利の段階

ここからが本番です。
ロボット工学」を研究して「火星入植用居住モジュール」のプロジェクトを、
さらに「核融合」を研究して「火星入植用原子炉モジュール」を、
加えて「ナノテクノロジー」を研究して「火星入植用水耕モジュール」のプロジェクトを完了させなければなりません。

必要なプロジェクトが3つあるので、宇宙船基地が複数あった方がプロジェクトを分担して行えます。

最後のプロジェクトは必要な生産コストも高く、時間がかかります。
もし他の文明がプロジェクトを進めていても、2段階目までなら、まだ完了までの時間的な余裕はあります。

Civilization 6 火星入植プロジェクト
※大変なのはここから。
実質、科学勝利には5つの工程があり、そのうち3つが3段階目に集中しています。

宇宙開発プロジェクトの達成には偉人も重要です。
大科学者と大技術者の中には、関連プロジェクトの達成を大幅に早めてくれる人がいます。
それを得られるかどうかも早期達成のポイントになるでしょう。
(偉人の種類については こちら をご覧下さい)

高い生産力の都市が必要なため、世界遺産「ルール地方」も欲しいところです。
高生産の都市にこれを作り、より生産力を高めておくことは、科学勝利という名の生産勝利には必須です。

※アップデートで「ルール地方」の効果は下げられました。
また、生産力がアップする手段が増えたため、ルール地方は初期ほど必須とは言えなくなっています。(作れば有利にはなりますが)

※アップデートで AI の宇宙勝利の優先度が下がりました。
初期バージョンは科学が発展するとすぐに宇宙開発をスタート、上位の難易度だとハンデの付いた研究力と生産力であっと言う間に成し遂げ、科学重視の文明が発展しているとほとんど止められなかったのですが、今は上位の難易度でも宇宙開発を後回しにするようになっています。
また、スパイで宇宙基地を壊すと、以前よりも修復に時間がかかるようになっています。

○「嵐の訪れ」での変更(未来の追加)

「嵐の訪れ」の拡張パックを導入すると、新しい時代「未来」と、そこで得られる新技術が追加されます。
これにより科学勝利の条件も5段階に変化し、火星の入植は入植船を打ち上げるだけで良くなりますが、その後に「太陽系外惑星探査船」も打ち上げて、さらにその探査船が到着しないと勝利とはならなくなっています。

探査船はそのままでは到着に50ターン必要ですが、「ラグランジュレーザー基地」と「地上レーザー基地」のプロジェクトを完成させれば速度が上がります。
しかし、これらを作るにはさらに科学発展を進める必要があり、科学勝利にかかる時間は前より延びています。
ラグランジュレーザー基地にはアルミニウムも必要になります。

Civilization VI:「文化勝利」

今作でもっとも解り辛い勝利です。
以前の文化勝利は文化が一定量を超えれば良かったのですが、今回は文化の量と、勝利の達成には直接の関係はありません。

今作の文化勝利は「観光勝利」であり、観光力を高める必要があります。
これは画面上部にバッグのマークで示されています。

Civilization 6 観光力

ただし必要なのは「国外からの観光客」であり、よって外交も重要になります。
閉鎖的な、交流のない国には誰も行きたがりません。

まず観光力は、主に以下の方法で上げることができます。

芸術品は偉人から得られ、同じ種類で、異なる作者のものを、同じ美術館に3つ集めると「テーマ化」されて文化と観光力が2倍になります。

秘宝はまず、芸術広場に博物館を作り、社会制度の「博物学」を研究します。
するとその都市で「考古学者」を作れるようになるので、それを使って「史跡」に向かい発掘をすることで得られます。
同じ時代で、異なる文明の秘宝を、同じ博物館に3つ集めるとテーマ化されます。

どちらもテーマ化を自分だけで達成するのは困難なので、他の文明と交換や売買をする必要があります。

Civilization 6 傑作画面
※展示品は収蔵されてから10ターン経過すれば動かすことができます。
ただし秘宝は博物館に3つ収蔵されていないと動かすことはできません。
イギリスの博物館は例外的に6つの秘宝を収蔵でき、6つ集めれば時代や文化に関係なくテーマ化されます。

シーサイドリゾートは「無線通信」の技術を研究後、アピールが最高(4以上)の平らな海岸に労働者で作ることができます。

国立公園は「自然保護」の社会制度を研究した後、同じ都市の領土内にアピールが素敵(2以上)のマスがダイヤ型に4つ並んでいる場所があれば、自然主義者で作ることができます。
ただし、その4ヶ所に何も施設がないことも条件です。
自然主義者は信仰力で購入します。

Civilization 6 シーサイドリゾートと国立公園

どちらも土地の「アピール」が影響する点に注意して下さい。
アピールは森、山、湖、海岸、川の側だと高くなり、聖地、劇場広場、総合娯楽施設、世界遺産の近くも高くなります。(1つあたり +1)
特に森は自然保護の研究後、最初からあるもの(原生林)だと +2 されます。
(労働者が自然保護の研究後に作れる森は「再生林」で +1)

逆に、ジャングル、沼、氾濫原、鉱山、工業地帯、兵舎、飛行場、宇宙基地の側は -1 されてしまいます。

シーサイドリゾートはともかく、国立公園はかなり作り辛いです。
アピールが高くて何も作っていないマスが領土内に4つも並んでいる場所なんて、自然保護が研究された近代にはほぼ残っていないはず。

しかしその分、観光力は高く(土地のアピール値の合計)、快適性も上がるので、施設を撤去したり植林すれば作れるという場合は狙ってみましょう。
なお、植林した森は国立公園の中に含めることができます。

Civilization 6 観光力の表示
※画面左下のミニマップに付いている丸いボタンを押し「観光力」を選ぶと、観光客を引き付けている土地と、その人数を確認できます。
国立公園は作った都市の快適を +2、最寄りの自国都市4つの快適性を +1 します。

そして観光力には、政策や科学、社会制度によって以下のような補正が付きます。

大きいのはコンピューター。観光力が一気に2倍です。
よって文化勝利を目指す場合、技術研究はコンピューターを目指しましょう。

そして外交による観光誘致活動
他国からやって来る観光客は、以下の条件で増減します。

観光力にこれらの修正をかけたものが、その国に対する観光アピールとして内部的に蓄積されていきます。
そして観光アピールが一定値になると、その国からやってくる国外観光客が1人増えます。

Civilization 6 交易路による観光力ボーナス
※交易ボーナスを得るため、文化勝利を狙うなら各国と交易しましょう。

どの国も「国内観光客」を持っていて「文化」によって増加します。
自分の国以外でもっとも多い国内観光客の数を、自分の国に来る国外観光客が上回った時点で文化勝利になります。

例えば、インドの国内観光客が 300、中国とフランスの国内観光客が 200 だった場合、越えなければならない数値は 300 です。
観光力を高め、他国から来る観光客の合計が 301 を越えると勝利になります。

Civilization 6 文化勝利の勝利条件

細かい数値はともかく、文化勝利を目指すのに必要なものは以下です。

世界遺産は宗教観光力の半減を除去してシーサイドリゾートの効果も2倍になる「コルコバードのキリスト像」と、国内すべての土地のアピールが上がる「エッフェル塔」が欲しいところ。

また、宗教を創始し、遺物の観光力が3倍になる信仰「聖骨箱」を獲得、「モン・サン=ミシェル」の世界遺産を作って、倒れた使徒から遺物を量産できるようにすると、宗教観光力が増大します。

ただ、世界遺産 自体が観光源となるので、建てられるものはどんどん建てていきましょう。

芸術広場を多く建てれば、芸術品を生み出す偉人も自然と得られるはず。
そのためには人口と都市数も必要なので、領土拡大も大切です。

他の国とは仲良くしておきたい勝利条件なので、非戦プレイが望ましく、戦う場合でもいくつかの文明は味方に引き入れておきましょう。

スパイ を使って芸術品を盗むことも有効です。
十分な経済力を持ち、他国の美術品を買いあさるのも良いです。
文化を重視していない国は、割と安く美術品を売ってくれます。

コツと仕様さえ解れば、内政向けの勝利としては、科学勝利よりも早く達成を狙えます。
ただしライバル国の文化が達成ノルマに影響するため、難易度が高く、文化重視の国が他にもあると、条件が厳しくなります。

状況によって目標値が変わるのもこの勝利の難しさで、場合によっては高い文化のライバルを軍事力で蹴落としにいくことも必要です。

もし文化勝利を狙っているライバル文明がひとつしかないという場合、その文明があっさり勝利してしまうことがあります。注意して下さい。

○「嵐の訪れ」での変更(ロックバンド)

「嵐の訪れ」の拡張パックを導入すると、社会制度「冷戦」の修得によって新ユニット「ロックバンド」を、信仰力で購入することができるようになります。

ロックコンサート

ロックバンドは他国の芸術広場や娯楽施設、遺跡や港などでコンサートを開催し、その国からの観光客を大きく引き上げることができます。
ただしコンサート後に「音楽性の違い」と言い出して解散することもあります。

他国に直接的な観光攻撃を行うユニットと言え、国内観光客の多い国に実行する方が有効です。
コンサートの成功によってレベルが上がり、スキルによっては宗教を広める、忠誠を下げるといった付属効果を得ることもできます。

ただ、レベルがなかなか上がらず、レベルの低いうちは解散確率が高いので、コストが高い割に使い捨てになりがちです。
解散しなければ連続で使用できます。

ロックの活用のためには信仰力が必要なので、「嵐の訪れ」で文化勝利を目指す場合は、宗教も創始しておいた方が何かと有利です。

Civilization VI:「宗教勝利」

聖職者を使い、他国を宗教的に侵略するユニークな勝利条件です。
ただし、もっとも難しい勝利でもあります。

宗教勝利には手順があり、まずは宗教を創始しなければなりません。
しかし宗教を創始できる文明には限りがあり、他の文明も狙ってくるため、まずは創始レースに勝たなくてはなりません。

でもそれは、序盤のもっとも重要なときに、開発リソースの多くを宗教創始に注ぎ込まなければならないことを意味します。
出遅れは避けられないので、ゲームに慣れていないうちは創始は狙わない方が良いでしょう。

しかし慣れてきたら、宗教を創始することをお勧めします。
利点も多いですし、なによりその方がゲームが面白くなります。

Civilization 6 宗教の創始

○ 宗教の創始

まずは宗教を創始できないと話になりません。
その(通常の)手順は以下になります。

  1. 科学技術の「占星術」を研究する。
  2. 区域の「聖地」を作る。「」の建設もほぼ必須。
  3. 信仰ポイントを 25 貯めて「パンテオン」を創始する。
  4. 偉人ポイントをためて「大預言者」を獲得。
  5. 大預言者を聖地に移動させ、宗教を創始する。

ただし、ゲームに登場する大預言者の数は「文明の数÷2+1」のみ。
よって文明数が8なら3つ、6文明なら2つは、宗教を創始できません。

宗教創始を狙うなら、まずは「占星術」を研究します。
序盤は周辺の開発に必要な技術から研究したいところですが、創始レースに負けると宗教からは脱落なので、出来るだけ早めに取って下さい。
運良く自然遺産が見つかると、占星術の研究がブーストされます。

研究が完了したら「聖地」と「社」を急いで建てます。
これでターン毎の大預言者の偉人ポイントが +2 されるので、あとはポイントが溜まるのを待てば良いのですが…… ライバル次第。

聖地と社が出来たら、上部の顔アイコンを押して偉人画面をチェックして下さい。
大預言者の項目を選んで文明マーク(もしくは"?")を長押しすると、各文明のポイント蓄積状態を確認できます。
自身が貯蓄量、ターン毎の獲得数、共に上回っていれば問題ありません。
負けているなら、都市の生産リストの最下部にある「プロジェクト」の「祈祷」を実行して、預言者ポイントを補填しましょう。

それでも取れなかった場合は…… 遅かった、ということですね。

偉人ポイント
※偉人ポイントの確認画面。遺産以外で宗教創始を狙う場合は要チェック。

もう一つの宗教創始の方法は、世界遺産を使うもの。

ストーンヘンジ」は占星術の研究ですぐ作れるようになる遺産で、完成すればその場で大預言者を得られ、創始も行えます。
ただし、ストーンヘンジは石材が近くにないと作れないので、なかったらやり直すことになります。

宗教重視のコンピューター文明も狙って来るので、これもスピード勝負になりますが、まず労働者を作っておき、占星術の研究後は採鉱を研究、森を伐採できるようにして、それで生産力を補えば勝てる確率は高いでしょう。

負けた場合、こんな序盤で生産力を無駄にするわけにはいかないので、やり直しということになりますが……

Civilization 6 ストーンヘンジ

社会制度で「対外貿易」→「神秘主義」と進み「アポロン神殿」の建設を狙ってみる手もあります。

アポロン神殿は、その都市にある区域の偉人ポイントを +2 します。
よって聖地があれば大預言者の偉人ポイントが +2。
聖地は標準で大預言者を +1 し、社を建てればさらに +1 なので、合計で +4。

うまくいけば追い上げて大預言者を得られ、ストーンヘンジと違ってその後も偉人を得るのにも役立ちます。
ただしアポロン神殿の建設コストはストーンヘンジより高いので、文化か遺産建設にボーナスのある文明でないと辛いです。

Civilization 6 アポロン神殿

宗教創始の難易度はアップデートのたびに下げられていて、無視する文明も多くなったので、当初よりは創始しやすくなっています。

日本(北条時宗)の場合、聖地の建設コストが半分なので、高難度であっても普通に聖地を作る正攻法で、宗教を取れる確率は高いです。
アラビアは最後の預言者を無条件で手に入れられるので、確実に創始できます。
どうしても宗教プレイしたい人は、アラビアを選ぶのも手でしょう。

○ パンテオンと信仰

信仰力が25になると「パンテオン」を得られます。
このゲームのパンテオンは原始的な信仰を意味し、宗教とは違って、どの文明でも獲得することができます。
ただしパンテオンは約20種類ありますが、得られるのは1つで早いもの勝ちです。

パンテオン

人気のあるパンテオンは以下のものです。

「宗教的植民地」はアップデートで追加されたもので、開拓者、つまり都市をひとつ無償で得られます。スタートダッシュに最適で、国境拡張の加速も便利。
しかしコンピューターも最優先で取るため、ノンビリしていると得られません。

ある意味「パンテオンを最初に取った人へのボーナス」です。
得たいなら神殿と社を速攻で建て、政策も「神王」にして信仰力を優先する必要があるでしょう。

ただ、海岸に都市を作っていくなら「海の神」の方が後々まで有用です。
「神の光」は偉人を多く得たいなら欲しいところで、大預言者ポイントも増えるので宗教の創始もしやすくなります。
「豊穣の儀式」は無難な選択で、これもゲーム後半まで効果があります。

文明の長所を伸ばせるものがあるなら、それを選びましょう。
例えば、古典時代までの遺産建設が加速する「神に捧げるモニュメント」は、古典時代までの遺産建設が早い中国では必携です。

そして宗教を創始できれば「信仰」を選ぶことになります。
信仰には4種類ありますが、まずは人のマークの付いた「信者の信仰」を選択。
その後、合掌マーク、本のマーク、ロウソクのマークの信仰の中からひとつを選びます。

Civ6 信仰の選択

最終的に信仰は各種類を1つずつ得られるのですが、創始時に選ばなかった種類は社会制度の「神学」を研究し、聖地に「寺院」を建て、信仰力400を溜めて使徒を雇用し、それを消費しなければ獲得できません。
よって得られるのはしばらく後です。

こちらも早い者勝ちで、先に他文明に取られたものは選べません。
各信仰の概要と個人的なおすすめは以下の通りです。

○ 布教と神学戦争

首尾良く宗教を創始でき、聖地の社や神殿があれば、聖職者を雇用できます
聖職者は信仰力ポイントで購入するもので、生産で作ったり、ゴールドで買ったりするものではありません。
聖職者は以下のものです。

布教の主力となるのは「使徒」です。
伝道師は安いのですが、使徒に攻撃されると弱く、もし神学戦争で倒れてしまうと広範囲(半径10マス)の都市の宗教影響力が大きく下がります。
ヘタすると、今までの布教が水の泡になってしまいます。

伝道師は他の宗教の信者を転向させる力も弱めです。
序盤は自国内の布教に使いますが、他国に向かわせるのは無謀でしょう。

Civilization 6 神学戦争
※神学戦争は神の雷の落とし合い。
神学戦争にも側面攻撃ボーナスが適用されるので、囲ってから攻めた方が良いです

軍隊に聖職者が弾圧された場合、影響は効果も範囲も、神学戦争で敗れたときの半分です。

また、使徒はランダムに選ばれた2~3のスキルの中から、好きなものを1つ習得できます。

新しい「信仰」を得るには、未使用、もしくは残り使用回数が3回以上の使徒で「信仰を広める」を実行しなければなりません。

Civilization 6 信仰を広める

伝道師と使徒は民間人扱いなので、国境を解放していない国にも入れます。
移動力も高いので他国の内部を偵察するのにも向いています。
AI も聖職者による偵察を多様します。

審問官は特殊なユニットで、先に使徒で「審問を開始」を実行しておかないと作れません。
また、作るには聖地に神殿が必要です。

Civilization 6 審問を開始

審問官で「異端を排除」を行うと、その都市の他の宗教の影響が全て消えます。
一気に全部消すので非常に強力ですが、使えるのは自国の都市のみ。
他国の都市には使えず、さらに他国領には国境が開放されているか、戦争中でないと入れません。

他の宗教の聖職者を攻撃することもできますが、戦闘力は 75 しかありません。
そのままでは伝道師(宗教戦闘力 100)より弱いです。

ただ、審問官は自国で戦うと +35 の補正が付くため、これを含めると 110 で使徒と互角になります。
この点でも審問官は自国の防衛用と言えます。

なお、宗教戦闘力は神権政治だと +5、聖地にいると +15。
海上移動中は戦闘力が低下しますが、輸送船の状態だと攻撃はできません。
船の状態の聖職者を海岸から攻撃することは可能です。
日本の「海岸にいると戦闘+5」のような文明の戦闘特性や、外交的視野(アクセスレベル)による「相手の情報を得ている」の戦闘ボーナスも加算されます。

神学戦争で受けたダメージは、聖地に隣接するマスでのみ回復できます。
(もしくは回復ユニットの「グル」を活用します)

Civilization 6 聖職者の戦力補正
※軍事ユニットと同じく、ダメージによる戦力減少や、難易度修正もあります。

相手国の過半数の都市を改宗させると、その国の国教が変わります。
全ての文明を自国発祥の宗教に改宗させると宗教勝利となります。

ただ、相手国も布教に対抗するので一進一退になりがちで、普通にやっても文明の改宗はなかなか進みません。
布教を3回行うと聖職者は消えるため、どうしても消耗戦になります。

宗教勝利を目指すのなら、しっかり宗教に専念しなければなりません。
政治体制は聖職者が安くなり、神学戦争にも強くなる「神権政治」にして、各都市に聖地と神殿をきちんと建てていきましょう。

宗教を創始していない文明は布教を嫌がらないので、まずはそうした国から狙うのが基本。
迎撃されても反撃できるよう、他国に行くなら単独行動は避けた方が良いです。

布教はスタートダッシュも重要です。
宗教には近隣都市への圧力があり、影響が自然と拡大していきます。
つまり、すでに広まっているほど拡散力があります。
すでに拡大した相手と競うより、広められるところにどんどん広めた方が良いでしょう。

Civ6 布教
※宗教の分布詳細は宗教マークの部分をタップで表示。

改宗がどうしても難しい相手は、軍事力に訴えるのも手です。
攻め落として自国領にしてしまえば、他の宗教の影響は審問官で簡単に排除することができます。
教えを説いて改宗させる文明と、軍事力で無理やり改宗させる文明を分けるのも良いでしょう。

相手から宗教攻撃を受けている際も、戦争状態になってしまえば軍事ユニットで敵の聖職者を潰せます。
どうしてもうっとうしいとき、布教禁止の要請をしても無視されるようなときは、そのまま押し切られるよりは武力に訴えましょう。

また、信仰ポイントを得るには聖地の数、つまり都市数が重要なので、やはり相応の領土拡大は必要です。

Civilization 6 軍事と宗教
※審問官を同行させ、神の教え(物理)で都市を攻め落とし、他の宗教を異端認定して排除している様子。 あぁ、素晴らしきかな神の思し召し。

まとめると、開始直後は宗教の創始に専念。
その後は宗教を創始していない国を味方にして、そこから布教を開始。
平行して各都市に聖地と寺院をしっかり建設。
宗教を創始していて、布教に熱心なライバル国は武力で制圧するか、大量の使徒で一気に攻勢をかけます。

拡張パック導入後なら、互いに宗教圧力を与えなくなる「宗教同盟」を締結しておき、その国を後回しにしても良いでしょう。

自国の宗教を持っている国に無理やり布教に行くと関係悪化は免れないので、軍事との両立が必要ですが、首都だけ抑えれば良い訳ではないのが難しいところ。
一方で、全ての国を敵に回さなくて良い、無理に科学の発展を急がなくても良い、というのは軍事勝利よりもラクな点です。

「嵐の訪れ」導入時:「外交勝利」

拡張パック「嵐の訪れ」を導入しているときのみ利用できる勝利です。

100ターン目以降、30ターンごとに「世界会議」が行われます。
ここで「外交ポイント」を得られ、それが 20 に達すると勝利となります。

「世界会議」は投票で様々なルールを決めるもので、特定のユニットが強くなる、特定の相手の不平がたまりやすくなる、特定の資源から快適度を得られなくなるといった、様々な議題が決められます。

テーマごとに A と B の提案があり、どちらかを選んで、対象を選択します。
投票は一人一票ではなく「外交的支持」と呼ばれるポイントを費やして行います。
外交的支持が多ければ何票も投じることができますが、多く投票するほど消費するポイントは加速度的に上がります。

世界会議
※A か B を選んだら、対象も選択して下さい。
決定のボタンを押せないときは、まだ議題が残っています。下にスクロールして下さい。

しかし外交勝利を目指す場合、重要なのは議題の内容ではなく「採択された提案に賛成していた人に外交ポイントが与えられる」こと。

よって外交ポイントを得たいなら「みんなが投票しそうなものに自分も投票する」ことも大切です。

外交的支持(投票力)は政治体制(政府)によって標準の増加値が決まり、さらに都市国家の宗主国になったり、他の文明と同盟を結ぶことで増加します。
逆に、他の文明から高い不平を買っていると増加値が下がります。
近代になると CO2 の排出量が高くても低下します。

他国との取引で外交的支持を売買することもでき、お金がないときに代わりに出したり、余裕があるときに買い上げることも可能。
なお、投票で否決された場合、外交的支持は戻ってくるので、大量に投下したのに無駄になった! ということはありません。

「自由の女神」など、一部の世界遺産からも外交ポイントを得られます。
取得することで外交ポイントが増える社会制度もあります。


「嵐の訪れ」では、自由の女神は外交ポイントを得るための世界遺産になっています。

自然災害に見舞われた文明の復興支援や、スポーツ大会、ノーベル賞などのコンテストがあり、これに勝つことでも外交ポイントを得られます。
「支援物資」や「アスリート育成」などのプロジェクトを実行してスコアを競い、支援の場合は直接支援金を送ってもスコアを稼げます。

ただし、外交ポイントが高まると世界会議で外交勝利に関する議題が出され、1位の国の外交ポイントを大きく下げる提案が行われます。
そして他の国はこれに全力で投票してくるので、勝利が近付くと外交ポイントは上がるどころか、むしろ奪われてしまいます。

ではどうすれば良いのか?
どうせ採択されるなら外交ポイントの低下に自らも投票し、1ポイントを取り戻しつつ、他の議題で確実にポイントを得るしかありません。
そうしてポイントを維持しつつ、コンテストの優勝で蓄積を狙います。
コンテストで勝ちきれる経済力や国力がない段階だと、外交ポイントで突出しても逃げ切ることはできません。

複数の国の外交ポイントが高まると、外交勝利阻止の票も割れるので、そうなれば投票で決着を付けることも可能。
いずれにせよ世界会議は30ターンごとの開催、コンテストも実施期間が30ターンなので、時間はかかります

Civilization VI:「スコア勝利」

スコア勝利は、時間切れの勝利です。
ゲームは 2050 年、500 ターンで終了しますが、それに達した時点で「スコア」がもっとも多かった文明がこの勝利になります。

スコアは以下の条件で増えていくようです。

なお、ゲーム終了時に出てくる「指導者ランキング」は、単純にスコアのみで付けられています。

Civilization 6 クリア後の指導者ランキング
※残念ながら今作は、速攻クリアしても、高難度でクリアしても、特にボーナスはなし。
でもこのランキングは、初代シヴィライゼーションからの「おやくそく」ですね。

今作の最終スコアに早期クリアボーナスはないため、2050 年ギリギリまでスコア稼ぎを続けた方が、ランキングは高くなります。
もちろん、それは非常に面倒ですが…

<< Civ 6 攻略 戦争編へ


シヴィライゼーション6Civilization VI 攻略ページ 5/5

Sid Meier's Civilization VI (App Store)


■最新スマホゲームレビュー

 

 

SITE PV