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逆転検事 レビュー

逆転検事逆転検事
推理アドベンチャーゲーム
カプコン(日本)
本体 120 円 + 全章一括購入 2400 円
レビュー公開:2017/12/17
iPhoneAndroid

逆転裁判のライバル検事が主人公の推理 ADV

「逆転裁判」のスピンオフ作品。
本編シリーズのライバルであった御剣(ミツルギ)検事を主人公とする推理アドベンチャーゲームが、スマホ / タブレットに移植されています。
逆転検事」です。

逆転検事

このゲームが最初に発売されたのは 2009 年、逆転裁判の4と5の間になります。
逆転裁判は4の後、しばらく続編が公開されなかったのですが、その間を埋めたのがこの作品で、逆転裁判1~3に出てきた人物が各所に登場します。

よって逆転裁判の1~3、特に1と2を遊んだ後にプレイした方が、より楽しむ事ができるでしょう。
ファンが喜ぶスピンオフらしい演出が多く、それが巷の高評価に影響していると思われます。

ゲームの大きな特徴は、裁判がないこと。
捜査シーンの途中で起こる他の人物との議論が、そのまま法廷バトルのようになっています。
キャラクターを動かして捜査を行う点も、コマンド選択だけで進行していた逆転裁判とは異なります。

作品の監督は逆転裁判5を手がけた山崎さんで、1~大逆転裁判を監修した巧舟さんではありません。
ただ、今作は意外に、5や6で感じた作風の違いをあまり感じません。
山崎さんが最初に監督した関連作なので、自己の演出よりも旧作の再現を重視していたのかもしれません。

価格は本体 120 円。ただし本体だけでは1章しかプレイできません。
全章プレイするには 2400 円の課金が必要です。
(現在は発売セールにより、1章無料、全章 2000 円となっています)

逆転検事
逆転検事 捜査シーン

今作の御剣検事は行く先々で殺人事件が起こるコナンくん体質で、それに巻き込まれながら、相棒の刑事やヒロインと共に事件の捜査を行います。

捜査シーンでは現場に御剣が立っていて、スティック操作で移動、調べたいものの前でボタンを押すことで調査を行います。
俯瞰視点になっているため、逆転裁判とはかなり違う見た目ですが、プレイ感はそれほど変わりません。

注目すべき場所では一枚絵が現れ、逆転裁判と同じように調査箇所をカーソルで指定します。
移動できる範囲はそんなに広くないため、移動が面倒ということはなく、一通り調べたら自動でストーリーが進行してくれます。
逆裁シリーズらしい、進めやすいシステムですね。

ただ、今作には「ロジック」という新要素があります。
調査によって得られた「手がかり」を組み合わせ、新しい手がかりを得るもので、例えば「現場に拳銃」「被害者は刑事」を組み合わせると、「拳銃は被害者のものか?」という新たな手がかりを得られます。

また特定の場所に、関連すると思われる証拠品を提示する「推理」のシステムもあります。
これは人に証拠品を「つきつける」ことを、物に対して行うようなものですね。

やや難しいのは、捜査が進まなくなった時、ロジックや推理が間違っているから進めないのか、それに必要な手がかりが集まっていないから進めないのか、解らないこと。
犯行の状況を実際に「推理」して、意外なものを提示しなければならないこともあります。
よって難易度はやや高めです。

ただ、それを考慮してか、今作はミスした時のライフゲージの減り方が少なめです。
セーブ&ロードで対処することもできますし、総当たりしていればいずれは当たるので、完全に行き詰まることはないでしょう。

逆転検事 ロジック
※今作の新システム「ロジック」。
取得している情報を組み合わせ、新しい情報を得ます。
手がかりは多くても6つぐらいなので、難しいものではありません。
一通りの調査が終わったと思ったらロジックや推理を試してみましょう。

逆転検事 一条みくも
※今回のヒロイン、ミクモちゃん。自称大ドロボウ。
新キャラで過去作には登場していません。例によってボケ役で、ミツルギがツッ込みます。

逆転検事 ぬすみちゃん
※ミクモちゃんの秘密兵器、ホログラフで現場を再現する「ぬすみちゃん」。
ゴーグルは不要ですが、現代の視点で見ると完全に VR や MR。
当時の SF 技術はすでに現実化しつつある…?

しばらく捜査が進むと議論のシーンになります。
ここは逆転裁判の法廷シーンとほぼ同じ。
他の刑事の推論や、容疑者の言い逃れに、発言とムジュンする証拠品を突き付けて反論します。

若干残念なのは、本当に逆転裁判の法廷バトルそのまんまで、「今作は検事側が主人公だからシステムが違う」みたいなものがないこと。
今までの弁護士側とやることは変わりません。
検事らしい何かがあれば… と思うんですけどね。

ただ、裁判ではないので、逆転裁判のように捜査シーンと法廷シーンが明確に分かれておらず、捜査の途中でちょっと議論を行い、また捜査に戻り、また少し議論になる、みたいな細かいシーンの変化があります。
これは物語が柔軟になっていて良いと思います。
裁判の独特の雰囲気はありませんが。

今作の最大の長所は、本編のキャラクターが登場するスピンオフらしい展開でしょう。
部下のイトノコ刑事や、御剣の天敵のオバチャン、女検事の狩魔冥など、逆転裁判1~3でおなじみの面々が新たな活躍を見せてくれます。
場面によっては旧作の BGM が流れることも。
もちろん個性的な新キャラクターやライバル、ヒロインなども登場します。

逆転検事 議論シーン、狩魔冥
※逆転裁判2のライバル検事にして御剣の後輩、狩魔冥と議論を交わしているシーン。
「ゆさぶる」と「つきつける」のボタンでムジュンを探す逆転裁判おなじみのシステム。
場所が法廷でないだけで、進行は一緒です。

逆転検事 オバチャン
※怒濤のおしゃべりで御剣のペースを狂わせるオバチャン登場。
逆転裁判1の3章から登場する人で、この人が出ると御剣のクールさが破壊されます。
他にも過去作の登場人物が背景にチラッと隠れていたりします。

逆転裁判4がネットを中心に叩かれ、一度シリーズが途切れそうになったところに出てきた、ファンを喜ばせる要素を詰め込んだスピンオフ作品。
当時、これが絶賛されたことは当然と言えるでしょうか。
その後、逆転検事2が出て、逆転裁判5が出るのはそれからとなります。

DS で発売されたゲームなので、3DS で発売された逆転裁判5以降と比べると古く感じる部分もありますが、グラフィックは高解像度用に描き直されていて、最新のスマホやタブレットで見ても違和感はありません。

俯瞰視点のキャラグラフィックはなぜか粗いドット絵のままですが、これは味を出すため、あえてそうしているのでしょうか?

逆転裁判が好きな人、特に初期シリーズが好きな人は必携の作品でしょう。

逆転検事逆転検事(iPhone 版、App Store へ)

逆転検事(Android 版、Google Play へ)

※Youtube 公式 PV

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