Bike Unchained 2
マウンテンバイクレース カジュアル
開発:Kuuasema(フィンランド)
販売 / 協賛:Red Bull(オーストリア)
本体無料、時間制宝箱あり
レビュー公開:2018/9/20
翼の代わりに自転車を授かる
テレビ CM でおなじみのドリンク「レッドブル」の協賛。
自転車で野山や岩山を疾走する、簡単操作のハイスピード・マウンテンバイクゲームが公開されています。
「Bike Unchained 2」です。
いわゆる「ワンキーゲーム」で、操作は画面を押す&離すだけ。
しかし 3D グラフィックで表現された美しい自然の中を、ダイナミックなカメラワークと共に走り抜ける、スピード感にあふれたレースを楽しめます。
ゲームシステムは iPhone 初期に全米で大ヒットした Tiny Wings に似ています。
下り坂で画面を押してスピードアップ、上り坂では指を離し、ジャンプ中は画面を押して急降下+着地体勢を取ります。
地面の起伏をうまく利用してスピードを出すゲームですね。
アプリ本体は無料、スタミナや広告もありません。
時間が経たないと中身を得られない時間制の宝箱があり、これが課金要素と言えますが、無理に課金しなくても遊べます。
ゲームはかなりシンプル。ハンドルやブレーキ操作は一切ありません。
前述したように下り坂で画面を押しっぱなしにしてスピードアップし、上り坂では指を離します。
基本はこれだけ。
上り坂で画面を押していると失速します。
ジャンプした時は画面を押して着地体勢を取ります。
特にタイミングを計る必要はありませんが、ジャンプ中に画面を押していると早く降下するので、長く飛びたい時はギリギリまで指を離していた方が良いでしょう。
逆にスピードが乗っていない状態でジャンプしたり、下が下り坂になっていてそこで加速したい時は、画面を押して早く降りた方が良いです。
画面を連打するとペダルを漕ぎます。
ただ、スピードが乗っている時にペダルを漕ぐと逆に遅くなってしまいます。
ペダルを漕ぐのは急な上り坂で失速したり、長い平面が続いていて漕がないと進めない時など。
しかしどのぐらいでペダルを漕いだ方が良いのかは感覚で察するしかないので、ちょっと難しいです。
とは言え、序盤のステージは緩やかな下り坂を走り抜ける簡単なステージしかないので、ペダルはほとんど要りません。
下りで押して、上りで離す、という操作だけで気持ちよく疾走できます。
本当にスピード感にあふれていて、風景も美しく、純粋に走るのが楽しいゲームです。
※これは 2011 年にヒットしたアプリ Tiny Wings。
こんな感じのゲームを…
※この画面でやる。これが技術の進歩か…!
右のコンテナ地帯はペダル漕ぎが必要なシーン。
しかし漕ぎすぎは禁物で、どのぐらいの加減が良いかはマシンによっても違ってきます。
最初は「ブロンズリーグ」というレースを繰り返すことになります。
プレイに制限はなく、何度でも遊べますが、次のリーグに進むには勝利ポイントを貯めて上位になった状態で、数時間が経過しなければ(シーズン終了を待たなければ)なりません。
必ず待ち時間が必要になるのは難点と言えるでしょうか。
ブロンズリーグを終えると「スロープスタイル」という「トリック(技)」の芸術点を競うイベントに挑戦できます。
ただ、自分で難しい操作をしてトリックを行う訳ではありません。
6つあるジャンプ台で行うトリックを事前に決めて、後はスタートすれば、ジャンプした時に勝手にやってくれます。
ただしトリックごとに必要なスピードと、得られる最高点が決められています。
そのスピードに満たない場合は失敗、失速しすぎているとクラッシュ。
スピードが十分な場合でも、十分すぎてトリックで得られる最高点を超えていると点数をロスします。
2度走れるので、1度目の走行は適当にトリックを設定して走り、その結果を見て2度目の走行で調整する感じですね。
ゲームを進めてゴールドリーグまで上がれば、チャンピオンシップやタイムトライアルに参加できるようになります。
他のプレイヤーと勝利ポイントやタイムを競うことができ、期間ごとの順位が表示されます。
※左はトリック設定画面。ジャンプ台までの走行距離と難易度の目安が書かれていますが、本当に目安にしかならないので、難易度が低めの技を並べ、とりあえず走ってみましょう。
ミスしたり得点バーが振り切れていた技は次走で入れ替えます。
もちろんプレイによっても結果は変わりますが…
レースを終えるとスポンサーボックスという名の箱を得られるのですが…
1つ開けるのに3時間も実時間の経過が必要です。
しかも1つずつしか開けられず、おまけに4つしかストックできない…
最近海外で流行りの、クラロワ的な宝箱のシステムです。
えぇ、課金すればすぐ開けられるんですが。
正直、私はこのシステムは嫌いなのですが、走行中に得られる★を貯めたり、ライバルの挑戦に勝ったりすることで、待ち時間なしで中身を得られるボックスも貰えます。
1プレイが短くてボックスはすぐ貯まるので、ロスしてももったいなくないし、他のゲームのように「ボックスが満タンだよ! 課金して開けないともったいないよ! いいの!?」みたいな煽り文句が出て来ることもないので、その辺はマシでしょうか。
ボックスからは自転車のパーツを得られ、装着することで走行性能を変化させられます。
実在メーカーの製品をモデルにしたパーツが数多く用意されており、同じパーツを集めることでレベルアップしていきます。
また、実在のライダーのカードもあり、これを集めると新たなトリックを習得できたり、パーツや追加スキルがアンロックされたりします。
※下に並んでいるのが時間制ボックス。
右上にレースで★を集めると貰える即席ボックスのボタンがあるので忘れずに。
ちなみに画面をスライドすると風景が回転します。
右はパーツ装備画面。通常レース(ダウンヒル)用と、トリックコンテスト(スロープスタイル)用の装備を、それぞれ別にセットしておきます。
※他のプレイヤーと競えるチャンピオンシップやタイムトライアルが出てからが本番でしょうか。
リアルタイムの対戦ではありませんが、タイムトライアルでは他プレイヤーのゴーストとレースします。
右は実在選手のカード。Twitter や Instagram、Youtube のボタンがあって、その選手の SNS や動画をチェックできたりします。
最初は簡単すぎて「あぁ、綺麗だけど、ただ走るだけかぁ」と思ったのですが、Tiny Wings なんだと気付いてからは、速く走るのが楽しくなりました。
もちろん上位のレースになると、ライバルのゴーストも手強くなってきます。
手軽にハイスピードのレースが楽しめる、誰でも遊べる作品で、しかもタダ。
最新スマホの 3D グラフィックの性能を実感できる作品でもありますね。
その分、バッテリーの減りは早いので、そこは難点ですが。
あまり日本では馴染みのないテーマですが、万人に勧められる作品です。
Bike Unchained 2 (iOS 版、App Store)
・Bike Unchained 2 (Android、Google Play)
※Youtube 公式 PV
Tweet |
他のカジュアル系アクション