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Sir Questionnaire レビュー

Sir QuestionnaireSir Questionnaire
簡易ローグライク
Orange Pixel(個人、オランダ)
価格 360 円、買い切りアプリ
レビュー公開:2018/7/1
iPhoneAndroid

二択でローグライク

戦うか逃げるか、進むか探すか、2つの選択だけでダンジョンを進んでいく、簡易的ながら骨太のローグライクゲームが公開されています。
Sir Questionnaire」です。

Sir Questionnaire

ランダム生成のダンジョンを進んでいくゲームですが、操作は行動ボタン2つとアイテムボタンのみ。
すごく簡略化されていて、サクサク進行できます。

そのぶん戦略性は低めなのですが、簡単なわけではなく、むしろ激ムズ。
アイテムの使い分けと経験、そして「運」が勝敗を分けます。

価格は 360 円。買い切りゲームなので課金・スタミナ・ガチャ等はありません。
開発はオランダの個人制作者の方です。

Sir Questionnaire

最初に目標(クエスト)を選んで、ゲーム開始。
目標については後述します。

スタートすると、すぐダンジョンの部屋がランダムに現れます。
そして敵がいないなら「WALK」(進む)と、「SEARCH」(探す)か「GRAB」(入手)と書かれたボタンが表示されます。

WALK を選ぶと次の部屋へ。
GRAB ならアイテムを取り、SEARCH してアイテムが見つかった場合も GRAB で取得できます。

敵がいた場合は「ATTACK」で攻撃し、「ESCAPE」で逃げます。
攻撃は手持ちの武器で行いますが、最初は杖(Cane)しか持っていないのでヨワヨワです。
下部にある「INVENTORY」のボタンで所持品の一覧を表示し、武器を手に入れているなら装備(Equip)して攻撃しましょう。
装備を変更したりアイテムを使ってもターンは経過しません。

ただし武器や盾にはすべて耐久力があり、使うごとに減っていきます。
0になったら壊れるので、強力なものはボス用に残しておくといった戦略が必要になります。

敵を倒すと経験値を得られ、アイテムも落とします。
やばい時は ESCAPE で逃げられますが、ダンジョン内には閉じられたゲートがあり、そこでは敵を倒さないと進むことも逃げることもできません。
イザという時に強い武器やアイテムがなかったら終わりなので、倒せる相手は倒してアイテムを集めておきたいところです。
アイテムが十分なら逃げるのも良いですが。

探索と戦闘で経験値が貯まればレベルアップし、力や魔力、素早さなどを高められますが、そんなに強くなりません。
レベルを上げて物理で殴っても勝てないゲームなので、装備とアイテムで切り抜けていく形ですね。
ローグライクなので、負けたらレベルは1に戻ります。

Sir Questionnaire フロアボスとアイテム
※左画像の動く石像みたいな敵はフロアボス。
こういう強敵の時にシールドと強武器がないとピンチ。
武器は斧の Dwarf axe やレア剣の Final sword、銃撃できる Blunderbuss が強力。
また Slayer grip を使うと威力が2倍になります。

Sir Questionnaire 交換幽霊とレベルアップ
※たまに会話できる NPC が登場します。
左画像の幽霊は物々交換を求めていて、いらないものを捨てると別のアイテムをくれます。
レベルアップで上げられるステータスは以下の通り。
・Attack:物理武器の耐久力アップ。半分を物理ダメージに加算。敵より高ければ物理命中アップ。
・Magic:
魔法武器の耐久力アップ。半分を魔法ダメージに加算。敵より高ければ魔法命中アップ。
・Agility:敵より4高ければ相手の回避ダウン、2高ければ相手の命中ダウン。射撃命中アップ

・Luck:レア入手率上昇、状態異常確率減少、薬と武器が少ない時に入手率アップなど。
・Alchemy:お金の入手量アップ。
・Craft:武器の耐久力アップ。
なお、射撃は飛んでいる敵に有効。

ダンジョン内には様々な部屋があります。
彫像、玉座、ショップ、暗室、トラップ部屋、蜘蛛の巣などなど…
モンスターもネズミやらコウモリやら色々。

初めて見る敵やしかけに遭遇すると、画面左下にカメラボタンが現れ、写真を撮ってアルバム(Codex)に収めることができます。
アルバムには敵のステータスや、ちょっとした解説が書かれていて、攻略のヒントになります。
メッセージは英語ですが「この箱にはゴールドの鍵がかかっている」みたいな簡単な文章なので、それなりに解るはず。

強い武器や危険な敵、しかけの対処法が解ってくれば、徐々に奥まで進めるようになるでしょう。

とは言え、ダンジョンや入手アイテムがランダムで、二択だけで進んでいくので、運の要素がかなり強いのは否めません。
武器が全然手に入らないままボス戦になって、何もできずに終わるなんてザラ。
しかしサクサク進行し、手軽にリトライできるので、繰り返しが苦になりません。
ある意味、死にゲー的なローグライクですね。

開始時に「特定のアイテムを指定の数だけ集める」か「特定の敵を指定の数だけ倒す」のクエストを選べ、これを達成するとアイテムの入ったバックパックを得られます。
これは使い捨てですが、最初から武器や防具を所持した状態でスタートできるので、ゲームが少し有利になります。
クエストの達成もかなり運に左右されますが。

残念なのは、主人公が複数用意されているのですが、アンロック条件が異様に厳しいこと。
Objectives(目標)を達成する必要があるのですが、ほうき(Broom)を 200 集めろとか…
1回のプレイで1つ手に入るかどうかなのに 200 って…
しかもそうした目標を5つ達成しないと1人目が解除されないという…

とりあえず、最初の主人公しかいないんだと思ってプレイした方が良いでしょうね。

Sir Questionnaire トラップと彫像
※左はインディージョーンズ的なトラップ。
調べれば何を代わりに置けばよいのか解るはず。
右の彫像は調べると Flesh(肉)か Bone(骨)のどちらを供えればよいか解ります。
必要なものがないのに無理に触れると…

Sir Questionnaire 暗い部屋と蜘蛛の巣
※暗い部屋は松明かライターを。魔法でも可。
松明(Torch)は武器にもなり、しかも火属性攻撃なのでツタなどを燃やせます。
右はちょっと解り辛いですが、蜘蛛の巣の部屋。
ほうき(Broom)があるとはらえます。

Sir Questionnaire コデックスと騎士の門
※宝箱や鍵のかかった門は、とりあえず写真に撮ってアルバムを見れば鍵の種類が解ります。
ただし一部の門は特殊なアイテムが必要です。
例えば右の騎士の門は、鉄の剣と盾が必要。
ゆるい鍵ならバール(Crowbar)でぶっ壊せるかも。

Sir Questionnaire 巨大毛玉と大ボス戦
※この巨大な毛玉は、実はどこかに入るためのカギ。
右はボス戦の前の演出。打倒できれば王冠が…

工夫が必要な場面は少ないのですが、繰り返しやり続けてしまう難易度の高さとランダム性にはローグらしさがあります。
また、隠しエリアや、その最深部にいるボスなど、やり応えのある奥深さも備えています。

スマホで手軽に楽しめて、洋ゲー的な難しさがある、カジュアルながらコアゲーマー向けのローグライクです。

Sir QuestionnaireSir Questionnaire (iOS、App Store)

Sir Questionnaire (Android、Google Play)

※Youtube 公式 PV

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