SimCity Deluxe(シムシティ)
内容:都市開発シミュレーションゲーム
作成:エレクトロニックアーツ(EA)
公開:2008/12 初期バージョン公開
2010/7 Deluxe 版に差し替え
価格:iPhone 版 85 円、iPad 版 600円
※ SimCity Deluxe は課金ゲーム版の「SimCity Buildit」公開に伴い、ストアから削除されました。
都市開発シミュレーションゲーム「シムシティ」。
日本でも大ヒットしたゲームであり、ご存じの方が多いと思います。
やった事がなくても、名前ぐらいは聞いた事のある人がほとんどでしょう。
プレイヤーは「市長」となり、都市の開発を行います。
住宅地区や工業地区を作り、電気や水道などのライフラインを整え、道路や鉄道などのインフラを整備します。
税率を定め、財政を確保し、教育や医療など公益施設も整えなければなりません。
しかし決して難解なゲームではなく、それら都市開発の基本を解りやすくまとめているのが、シムシティのいいところです。
自由度も高く、プレイヤーは自分の好きな街を作ることが出来ます。
iPhone / iPod touch 版は、インターフェイス(操作方法)もタッチ操作に最適なものに改良されています。
いつでもどこでも本格的なシムシティが楽しめる、オススメのアプリです。
iPhone / iPod 版シムシティのベース |
20年以上の歴史を持つシムシティシリーズは「初代」「2000」「3000」「4」の各作品が存在しています。
各作品の関係は以下のようになっています。
「シムシティ4」は最新だけあって緻密なグラフィックと詳細な都市シミュレーションを持ちますが、そのぶん要求されるパソコンのスペック(性能)が高く、他の機器には移植されていません。
近年発売されているシムシティの派生型はすべて「シムシティ3000」をベースとしており、iPhone / iPod touch 版のシムシティもこの 3000 の移植です。
ニンテンドーDS で発売された「シムシティDS」も シムシティ3000 がベースであるため、iPhone 版とは共通のゲームシステムを持ちます。
ただ、シムシティDS はかなりアレンジされているため、オリジナルの 3000 とは異なる点も多く、iPhone 版は逆にオリジナルにかなり近い作品と言えます。
SimCity から SimCity Deluxe への差し替えについて |
iPhone / iPod touch 版の「SimCity」は 2008 年末に発売されました。
しかし 2010 年の7月末、新しいバージョン「SimCity Deluxe」が公開され、それと同時に旧バージョンの「SimCity」は公開が停止されました。
現在、初期版 SimCity は iTunes での入手は不可能になっています。
SimCity から SimCity Deluxe になって変わった点は以下の通りです。
特にグラフィックの変更が大きな点です。
ほとんどの建物がシムシティ4ベースのものに差し替えとなりました。
ただし旧バージョンよりも重くなっています。
iPhone 3G はもちろん、iPhone 3GS でも重いという意見が多く、落ちるなどの症状はないのですが、全体的にスローがかかったような動作になります。
iPhone 4 なら快適に動作します。
(私がやった限りでは、iPhone 3G だと開始直後の街が小さい時からかなり重い状態で、逆に iPhone 4 なら人口 100 万人までプレイしましたが特に重いと感じたことはありませんでした)
ゲームシステムは旧バージョンのまま変わっていません。
つまり SimCity Deluxe は「建物だけ SimCity 4 になっている SimCity 3000」と言えます。
当サイトの攻略は基本的に旧バージョンのままですが、新バージョンでもそのまま利用することが可能です。
画像などは旧バージョンのものが多く含まれていますので、予めご了承下さい。
トップのメニューでプレイ→新規を選ぶと、「チュートリアル」というボタンがあります。
ここではシムシティの都市開発の基本と、iPhone / iPod touch での操作を解りやすく教えてくれるため、まずはこれをプレイしておきましょう。
iPhone / iPod touch 版はタッチ操作のため、操作方法がかなり独特です。
最初は戸惑うと思うので、ここで補足の説明をしておきましょう。
道路や地区は「開始地点をタップした後」、表示される矢印ボタンで伸縮させたり場所を移動させたりします。
矢印ボタンが表示されていれば、ボタン以外の部分をドラッグすることで画面をスクロールさせることが出来ます。
(Deluxe で押しやすいように改良されています)
しかしボタンが表示されていない時に画面を触ると、そこが道路や地区の開始地点になってしまうため、画面をスクロールしてから開始地点を設定したい時には困ります。
こういう場合は「2本指で画面をドラッグ」すると、画面をスクロールさせることが出来ます。
また、ピンチ操作でズームイン/ズームアウトも可能です。
画面のダブルタップは1段階ズームになるので覚えておきましょう。
シムシティシリーズの都市開発の基礎となるルールは、住宅地区・商業地区・工業地区を設置して道路で繋げ、発電所を設置して電線で各地区に電気を通しておくことです。
さらに、水道施設と水道管も配置しておく必要があります。
序盤は必要ありませんが、ゴミ埋立地(もしくはゴミ処理施設)、犯罪を防止する警察署、火災を防止/消火する消防署、教育を高める学校、医療を高める病院もいずれ必要になります。
まとめると以下のような形になります。
上記画像は「シムシティ4」のものですが、これはシムシティ全体に共通する項目であるため、iPhone / iPod touch 版でも同様です。
ただ街の人口が少ないうちは税収が少ないため、上記のようにすべての施設を最初からそろえると収支は大赤字になります。
とりあえずは電気と水道だけ整えて、他は状況に合わせて設置していきましょう。
各地区(住宅・商業・工業)は道路に面していないと発展しません。
その範囲は各地区ごとに異なり、住宅地区は道路から4マス以内、商業地区は道路から3マス以内、工業地区は道路から5マス以内です。
ですから、これを考えた区画分けを行いましょう。
例としては、以下のような感じです。
地区には「低密度」「中密度」「高密度」の3種類があります。
iPhone / iPod touch 版の場合、早い段階から大きめの建物が建つので、最初から中密度で作った方がいいようです。
慣れている人はいきなり高密度でもいいかもしれません。
発電所の電気は、建物と建物の間が4マス以内なら、電線がなくても届きます。
地区は右上にある「RCIメーター」を見ながら増やしていきます。
Rは住宅地、Cは商業地、Iは工業地で、足りない部分のバーが上向きに延びているので、延びているバーの地区を設置していきましょう。
ただし地区を設置しても実際に建物が建設されるまでメーターは変化しませんから、設置したら建物が建つまで少し待って下さい。
建物の割合は、最初は住宅地区と工業地区を重点的に増やします。
おおよそですが、開始時は 住宅地5:商業地1:工業地4 ぐらいの割合で増やしていきましょう。
商業が伸びるのは人口が10万人を越えてからなので、序盤は住宅地と工業地のみを拡大させていくことになります。
また、工業地区と発電所、ゴミ埋立地は、汚染を発生させます!
画面左下の「目」 のアイコンを選び、現れるボタンの一番右(マップのオーバービュー)を選択、さらに「大気汚染」をタップすると、汚染がどのぐらい広がっているかが解ります。
汚染のある地域の住宅地や商業地は発展しにくいので、汚染源となる建物や地区は出来るだけ住宅地などから離して下さい!
汚染源はマップの端の方に置くのが基本ですね。
町が発展してくると、犯罪や火災にも注意しなければなりません。
これらの発生も左下の「目」 のアイコンを選び、「犯罪」「火災発生率」を選ぶことで確認できます。
警察署や消防署は経費がかかるため、序盤は気軽に設置することは出来ませんが、いずれ必要になる事は覚えておきましょう。
設置する際は画面上部にある資金表示をタップして収支を確認し、設置しても赤字にならないかよく考えて行って下さい。
また、教育を高めるための「学校」や「図書館」、医療を高めるための「病院」もそのうち必要になります。
これらは費用がかかる割に効果が出るのがかなり先なので、序盤は必要ない(むしろない方が良い)のですが・・・
教育が高まれば低公害の「ハイテク工業」などが登場するため、いずれは整えなければなりません。
教育や平均寿命、人口の伸びなどは、人口の表示をタップすると現れる「グラフ」で確認することが出来ます。
これらの点に注意しながら開発していけば、いずれ街は大きな都市となり、数十万人が住むメガロポリスへと発展していくことでしょう。
もちろん巨大都市を作るだけでなく、景観を重視した都市を作ることも、田園風景を目指してみることも可能です。
何もない土地に自らが望む、新たな都市を築いてみましょう!
【シムシティ iPhone / iPod 攻略データページ】
シムシティ iOS 攻略 1/5
iPhone 版 / iPad 版(iTunes が起動します)
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