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シムシティ(iPhone / iPod版)
都市開発の応用と注意点

 

 

シムシティ SimCity(シムシティ)


 

このページでは iPhone / iPod touch 版シムシティの攻略を行っています。

 

シムシティの基本的なシステムは前のページで説明しているので、ここではもっと具体的な都市開発の方法と、その際の注意点を表記しています。

 

 シムシティ(iPhone / iPod 版)における都市開発

 

 ゲーム開始時の設定について

 

ゲーム開始時に都市名と市長名、難易度(初期資金)を選びます。

画面を横にドラッグすると「開始時の日時」も選択できます。

 

年代はゲームに慣れたら2000年からスタートが無難

 

シムシティ3000 は、特定の年になると新しい施設や建物、条例が登場します。

つまり 1900年 からスタートすると、なかなか新しい施設が登場しません。

最初の施設が少なく、徐々に増やされていく形になりますので、初心者にはプレイしやすくなりますが、ゲーム自体は 2000 年から始めるのが一番ラクなので覚えておきましょう。

 

難易度の「ハード」は初期資金 $10000 ですが、借金が $12000 あって、月々の支払いが $100(10年ローン)ありますのでご注意下さい。

破綻している財政の立て直しが必要になります。

 

都市名は、その名前で「セーブデータ」が作られます。

都市名が異なっていれば「セーブ」をしても別々に保存され、古い都市をロードすることが可能です。

都市名が同じ場合は上書きされるのでご注意下さい。

 

 

地形は「カスタマイズ」のボタンで大まかに調整できます。

中央にある四角い地図の各所をタップすることで、海の位置と川の形を変更でき、左右のバーを上げ下げすることで森と水域の量を変更させることが出来ます。

 

基本的には陸が多い方が有利ですけどね。

 

また、SimCity Deluxe では「整地モード」が追加され、開始前に地形を直接造成することが可能になりました。

土地の上げ下げボタンで水地を陸地に、陸地を水地にする事が可能です。

また、自由に木を植えておくこともできます。

(整地モードは最初だけです。ゲーム開始後は実行できません)

 

 

 地区の配置について

 

シムシティ(iPhone / iPod touch 版)の最大サイズの建物は 4x4 です。

ところが実際には、4x4 の建物はほとんど建ちません。

(100万人都市を作った過程で 4x4 の建物は2つしか建ちませんでした)

 

大きな公園(ベルデ・カバロ公園)や学校、病院なども 3x3 なので、建ちやすい 3x3 の建物を中心に区画を作る方が無難です。

一例としては以下のような感じです。

 

区画例 3x3

 

ただ、このゲームには 4x4 の公園(動物園、野球場)が存在しますし、4x4 だと 2x2 のビルが4つ建つ事もあるので、あえて 4x4 で狙ってみる手もあります。

 

設置例 4x4

 

2x2 や 3x3 が混じってごちゃごちゃになると思いますが 2x2 でも地価が高ければ相応の人口のビルが建ちます。

 

ただし商業地区は道路から3マスまでの範囲しか発展しないので、横幅を8マスにすると中央2マスが発展しなくなります。

商業地区は 4x4 狙いでも、一辺を6マスにする必要があります。

 

商業地区の 4x4 狙いの一例

 

4x4 は滅多に建たないので、やはり 3x3 メインがやりやすいと思いますが、区画の作り方は一様ではないので状況に合わせて計画していきましょう。

 

 

 公園の設置について

 

シムシティ3000 と シムシティDS では、サイズが1マスで地価に与える影響が高い「噴水」を、区画の間に並べるのが一番有効とされていました。

 

 

旧バージョンの iPhone 版シムシティは施設の連続設置ができなかったため、噴水を並べるのに手間がかかり、上記の方法は有効ではありませんでした。

しかし SimCity Deluxe になってから操作方法が改善され、施設の連続設置が可能になっているので、資金さえあれば上記の方法も有効です。

 

ただ、SimCity Deluxe はそこまでしなくても結構人口が伸び、大きな建物も建つようになったので、無理に公園や噴水を並べなくても発展は可能です。

手間をかけずに 3x3 の大きな公園(ベルデ・カバロ公園)を所々に設置する方法でも悪くはありません。

 

 

 交通について

 

各区画は道路に面していないと発展しません。

これはすでに述べている通りですが、iPhone / iPod touch 版は交通関係の処理が簡略化されているようで、道路に面していれば、各区画が接続されていなくても問題なく発展するようです。

 

交通に関する実験の図。この3つで差が見られなかった。

 

上記の画像の一番左は道路によって住宅・商業・工業を繋げた状態、真ん中は住宅地区のみの状態で、一番右は道路が1マスだけの状態です。

 

上記のような場合、シムシティDS は中央や一番右は発展が遅かったのですが、iPhone / iPod touch 版の場合、どれも差が見られませんでした。

道路に面してさえいれば、その道路が他の区画に繋がっているかどうかは無関係で発展するようです。

ただし、一部の公共施設は他の地区との接続の有無が考慮されていますので注意して下さい。

 

なお、3000(PC版)や DS 版は発展可能範囲が道路から「半径○マス以内」でしたが、iPhone / iPod 版は道路から「縦横○マス以内」に変わっています。

よって、ナナメ方向も範囲に入ります。

 

ナナメ方向も範囲となる。注意しよう。

 

これは入り組んだ場所での開発に関係するので覚えておきましょう。

 

※ただ、SimCity Deluxe になってからは交通が正常に繋がっていない家は廃墟化する事が多いような気がします。

ある程度は交通も考慮されるようになったかもしれません。

また、バス停はちゃんと道路で繋がっていないと機能しません。

 

 

 地価とオーラについて

 

シムシティ3000 には土地の評価に「地価」と「オーラ」という2つの基準があり、これによってその土地の発展力が決まります。

オーラは「活気」の事だと思えばいいでしょう。

 

ただゲーム中は、「地価」と「オーラ」は別々に考える必要はありません。

なぜならどちらも犯罪や汚染で下がり、公園で上がるので、同じように考えればいいからです。

とりあえずは、「地価」だけ見ておけば OK です。

 

なお、iPhone 版には「オーラ」の表示が逆になっているバグがあり、低いところが緑、高いところが赤で表示されます。

このバグは Deluxe になっても治っていません。

 

重要なのは、シティーセンター効果です。

シムシティ3000系には「市街地の移動」があり、新しい地区ほど地価が高くなる傾向があります。

さらに都市が発展すると中心部が「都市の中心地(シティーセンター)」とみなされ、地価が飛躍的に高くなります

これを「シティーセンター効果」と呼びます。

 

この画像の街はシティーセンター効果はあまり活用できていません。中心に川があると活用しにくくなりますね・・・

 

シティーセンターは移動していくものなので、都市の開発によって発展する場所が移っていく訳ですが、最後はマップ中央に落ち着くと思っていいでしょう。

そのためシティーセンター効果を活用したいなら、マップ中央に市街地を持ってくるような開発を行うのがオススメです。

 

なお、iPhone / iPod touch 版は(整地モードで土地を整えない限り)川や湖が必ずマップの中央に出来るので、これらがあるとシティーセンター効果は活用しづらいというのを覚えておきましょう。

 

 

 汚染対策とハイテク工業について

 

シムシティの都市開発は、汚染をいかに抑えるかが最大のポイントとなります。

大気汚染と水質汚染は主に工業地区や発電所から発生しますが、これらは町の発展には不可欠なものです。

とりあえず、発電所と工業地区はマップの隅に配置し、住宅地区とは離して置くのが基本となります。

ゴミ処理施設も出来るだけマップの隅に配置しましょう。

 

汚染源はマップの隅に置く。シムシティの基本。

 

シムシティDS では、汚染をブロックするには大きな公園(iPhone 版ではベルデ・カバロ公園)を並べるのが有効でした。

しかし iPhone / iPod touch 版では、大きな公園の汚染軽減力は低く設定されているようで、これを並べても汚染の範囲はあまり変わりません。

(処理軽減のため、汚染の減少効果がカットされているのかもしれません)

 

汚染による地価の減少に歯止めをかけるという意味では、公園を設置するのはまだ有効なのですが、汚染の軽減にはならないようなので注意して下さい。

 

水質汚染は「水処理施設」を作るのが唯一にして一番の対処法です。

汚水処理場は登場が 1965 年なので、それまでは我慢するしかありませんね。

 

都市が発展してくると、自動車の排気ガスによる道路からの大気汚染が深刻化していきます。

 

道路の汚染はある程度はしょうがないですね・・・

 

道路からの大気汚染は交通量に比例するため、鉄道やバスを使って交通量を軽減するのが対策となりますが・・・ ある程度はしかたありませんね。

 

iPhone / iPod touch 版で汚染を減少させる方法は、都市条例とハイテク化です。

都市条例の中には汚染を軽減させるものも多くあり、これらを制定すると汚染の発生量を減らせます。

 

都市条例の効果。結構あります。

 

資金はかかりますが発生量自体を減らせるのは大きいので、汚染関連の条例は積極的に制定しておきましょう。

 

そして一番の公害対策は、工業のハイテク化です。

これは教育レベルをかなり高める必要があり、関連の都市条例も制定しなければならないため、簡単ではありません。

しかし徐々に工業が公害をほとんど出さない建物に変わっていくため、汚染はかなり軽減されます。

 

産業のハイテク化。DS版にはなかった要素です。

 

ハイテク産業が建ち始めるレベルになると、ニュースティッカーでもお知らせが表示されます。

そうなったら工業地区の汚染を抑えて地価を高め、区画を高密度にし、ハイテク化を推進していきましょう。

 

 

 税率と債権について

 

税率は最初は一律7%。

都市の発展に応じて下げていく必要がありますが、税率が高い場合はニュースにお知らせが出るので、それが出たら1%下げる、という方法で問題ないでしょう。

あまりに税収が少ない場合はムリしない方がいいと思いますが、税金が高いと需要は頭打ちになるので注意して下さい。

 

ただ、SimCity Deluxe は初期バージョンよりも建物の建て替えペースが遅くなっていて、そのぶん税金の影響が現れにくくなっています

初期版の SimCity は建物がすぐに変わったため、税率を変えるとあっという間に人口が下がったりしたのですが、Deluxe はそこまで極端ではありません。

また、需要がプラスの間は税金が高くても建物は建つので、RCI メーターが落ち込むまでは税金を維持するのも1つの手です。

 

お金がどうしてもない場合は、お金を借りることも出来ます。

お金の表示をタップして収支画面を出して横にスライドしていき、「債権支出」の横にある「表示」のボタンを押して下さい。

 

債権は1回で $5000~$25000 まで可能です。

借りた額の 1/100 を毎月払い、10年で返済。 返済額は2割増しとなります。 早期返済は出来ません。

借りまくっているとあっという間に自転車操業に陥るため、発電所が必要だがお金がないなど、どうしても必要な時だけ借りるようにしましょう。

 

なお、建物の中には高汚染などのデメリットの代わりに「商業取り引き」として高い収入をもたらすものがあります。

 

3000にあったカジノとギガモールは、見あたりません・・・

 

かなりの収入源となるので、設置要請のニュースが来たら利用しない手はありません。 邪魔になったら壊せばいい話ですからね。

ただし周辺に悪影響を及ぼすため、設置はマップの端にして下さい。

また、置くだけではダメで、ちゃんと電力と水を供給し、道路も他の地区に繋げて機能するようにしないと、収入は得られません。

 

 

 農業について

 

これは都市開発とはあまり関係ないのですが、一応・・・

 

シムシティ3000 には、工業として「農家」も存在します。

一応 工業施設なので、工業需要は満たされますが・・・ 出現条件が厳しく、普通にプレイしている限りまず出現しません。

 

色々と条件がある上に、すぐに普通の工業に変わってしまう・・・

 

出現させるには、道路に面した 8x8 の低密度工業地区を、公害や渋滞がまったくない場所に設置する必要があります。

発展には電気も必要です。 低密度なので水は必要ありませんが、水がないままだと水不足マークが表示されてしまいます。

 

農業が出来ても、地価が上がったり公害が広がってきたりすると、すぐ普通の工業地区になってしまいます。

よって維持するのは難しいのですが・・・

のどかな田園風景にチャレンジしてみるのも、シムシティの楽しみ方の1つかもしれませんね。

 

 シムシティ(iPhone / iPod 版)と 3000 の違い

 

iPhone / iPod touch 版のシムシティは「シムシティ3000」の移植と言えますが、オリジナルの 3000 から削られた部分もいくつか存在します

また、同じく シムシティ3000 をベースにして作られた シムシティDS とも各所に相違が見られます

他のシムシティを経験している人向けに、主にゲームシステムに関する相違点をここで説明しておきましょう。

 

シムシティ3000(オリジナル)と iPhone / iPod touch 版の違いは主に以下のとおりです。

 

 

高速道路と地下鉄がありませんが、鉄道とバス停は存在しますし iPhone / iPod 版ではそれほど交通渋滞は悪化しません。

ボーナスの建物がティッカーを通さないと設置できない事には注意して下さい。

 

マップの広さは、オリジナル(パソコン版)の シムシティ3000 と比べると小さめですが、シムシティDS と比べるとほぼ同じ大きさです。

処理速度は、iPhone / iPod 版であることを考えると、かなり高速と言えます。

(少なくとも DS 版よりは明らかに速いです)

 

シムシティDS と iPhone / iPod touch 版シムシティの相違点は以下の通りです。

 

 

施設の連続設置ができなかった問題は Deluxe で解消されました。

建物のサイズが異なっている点と、施設の連続設置が出来ない影響で、DS 版とは攻略がだいぶ違うのでご注意下さい。

 

なお、パソコン版の最新シムシティは「シムシティ4」です。

基本部分は引き継いでいますが、システムは大幅に変わっています。

シムシティ4は以下のサイトで解説していますので、興味のある方はこちらもご覧下さい。

 シムシティーフォースシムシティーフォース

 


シムシティ  シムシティ iOS 攻略 2/5

 iPhone 版 / iPad 版(iTunes が起動します)

 

 

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