FINAL FANTASY V
内容:RPG(ロールプレイングゲーム)
作成:スクウェア・エニックス / Matrix Software
公開:2012/12 公開
対応:iPhone / iPod touch & iPad 両用
価格:1800 円
※iOS9 で生じていたメッセージが英語になる不具合は修正されました。
ファイナルファンタジー(FF)シリーズの中で、もっともゲーム性が高いと言われているのが、1992 年に発売されたシリーズ5作目。
「ファイナルファンタジーV」です。
好評だった FF III の「ジョブチェンジシステム」(自由な転職システム)をさらに発展させ、職業ごとの特徴を「アビリティ」という形にして、他のジョブでも利用できるようにしています。
このアビリティシステムはさらなる好評を受け、後の多くの作品で応用される事となりました。
ジョブとアビリティの組み合わせと、使い方の工夫によって、手強いボスを簡単に撃破できたり、思わぬ攻略方法を編み出すことが出来たため、様々なスタイルで遊べるようになっています。
スマホ版(iOS / Android 版)の FF V はゲームボーイアドバンス版をベースにしていますが、グラフィックや演出は全面的に描き直されており、移植と言うよりは「リメイク」です。
昔ながらの 2D グラフィックのテイストを残しつつ、現代のスマホの解像度に合わせた美しい演出を備えています。
さらにスマホ版は、戦闘を自動で進められるオートバトルが搭載されています。
オートバトル中は戦闘が倍速で進むため、サクサクとプレイする事ができ、経験値稼ぎも苦になりません。
オリジナルよりも快適に、ストレスなく遊ぶことができます。
FF シリーズの中でも屈指の名作として名高い FF5 がグレードアップしてスマホで蘇った、間違いなくお勧めのアプリです。
「ファイナルファンタジー5」には、自由にキャラクターの職業(ジョブ)を変えられる「ジョブチェンジ」というシステムがあります。
転職できるジョブはゲームの進行によって増えていきます。
ジョブチェンジ(転職)によるデメリットは一切なく、状況に合わせて、いつでも自由にジョブを変更しながらプレイする事ができます。
初期状態である「すっぴん」以外のジョブで戦闘に勝利すると「ABP」(アビリティポイント)を得られます。
この ABP が一定値になることで「ジョブレベル」が上がり、「アビリティ」という特技を習得することができます。
アビリティには「白魔法」や「先制攻撃」など様々なものがあり、習得済みのものを1つだけ付加する事ができます。(すっぴんは2つ、ものまね師は3つ)
例えば、ナイトに「黒魔法」を付けると魔法も使えるナイトになり、白魔道士に「格闘」を付けると素手で敵をボコボコ殴る白魔道士になります。
アビリティはいつでも自由に付け替え可能です。
また、特定のジョブはいくつかのアビリティを常備しています。
これは「ジョブ特性」と呼ばれ、例えば「シーフ」は最初から「ダッシュ」「隠し通路」「警戒」の特性を持っており、アビリティを付加しなくてもシーフに転職するだけで、これらの効果を常に得られます。
各キャラクターのステータス(力、素早さ、体力、魔力)は、ジョブごとに固定されています。
FF5 のステータス値はレベルによって増減することはありません。
どんなにレベルが上がっても、魔道士の体力が戦士の体力を超えたりすることはありません。
ステータスはレベルではなく、以下の条件で補正が加えられます。
キャラクターごとに、ステータスには以下の数値が加算されます。
また、アビリティの中には「ステータスの底上げ」をするものが存在します。
例えば「白魔法 LV1」のアビリティは「魔力 39」の補正値を持ちます。
ナイトの魔力は 10 しかありませんが、白魔法 LV1 のアビリティを付加した場合、魔力は 39 まで底上げされます。
よって「ナイトに白魔法を使わせても魔力が低いから役に立たない」ということはありません。
ただし、魔力の基本値が 57 の召喚士に「白魔法 LV1」を付けても、最初から魔力は 39 以上あるため、補正値が影響することはありません。
装備の中にはステータスを増減させるものがあります。
これらの影響が加味されて、最終的なステータスになります。
キャラクターのステータスは、主に以下のような影響を持ちます。
ただし最大 HP と最大 MP はキャラクターのレベルも関係します。
ATB バーが貯まるスピードには「装備重量」も影響します。
素早さほど大きく影響する訳ではありませんが、装備重量が重いと ATB が貯まるスピードは少し遅くなります。
なお、装備重量は防具にのみ存在し、武器にはありません。
このゲームは回避力に「素早さ」は影響しません。
また防御力に「体力」は影響しません。
防御力と回避力は装備によって決まり、攻撃命中率は武器の命中率と、敵の回避力によって決まります。(魔法にも魔法防御・魔法回避が存在します)
キャラクターのレベルがステータスに影響しないため、レベルが上がることによる見た目の数値の変化は、最大 HP と最大 MP が増えることのみです。
しかし実際には、キャラクターレベルはほとんどの攻撃と魔法に関わります。
以下は全く同じ条件(同じ敵、同じ武器、同じステータス)で、レベルのみを変えて敵を攻撃した時の、与えるダメージの変化です。
※ダメージにバラツキが生じない武器(チキンナイフ)で検証。
よってレベルでステータスが変わらなくても、レベルが高くなるほど攻撃した時のダメージは多くなります。
また状態変化系の魔法や特技の命中率 / 回避率は、使用者と相手のレベル差に影響されます。
なお、特定の薬や特技の効果で、その戦闘中のレベルを増加させることができますが、ダメージに影響するレベルは 99 が上限です。
表示上は 255 まで増えますが、100 以上になってもダメージは変わりません。
FF5 のキャラクターの状態異常は以下の様になっています。
他の FF シリーズとは異なるものもあるので注意して下さい。
茶色表記のものは戦闘後も継続します。
継続する状態異常は、専用の回復アイテムで治療できます。
ほとんどの異常は白魔法「エスナ」でも治せますが、ゾンビとスリップはエスナでは治せません。
小人は回避率が2倍になるため、盾で回避力を高めて後列に配置することで、魔術師系のジョブで活用することが出来ます。
毒や睡眠は自然回復しないため、それが効くボス戦ではかなり有用です。
FF5 の沈黙は一定時間で回復するので注意して下さい。
敵を混乱させた場合、通常とは異なる行動を取る場合があります。
(アビリティ「あやつる」で操った時に選択できるコマンドをランダムに実行します)
老化は FF5 にしかない状態異常で、攻撃力が時間と共に低下していきます。
敵にかけるとレベルも下がっていきますが、プレイヤーがかかった時はレベルは下がりません。
以下は状態異常というより、魔法の効果として発揮される変化です。
こちらは白魔法の「ディスペル」で効果が消滅します。
ただしその特性がモンスターに最初から備わっている場合、ディスペルで消すことは出来ません。
FF5 のリフレクは一定時間で効果が消えるので注意して下さい。
ABP(アビリティポイント)を貯めてジョブレベルを上げ、そのジョブで得られる全てのアビリティを習得すると、そのジョブを「マスター」出来ます。
マスターしたジョブには「★★★」のマークが付きます。
ジョブをマスターしても、そのジョブの戦いが有利になるという事はありません。
しかし「すっぴん」と「ものまね師」は、マスターしたジョブの「ジョブ特性」とステータスを継承する特徴を持ちます。
例えば「すっぴん」は、全ての武器と防具を装備できますが、ステータスが低く、何の特技も持ちません。
しかし「モンク」と「忍者」をマスターしていると、何もアビリティを付けていなくても、モンク並みの HP と力と体力、忍者並の素早さを持つようになります。
さらにモンクのジョブ特性の「カウンター」と、忍者のジョブ特性の「二刀流」を常備している状態になります。
これに加え、すっぴんは2つ、ものまね師は3つのアビリティを付加できます。
よって最終的には、複数のジョブをマスターした「すっぴん」か「ものまね師」が最強のジョブになります。
「ファイナルファンタジー5」は、元々はスーパーファミコンのゲームでした。
その後、リメイクされたものが PS(プレイステーション)や GBA(ゲームボーイアドバンス)で発売されています。
スマホ版(iOS / Android 版)は GBA 版を元に、グラフィックをスマホに合わせて描き直したものですが、バグの修正や一部仕様の変更も行われています。
非常にメジャーなゲームなのでネット上での情報も多いのですが、一部の攻略法はスマホ版には適用できないので注意して下さい。
以下に確認できた他機種版との相違点を表記しておきますので、他機種版をプレイされていた方は、攻略時の参考にして下さい。
【 FINAL FANTASY V 攻略ページ 】
ファイナルファンタジー5 攻略 1/6
■最新スマホゲームレビュー
SITE PV |