FINAL FANTASY IV: THE AFTER YEARS
-月の帰還- 攻略 基本システム解説
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FINAL FANTASY IV: THE AFTER YEARS
-月の帰還- |
内容:RPG(ロールプレイングゲーム)
作成:スクエニ / Matrix Software
公開:2013/11 公開
対応:iPhone / iPod touch & iPad 両用
価格:1800 円
アプリダウンロード(App Store へ)
「FINAL FANTASY IV: THE AFTER YEARS -月の帰還-」(通称 FF4TA)は、「FINAL FANTASY IV」(FF4)の続編になります。
そのため 前作の FF4 をプレイしてからの方が、より物語を楽しむ事ができます。
ファイナルファンタジーシリーズはそれぞれが独立したストーリーである場合が多いので、このような「直接の続編」というのはかなり珍しいですね。
このゲームは元はガラケー用に作られたアプリでした。
容量の少ないガラケーで大作 RPG を実現するため、ストーリーは 10 以上に分割されており、それぞれの章が別のアプリとして配信されていました。
スマホ版(及び PSP 版、Wii 版)はそれを1つのソフトにまとめていますが、やはり物語は全 10 章に分かれており、それらを個別にクリアする「オムニバス形式」となっています。
前作の FF4 が最初に公開されたのは 1991 年、FF4TA の配信がガラケーで始まったのは 2008 年。 実に 17 年ぶりの続編となります。
そのため FF4TA には過去の FF4 のシーンを再現した、プレイヤーに「懐かしさ」を感じさせる演出が多数盛り込まれています。
スマホ版の場合、FF4 の公開が 2012 年末、FF4TA の公開は 2013 年末なので、間は約1年であり、そこまで懐かしいというものではありません。
ただ、同じ世界を舞台に、同じキャラクター達が、異なる物語を綴っていくため、まさに「FF4-2」という感じであり、物語の続きとして楽しめますね。
スマホ版の FF4 にあった「デカントアビリティ」は、今作にはありません。
その代わり、複数のキャラによる連係技「バンド」が加えられています。
有効活用できるのは終盤になってからですが、人気のある FF4 キャラの競演技は、ファンにとってはたまらないものでしょう。
ファイナルファンタジー4 THE AFTER YEARS 月の帰還(以下 FF4TA)は、前述したように独立したシナリオを個別にクリアしていく「オムニバス形式」です。
それぞれのシナリオは物語、主人公、登場キャラクターがそれぞれ異なります。
アイテムやキャラクターのレベルも別々で、セーブデータも個別に保存されます。
ただ各シナリオのデータは最終的に、最後のシナリオで統合されます。
まずは前作の主人公「セシル」とヒロイン「ローザ」の子、「セオドア」が主人公となる「セオドア編」をプレイする事になります。
それが終わると「リディア編」「ヤン編」「パロム編」「エッジ編」「ポロム編」「ギルバート編」を自由に選択してプレイ出来るようになります。
この6つはクリアする順番は自由です。
しかし全てクリアしないと、次の「カイン編」に進むことは出来ません。
カイン編をクリアすると、次は「月の民編」、それもクリアすると最後の章である「真月編」に進めます。
そして真月編で各章のクリアデータの引き継ぎが行われ、各キャラクターの強さや所持アイテムなどがまとめられて、最後の戦いへと向かっていきます。
- 基本操作はほぼスマホ版 FF4 と同じです。
画面をなぞるとその場所にスティックが現れ、移動を行えます。
人の方を向いたり、調べられる場所の前に立つと「!」のフキダシが現れます。
この時に画面をタップすると会話や調査を行う事が出来ます。
- フィールド画面でキャラクターをタップすると表示されるキャラが変わります。
- 立ち止まると画面右上に「メニュー」のボタンが表示されます。
- 画面左上に「ミニマップ」が表示されるようになりました。
フィールドやダンジョン内では、このミニマップで常に周辺の地形を確認する事ができます。
広範囲のマップはこのミニマップをタップすると表示されます。
- マップには最初、宝箱の位置は表示されていませんが、開いた宝箱はマップに現れるようになります。
魔法の「サイトロ」かアイテムの「こびとのパン」を使うと、まだ開いていない宝箱の位置も表示されます。
- 「アイテム」は1種類 99 個まで持つことが出来ます。
また「せいとん」のボタンを押すことで並び順がソートされます。
- 「まほう」で各キャラが覚えている魔法を使用できます。
回復魔法や治療魔法、変化魔法などは「ぜんたい」に使用することが可能です。
FF4 / FF4TA の魔法はレベルが上がることで自然に増えていきます。
- 「そうび」でキャラクターの武器と防具を変更します。
各キャラクターごとに装備できるアイテムの種類が決められています。
ヤンとアーシュラ(格闘家)とエッジとツキノワ(忍者)は二刀流が可能です。
- 「ならびかえ」では、キャラクターの位置を変更できます。
「チェンジ」のボタンを押すことで「前列2人・後列3人」と「前列3人・後列2人」の切り替えが出来ます。
後列のキャラクターは物理攻撃で受けるダメージと命中率が半分になりますが、こちらの物理攻撃のダメージと命中率も半分になります。
ただし、弓矢・竪琴・ムチ・投げる の4つは後列でも威力が下がりません。
- 敵にも隊列があります。
奧にいる敵を攻撃すると、ダメージと命中率は半減します。
- 「セーブ」はフィールド上と「セーブポイント」でしか行えません。
セーブデータは3つ用意されています。
- 「ちゅうだん」は中断セーブを行います。
これはダンジョン内などを含めどこでも実行可能で、タイトルで CONTINUE を選ぶとそこから再開できます。
- 実際には「ちゅうだん」を選択しなくても、戦闘ごと、階層の移動ごとに自動セーブが行われています。
よっていきなりアプリを終了させても CONTINUE から復帰可能です。
- ただし中断データは NEW GAME や LOAD GAME を選ぶと削除されます。
- 今回はデブチョコボは登場しません。
「モンスター図鑑」はタイトル画面の右側にある本のアイコンから利用します。
- FF IV に死亡状態はありません。
HP が尽きても「戦闘不能」になるだけなので、宿屋に泊まったり、コテージを使えば治ります。
- さらに宿屋やコテージで全ての状態異常も治療されます。
- 敵に遭遇すると戦闘画面に移行します。
- このゲームの戦闘は ATB(アクティブ・タイム・バトル)という形式です。
各キャラクターには行動順を示すバーグラフがあり、時間と共に貯まっていき、最大になるとそのキャラクターの順番になります。
- ATB が貯まる速度は「素早さ」に応じています。
よって素早さが高いキャラは順番が多く回ってきます。
- コマンドの決定後、そのコマンドに応じた待機時間が改めて必要になります。
この待機時間は強力な魔法や特技だと長くなります。
- 時間は常に経過していますが、コンフィグの「バトルタイプ」が「ウェイト」なら、ターゲットの選択中や魔法・アイテムの選択中は時間が止まります。
(前作はターゲット選択中も時間が進んでいましたが、今作はターゲット選択中にも時間が止まります)
- 時間が進むスピードは「コンフィグ」の「バトルスピード」で調整できます。
状況に合わせて変更した方が良いでしょう。
特に手強いボス戦の前はスピードを落としておいた方が無難です。
- 今作はコマンドボタンの位置も変更できるようになりました。
「コンフィグ」の「バトルコマンド」で右側か左側かを設定できます。
ちなみに FF4 はコマンド位置が左、FF5 はコマンド位置が右です。
- コマンドの「ぼうぎょ」は物理攻撃のダメージを半減させます。
ただし前作と違い、魔法攻撃は半減できません。
- チェンジは全員の前列・後列を入れ替えます。
- コマンド欄は上下にスクロールしなくなりました。
コマンドが多い場合、画面下の矢印ボタンか、コマンド欄を左右にスライドすることで2ページ目が表示されます。
ただしこの影響で、タップ時に指が横にズレると、タップではなくスライドと判定されてしまう場合があるので注意して下さい。
- コマンドによっては、対象選択時に「敵/味方切り替え」「単体/全体切り替え」のボタンが現れます。
これを押すことで対象を切り替えることが可能です。
- 敵味方の切り替えボタンで、味方を攻撃したり、敵に回復魔法を唱えたりすることが出来ます。
- 単体/全体の切り替えボタンで、魔法の対象を全体化することが出来ます。
ただし全体化した場合、単体にかけた時より効果が低下します。
また全体化できない魔法も存在します。
- 攻撃魔法を全体化すると、1体あたりのダメージは敵が2体だと 50 %、3体で 33 %、4体で 25 %になります。
単純に敵の数でダメージを割った形になっていて、前作よりも全体化によるダメージの減少割合が大きいので注意して下さい。
- 回復魔法を全体化した時も、単純に回復値を人数で割ります。
500 の回復力のケアルを5人にかけたら、1人当たり 100 です。
こちらも前作より減少割合が大きくなっています。
- コマンドの決定は、画面のどこをタップしても行えます。
まだ決定していない状態でボタン以外の場所をタップすると、その時にカーソルが合っているコマンドが選ばれます。
- コマンドを決定していない状態で画面を左右にスライドすると、別のキャラに行動順が移ります。
- 行動順を移したい味方キャラを直接タップしても OK です。
ただしそのキャラのバーが貯まっていて、行動可能な時でなければなりません。
- コマンドを決定してターゲットを選択する状態で、敵や味方を直接タップするとその対象にカーソルが合います。 再タップで決定します。
- 魔法を選択後、画面を右にスライドすると味方全体、左にスライドすると敵全体を対象に出来ます。 その後にタップで決定します。
- 対象選択時、その相手を一度でも「ライブラ」か「しらべる」で確認したことがあれば、残り HP と弱点 / 吸収の属性を確認できます。
ただしボスの残り HP は表示されません。
※一度調べておけば、以後ずっとカーソルを合わせるだけで確認できます。
HP 表示は最大 HP ではなく、その敵の残り HP です
。
- コマンド欄の逆側には4つの特殊ボタンが並んでいます。
- AUTO は戦闘を「オートバトル」にします。
- 今作のオートバトルは、戦闘が2倍速で進行します。
- オートバトルで実行されるコマンドは、「コンフィグ」の「カーソル記憶」によって変化します。
- カーソル記憶が「戻す」の場合、常に「たたかう」が実行されます。
- カーソル記憶が「記憶」の場合、前回入力したコマンドが実行されます。
- 「記憶」にしている時、前回の入力が魔法などの全体化可能なコマンドだった場合、それを全体に使っていれば、オートでも全体を対象とします。
- 「アイテム」なども記憶の対象となります。
- 回復魔法や回復アイテムを単体に使用し、その後にオートにした場合、もっともダメージを受けているキャラクターを自動的に対象とします。
- MP やアイテムが尽きている場合は「たたかう」になります。
- オートバトルのまま戦闘が終了すると、次回の戦闘は最初からオートバトルでスタートします。
ただしボス戦ではオートバトルが自動的に解除されます。
- SKIP はそのキャラクターの順番を後回しにします。
これはこのゲームでは非常に重要です。
例えば、回復役は味方がダメージを受けた時にすぐ回復できるよう、行動できる状態のままで待機させておく、といった戦法を取れます。
- 防御中のキャラは SKIP させれば防御状態を継続します。
- ESCAPE は敵から逃げます。
このゲームの逃走はコマンドとして選択するのではなく、ESCAPE 状態にしておくことで、一定時間ごとに継続して成否の判定が行われます。
- オートバトル中に ESCAPE すると、キャラクターは普通に戦いますが、逃走も同時に試み続けます。
- 弱い敵(こちらよりレベルが低い敵)の方が逃げやすくなります。
- 逃走に成功した時にお金を落としてしまう場合があります。
その金額は相手を倒した時に得られる金額に応じています。
- PAUSE は一時停止です。
離席したい時や、じっくり考えたい時に活用しましょう。
- 今回(iOS 版 FF4 / FF4TA)は全滅しても、オートセーブのデータや中断データは削除されません。
全滅するとタイトル画面に戻りますが、そこで CONTINUE を選ぶとすぐ直前の状態から再開できます。
今作は「月の満ち欠け」である「月齢」が、戦闘に影響を与えます。
月齢は宿屋やテント・コテージに泊まるか、30 分経過することで1つ進みます。
「満月」→「下弦の月」→「新月」→「上弦の月」→「満月」で変化が繰り返され以下のような影響が生じます。
|
たたかう |
白魔法 |
黒魔法 |
その他 |
満月
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効果DOWN |
|
効果UP |
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下弦の月
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効果UP |
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|
効果DOWN |
新月
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効果DOWN |
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効果UP |
上弦の月
|
|
効果UP |
効果DOWN |
|
その他に該当するコマンドは以下になります。
- うたう、おどる、ダンス、ジャンプ、おおだこ、ねらう、てんけつ、とうてき、にんじゅつ、げんわく、しかける、ぜになげ、チャクラ、みやぶる
月齢の影響は敵モンスターにもかかるため、「下弦の月」だとこちらの物理攻撃の威力が上がりますが、敵の物理攻撃で受けるダメージも増えます。
月齢をうまく使うことで、特にボス戦を有利にすることが出来ます。
魔法を連発するボスは上弦で、物理攻撃が強いボスは満月で挑むのが基本です。
その効果はかなり大きく、月齢が悪いと大苦戦するボスが、月齢を変えるだけでたちまち楽勝になったりします。
経験値稼ぎをする時も、満月にして魔法主体で戦えばかなりラクになります。
また、特定の月齢の時のみ出現する「月齢モンスター」も存在します。
月齢モンスターは総じて強力なので、出現場所にその月齢で行くのは(討伐を狙う時以外は)避けた方が良いでしょう。
※月齢モンスター「はくりゅう」の前に瀕死の一行。
月齢モンスターと戦うなら、相応の覚悟を持って挑みましょう。
今作には、スマホ版 FF4 にあった「デカントアビリティ」は存在しません。
その代わり「バンド」というものが追加されています。
これは複数のキャラクターが協力して繰り出す連係技です。
参加する全員が行動可能になっていなければ準備に入れず、全員が MP を消費し、準備中に誰かが行動不能になるとキャンセルされるといったデメリットがありますが、かなり強力なものがそろっています。
ただし最初から使える訳ではなく、その技を実行できるメンバーがパーティーにいる状態で、何度か戦闘に勝利しなければなりません。
勝利するごとにバンド技の経験値(親密度)が上がっていき、必要量に達すると習得できます。
習得後も勝利する度に経験値が増えていき、使用するとさらに多く得られます。
バンド技のレベルが上がると、威力が増したり消費 MP が軽減されます。
ただ、登場するメンバーが少ない序盤~中盤のシナリオでは、活用できるバンド技は少ししかありません。
バンド技を本格的に使えるようになるのは、各シナリオの主人公が集結する最終章「真月編」になってからです。
よってそれまではあまり考慮しなくても良いでしょう。
しかし真月編になってからは、このバンド技が勝利のカギを握ります。
スマホ版 FF4TA のバンド技の基本仕様は以下の通りです。
- 参加者全員が行動可能になってから、その技の準備(待機時間)が始まる。
- MP は全員が同じだけ消費する。
誰かの MP が足りない場合は使えない。
- 一部のバンド技は特定の種類の武器を装備していないと使用できない。
- 準備中に誰かが使用不可能になるとキャンセルされる。
- 石化、マヒ、眠り、混乱、バーサク、ストップ、戦闘不能になると中断する。
- ほとんどの技は小人やカエルの状態では使用できない。
- 魔法を使う技は魔法使用者が沈黙すると使用できない。
- バンド技参加者がパーティーにいる状態で戦闘に勝利するとバンド技の経験値が上がっていく。
- 未習得のバンド技はこれによって習得できる。
- 戦闘時にそのバンド技を使用すると入手経験値がさらに増える。
- バンド技レベルが上昇すると、攻撃技は威力に補正が付き、補助技は消費 MP が軽減される。
- 魔法系の技でもリフレクでは反射されない。
- 参加者の誰かが「げんかいリング」を装備していると、ダメージ限界(9999)を突破する。(全員が装備する必要はない)
- 一部の技は限界リングがなくてもダメージ限界を突破する。
- スマホ版は誰かが限界リングを装備していると、全員のバンド技が限界を突破するバグ(?)がある模様。
- 月齢の影響があり、どの技で参加しているかで影響力が変わる。
例えば物理攻撃と黒魔法の混合技なら、「たたかう」と「黒魔法」の月齢影響を受ける。
- スマホ版は未習得のバンド技でも、必要な条件を確認することが出来る。
- スマホ版は使わなくてもバンド技の経験値は上がっていく。
- スマホ版は習得に「バンド技を探す」の手順は必要ない。
バンド技の一覧については こちら のページをご覧下さい。
【 FF4 THE AFTER YEARS -月の帰還- 攻略ページ 】
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