このページでは iPhone / iPod touch / iPad 用のオススメできるゲームアプリを、カタログ形式でご紹介しています。
(Android 版があるものはその旨も記載していますが、価格等は iOS 版基準です)
このページでは「アドベンチャーゲーム」を扱っています。
文章を読み、様々な調査や選択を行うことで物語が進んでいくタイプのゲームで、アクション要素は普通ありません。
小説に近いものは「ノベルゲーム」や「サウンドノベル」とも呼ばれます。
スマホやタブレットとの親和性が非常に高いジャンルですね。
なお、アドベンチャーゲームのアプリは大容量のものが多く、本体がメモリ不足になっていると動作やサウンドに不具合が生じることがあります。
もし異常がある場合は 本体の再起動 をしておきましょう。
※ 当初選出していたと「ダンガンロンパ」は iOS8 で、「展覧会の絵」は iOS9 で動作しなくなったため、リストから除外しました。
※ 選出を考えたけど外した次点のアプリは こちら を。
アドベンチャーゲーム 7 選 |
ゴースト トリック
※このゲームは iOS8 以後、起動しなくなっています。
修正される予定もないとの事なので、
「気が付いた時、私はすでに死んでいた」
ゴーストとなった主人公が、時間を少しさかのぼる能力と、物に取り憑く能力を使い、目の前で起こる死亡事故を回避する動画介入型アドベンチャーゲーム。
iPhone に移植されたことで知名度が上がり、多くのプレイヤーから名作と評価されたゲームで、タッチパネルにもマッチしている。
主人公は死者に取り憑くことで、その死の4分前に時間をさかのぼる事が出来る。
そこから死に至るまでの動画が再生されるが、近くの物に取り憑いて動かし、死亡原因を取り除くことで、死の運命を改変することができる。
重いものは動かせず、遠くのものに取り憑くことも出来ないので、部屋にある器具を使って物を動かすなど、目的を達成するために様々な工夫をする必要がある。
動画であるためタイミングやスピードが必要な場合もあり、アドベンチャーゲームには珍しく相応のアクション性もある。
一見恐そうな設定のゲームだが、登場人物がユニークで会話も笑えるものが多く、シリアスさとユニークさがうまく融合している。
また、謎が謎を呼ぶストーリーは思わず引き込まれてしまう。
iOS 版の公開と同時にユーザーから大絶賛されたアプリで、まだやっていない方は是非プレイして欲しいゲームの1つだ。
逆転裁判123HD
弁護士となり裁判で被告人の無実を勝ち取る、映画や演劇にもなった非常に有名な法廷バトル・アドベンチャーゲーム。
逆転裁判シリーズの1作目、2作目、3作目、さらに1作目のリメイク版に収録されていた追加シナリオをすべて含む、大ボリュームのカップリングソフトだ。
調査と聞き込みを行う「探偵パート」と、捜査で得られた証拠品で被告人の無実を証明する「裁判パート」を交互に繰り返して進行する。
探偵パートはコマンド選択式の一般的なアドベンチャーゲームだが、裁判パートでは検事側の証言の矛盾を、その矛盾を示す証拠品を突き付けて証明していく。
殺人事件を扱った推理アドベンチャーゲームだが、登場人物は個性的でユニークな人ばかりで、会話もユーモアにあふれている。
かなり笑える内容だが、その一方でしっかりと推理やサスペンスも備わっていて、ストーリーの完成度が高い。
iOS 版は高解像度に合わせてグラフィックを描き直す「リマスタリング」が行われており、オリジナルよりも高画質になっている。
キャラクターの印象がやや変わっていて、その点に賛否があるが、文字なども含め全体的に見やすくなっている。
アドベンチャーゲームの大定番をまとめて楽しめる、非常にお得なアプリだ。
かまいたちの夜 Smart Sound Novel
ホラーサスペンス推理アドベンチャーの名作「かまいたちの夜」。
夜のペンションで起こる連続殺人事件の恐怖を描いた作品で、サウンドノベルというジャンルを一般化させた、小説家・我孫子武丸 氏の代表作だ。
その作品をスマートフォンやタブレットに最適な電子書籍のスタイルにリニューアルしたのが、このアプリだ。
オリジナルはボタンを押すごとに文章が少しずつ表示されていたが、このアプリはスマホで手早く読めるよう、最初から1ページ分の文章が表示されている。
インターフェイスもタッチパネル用に一新されていて、ページ送りや各章への移動が簡単に行えるようになっており、フォントサイズなども変更可能だ。
電子書籍化されているが、場面に合わせた BGM や効果音が流れ、選択肢が表示される場面も多く、推理を文字入力するシーンなどもあり、サウンドノベルらしさや推理アドベンチャーらしさは維持されている。
背景の写真も一新され、BGM も高音質のオーケストラバージョンになった。
登場人物のシルエットがなくなった点は賛否あるが、画質は高解像度化されていて綺麗になっている。
本格的なミステリー小説で、本編終了後のおまけシナリオも豊富。
プレイする時はぜひイヤホンを付けて、推理と恐怖を楽しんで欲しい。
STEINS;GATE(シュタインズ ゲート)
ストーリーの面白さが口コミで広がり大ヒット、アニメ化や映画化、舞台化なども行われ、数々のスピンオフ作品も登場した有名なノベル(小説)ゲーム。
タイムトラベル型のストーリーだが、秋葉原のオタクの話と、時間と空間に関するオカルト、本格的な物理学的解釈が入り交じる、空想科学サスペンスだ。
選択肢は少なく、ほぼ文章を読み進めていくのみのノベルゲームだが、その文章量は膨大で、しかも全編フルボイス。
人物の表情も頻繁に変わるため、アニメを見ているかのような雰囲気がある。
インターネットスラングと物理学用語が飛び交う内容だが、詳細な用語辞典が付いており、ユルい話と学術的な話が織り混ざっていて、思わず話に引き込まれる。
中盤からはサスペンスの要素も強くなり、選択によっては本編とは異なるエンディングになることもあって、ボリュームも十分だ。
主人公が「厨二病」で痛い発言を連発するため、一般向けのストーリーではないのだが、サブカルチャーが嫌いでないなら間違いなく楽しめる作品だ。
アニメ系のアドベンチャーとしては、近年最も成功しているゲームだろう。
428 ~封鎖された渋谷で~
渋谷で生きる様々な人の活動を描く、異色のサウンドノベル。
2008 年に家庭用ゲーム機で発売された際、多くのユーザーから大絶賛された。
全く接点がなさそうな5人の主人公の物語を随時切り替えながら進行する。
その5人の物語は徐々に繋がっていき、最終的に1つの大きなストーリーとなる。
登場する主人公は、フリーライター、新米刑事、ごろつき風の若者、医薬研究者、バイト中のきぐるみ。
それぞれの物語は完全に独立しているが、誰かのストーリーの選択が他の主人公の行動に影響する場合があり、それを繰り返して途中のバッドエンドを回避する。
背景にはロケを行って撮影された静止画が表示され、その数は圧倒的。
実際の役者を使った写真が次々と切り替わり、テレビドラマと小説が融合しているかのような雰囲気がある。
ボリュームも十分すぎる程で、クリア後のおまけシナリオも用意されており、長く楽しめる作品だ。
サウンドノベルの集大成の1つであり、それをスマホ / タブレットで楽しめるのは非常に嬉しい。
The Lost City(ロストシティ)
自然豊かな四季の森を探索する、シンプルなアドベンチャーゲーム。
とにかくその自然美が見事で、神秘的な BGM も良く、非常に雰囲気が良い。
難易度も適度で、サクサクと謎を解いていく気持ち良さもある。
操作はタッチパネルに最適化されていて、移動も調査もタップだけで行える。
難易度はそれほど高くなく、マップやヒントガイドまで用意されていて、無理にプレイヤーを迷わせようとしていない配慮が伺える。
ゲームの進行に合わせて風景は春・夏・秋・冬とその姿を変え、それぞれの景色が非常に細かく書き込まれている。
水の流れる音などもかなりリアルだ。
アドベンチャゲームと言うより、森を散策することを楽しむ環境ソフトと言えるかもしれない。
ボリュームはそれほどないが、気持ちよくクリア出来るぐらいの長さで、価格も手ごろ。 万人にオススメできる作品だ。
The Room
部屋の中央に置かれた謎の巨大な箱。
この箱を調べまくり、そこに隠されたしかけを解いていくゲーム。
ストーリーがなく、場当たり的に謎を解いていくその内容は「脱出ゲーム」に近いが、非常にリアルで精密に描かれた 3D グラフィックはとても高クオリティーで、そこらの簡易的な脱出ゲームとは一線を画す内容だ。
中央に巨大な箱があり、画面をスライドすると視点を回転させることが出来る。
ダブルタップで拡大、ピンチ操作で縮小が可能で、自由に箱を見回すことが可能。
箱の外観は非常にシブく、大人向きのレトロな雰囲気も魅力だ。
タッチやスライドなどの様々な操作を駆使して、隠されたしかけを探す。
模様や形がヒントになっていたりするため、観察力と洞察力が試される。
しばらく迷っているとヒントボタンが現れ、チェックすべき場所を教えてくれる。
難しい謎もあるが、目の前の箱に集中すれば良いため、それほど難易度が高い訳ではない。
メッセージが英文なのが日本人にとって難点だが、読めなくても問題はない。
旧機種では動かないため対応に注意する必要があるが、それだけのグラフィックを持つ作品だ。
※ iPhone 版は、iPhone 4S 以上、iPod touch 第5世代以上対応です。
※ iPhone 4 以下、iPod touch 第4世代以下は動作保証外です。
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