このページでは iPhone / iPod touch / iPad 用のオススメできるゲームアプリを、カタログ形式でご紹介しています。
(Android 版があるものはその旨も記載していますが、価格等は iOS 版基準です)
このページでは「リアルタイム制のシミュレーションゲーム」を扱っています。
略称は「RTS」で、「リアルタイム・ストラテジー」とも呼ばれます。
常に時間が経過し続けていて、敵と味方が同時に動いている戦略ゲームです。
素早い判断と命令が必要になりますが、待ち時間がないためテンポ良く遊ぶことができ、海外でシミュレーションゲームと言えば RTS の方が一般的です。
このページでは自分(主人公)も兵士となって敵と戦う「ディフェンスゲーム」も含めています。
ただし味方が固定されているものは「タワーディフェンス」として、別のページで扱っています。
※ 選出を考えたけど外した次点のアプリは こちら を。
一本道の RTS |
にゃんこ大戦争
一本の道の左右から兵士を出し合う簡易的な RTS で、ラクガキのようなシュールな見た目の「にゃんこ」たちがバトルする。
可愛いんだかキモいんだか解らないユニークなキャラクターが特徴だ。
見た目は「おバカ」だが RTS としての戦略性も備わっており、キャラクター育成やお宝の収集など、楽しめる要素が満載だ。
時間と共に増えていく資金を使い、敵基地に向けて兵士を繰り出す。
出撃させた兵士(にゃんこ)は前進し続け、敵に遭遇すると自動で戦う。
出撃後の兵士に命令を出すことは出来ないため、プレイヤーがやるのは兵士の購入のみだが、安価で量産できるキャラや射程の長いキャラ、敵の攻撃を防ぐ盾役など兵士には様々な特徴があり、誰をどのタイミングで出すかが重要になる。
勝利すれば経験値を得られ、それを使って好きな「にゃんこ」を強化できる。
各ステージは47都道府県を1つ1つ巡っていく形になっており、敵の基地はその県の特産品や名物を模したものになっていて、それを見て回るのも楽しい。
RTS というややマニアックなゲームジャンルを、遊びやすいゲーム性とユニークな見た目で日本中に広めた、一押しできるアプリだ。
Army of Darkness Defense
アンデッド軍団に襲われた城を守る、一本道のディフェンスゲーム。
兵士を出撃させつつ、自らも敵と戦えるのが特徴で、グラフィックや演出のクオリティーが高い作品だ。
主人公は相応に強く、自分だけでもある程度は敵を撃退できるが、しかし最後まで一人で戦えるほどには強くない。
時間と共に貯まっていく資金を使い、味方の戦士や弓兵を出撃させて、彼らと共に敵の軍勢を押し返していく。
敵を全滅させればクリアになるため、無理に攻め込んでいく必要はないが、ゲームが進むと手強いボスなども現れるようになり、簡単には勝てなくなってくる。
クリアした際に得られる資金で、どの味方をパワーアップさせるかが重要だ。
RTS らしい戦略性と、自分が主力となって戦う面白さを双方楽しめる。
本体は無料で、課金しなくてもオールクリアは十分可能、とてもお得なアプリだ。
LINE 聖犬バトル(Paladog!)
このゲームは「Paladog!」という名前の単体アプリだったが、開発会社と LINE の契約によって、LINE ゲームの1つに取り込まれている。
LINE のアカウントがなければ正常なセーブを行えなくなったが、ゲームは一本道 RTS として完成度が高い。
LINE に取り込まれた事が、ゲームの質を物語っているとも言えるだろう。
※ LINE との契約終了に伴い、LINE 版は公開終了しています。
通常版の公開も終わっているため、現在 iPhone 版は入手できません。
ただ、iPad 専用版と Android 版はダウンロード可能です。
徐々に増えていく食料を使って動物の兵士を雇用し、攻めてくる敵を撃退する。
主人公(パラドッグ)も戦いに参加するが、敵を直接攻撃するのではなく、味方を魔法や指揮効果で援護するのが役割となる。
敵キャラクターはゾンビやモンスターなど多種多様、見た目もコミカルで、ルールの異なる特殊ステージも豊富に用意されている。
戦闘によって主人公のレベルが上がり、様々な特技や装備も得られる。
さらに自分で剣を振り回して戦うダークドッグという主人公も使用でき、こちらだとアクション性が強くなって、ゲームがガラっと変わる。
ステージが進めばユニークで手強いボスも登場、非常に作り込まれたゲームだ。
百人勇者
まおうをたおすため、おうさまはゆうしゃを「てあたりしだいに」おくりだした。
兵士の1人1人が「勇者」であり、彼らに装備を与えて強化し、道の反対側にいる魔王の打倒を目指す、ちょっと変わった一本道の RTS。
他の多くの RTS とは違い、兵士が使い捨てではないのが特徴だ。
左端に王様の城、右端に魔王の城があり、モンスターが攻め込んでくる。
資金を使って勇者を雇い出撃させると、自動でモンスターと戦い始める。
出撃させた勇者に命令を出すことは出来ないが、このゲームの勇者は逃げ帰る場合があり、やられても一定時間で復活する。
購入した装備を与えればパワーアップし、経験値が貯まればレベルも上がる。
与える装備によっては魔法を使うようにもなる。
だんだん魔王の攻撃は激しくなってくるが、勇者を育てれば対抗できる。
効率の良い育成が勝敗の鍵で、ステージは初級から上級、さらにエンドレスモードまで用意されている。
題材がユニークで手軽に遊べ、それでいて奥が深いゲームだ。
本格派の RTS、及び派生型のゲーム |
ザ・セトラーズ
多数の住人をコントロールして生産施設を整え、支配地を拡大し、兵士を雇用して戦争を行う、本格的なリアルタイム・ストラテジーだ。
生産の要素が強い「内政型 RTS」で、戦闘を行うのは最終局面になってからだが、無数の住民や兵士が入り乱れて活動する様子はいかにも本格 RTS らしい。
まずは生産施設を建設し、木材や石材などの資源を調達する。
住民は半自動で行動してくれるが、施設建設には土地を掘り起こす作業者や、資材を運ぶ運搬人、建物を建てる大工などが必要で、施設で働く労働者も必要だ。
生産した資源を加工・貯蔵する施設もあり、生産体制の構築が重視されている。
やや複雑なシステムだが、一般的な RTS よりも戦闘が始まるのが遅いため、敵に邪魔されにくく、それほど焦って開発を行う必要はない。
戦闘だけでなく、町作りも楽しみたい人に向いており、多数の住民がワラワラ動きながら拠点を作っていく様子は眺めているだけでも楽しい。
十分な生産体制が整ったら、武器と訓練所を作って兵士を増やしていく。
最終的には敵勢力の打倒が必要で、数十人、時には百人を越える規模の兵士を派遣して、戦争に勝利しなければならない。
ここまで本格的な RTS をスマホやタブレットで楽しめるというのが驚きだ。
ヒーローズ・オブ・オーダー&カオス
RTS は多数の兵士を指揮するものが一般的だが、プレイヤー自身が「ヒーロー」となり、自ら戦って勝利を目指す、RTS から派生したジャンルがある。
これは DotA 系や MOBA(マルチプレイヤー バトルアリーナ)と呼ばれており、
このジャンルをスマホ / タブレットで本格的に楽しめるのが、このアプリだ。
ゲームのスタイルとしては、RTS よりアクション RPG に近い。
ヒーローを操作して敵兵を倒し、味方と共に敵の拠点や本拠地の破壊を目指す。
経験値が増えればレベルが上がり、資金が貯まれば本拠地で装備も買える。
ただし敵のヒーローもいて、倒されると相手に経験値を稼がれてしまう。
よってピンチの時は逃げなければならないが、相手ヒーローを放置していると味方の兵士はどんどん倒されてしまう。
ヒーローがいくら強くても単身で敵の拠点や本拠地を破壊する事は出来ないため、味方兵士を援護しながら進軍する、RTS らしい戦略要素もある。
このゲームはオンライン対戦がメインであり、3対3や5対5で戦える。
1人用のストーリーモードのようなものはないが、対戦だけでなくコンピューター相手の協力プレイも可能で、ソロプレイでも楽しめる。
本格的な DotA 系をスマホやタブレットで遊べる、時代の進歩を感じるアプリだ。
Battleheart
半自動で戦う味方に素早く指示を出していく、RTS 風の戦闘シーンを持つ RPG。
タッチパネルにマッチしたゲームシステムで、イラスト調のキャラクターも可愛らしく、とても遊びやすい作品だ。
パーティーメンバーをドラッグして移動先や攻撃相手を指示すると、それに従ってキャラクターが自動で敵と戦い始める。
システムはシンプルだが、耐久力がない魔術師が敵に狙われた時、戦士でカバーに入り、僧侶でダメージを回復させるなど、状況に合わせた指示が必要になる。
ステージクリア制のゲームで、勝利すれば経験値と資金を得られ、レベルが上がれば範囲攻撃や全体回復などの特殊スキルを獲得できる。
ショップで装備を新調することもでき、RPG らしい育成要素があって、吟遊詩人や空手家、黒騎士などキャラクターも豊富だ。
様々な攻撃を繰り出すボスも登場し、敵キャラクターもユニーク。
RTS と RPG の良いとこ取りをしつつ、スマホやタブレットに最適化させている、完成度の高い作品だ。
ディフェンスゲーム |
Heroes and Castles
城に攻め込んでくる敵の軍勢を、城の防御兵器と味方の兵士、さらに自身の戦闘によって撃退する、3D 視点のアクション・ディフェンスゲーム。
美しい 3D グラフィックのゲームで、RTS とタワーディフェンス、さらにアクション RPG の要素が合わさった、盛り沢山なゲームだ。
城壁で守られた自軍の城があり、時間と共に資金が増えていく。
プレイヤーは敵と戦いながら、金鉱を増設して収入を増やし、資金を使って兵士を雇い、城壁や攻撃塔を強化していく。
戦士のナイト、指揮官のパラディン、砲撃を行えるエンジニアなど、プレイヤーの職業は複数用意されており、それぞれが異なる特技を持っている。
ただ1人で敵を押し返せるほどには強くないので、城と味方の強化も大切だ。
城壁の上に弓兵が立ち並び、敵に矢を掃射する様子はいかにも攻城戦らしい。
クリア後に得られるポイントでヒーローや兵士、施設の強化を行える。
ステージも豊富に用意されており、長く楽しめる作品だ。
主人公の動きや攻撃はそんなに速くなく、アクション性はあまり高くない。
しかし主人公が強すぎないおかげで、味方と共に戦う楽しみを体験できる。
その他のリアルタイム制シミュレーション |
Plague Inc. - 伝染病株式会社 -
病原体で人類を死滅させる、不謹慎ながら世界中で大ヒットしているゲーム。
戦争のゲームではないが、世界に感染を広めていく病原体と、それを防ごうとする人類の活動は、ある意味「戦い」とも言える。
最初の感染国を選択すると、そこから徐々に感染者が広まっていく。
感染の拡大に応じて病原体の性質を変える DNA ポイントを得られ、これを使ってより感染力と重病率の高い病原体に進化させていく。
しかし人類も黙ってはいない。 悪性の病原体が広まっていることが解ると、治療のための研究と感染拡大防止の取り組みが行われる。
そのままではワクチンが完成し、敗北は決定的となるので、その前に致死率を高め人類を滅亡に追いやらなければならない。
難易度の高いゲームで、慣れていないうちはあっさり治療されてしまうだろう。
しかしその難易度が更なるチャレンジ意欲を湧かせてくれる。
1ゲームがそれほど長くなく適度な時間で決着が付くので、繰り返し遊びやすく、いつの間にかハマってしまう。
演出やインターフェイスのクオリティーも高く、危機感を煽るサウンドも良い。
長く楽しめる作品で価格も安く、非常に中毒性の高いアプリだ。
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