このページでは iPhone / iPod touch / iPad 用のオススメできるゲームアプリを、カタログ形式でご紹介しています。
(Android 版があるものはその旨も記載していますが、価格等は iOS 版基準です)
このページでは「戦略・戦術シミュレーションゲーム」を扱っています。
戦略/戦術シミュレーションゲーム(SLG)は、ターン制のゲームとリアルタイム制のゲーム(RTS)に分かれますが、ここではターン制のゲーム(自分と相手の番が交互に繰り返されるもの)を扱っています。
ターン制のシミュレーション RPG もここで扱います。
RTS やディフェンスゲーム(防衛戦に特化した RTS)なども人気ですが、それらは別のページをご覧下さい。
※ 選出を考えたけど外した次点のアプリは こちら を。
※ Civilization(シヴィライゼーション)は 開発/経営 SLG で扱います。
※ 大容量のゲームはインストール後、一度本体の再起動を行った方が無難です。詳しくは こちら をご覧下さい。
戦略 / 戦術 シミュレーションゲーム (ストラテジー) |
Great Big War Game
「ファミコンウォーズ」や「大戦略」の様な、本格的なターン制の戦術シミュレーションゲームを楽しめるアプリ。
独自のルールがあるためやや戸惑うかもしれないが、デフォルメされたユニークなキャラクターと、それが生き生きと動く戦闘シーン、立体的なグラフィックなどが見事な、クオリティーの高い作品だ。
戦車やヘリコプター、自走砲や駆逐艦などの様々な兵器を「コマ」として動かし、敵軍を撃破して、敵の工場を占領し、相手の司令部や将軍の撃破を狙う。
交互にコマを動かすターン制のゲームであるため、忙しい操作は必要なく、じっくり遊べるゲームだ。
輸送機や補給車による運送・補給、工兵による施設占領など、このタイプのゲームに必要な要素は不足なく盛り込まれている。
攻撃後の移動が可能だったり、高さの概念があるなど、一般的でないルールもあるが、システムを順番に学んでいける構成になっている。
ステージが豊富でバラエティーに富んでおり、見た目やサウンドも良い。
スマホで本格的な大戦略を楽しめる、戦術ゲーム好きなら必携のアプリだ。
欧陸戦争 / 世界の覇者 シリーズ
土地に戦力を配置し、サイコロを振って戦闘を行う、シンプルな戦争ボードゲームに第一次・第二次世界大戦の歴史を盛り込んだシリーズ。
初期作は歴史ゲームの奥深さと、ボードゲームとしての手軽さを両立している。
後期作はボードゲーム的なルールがなくなったが、そのぶん本格的な戦略級シミュレーションゲームになった。
「欧陸戦争」は第一次世界大戦の、「欧陸戦争2」は第二次世界大戦のヨーロッパを舞台としている。
どちらも歩兵や大砲などのユニットを雇用し、敵陣営の領地に攻め込んでいく。
兵種とサイコロの目によって双方の被害が割り出され、要塞や将軍などを付加することで賽の目がプラスされる。
戦略ゲームでありながらルールが解りやすく、遊びやすいのが良い点だ。
ちゃんと「ドイツは戦車が強い」「ソ連は歩兵が安い」などの特色もある。
「世界の覇者 1945」もほぼ同じルールだが、こちらは全世界が舞台。
大日本帝国でアメリカやロシアを相手に、世界規模の戦争を行うことも出来る。
「欧陸戦争3」や「世界の覇者2」はルールが改訂され、本格 SLG になった。
後期作のためグラフィックも綺麗になっているが、内容がマニア向けになったので戦略/戦術ゲームが好きな人にのみ勧めたい。
大戦略タイプのゲームになった「将軍の栄光」という派生作も登場している。
一般向けとしては「世界の覇者1945」が一番オススメだ。
シミュレーション RPG |
XCOM : Enemy Unknown
世界各地で発生し始めたエイリアンによる襲撃事件。
その調査のため各国政府は共同で、エイリアン対策本部「XCOM」を設立した・・・
2012 年に XBOX や PS3 で発売された世界的大ヒット作で、数々の表彰を受けた非常にレベルの高い作品。
そんなゲームがわずか1年で iOS にも移植された事は大きな話題となった。
ターン制の戦術シミュレーションゲームで、銃器とハイテク装備で武装した隊員に命令を与え、エイリアンを撃退していく。
銃撃戦であるため、隊員は壁や障害物に自動的に身を隠す。
その動きは非常にリアルで、ガンシューティングのような動作を見せてくれる。
エイリアンは非常に手強く、突然目の前に現れ急襲してくることもある。
どんなに熟練した隊員でも不意を突かれると一撃で殺害され、それを見た別の隊員がパニックを起こすこともあり、常に緊張感のある戦闘が展開される。
単に戦うだけでなく、エイリアンの生態を調査することも重要な任務だ。
その痕跡を集め、出来るならば生体を捕らえ、基地での研究を進めていく。
各国からの援助を得るため、襲撃された国を支援することも必要だ。
データ量は非常に大きいが、それだけの大作と言うことでもある。
元が家庭用ゲーム機のソフトのため、画面のレイアウトが iPhone 向きではなく、文字が小さいのが難点。 出来れば iPad でのプレイを勧めたい。
FINAL FANTASY TACTICS 獅子戦争
ファイナルファンタジーの名を冠する RPG ではあるが、貧富の格差や権力の対立などを描いた、重厚で歴史的なストーリーが展開される。
向きによるダメージの増減、高度差による射程の変化、待機時間がある特技や魔法など、非常に細かいゲームシステムを持ち、色々な意味でマニアックな内容だ。
フィールドは段差がある 3D グラフィックで描かれており、自由に回転/拡大/縮小することが出来る。
ターン制ではなく、素早さの高いユニットから順番に行動する。
向き・高さ・射線・時間が関係する戦闘はやや複雑だが、ファイナルファンタジーでおなじみの転職システム「ジョブチェンジ」が盛り込まれており、様々な職業のスキルを習得して、好みのキャラ育成を行うことが出来る。
奥深い戦闘システムと自由度の高いカスタマイズ性により、システムさえ理解できればトコトンやり込めるゲームだ。
死んだキャラクターがロスト(消滅)する場合があり、難易度も序盤から高いため敷居は低くないが、FF シリーズだけあって完成度は高い。
当初はハードウェアに起因する問題があり、遊び辛い部分もあったが、iPhone 5 以降の機種なら快適に動作する。 操作の関係上 iPad の方がお勧め。
長く楽しめる本格的なゲームをやりたいのであれば、見逃せないタイトルだ。
ミニ戦略シミュレーションゲーム |
Slay
画面と操作はシンプルだが、高い思考性を持つ簡易 SLG の名作。
とてもスマホにマッチしたゲームで、手軽に奥深い戦略ゲームを楽しめる。
色分けされたマスは各国の領地で、自国領は黄緑色。
同じ色が2マス以上繋がっていれば、それは1つの国家とみなされ、マスの1つに家(首都)が置かれ、マスの数だけ毎ターン収入を得られる。
資金が貯まれば兵士や塔を作ることができ、周囲の土地を守ることが出来る。
兵士で他国の土地を占領し、収入を増やすことも出来る。
ただし敵が守っている土地は、相手より強い兵士で攻めなければならない。
しかし兵士は維持費を毎ターン必要とし、強力な兵士ほど高額になる。
そして収支がマイナスになり資金が底を突くと、その国の兵士は即座に全滅する。
収支管理に気を付ける必要があるが、もし強力な部隊が攻めてきても、相手の領土を分断して収支をマイナスに追い込めば、一気に壊滅させることが可能。
大国や大部隊が一瞬にして崩壊することも多い、ダイナミックな展開が特徴だ。
見た目がシンプルなので画像や文章では面白さが伝わりにくいが、一度やると病み付きになってしまう、高いゲーム性を持つ作品だ。
Lux Touch / Lux DLX
古典的なボードゲーム「RISK」をコンピューターゲーム化したもの。
戦力を配置して他国に攻め込むシンプルなゲームだが、補充される戦力がどんどんインフレしていくため、逆転が繰り返されるダイナミックな展開が特徴だ。
他国に攻め込んで土地を占領すると、ターン終了時にカードを1枚貰える。
このカードを3枚以上集めて特定の組み合わせを作ると、戦力の補充を行える。
使うのが遅いほど補充される戦力は増えるが、やられては意味がないので使うタイミングが重要だ。
戦力がある限り進攻を継続できるので、カードで大きな戦力を得て進軍を続ければ1ターンで大陸を蹂躙することが出来る。
しかしそれは敵も同じ。 その後に相手がカードを使って進攻を開始すれば、取った領土を一気に取り替えされてしまう。
派手なシーソーゲームが繰り返されるが、相手を完全に滅ぼすとカードを奪い取ることが出来るため、それで戦力を補充して一気に勝負を決める事も可能。
他のゲームにはない電撃戦を行えるのが特徴だ。
数多くのマップが用意された有料版もあるが、無料版でも十分楽しめる。
1ゲームの時間も短めで、いつでもどこでも手軽に世界征服ができる SLG だ。
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