このページでは iPhone / iPad 用のオススメできるゲームアプリを、カタログ形式でご紹介しています。
(Android 版があるものはその旨とリンクを掲載していますが、価格等は iOS 基準です)
このページでは「RPG(ロールプレイングゲーム)」を扱っています。
アクション要素の強い「アクション RPG」や、パズル+RPG の「パズル RPG」もここに含めています。
(ただしソーシャルゲームでも別ページで扱います)
RP(ロールプレイング)とは「役割を演じる」という意味ですが、一般に RPG と言うと「キャラクターの成長要素がメインになっているゲーム」を指します。
日本では特に人気の高い、最もメジャーなゲームジャンルですね。
※ パズル&ドラゴンズ はソーシャルゲームのページで扱います。
※ 選出を考えた次点のアプリや選出作の選考理由は こちら を。
メジャー RPG シリーズ |
FINAL FANTASY シリーズ
ドラクエと並ぶ、日本の2大 RPG シリーズ「ファイナルファンタジー」。
革新的なビジュアルとゲーム性で、世界のコンピューターゲームの発展を牽引してきた偉大なシリーズだ。
そのシリーズ作の6作目までを、スマホ / タブレットでも楽しむことが出来る。
最新機器の性能に合わせグラフィックやサウンドが強化されており、システムにも改良が加えられているリメイクバージョンになっている。
FINAL FANTASY( I )は最初期の RPG で、今見ると古く思える部分もある。
しかし当時の雰囲気はそのままで、他の作品のボスが登場する追加ダンジョンもあり、旧来の FF ファン向けの内容に仕上がっている。
FINAL FANTASY II は特異な成長システムを持つ玄人向けの作品。
シナリオ重視である一方で、攻略性の高いゲーム内容を持ち、十分なボリュームの追加ダンジョンとおまけシナリオも加わえられた、長く楽しめる作品だ。
FINAL FANTASY III は 3D グラフィックになっており、見た目も内容も一新。
いつでもキャラクターの職業を変更できる自由度の高いジョブチェンジシステムが魅力の、FF 初心者にもオススメできる人気の作品だ。
FINAL FANTASY IV も 3D グラフィックで、内容はシナリオ重視。
難易度はやや高いが、ストーリーとキャラクターの人気が高く、スマホ版はキャラの特技を継承できる新システムも導入されている。
FINAL FANTASY V は FF シリーズの中でも特に名作の呼び声が高い。
FF3 のジョブシステムをさらに拡張した、自由度とゲーム性の高いシステムを備えており、シリーズ中もっとも RPG として優れていると言われる。
FINAL FANTASY VI は FF シリーズ最高傑作と評されることも多い作品だ。
主人公が入れ替わる群像劇で、ストーリーも特にドラマチック。
3D になる前の FF の集大成だが、スマホ版はグラフィックなどで他に劣る。
FINAL FANTASY IV: THE AFTER YEARS -月の帰還-(FF4TA)は FF4 の続きとなる物語で、FF シリーズでストーリー上の続編が作られるのは珍しい。
章ごとに独立したオムニバス形式の作品で、最後に各章の主人公が集結する。
各作品のストーリーは(FF4TA 以外)繋がっておらず、それぞれ個別の作品として楽しめる。 RPG を語る上で絶対に欠かせない、大定番のシリーズだ。
ドラゴンクエスト シリーズ
知らぬ者はいないであろう、日本の国民的 RPG「ドラゴンクエスト」シリーズ。
日本に長編ストーリーのゲームを根付かせた、偉大な作品だ。
2013 年、望まれ続けてきたドラクエシリーズのスマホ移植が遂にスタート。
初期三部作の1~3、人気の高い4、新作の8が登場しており、新旧のドラクエをどこでも楽しむことが出来る。 丁寧に調整されたゲームバランスは流石だ。
ドラゴンクエスト( I )は日本初の長編 RPG で、勇者1人だけで冒険する。
今となってはさすがに古いが、グラフィックが綺麗になり、バランスも手軽に遊べるよう調整されていて、比較的短時間でクリア可能だ。 入門には良いだろう。
ドラゴンクエスト II は3人で冒険する、パーティー制を初めて導入した作品。
キャラクターの成長を楽しめる優れたバランスは、多くのゲームの模範となった。
ドラクエらしい作りで、今やっても十分に楽しめる、日本の RPG のベースだ。
ドラゴンクエスト III は初期シリーズである「ロト三部作」の完結編。
好きな職業でパーティーを編成でき、転職も可能なシステムは当時絶賛された。
ドラクエシリーズの中で、もっとも名作の呼び声の高い作品と言える。
この3つは「ドラゴンクエスト ポータルアプリ」の中に含まれていて、アプリ内の課金で購入する形になっている。
ドラゴンクエスト IV は章ごとに主人公が異なるオムニバス形式の作品。
キャラクターの人気が高く、スマホ版はグラフィックが 3D になっていて、戦闘時のモンスターもダイナミックに動く。 インターフェイスに優れ、完成度が高い。
ドラゴンクエスト VIII は PS2 で発売されていた近年の作品。
3D 視点のフィールドやダンジョンが特徴で、キャラクターのモーションもまるでアニメのようだ。 しかし戦闘はドラクエらしく、従来通りに楽しめる。
なんと言っても「ドラクエ」だ。 旧来のユーザーには懐かしく、新規のユーザーは名作を体験できる喜びがある。 それがスマホになったというのは感慨深い。
CHAOS RINGS シリーズ
ファイナルファンタジーで有名なスクウェア エニックスが、スマホのために新たに作り上げた携帯機器ならではの特徴を持つ大作 RPG 。
携帯電話の域を超えた圧倒的なグラフィックと、謎に満ちたヘビーなストーリーを持つ一方で、スマホでも手軽に遊べるよう配慮されたシステムを持つ。
敵の出現の有無さえもコントロールできる、斬新な設計の RPG だ。
CHAOS RINGS はシリーズの1作目。 4組のペアの物語が語られる。
主人公が異なるやや短めのストーリーを個別にクリアしていくことで、徐々に真相に迫っていく形になっている。
スマホ向きに作られたシステムは1作目ですでに完成されていた。
CHAOS RINGS_Ω は1作目の外伝で、1作目とストーリー上の繋がりがある。
基本システムは前作を踏襲しているが、1つのペアに絞った物語が展開される。
CHAOS RINGS_II はシリーズ3作目。 前作までとストーリーの繋がりはない。
仲間を生け贄にするというヘビーな物語で、前作までのゲームシステムを踏襲しつつ、必殺技や召喚攻撃などの新しいシステムを加えている。
CHAOS RINGS III は雰囲気も内容も一新され、普通の RPG に近くなっている。
当初は課金ゲームとして作られており、その名残が残るシステムには違和感もあるが、クオリティの高さは相変わらずだ。
スマホでも本格的な RPG を楽しめることを、世界に実証したシリーズと言える。
Wizardry 外伝 ~戦闘の監獄~
コンピューター RPG の原点の1つ「ウィザードリィ」。
その初期のウィザードリィのゲーム性をそのまま受け継いでいるのがこの作品だ。
玄人向けの作品で、油断がすぐ死に繋がる内容はまさに「初心者お断り」。
だがサバイバル RPG とも言えるゲーム性、大人びた渋いグラフィックデザイン、サクサク進行する操作感は、往年のプレイヤーにはたまらないだろう。
版権の問題で原作の魔法名やアイテム名は使用されていない。
しかし名作と名高いファミコン版ウィザードリィのインターフェイスが再現されており、モンスターのデザインも当時と同じ方に依頼されている。
初期のパーティーは非常に弱く、宝箱には恐ろしい罠がしかけられており、ダンジョンで迷子になるとたちまち全滅に直結する。
しかも全滅すると死体はそこに残され、他のパーティーで回収しなければならず、キャラが完全に消滅する「ロスト」に至ることさえある。
しかし「リセット」して直前に戻ることが可能で、これを駆使すれば攻略は十分に可能だ。 さらに強力な装備が見つかればキャラクターは大幅に強くなる。
完全に大人向けで人を選ぶ内容だが、この雰囲気と緊張感、そして成長の実感は、ウィザードリィ以外には真似できないものがある。
※スマホでも遊べますが、字が小さくて見やすいとは言えません。
ここではタブレットなどの大画面機種でのプレイを推奨します。
アクション RPG |
すばらしきこのせかい Solo Remix
現代の渋谷を舞台にした、ヒップホップな世界観の革新的アクション RPG。
元は ニンテンドーDS で発売されていたゲームで、そのため最初からタッチパネルに最適化されたゲームシステムを持っていた。
グラフィティアートなビジュアル、ボーカル入りの BGM、スピーディーで爽快感のあるバトルシーンなど全てが特徴的かつハイセンスで、世界的に賞賛された。
「死神のゲーム」に強制参加させられた主人公がパートナーと共にその謎を追う。
戦闘は「自分をフリック」「敵をタップ」などのタッチパネルらしい操作で行い、バシバシと連続して攻撃することが可能で、やっていて気持ちが良い。
攻撃に使うバッジはなんと 300 種類以上あり、多種多様な攻撃を繰り出せる。
ザコ戦は自分から戦闘をしかけない限り発生せず、一部のボス戦以外は必ず逃げることができるなど、ストレスなく遊べる設計になっている。
装備やアイテムが非常に豊富で、クリア後のやり込み要素も十分だ。
さらにノリの良い様々なジャンルの BGM は非常に評価が高い。
ゲームの特徴であるグラフィックとサウンドを最新の iPhone に合わせて強化したこのアプリは、まさに人気作「すばせか」の決定版と言えるだろう。
オーシャンホーン - 未知の海にひそむかい物
3D の「ゼルダの伝説」をリスペクトしたようなアクション RPG。
フィールドを駆け巡って剣を振り回し、謎を解いて道を切り開いていく、完成度の高い「謎解きアクションアドベンチャー」だ。
美しいグラフィックと優れたゲーム性を持つ作品で、そのクオリティーはもはや家庭用ゲーム機のソフトと比べても遜色ない。
島々を巡りながら、伝説の海獣「オーシャンホーン」の打倒を目指す。
森の島、町の島、古代遺跡の島など、バラエティーに富んだ数々の島が存在し、その中には多くの謎と強敵が待ち受けるダンジョンが存在する。
ダンジョンではブロックを押したり、レバーを操作したり、隠されたスイッチを見つけるなどして、謎を解きながら進んで行く。
パズル性の高い、頭を使う場面が多い。
一方で、敵との戦いは完全なアクションゲーム。
手強いボスも存在し、弓や爆弾などの武器を駆使して戦わなければならない。
ストーリー演出も優れており、本当にスマホ / タブレット版のゼルダの伝説だ。
このレベルの作品をスマホで安価に楽しめるのは、驚きという他ない。
Ravensword: Shadowlands
3D で表現された広大な世界を自由に旅することが出来る「オープンワールド」のアクション RPG。
メッセージは全て英文で、難易度も高く、日本人にとってプレイしやすいとは言えないが、本格的なオープンワールドの RPG をスマホで楽しめるのは驚きだ。
誰もが「これが携帯で遊べる時代なのか」と思う程のクオリティーだ。
フル 3D で描かれた世界は非常に美しく、そして広い。
NPC から「クエスト」を請け負い、それを達成する事でストーリーは進行するが、クエストとは関係ない洞窟や遺跡、砦なども各所に存在している。
世界を旅すること、それ自体がこのゲームの楽しさだ。
初期の主人公は非常に弱く、ネズミ1匹にさえ苦戦する。
しかしレベルを上げ、豊富に用意された装備とスキルを得ることで、好みのキャラクターを育てることができる。
動物を倒して肉や革を取り、日々の生活の糧とするサバイバル要素も魅力だ。
良くも悪くも「洋ゲー」であり、敷居は高いが、解ると非常に面白く、奥深い。
万人向けのゲームではないが、ゲーマーにとっては珠玉のアプリだろう。
パズル RPG |
Puzzle Quest 2
市販のゲームソフトで初めて「パズル+RPG」というシステムを導入した、世界的なヒット作「Puzzle Quest」の2作目。
マッチ3ゲーム(ズーキーパー型のパズルゲーム)と RPG を高度に融合させたその内容は戦略性に富み、RPG らしい成長要素と圧倒的なボリュームを持つ。
巷の簡易的な「パズル+RPG」とは違う、本格的な大作ゲームだ。
ジェムを1マスだけ動かして、同じ色を3つ並べると消すことが出来る。
消すとその色の「マナ」を得ることができ、そのマナを消費して装備したスキルを発動させ、敵にダメージを与えたり、特殊効果を発生させる事ができる。
スキルには使いやすい組み合わせや、特定のスキルの効果を倍増させるものなどがあるため、どれを装備し、どういうタイミングで使うかが重要になる。
スキルに必要なマナを優先して貯めていくことも必要で、パズルとスキルシステムがうまく相互作用している。
グラフィックは非常に細かく書き込まれており、ダンジョンの広さやアイテムの豊富さもかなりのもの。
エンディングまで数十時間を要するボリュームも圧倒的だ。
ゲームのテンポが遅めで、旧機種ではロード時間が長いなどの難点もあるが、これだけのゲームをこの価格で楽しめるのは、かなりお得と言えるだろう。
Might & Magic Clash of Heroes
海外で大絶賛された、元は ニンテンドーDS で発売されていたパズル RPG。
日本では未発売だったが、スマホ版は普通に購入できる。
あまり欧米らしくない親しみやすいキャラクターデザイン、綺麗なグラフィックとサウンド、十分に楽しめるオリジナルのパズル、長期的に楽しめるボリュームなど総合的な完成度の高い作品だ。
中央より下側が自分、上側が敵のフィールドで、交互に自分のフィールドのコマを動かす対戦型のパズル。
同じコマを縦に3つ並べると準備が始まり、数ターン後に正面を攻撃、そこに敵のコマがあれば破壊し、奥まで達すると相手プレイヤーにダメージを与えられる。
準備時間が短い弓兵や、突進力のある騎士など、コマの種類は豊富だ。
コマを横に並べると防壁を作ることもでき、さらに強力で特殊な攻撃を持つ大型のキャラクターも登場する。
ビジュアルやサウンドも良く、ムービーを含む演出面も気合いが入っている。
スマホでは表示が小さく、ややプレイし辛さもあるが、海外で数々の表彰を受けたのも頷ける作品だ。
浮遊大陸バトリクス
失われた大陸を1マスずつ取り戻していく、サクサク手軽に楽しめる簡易 RPG。
ファミコン風のドットグラフィックが印象的で、操作も簡単。
しかし豊富な武器とスキルを駆使する戦略性がある。
公開当初はゲームバランスに問題があったが、アップデートで改善された。
5x5 のマスの中に敵が次々と現れる。
タップで攻撃を行うが、攻撃個所は使う武器によって横3マス、縦2マスなどに変化する。 武器は3つ装備できるため、状況に合わせた使い分けが必要だ。
攻撃準備が出来ると時間が止まるため、選択をあわてて行う必要はない。
武器の経験値が貯まると強化できるが、その際に多種多様なスキルが付く。
これにより攻撃力、攻撃速度、攻撃範囲などが変化するため、同じ武器でも成長後の性質は大きく変わる。
敵の出現パターンと持っている武器に応じた、パズル的な攻略が必要だ。
しかし決して難しいゲームではなく、スピーディーにサクサク進む。
やられても戦闘前に戻るだけでペナルティはない。
勝利するごとに土地が広がり、世界を探索していく楽しみもある。
小粒ながら奥が深い、多くのプレイヤーから支持されている作品だ。
Dungeon Raid
見た目は簡素ながら、ローグ型 RPG(不思議のダンジョン)のような高いゲーム性を持つ、多くのユーザーに支持されたスマホアプリの名作。
同じパネルを一筆書きの要領で繋げていく内容で、パズルとしては簡単だが、豊富な RPG 要素がゲームに深みと戦略性を与えている。
剣のパネルを一筆書きで繋げていくと攻撃力が上がっていき、その状態でガイコツのパネルに繋げると、ダメージを与えて破壊する事ができる。
破壊できなかったガイコツが残っていると、その攻撃力の分だけダメージを受けてしまう。
ガイコツの耐久力と攻撃力はどんどん増し、特殊なボスガイコツも出現するため、単にレベルアップするだけでは早々にやられてしまう。
しかし盾や薬のパネルで防御や回復を行え、コインを集めれば装備の購入も可能、装備に特殊能力を付加したり、レベルアップで魔法を覚えることも出来る。
装備やレベルは毎回1からなので、何をどう活用すれば有利になるのか、ゲームを繰り返す中で模索していく必要がある。
見た目は簡素だが、驚くほどの思考性とハマり度を持つゲームだ。
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