このページでは iPhone / iPod touch / iPad 用のオススメできるゲームアプリを、カタログ形式でご紹介しています。
(Android 版があるものはその旨も記載していますが、価格等は iOS 版基準です)
このページでは「ボードゲーム」「ドイツゲーム」を扱っています。
コマやサイコロを使うスゴロクのようなゲームですが、近年のものはカードを使うものや、サイコロがないものなど、特殊なものも増えています。
こうした近年のボードゲームは総じて「ドイツゲーム」と呼ばれていますが、必ずしもドイツ製という訳ではありません。
このページでは「トレーディングカードゲーム」も含めています。
タッチパネルでも遊びやすい、スマホやタブレットでは人気の高いジャンルです。
※ 選出を考えたけど外した次点のアプリは こちら を。
ボードゲーム / ドイツゲーム 7 選 |
MONOPOLY(モノポリー)
間違いなく世界でもっとも有名なスゴロクゲーム。
登場して一世紀が経とうとしているが、今なお世界中に多くのファンを持つ偉大なボードゲームだ。
スマホ版のモノポリーはボードが 3D で表現されており、コマの動きもコミカル。
刑務所に入るとサイレンが鳴って牢獄が落ちてくるなど、演出も優れている。
同じコースを周回しながら各マスの土地を購入し、その土地に止まったプレイヤーから利用料を徴収できる。
同じ色の土地を独占できれば、建物を建てて利用料を増やすことが出来る。
しかし一人で土地を独占するのは困難であるため、土地の交換や取引のテクニックが必要になる。
モノポリーの楽しさはご存じ方が多いと思うので、今さら言うまでもないだろう。
スマホ版のモノポリーは1回1回のゲームを楽しむのみの内容だが、ハウスルールと呼ばれるルール変更も可能で、Bluetooth 対戦などにも対応している。
価格も安く、ボードゲームが好きな人なら当然注目すべきアプリだろう。
いただきストリート for SMARTPHONE
日本のコンピューターボードゲームと言えば、「桃太郎電鉄」と、この「いただきストリート」が双璧だ。 通称「いたスト」。
モノポリーに「株式」の要素を加えたゲームで、土地の利用料だけでなく、土地に投資することで発生する株価上昇でも儲けを出すことが出来る。
交渉や競売はもちろん、「5倍買い」という店舗の強制買収もあり、モノポリーをより戦略的にしたボードゲームだ。
スマホ版の「いたスト」はシリーズ作の移植ではなく、スマホ用に作られた新作。
追加課金が必要になるが、対戦相手やマップを増やすことも出来る。
金融戦争を思わせるシステムだが、それをやわらげるためかキャラクターは子供っぽくて可愛らしいデザインで描かれており、初期の難易度も抑えられているため、子供から大人まで楽しめる。
長期的に遊べる段位認定モードや、特定の状況での勝利を目指すシナリオモード、トロフィー収集要素などもあり、1人でも長く楽しめるようになっている。
追加マップを含めると相応の価格になるが、高く評価されているゲーム性はスマホになっても健在だ。
桃太郎電鉄JAPAN+
日本でスゴロクと言えば、真っ先に思い付くのが「桃太郎電鉄」だろう。
サイコロを振って日本全国を電車で巡り、各地の名産物件を購入しながら目的地への一番乗りを目指す、解りやすくてユーモラスなボードゲームだ。
スマホ版の桃鉄はガラケー版をベースにしているため、家庭用ゲーム機のものと比べると縮小されているのは否めない。
しかしグラフィックはスマホらしい綺麗なものに改善されていて、極悪非道なキングボンビーの悪行と派手な演出はそのままだ。
縮小版とは言え、桃鉄の面白さは維持されており、最長 20 年までプレイ可能で、人間を交えた最大3人での対戦が可能。
最短ルートを1マスずつ進んでいく「最短ルート」ボタンや、行けるマスを明るく表示する「いけますよ」ボタンなどの便利機能もあり、もちろんカードも豊富。
初期の桃鉄にはなかった、止まるとどこかに飛ぶ「ぶっとび駅」や、しばらく様々な特典を得られる「絶好調」などが存在する。
ただし携帯版の桃鉄には、買った物件を再購入する「増資」はない。
昔ながらのスゴロクをベースに、日本列島を模したゲームボードと、いかにも楽しげなイベントを盛り込んだ桃鉄は、まさに日本人好みのゲームと言えるだろう。
Carcassonne(カルカソンヌ)
2001 年度の「ドイツ年間ゲーム大賞」「ドイツゲーム賞」ダブル受賞作。
ゲームボードがなく、テーブルの上にカードを並べていき、ボードを徐々に作りあげていくのが大きな特徴だ。
iOS 版は綺麗でセンスの良いグラフィックと、心地よいアコースティックギターの BGM を持ち、快適なオンライン対戦も行える、非常に完成度が高いアプリだ。
街や道の描かれたカードを、それが自然な形になるように配置していく。
街や道はコマを置いて所有権を主張することができ、完成すると勝利点を獲得してコマの回収もできる。
しかし完成しなかった場合は点数は半分になり、さらにコマを回収できないため、あとでコマが足りなくなる恐れが出てくる。
カードの置き方によって相手の街の完成を邪魔したり、乗っ取ったりすることができ、奥深い戦略性を持っている。
追加課金により「川」や「聖堂」などの拡張カードを導入することもできる。
iOS 版のカルカソンヌはその高い完成度から、登場以来ずっとドイツゲームアプリの代表格とされてきた。
やや価格は高めだが、ドイツゲーム好きなら必携と言って良いアプリだろう。
Catan(カタン)
1995 年度の「ドイツ年間ゲーム大賞」「ドイツゲーム賞」ダブル受賞作。
このゲームの世界的なヒットにより、近年のボードゲーム「ドイツゲーム」の隆盛が始まる事となった。
日本では「カタンの開拓者たち」と呼ばれており、有名なゲームであるためご存じの方も多いだろう。
iOS 版は追加課金により拡張キット「海カタン」「騎士カタン」を導入することができ、それによりステージクリア型のキャンペーンモードも遊べるようになる。
山や森などの土地の周囲に村を作り、道を伸ばしていく。
サイコロの出目に応じて土地から資源が産出され、それを使って道の先に新しい村を作ったり、村を町に改築することができ、勝利点が増えていく。
土地は早い者勝ちなので、どの方向に道を伸ばして行くか、どの資源を優先するかがゲームのポイントとなる。
資源の交換やカードの購入、盗賊を使った攻撃などもあり、戦略性が高く、他プレイヤーとの相互作用が強いのがゲームの特徴だ。
日本語化されておらず、ルールもやや複雑なため、経験者向けなことは否めない。
しかしカタンの楽しさをスマホで手軽に体験できるのは、ドイツゲームのファンなら見逃せないだろう。
San Juan(サンファン)
2004 年度のカードゲームの表彰「アラカルト・カードゲーム賞」受賞作。
農場や工場を作り、製品の生産と売却を行い、町の規模を拡大させていく開発系のドイツゲームを、手軽に楽しめるカードゲームにアレンジした作品だ。
iOS 版はアプリの完成度が高く、遊びやすいインターフェイスと滑らかなカードの動き、落ち着いた雰囲気の BGM を備えている。
親が決めた「建設」「生産」「売却」などの行動を全員が順番に実行する。
建設なら手札の施設を建てられるが、建設費としてコストの分だけ、手札を捨てなければならない。
生産は建てた施設で製品を生み出せ、売却は製品を売ってカードを補充できる。
建物には様々な種類があるが、誰かが一定数の建物を建てるとゲームが終了するため、選り好みしていると建物を建てきれずに終わることもある。
建てやすいものをどんどん建てたり、特定の施設を狙うなど、手軽なカードゲームでありながら様々な戦法を考えられるのが特徴だ。
1ゲームの時間はそれほどかからないため、ちょっとした空き時間に楽しむことができ、スマホやタブレットに向いている。
遊びやすいカードゲームで村開発を楽しめる、総合的に優れたゲームだ。
Ticket to Ride(チケット トゥ ライド)
2004 年度の「ドイツ年間ゲーム大賞」の受賞作。
ルールがシンプルで解りやすいため、子供から大人まで楽しめる。
その一方で奥深い戦略性を持ち、初心者と上級者の腕前がはっきり分かれるゲームでもある。
iPad 版がメインで、こちらは完全日本語化されている。
iPhone 版は Pocket(ポケット)版になっていて、利用できるマップが少なめ。
しかし通常マップのゲームは iPhone でも遜色なく楽しめる。
カードを引き、同じ色のカードが線路の長さの分だけ集まったら、その路線を自分のものに出来る。
しかし路線は早い者勝ちであり、欲しい路線が相手に取られてしまう場合もある。
「目的地カード」に書かれた都市を結ぶと大きな点が入るが、結べないと減点されてしまうため、相手がどこを狙っているのかを推測し、それを妨害するのも戦略の1つだ。 目的地を読まれないようにする駆け引きも重要になる。
iPad 版はパソコン版のプレイヤーと対戦することも可能で、ユーザーも多い。
追加課金が必要になるが、追加ルールのある新マップを導入する事もでき、アプリの完成度も高く、サウンドや演出なども優れている。
ゲームもアプリも欠点がない、一押しのドイツゲームだ。
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